概要
人間(エルフ等の人間型種族も含む)が非生命体である人形になってしまう作品に付けられるタグ。
人形になる手段については、魔法、ナノマシンやサイボーグ化、改造手術などの超科学、病気や体質など多様だが、R-18Gにあたることも少なくない。
肉体そのものが別の材質に変化していくものもあれば、元々の肉体はそのままに憑依などの形で人格が移動するものもある。
人形化後のサイズに関しては特に定義はなく、ストラップサイズから着せ替え人形、等身大など様々。素材に関しても同様で、基本といえる木材やプラスチック、布地、粘土、ソフビなどまちまちで、その素材ならではの特性を活かした作品も多い。
人形化後は、あくまで非生命体であるが人型ということから、全く動けない固め系の作品になる傾向が多かったが、近年は球体関節や柔らかく曲がる素材を取り入れることで動けるという作品も増加しつつある。
なお、行動不能な固め系の人形化でも当人の意志や精神、魂は存在していることが少なくなく、なんらかの手段によって他人との会話が可能という場合も多い。
人形と同じく何かを模した造形物である像への変化との区別が難しい所があるが、像とよばれるようなものへの変化の場合は石化など、主に「固め」ジャンルで扱われている。また、材質が石、金やブロンズ、氷などの像に使われやすい素材になる。
なお、催眠・洗脳系および時間停止のジャンルにおいて、対象を意志を喪失した状態にすることを比喩的に人形化と呼ぶケースもあるが、タグでは混同させないようにする方がいいだろう。
別の意味
既存の版権キャラクターを模した人形のイラストにも使えそうである。
この場合物品化との区別のためにモデルとなった本人を描くこともある。
サブジャンル・近縁
ぬいぐるみ化 マスコット化 フィギュア化 マネキン化 ドール化 ダッチワイフ化
パペット化 ラバードール化 セクサロイド化 こけし化 ダルマ化 案山子化
関連キャラクター/能力等
※作品名50音順
- 廻談詣り(アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ)…デレステの楽曲MV内の演出。依田芳乃と白坂小梅が人形役として登場し、ユニット配置で右から2番目のアイドルを暗闇の空間に閉じ込めた末に人形化させるという内容。実際に人形化したわけではないが、MVのストーリーとして人形となった上で終わる展開である。
- マネキン妖怪/首人形(悪魔くん(旧実写版))…対象をマネキン化するガスを吐く。
- サイミンダブラー(宇宙刑事ギャバン)…催眠術で対象を人形に変えてしまう。
- 不思議獣メリメリ(宇宙刑事シャイダー)…人形化光線を使い子供達を人形に変える「マリオネット作戦」に従事する。
- ザナディウム光線(ウルトラマンX)…命中した対象をスパークドールズという人形に変えてしまう。
- ダークルギエル(ウルトラマンギンガ)…ダークスパークから放たれる光線を浴びた対象の命の時間を止めてソフビ人形のような姿に変えてしまう。ダークルギエルが生きていると認識した対象ならほぼなんでも人形に変えてしまえるようだ。これをギンガスパークやダークスパークでリードすればその対象に変身できる「ウルトライブ/ダークライブ」が可能。
- アトラー星人(ウルトラマンレオ)…あらゆる生物を蝋人形に変えてしまう。
- 仮面ライダーディケイド(オールライダー超スピンオフ)…たいら一平という男性がディケイドへの変身を試みた所、なぜだかソフビのディケイドになってしまった。
- ビバブー(海賊戦隊ゴーカイジャー)…魔法の杖で人間をフェルト人形に変えてしまう。なお、人形に変えられた者は特定の呪文で元に戻すことが出来る。
- ゴーストカー(鬼太郎国盗り物語)…飲み込んだ人間の生気を吸って動き、フロントガラスにぶら下がる人形に変えてしまう。
- オーキス(グランブルーファンタジー)…もともとはオルキスという人物に生じた第二の人格であり、同じ肉体にはオルキスかオーキスどちらかの人格しか残せない二者択一を迫られる……というところを、二人格とも存続させるため、新造した人形の体にオーキスの人格を移し替えた。害意や事故でなく、平和的な理由で人形化を行った珍しい例。
- 一刻堂(ゲゲゲの鬼太郎)…言霊の力で目玉おやじを人形に変えてしまった。
- ヒ一族(ゲゲゲの鬼太郎)…妖怪達を人形に変える恐ろしい力を持つ。
- 麻桶毛(ゲゲゲの鬼太郎)…対象の精気を吸い取って雛人形に変えてしまう。ゲームオリジナルキャラである肉人形も市松人形に変えてしまう能力を持っている。
- 鍵道化師(五星戦隊ダイレンジャー)…あらゆる鍵を開ける妖力で、子供の心の鍵を開けて魂を奪い人形に植え付け操る作戦に従事する。肉体を変化させる訳ではないので元には戻せる。
- アオニンジャー(手裏剣戦隊ニンニンジャー)…魔法の使い手で対象を人形に変える事も造作もない。
- テレンス・T・ダービー(ジョジョの奇妙な冒険第3部)…自分とのゲーム勝負で負けた相手の魂をスタンド能力で抜き取り、負かした相手の姿に似せた手製の人形の中に閉じ込めてコレクションしている。対象を肉体ごと人形化させているわけではない。
- デーモン小暮(聖飢魔II)…お前も蝋人形にしてやろうかー!!
- スマッシュプレート(大乱闘スマッシュブラザーズX)…投げつけると敵がフィギュアになってしまう。また、『X』のストーリーモードでは負けたファイターはフィギュアに戻ってしまうという設定がある。
- 狂乱の魔術師(ダンジョン飯)…ダンジョンの主ゆえに古代魔術で魂魄に干渉することができ、ライオス一行と接触したヤアドの魂を人形に移してしまう。
- ストーンリバー(探偵オペラミルキィホームズ)…目が合った相手をマネキンにしてしまう「人形化」のトイズ(任意で発動できる超能力)を持つ。直射日光に当たると元に戻る。
- ワシの力じゃ(ちいかわ)…ちいかわトリオたちの魂を抜き「なんとかバニア」という人形に封印してしまう。
- サンタクロース(チェンソーマン)…触れた人間を「人形の悪魔」の力で強制的に人形へと変化させ自在に操る。一度人形にされてしまえば人間に戻る術は無い。
- チャールズ・リー・レイ(チャイルドプレイ)…ブードゥーの秘術によってグッドガイ人形に自らの魂を移してチャッキーとなり、後に恋人のティフも人形に変えた。
- スナイパーキャット(鳥人戦隊ジェットマン)…狙撃した対象をチェスの駒型の人形に変えてしまう。
- ピエモン(デジモンアドベンチャー)…白い布のようなものを被せることによって人形化させる技を使用。
- エクスティラノモン(デジモンゴーストゲーム)…本作ではブラックマターに当たった敵を悪趣味なデザインの人形に変える効果を与えられている。
- オタッキーマン(とっても!ラッキーマン)その名の通りオタク趣味のキャラクターで美少女をフィギュアにしてしまうアブナイ趣味を持つ。
- 人形(ドールズ)…スチュアート・ゴードンが監督した米国のホラー映画。
- クウォータ星人ダゴネール(特捜戦隊デカレンジャー) … 特殊な杖によってフィギュア化。フィギュア化された者は一定時間後元に戻れなくなり「フィギュア化致死」となる。
- ハンタジイ(動物戦隊ジュウオウジャー) …狙撃した相手を人形に変える特殊ライフルを持つ。
- ルード(ドラゴンボールGT)…目からの光線によりフィギュア化し、体内に取り込む。レギュラー陣ではパンがフィギュア化された。
- コナキジジイ(忍者戦隊カクレンジャー)…孤独感を埋める「世界一の家族」を作るために、人から奪った魂を人形に込めてしまう。
- 人形師トゥーロン/魔王スーテック/マグルー博士(パペットマスター)…生きていて動き回る人形を作る秘術を持つが・・・
- シャコウカイ(美少女戦士セーラームーン)…自身の開催したプリンセス・セミナーに合格した令嬢たちを、魔界の貝から射出した蝋液で緑色の蝋人形に変えてしまう。
- ヒスイ仮面(秘密戦隊ゴレンジャー)…開発させたヒスイカビを空中から散布し、人間をヒスイ人形へと変えて殺してしまおうとする。
- ウェディングドレスオルグ(百獣戦隊ガオレンジャー) …対象をマネキンに変えてコレクションしていた。
- 置換魔術(プリズマ☆イリヤ)…対象の精神を人形に移し替える。これはぬいぐるみでも対象となる。実はこれ、『Fate/staynight』のあるエンドが元ネタである。
- トッペマ・マペット(ヘンダーランドの大冒険)…その正体はメモリ・ミモリ姫が人形に魂を封じ込められた存在。
- 孫天君(藤崎竜版封神演義)…彼固有の空間宝貝「化血陣」の中に引き込んだ相手とゲーム勝負をし、負けた相手をオモチャに変えてしまう。被害者は孫天君が死亡するか化血陣の効力を解除すれば元に戻るが、化血陣は孫天君が陣の産物を自由に操れる特殊空間(一例として、神経衰弱で裏にして伏せられたトランプの札を後から全部同じ絵柄や数字に変えてしまえたり)であり陣内で行われるゲームでも孫天君がインチキをし放題で、さらに陣内のオモチャ(オモチャ化された被害者含む)を自由に自爆させることも可能(ゲームを無視して暴力による実力行使を仕掛けてきた相手に対し、オモチャ化の被害者をこれを理由に人質にできる)だったりと、非常に悪質。
- ナツメ(『ポケットモンスター』無印編24話) … カスミとタケシを、人形ごしの一睨みでマスコット化。第22話では縮小も。超能力というより魔法?
- マネキン邪面(魔進戦隊キラメイジャー)…当初は撫でた者を固めるだけの能力だったが、ヨドンナによって寿命と引き換えに完全なマネキン化能力を得る。
- 人形じいさん(魔法人形)…秘薬で少女を美しさの絶頂の時期に人形にして美を永遠のものにする。……という設定。
- 主人公/闇(ミスティックアーク)…主人公のコマンド「フィギュア」で弱らせた敵をフィギュア化できる。なお主人公やその仲間達も開始直後は闇によってフィギュア化されていたが女神によって目覚めた。
- 圧縮冷凍(未来戦隊タイムレンジャー)…未来世界で死刑制度が廃止されている為に、犯罪者を冷凍縮小するために発達した技術であり、タイムレンジャーはこれで脱走したロンダー囚人を逮捕する。厳密には人形化とは似て異なるものの、圧縮冷凍された囚人の姿はさながらフィギュアのようでもある。性質としてはこちらに近いだろうか。
- 地獄博士(妖魔夜行) … 作中作の悪役で子供を人形に変えて攫ってしまうが、演者によって重くて大変であったからという理由が語られた。しかし昭和初期に帝都の子供達を恐れさせた同様な妖力を持った妖怪がおり・・・
- 天道あかね(らんま1/2原作38巻第2話)…鳳凰山の王子・サフランの金蛇環に触ってしまったことにより人形化、最終回、呪泉の水を浴びたことでようやく元に戻る。
- シュガー(ONE PIECE)…超人系悪魔の実「ホビホビの実」の能力者で、敵対者をその能力によって「しゃべって動き回るオモチャ」に変えてしまう。オモチャに変えられてしまった者は、能力が解除され元の姿に戻るまでの間、世界中の誰もからかつての自分のことを忘却され思い出せなくされてしまう。