概要
変身ジャンルの一部で、敵の攻撃を受けたり 罠に引っかかってしまったりなどを理由に、本人が望まない形で強制的に変身させられてしまう様子を指す。
transfur(獣への変身)で扱われるシチュエーションの多くもこれに該当している。
変身ヒーロー・ヒロインものでは、他者から無理やり変身アイテムを着けられたり操作されたり、あるいはアイテムが自動的に作動したりして無理やり変身させられるケースも該当すると思われる。
該当作品群
神話
ギリシャ神話
主にアルテミスが関わる伝承が顕著で、被害者にはカリストやアクタイオンなどがいる。
また、死者を植物(=アドニス、ナルキッソス、メンテ等々)や星座(=オリオン座、蟹座、獅子座等々)などに変える伝承も幾つかある(ただし、後者は生者に対しても行われる=大熊座等が該当)。
サブカル全般(五十音順、『~版』と銘打たれている場合、シリーズ名称で記載)
暴太郎戦隊ドンブラザーズ
戦隊メンバーに選ばれた者は事件が起こると現場に一方的に転送され、勝手に変身させられて戦った後に元の場所に戻される。
劇場版アンパンマン
第6作『リリカル☆マジカルまほうの学校』では、ばいきんまんが大魔法を悪用し、みんなをさまざまな物に変えてしまう(家具や人形、かびるんるんetc)。
その映画の後から、本編では、敵の特殊な能力によって変身されてしまい、残った主要キャラクターが壁を超える展開が定番となる。もちろん例外作もある。
本編:第9作(ピラミッド→ピラミッド化)、第11作(鉄球→球体化)、12作(ヒトデ化)、13作(泥人形化)、15作(黒い鳥)、16作(ねこ化)、17作(イモムシ化)、18作(かびるんるん化)、19作(気味の悪いシャボン玉、拘束に近い)、20作(花)、22作(ひよこ)、23作(UFO)、26作(りんご)、27作(ランプ)、28作(ぜんまい仕掛のおもちゃ)、29作(塔)、30作(流れ星)、31作(アイス)、32作(雲)、35作(小象)
外見が変わって行動不能になることから、石化や氷漬けなどの「固め」が「強制変身」の一部として扱われることもある。
ウルトラシリーズ
ウルトラセブンを筆頭に、人間態が「ウルトラ戦士が人間に変身している」との擬態系のパターンも存在しており、ウルトラ戦士の姿になることは「変身」ではなく、「変身解除」が正しい。そのため、ダメージを重ねると人間の姿になる戦士や、『本来の姿に戻れる時間が限られている』設定の戦士も存在しており、この場合は「人間態への強制変身」に相当するだろう。
仮面ライダーオーズ
エイサイヤミーの能力で骨抜きにされた火野映司に対して、アンクと泉比奈が強制的に変身操作を行ってオーズに変身させ、正気に戻すエピソードがある。またプトティラコンボには何度もメダルの力で強制変身させられた。
クレヨンしんちゃんシリーズ
第1作では敵の攻撃により、しんちゃんの仲間や周囲の住民たちがハイグレ星人にされてしまった。
けんぷファー
主人公である瀬能ナツルは男性であるがケンプファーになっている。そのため状況次第では強制的に女性の姿になる(詳細は瀬能ナツルの記事参照)。
シャウトデザインワークス作品群
東京魔人學園シリーズには陰陽や五行などの概念があるが、それらのバランスを意図的に崩した(あるいは崩された)状態を『変生』と呼称され、一部の敵キャラクターは黒幕によっては強制的に変生させられてしまうケースがある。
また、味方サイドには四神の力を備える者達がいるが、その内の1人は覚醒直後は力の制御ができなかったため、獣人めいた姿になって暴走してしまうと、強制変身に近い状態になったエピソードがある。
また、兄弟作品に相当する九龍妖魔學園紀では、条件がそろうと老人めいた姿になる呪いを受けた人物や、洗脳された形で『学園のファントム』と化した青年などが登場している。
ロトの紋章
他者を強制変身させる呪文「モシャサス」が登場する。アルス一行はこれを用い、魔物の追っ手がかかった際はその一部を自分達の姿に変身させ、追っ手の仲間達と同士討ちをさせて追跡を振り切った。
ワリオシリーズ
作品によっては敵の攻撃で一時的に強制変身を喰らうケースがある。この時にしか出来ない行動は多く、謎解き手段として活用する。
関連タグ
変身/transformation/TF 変化 魔法 呪い 神罰 強制