概要
1990年7月14日に公開された映画それいけ!アンパンマンシリーズの第2作。
あらすじ
今日もアンパンマンに倒されたばいきんまんは彼に仕返しするためにばいきん仙人から何でも願いを叶えるメコイスの壺の伝説を聞いた。その後ばいきんまん達はだだんだん3号を利用して、メコイスの壺を手に入れようと、壺の眠る西の砂漠のメコイスの塔へ向かった。その頃、アンパンマンは西の砂漠でヤーダ姫と出会う。姫は滅びてしまった故郷のヤーダ国を救うためにメコイスの壺を探しに来たのであった。そしてアンパンマン達とばいきんまんのメコイスの壺の争奪戦が始まった。
登場キャラクター、メカ
- アンパンマン
- ばいきんまん
- ジャムおじさん
- バタコさん
- めいけんチーズ
- ドキンちゃん
- ばいきん仙人
- しょくぱんまん
- カレーパンマン
- どんぶりまんトリオ
- ひのたまこぞう
- ハンバーガーキッド
- ピクルス
- あかちゃんまん
- 鉄火のマキちゃん
- らーめんてんし
- ミルクぼうや
- ドーナツマン
- アンパンマン号
- もぐりん
初登場のキャラクター、メカ
- だだんだん2号…何でも壊す怪力が自慢。だだんだん1号より大きく、ペンチ型の両手と4本の角がある。OPのお祭りのみ登場。
- だだんだん3号…本作では、だだんだん2号を改良したもので、外見も2号と同じ。なんでも破壊できるレーザー光線が備わっている。
- ヤーダ姫…ゲストヒロイン。
- レッサー
- ヤーダ機
- へんしんだま…ばいきん仙人がばいきんまんに授けた怪物に変身できる玉。赤と緑の2種類があるが、特殊能力は3回までしか使えない。
- バイキングモ(赤)…特殊能力は蜘蛛糸の生成。ちなみに当時のばいきんまんは蜘蛛が嫌いで、本人はこの姿を見て気持ち悪がっていたが、その後克服したのか、蜘蛛モチーフの機械を作るようになった。
- バイキンドラゴン(緑)…特殊能力は火炎放射。
- ばいきん大魔王…メコイスの壺で変身した姿。だが……
特色
①題名から、ばいきんまんが主役っぽいがヤーダ姫がもう一人の主人公になっている。
②敵からの強制変身、固めに遭う展開はなく、今ではメロンパンナやクリームパンダの活躍であまり目立たなくなったキャラクターたちが揃ってアンパンマン達を応援したり、ばいきん大魔王の動きを阻止したりしている。
☆前作との比べて
①OPは「アンパンマンのマーチ」のテレビアニメ版(2番)になっている。
②OPはアンパンマンがばいきんまんの悪戯を止めるシーンであり、今後の映画では似たシーンが多く出る。
③前作でさかさまんに捕まったせいか、ばいきんまんはクモ(足の数は3対)に変身した際は嫌がっていたが、すぐに慣れた。
④前作に比べればどんぶりまんトリオが活躍している。てんどんまんは引き続き、頭の中身を失って(本作ではアクシデント)、かまめしどんたちにご飯を分けてもらっている。
⑤前作に引き続き、ひのたまこぞうがジャムおじさんから話を聞いて、アンパンマンの援護をする。らーめんてんしも彼に続いて活躍している。
⑥前作と異なり、アンパンマンが自らばいきんまんに勝負を提案している。
⑦前作と同様、映画のアイテムが、持ち主によって強力な力を出す(主に2パターンで善と悪で区別される)。光のアンパンチは発揮されず、アイテム独特のパワーで解決する。
⑧話の長さは、70分で前作の次に長い方。EDは「勇気りんりん」のフルコーラス。