概要
テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』の劇場版第34作『ロボリィとぽかぽかプレゼント』にて、数多くのロボットたちが平和に暮らしている「ロボ彗星」を占領したばいきんまんが、彗星そのものをだだんだんタイプのバイキンメカに改造して作り上げた 巨大ロボット。
その全高は対峙するアンパンマンたちが蟻程度にしか見えないほどである。
武装も相当に強力であり、頭部に伸びるアンテナ2本は強力なビーム砲をそれぞれ内蔵し、右腕には尖端部にミサイルを備えた巨大ドリルが、左腕は疾雷を散布できるエネルギーキャノンがそれぞれ搭載されている。
活躍
アンパンマン達に先んじてロボ彗星へと向かったロボリィをバイキン草の力で洗脳した上で大スターだだんだん内部にパイロットとして組み込み、迂闊にアンパンマン達が手を出せないような状況へと仕立て上げ、一方的に猛攻を仕掛けて圧倒した。
ところが、コクピットに直撃しそうになった流れ弾をアンパンマンが食い止めたことをきっかけに、ロボリィが、誰かを「助ける」ことの大切さや、しょくぱんまんやカレーパンマンら3人との交流を思い出して自我を取り戻し、さらにアンパンマンの顔を食べたことでバイキン草の拘束を逃れて離脱。
逆上したばいきんまんは自ら操縦権を握り、再びアンパンマンたちに立ち向かうが、カレーパンマンとしょくぱんまんの連携で両腕の武装を、ロボリィのジャイアントスイングで威力を強化したアンキックでアンテナのビーム砲を破壊されてしまう。
しかし、今度は胸部に格納していた秘密兵器の巨大レーザー砲台と、通常のだだんだんと同じマニュピレーター型の両腕を展開して復活し、あろうことかアンパンマン号を屑鉄同然に大破させて新しい顔を焼けなくしてしまう。
このまま行けば勝利は確実だったものの、トドメを刺す寸前で、ドキンちゃんとホラーマンがばいきんまんに内緒で大スターだだんだんの口腔内に建造していた、しょくぱんまんに贈るための巨大オルゴールが起動してしまい、一時的に戦闘不能な状態へと陥ってしまう。
その間に、ロボリィがオーバーヒート覚悟で自ら発熱して新しい顔を焼き上げたことで、アンパンマンが元気100倍で復活。最後はロボリィの気持ちを受け継いだアンパンマン・しょくぱんまん・カレーパンマンら3人のトリプルパンチを喰らい、メカに向けて直接光のエネルギーを注ぎ込まれたことで、ロボ彗星中を覆っていたバイキン草の力を全て浄化されてしまったばかりか、コックピットも異常をきたして爆散。ばいきんまんは様子を見に来たホラーマンもろとも「バイバイキーン」と吹き飛ばされてしまった。
その後ほどなくして、ロボリィは無事に息を吹き返し、アンパンマン号もロボ彗星の住民達の手で完全に修復されて復活。浄化された大スターだだんだんは内蔵されたオルゴール機能はそのままに、元のロボ彗星の形へと再建され、住人達を乗せて再び宇宙のどこかに向けて旅立って行った。
余談
製作者であるばいきんまんが「最強ロボ」と豪語してきたバイキンメカはズダダンダン、スーパーダダンダンモグリンスリー、バイキンアイスロボなど様々あったものの、それら各機の活躍が翳むほどの暴れっぷりを作中で披露しており、歴代のバイキンメカや劇場版アンパンマンの悪玉たちと比較しても戦闘能力は群を抜いている。
前に大型のだだんだんとして、ジャイアントだだんだんが登場したが、大きさは圧倒的にこちらのほうが大きい。
ロボキングがラスボスのメカとして登場する予定だったが、急遽事情があったのか大スターだだんだんに変更。ロボキングはバイキンマンの変装として取り扱われることとなった。