概要
第1、第4話に登場。
後のモモレンジャーとなるペギー松山が所属していたイーグル北海道支部を壊滅に追い込んだ仮面怪人で、虹色を思わせるポンチョを着用した顔が荒削りの鉱石に覆われた姿をしている。武器は鉱石を模した棍棒。デザインの元ネタはマヤ文明のパレンケ遺跡にて発見されたパカル王の遺体にかぶせられていたヒスイの仮面と思われる。
用心深い性格のようで、出陣の前にはゴレンジャーの情報をリサーチし、自分が殺り逃したペギー松山を警戒している事からもそれが窺える。しかしながら、細かな所で詰めが甘く、これが彼の命運を決定づける事に…。
目的は占拠した無藤研究所で製作した人間をヒスイ人形に変えてしまう恐るべきカビ(…カビ!?)「ヒスイカビ」を気球を使ってばら撒く事にある。研究所から逃げ出した研究員(というよりどのみち死ぬと考えたので放置した)がヒスイカビで死亡した事を訝しんだペギーが研究所に潜入した為、無藤博士に化けてペギーからの質問ものらりくらりと躱したが、地下室に閉じ込められた本物の研究員のSOSを聞かれてしまった為に、ゾルダーを仕向けてペギーを地下室にぶち込む。その地下室では通信機が全く意味をなさないという念の入りようであったが、近隣住民のヨーロッパに行っている事になっているはずの博士を庭で目撃したという情報が連絡員の耳に入った事で残りのゴレンジャーが出動し、囚われの身となった人々を救出される。おまけにペギーに対して作戦の詳細を明かしてしまったものだから、アオレンジャーにまんまとカビを奪われて作戦が丸潰れになってしまう。(ご丁寧に「ザンネンデシタ」と煽られる始末。)
これはダメだと悟ったか、気球に乗って撤退を目論むが、ゴレンジャーストームで撃墜されて最期を迎えた。
余談
第4話のゲストとして「仮面ライダーX」でアポロガイストを演じた打田康比古氏が出演している。
彼のポンチョと同種のものを後に赤面仮面・アオガメダブラー人間体・副官ブーバ・ヘンリー楽珍・バウンティキラージャンゴ・氷室幻徳らが着用しているが同一のものであるかどうかは不明。