アンパンマン映画第26作。
テーマは「ふるさと」、「望郷と故郷の再建」。
原作者のやなせ先生は亡くなってしまったが、原作となった絵本『アンパンマンとリンゴぼうや』を描いていた。
東北はりんご農家が多いことから、りんごのキャラクターが多く登場する。
おはなし
たくさんのりんごがある島、アップルランドに住むりんごぼうやの憧れは、かっこいいヒーロー。ある日、島のりんごが毒りんごに変えられてしまい、りんごぼうやは世界一大きなりんごの実をつける魔法の種を手に入れるべく旅に出ることに。そして、りんごぼうやと出会ったアンパンマンと一緒に、世界中のりんごを毒りんごに変えようとする黒マジョのマジョーラを相手に戦うことになる。
登場キャラクター、メカ
・ピクルス
・SLマン
・ばいきん仙人(名前のみ)
・ミミ先生
・カバオ
・ウサコ
・アンパンマン号など
ゲスト
・りんごぼうや…羽が弱くてあまり遠くまで飛べない。だからリンゴバルーンに乗って飛んでいく。悪者を退治するヒーローを憧れるも考え方が変わっていく。
・りんごちゃん…りんご村に住んでいる。初登場時とは異なり、オーバーオールを着ている。また、ばいきんまんに好かれることはなかった。
・アップルランドの住人
・マジョーラ…白雪姫に登場した悪役の魔女。正体は、ストローこうもりの集合体。バイキンメカ・ぺろりだだんだんと同じくらいの大きさ。
・ストローこうもり…他作品と異なり、ばいきんまんの仲間でもアンパンマンの仲間でもなく、和解もない。体の色は紫ではなく黒。他作品では、りんごの敵として登場しても操られていたということで和解するオチがあった。
・ぺろりだだんだん
特色(劇場アニメ)
①オープニングでは、アンパンマンがばいきんまんからみんなを助けるシーンである。
②本当のヒーローはカッコ悪く、弱い、そして深く傷つくといった作者の思いが本作でも描かれている。
③3年ぶりに強制変身される展開が見られる。本作ではアンパンマンも7年ぶりに強制変身に遭いりんごとなってしまうが、ホラーマンのみ例外。
④エンディングは久々にダイジェスト中心だが、やなせうさぎがタップダンスをするオリジナル映像が特徴的。
特色(原作絵本)
①前半のぺろりだだんだん戦では、ストローこうもりが現れ、アンパンマンの顔を汚す。
②リンゴぼうやのふるさとは、リンゴむら。
③SLマンの運転をしたのはりんごのキャラクター。
④マジョーラは登場せず、ぺろりだだんだん戦の翌日にリンゴバルーンをみつけて帰ってEND。
関連タグ
よみがえれバナナ島(復興)、とばせ!希望のハンカチ(希望)…復興三部作のほかの2作。