東京魔人學園伝奇シリーズ
「東京魔人學園伝奇」(とうきょうまじんがくえんでんき)は、1998年6月16日にアスミック・エースから発売されたプレイステーション用ソフト「東京魔人學園剣風帖」を第一作とする学園伝奇ジュブナイルゲームシリーズ、およびその世界設定を共有するコミックス・小説・CDなどの総称である。
製作はシャウトデザインワークス。
総監督は今井秋芳、キャラクターデザインは小林美智、南志安永(外法帖・符咒封録のみ)。音楽は新田高史。
2004年9月16日にアトラスより発売されたプレイステーション2用ソフト「九龍妖魔學園紀」は、東京魔人學園伝奇と同じシャウトデザインワークスの製作によるゲームであり、世界設定を共有しているほか、東京魔人學園シリーズと関係を持つキャラクターが複数登場している。
また、アークシステムワークス発売の「魔都紅色幽撃隊」も今井監督による同じ世界の作品である。
感情入力システム
RPGに多く見られる「主人公=プレイヤー」という方式を取っており、プレイヤー固有の主人公像を作り上げてもらうため、主人公には公式な容姿の設定はない。
登場人物たちとのやり取りは【愛・友・同・喜・悩・怒・悲・冷】の8種類(加えて【無視】もできる)の『感情入力システム』」で感情を表現する。敵に愛を囁いたりヒロインに対して怒りや冷たさをぶつけるなどの破天荒な性格にすることも可能。
【愛】:愛情を込めた返事。やたらと使うと気持ち悪がられることもある。
【友】:友好的な返事。ほとんどの場面では無難な選択肢。
【同】:うなずく。感情のこもらないただの同意として使われやすい。
【喜】:喜ぶ返事。仲間が大変な目に遭った時に使うと怒られることもある。
【悩】:悩む状態。完全には同意できないときなどに用いやすい。
【怒】:同意できない意見に対して腹立ちを表現する。
【冷】:感情的でない否定や、冷たい返事として表現される。
【悲】:話題に対して同情や悲しみを表現する。
【無】:何も押さない(もしくはスタートボタンを押す)と無視の扱いとなる。
登場キャラクター
「剣風帖」に登場するキャラクターは東京魔人學園剣風帖を参照。
「外法帖」に登場するキャラクターは東京魔人學園外法帖を参照。
シリーズ
『東京魔人學園剣風帖』:シリーズ第一作。現代日本の学園を舞台とした伝奇ジュヴナイル。三部作構成としては「人の章」に相当する。
『東京魔人學園外法帖』:第二作(天の章)。時代設定的には最も早い幕末期を舞台としており、前作の登場人物の先祖が登場した。
最終作(地の章)『東京魔人學園帝戰帖』の制作が発表されたが、2010年7月に発売中止が発表となった。前2作のミッシングリンクとして昭和初期が舞台となるはずだった。
派生作品
- 『東京魔人學園剣風帖朧綺譚』:剣風帖のファンディスク。メインキャラクター全員分のエンディングや外伝など、本編の補完がなされた。剣風帖と同一パッケージとなった『東京魔人學園剣風帖繪巻』も発売。
- 『東京魔人學園符咒封録』:ワンダースワン、ゲームボーイアドバンスのトレーディングカードゲーム
- 『東京魔人學園群星伝』:携帯アプリの格闘ゲーム
- 『東京魔人學園妖都鎮魂歌』:剣風帖に登場した壬生紅葉が主人公のスピンオフドラマCD・漫画。
- 『東京魔人學園双龍変』:剣風帖の続編に当たるライトノベル
TVアニメ
『東京魔人學園剣風帖 龖』:2007年にアニマックスにて放送。ゲームに見られるジュヴナイル要素や一昔前の古き良き青春ドラマの雰囲気は全く見受けられず、所々に陰鬱なシーンやグロテスクな表現があるなど、ゲームとの類似点は希少である。
関連タグ
シリーズ別タグ
表記揺れ
組織、グループタグ
カップリングタグ
男女カプ:剣風帖/龍麻アン子/犬アン/壬生紗夜/主紗夜/主小蒔
百合:
その他タグ
九龍妖魔學園紀(黄龍妖魔學園紀)/魔都紅色幽撃隊/学園伝奇ジュブナイル