「レッツチェンジだ!」『OK!』
『チェンジマン!』
『電撃戦隊!チェンジマン!』
概要
スーパー戦隊シリーズ第9作目の作品であり劇中に登場するヒーローである。本作品では伝説獣をモチーフとし、単なる勧善懲悪ではなく、敵幹部のエピソードも取り上げられている。
本作品では宇宙的なSF色の濃かった前作『超電子バイオマン』や、従来のシリーズのヒーローとの差別化を図りシリーズそのもののマンネリを防ぐため、自衛隊をベースとした「ミリタリー性」や「ヒーロー」の若さなどといった要素を前面に押し出す形で企画されている。
当時としては異例のチーム編成であり、レギュラーカラーの黄色を外して女性では初の白を取り入れ、ピンクと共存させている。
またこれ以外にも、変身後の名前に色ではなくモチーフとなっている伝説獣の名前を取り入れていたり、敵怪人の巨大化に初めてそれ専用のキャラクターを登場させる、ビデオ合成の使用などといった試みがなされている。
書籍『オール・アバウト村上克司-スーパーヒーロー工業デザインアート集-』によると、
変身後のスーツはトレーニングウェアがモチーフ、と記載されている。
視聴率と売上ともに前作を上回る大ヒットを記録した。
あらすじ
地球防衛を任務とする地球守備隊の日本支部では各部隊から集められた精鋭達に対して鬼軍曹と呼ばれる教官・伊吹の激しい訓練が繰り広げられていた。しかしあまりに過酷な訓練に隊員は次々と脱落していってしまう。
時を同じくして星王バズーが率いる数々の異星人が集まった宇宙帝国「大星団ゴズマ」の地球侵略が始まりゴズマの戦闘員であるヒドラー兵から逃げ惑う隊員達は絶体絶命のピンチに陥る。
その時、地球に危機が訪れる時に現れる神秘の力・アースフォースを浴びた地球守備隊の元将校の5人、彼らは大星団ゴズマから地球の平和を守るため電撃戦隊チェンジマンとなり立ち向かう!
登場人物
チェンジマン
チェンジマンのリーダーで元日本支部航空部隊将校。
剣の達人、剣道と射撃とオートバイの腕前は抜群。リーダーとしての資質には恵まれているが、これまでの戦隊シリーズのリーダーに比べると熱血派の面が強調されており、リーダー資質は十分にあるのが後の平成レッドの走りとも思える熱暴走・天然気味でいささか暴走気味の面も散見された。突拍子もない作戦を考え出してメンバーを閉口させることも…
チェンジマンのサブリーダで元日本支部レンジャー部隊将校
一見孤高に見える二枚目でクールを気取るサブリーダーでパワーファイターの剣士。
クールな二枚目を気取っているが時々郷土(東北)の訛りが出たり黙っていないと格好がつかないなど実際は二枚目半。しかし片思いの相手を決して忘れられない純な面や常に決めるときは決める豪胆な面も持ち合わせているなど、心根は本物のイケメンである。
元日本支部陸上部隊将校。メカニックと爆弾技術のエキスパート
電撃戦隊のムードメーカーで要領良く抜け目のない一面もあり(多分自覚してない)食欲旺盛で退役後はトンカツ屋をやりたいと語った事もある。壊滅的な音痴。
追い詰められると普段の快活さから一転、著しく弱気になってしまう。
メンバー中で唯一、チェンジソードを逆手持ちにして戦う。
元日本支部作戦部隊将校。
明晰な頭脳で敵や状況を冷静に分析、緻密な作戦を立てる参謀格。
頭脳派でありエチケットには少々うるさく、絵もうまい。
素は明るく可愛げ溢れるが、軍人としてはクールで明晰な頭脳を常時発揮する。
猪突猛進気味のリーダーのストッパー。
元日本支部諜報部隊将校。おしゃべりで天真爛漫な性格。
諜報活動そのものは一級品で迅速かつ気づかれず盗聴マイクを仕掛ける素早さやバイクのテクニックは抜群。時として衝突するさやかとはかなり性格が違うが意外に馬が合う。
男勝りでお転婆な行動派だけあって過去の恋愛経験は皆無だったらしくリンド星の救援に旅立つ医師への想いが初恋だったらしい。絵が下手で、幽霊も苦手だったりする。
呼称表
が\に | 剣 | 疾風 | 大空 | さやか | 麻衣 |
---|---|---|---|---|---|
剣飛竜 | 俺 | 疾風 | 大空 | さやか | 麻衣 |
疾風翔 | 剣 | 俺 | 大空 | さやか | 麻衣 |
大空勇馬 | 剣 | 疾風 | 俺(まれに僕) | さやか | 麻衣 |
渚さやか | 剣さん | 疾風さん | 大空さん | わたし | 麻衣 |
翼麻衣 | 剣さん | 疾風さん | 大空さん | さやか | あたし |
※疾風翔が剣飛竜を「飛竜ちゃん」「飛竜」、大空勇馬を「勇馬ちゃん」と呼んだことがある。
※翼麻衣が大空勇馬を「勇馬くん」と呼んだことがある。
チェンジマンの関係者
電撃戦隊の指揮官。
訓練は一貫して厳格だがそれ以外の時は頼もしくも優しい上司である。
宇宙の伝説や生物に対する知識が異常に豊富だが、それは彼の正体がゴズマによって滅ぼされたヒース星唯一の生き残りユイ・イブキであったからである。
戦士団
伊吹長官の厳しい訓練を乗り越えてきた地球守備隊のエリート集団でアースフォースに選ばれたチェンジマン5人は彼らの代表である。チェンジマンのサポートが主な任務だが彼らに代わって戦ったこともある。さやかとともにゴズマの宇宙獣士対策をするチームやマシンの整備を行うチームなどもいる。青い軍服を着た庄司隊員♂、野本隊員♀、菊池隊員♀、鈴木隊員♂はちょくちょく本編に登場している。
異星人
リゲル星出身の少女。
リゲル星人は成長する瞬間に他の生命体を強化するリゲルオーラを発するため当初はゴズマに狙われていた。自分の父親が殺されて天涯孤独だと知った後、剣飛竜の前から姿を消して、普通の少女として、何も知らない親切な地球人の一家に世話になり居候していたが、リゲルオーラ放出により一気に成長したため、一家の元を去った。その後は一人単独行動をとりつつ、電撃戦隊を助けた。
ニジン星人アイラ共々、剣飛竜に好意を抱いた女性宇宙人である。
第16、55話(最終話)に登場。天使のような翼を持つメルル星人の少女。
詳細はリンク先参照。
ゲーター一家
ゲーターの妻・ゾーリー、長男・ワラジー、終盤に生まれた長女クックの3人。
ゴズマに単身赴任しているゲーターを連れ戻すために登場。
終盤に再登場してからは宇宙の平和とゲーターのため、一貫して電撃戦隊に協力した。
大星団ゴズマ
全宇宙にその名を轟かす宇宙悪党軍団。
星々に攻め込み、征服・滅ぼした星の住人を戦力として加えることで勢力を膨大な規模に拡大させた。
ゴズマを一人で切り盛りする首領。
首だけ生身の機械達磨以外に形容しようがない姿をしており、見た目自体は不気味な上にサイズ自体が半端なく大きいこともあって、敵味方問わず震え上がらせている。
ただし部下に対しては自主性優先で好きにやらせ(よほど失敗を繰り返さない限り干渉しないスタンスをとっている)以前の敵対者であっても軍門に下れば実力と功績次第で重用する。宇宙規模勢力で人種構成もカオスを極めた大軍団のトップに立つ者に相応しい度量の広さを見せている。
普段の機械達磨とは別に真の姿を持っているが、そっちの方は視聴者の予想の更に上を行くより強大で恐ろしい姿であった…。
ギラス星出身の銀河系方面軍司令官。
ギラス星最強の武人で、ゴズマから故郷を守るために奮戦するも結局敗れ、軍門に下った。
中盤で致命傷と度重なる失敗を理由にゴズマを追われるも、紆余曲折の末に復活する。
かつてゴズマとも敵対した元宇宙海賊。
前職とゴズマに屈してその軍門に下った以外の過去は全く明かされなかった。
その強大な戦闘力と大剣・2代目ブルバドスを武器にして幾度となく電撃戦隊を圧倒している。職務には真面目で堅物なところがあるが、女性に対しては意外と優しいところを見せることが多い。最期はシーマを斬ったと見せかけて助けチェンジドラゴンとの勝っても負けてもどの道、後には死が待つ一騎打ちに赴く…
アマンガ星のプリンセス。
見た目麗しい女戦士だが、ゴズマに属していた間は声の音程が男レベルの重低音になっている。アハメスの作戦で捨て駒にされかけたが、ブーバによって救われ、ゴズマを裏切ることになる。
第17話より登場。かつてはギルークと同盟を組みバズーに抗戦していた元アマゾ星の女王。
当初は独自のルートで配下の宇宙獣士を呼び寄せギルーク達とは別行動をとっていた。その後リゲルオーラを浴びてパワーアップし、ハードウォール、ハードアタックなどのスーパーパワーを手に入れる。三獣士や宇宙怪鳥ジャンゲランを従えたアハメスはギルークの失脚によって新たな指揮官の座に就く。リゲルオーラを横取りしたりシーマとダリルを捨て駒にしてチェンジマンを倒そうとするなど、自分のみ甘い汁を吸う作戦が多かったが電撃戦隊の奮闘の前に失敗を重ねバズーによってジャンゲランを2体の宇宙獣士にされる。
本作のキャラデザを担当した出渕氏は「妖狐が元ネタ」と明言しており、劇中でも「女狐」と評されたことがある。
ナビ星人の単身赴任者。
ナビ星に妻子を残しており、ゴズマへの恐怖から妻子の説得になかなか応えられずにいた。
しかし第二子誕生を機にゴズマの裏切り者第一号となり、それが終盤の裏切り者ラッシュの発端となる。
ギョダーイ星の、物質縮小・巨大化光線を発射できる珍獣。
ゴズマの宇宙獣士巨大化要員だが、あくまでもその習性をゴズマに利用されているだけで、彼自身は立派なゴズマの被害者の一人。
彼の存在が、電撃戦隊とゴズマの最終決戦におけるワイルドカードとなった。
ゴズマの侵略の尖兵となって働くエイリアン達。
故郷の星をゴズマに侵略され解放を条件に服従した者が多いが単純に殺戮を楽しんでいる者も少なからずいる。
怪物のような顔をしたゴズマの戦闘員。体色は青。
卵から生み出され知能は低く右手首に付いた口からの破壊光線やその口での噛み付きリング状の剣を武器として敵に獣のように襲い掛かる。神出鬼没で土中や壁の中など、どこからでも出現する。
体に付けられたパイプが弱点でそこを切られると悶え苦しみガスを噴出しながら消滅してしまう。
武器/共通技
- チェンジソード
チェンジマンの共通武器であるビームガンで、グリップと銃身を分割して変形させれば剣と盾になる。
また、物理法則を無視してバットにも変形する。
該当項目参照。
- パワーシュート
額の伝説獣のマークからビームを放つ。
巨大ロボ・メカ
ジェットチェンジャー1、ヘリチェンジャー2、ランドチェンジャー3が合体した巨大ロボ。
- ジェットチェンジャー1
チェンジドラゴンが搭乗する巨大戦闘機。
シャトルベースでは機首内に格納。3台のマシンの中ではゴズマ戦闘機との戦いをメインとしており武器はレーザー砲。
- ヘリチェンジャー2
シャトルベースでは後部内に格納。その機動性からパトロールや探索任務にも活用され武器はミサイル、バルカン砲、ガトリング砲。
- ランドチェンジャー3
チェンジペガサスとチェンジフェニックスが搭乗する巨大タンク。
シャトルベースでは左右に分離した状態で後部内に格納。
ゴズマが地球に築いた侵略用施設への攻撃を主としており武器はミサイルとドリル。
地球守備隊の宇宙船であり、チェンジロボに合体する3機のメカの母艦。
長期間の惑星間航行が可能で武器はレーザー砲とミサイル。
必殺武器。スーパー戦隊シリーズにおいて定番となった個人武器を組み合わせた合体巨大バズーカ砲の第1号である。
- オートチェンジャー
5人全員に支給された最高時速340km/hを誇るスーパーバイク。
設定上はミサイルを装備している。
- チェンジクルーザー
5人全員に支給された最高時速520km/hを誇る4WD車両。
ミサイル砲や探査ライトを備える。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場ゴズマ |
---|---|---|
第1話 | 出現!秘密の力! | ガブー |
第2話 | 星王バズーの怒り | ゴーム |
第3話 | スクラム!戦士団 | ゾビー |
第4話 | キスは戦いの後で | ウーバ |
第5話 | ペガサス逮捕司令 | ピカラ |
第6話 | 狙われた女子高生 | マーゾ |
第7話 | 悲しき宇宙獣士! | デモス |
第8話 | お嬢さんは吸血鬼 | ドキュラ |
第9話 | 輝け!必殺の魔球 | オーズ |
第10話 | 恐怖の無人車軍団 | ハウスト |
第11話 | SOSココとキキ | ゴースト |
第12話 | ママはマーメイド | バンバ |
第13話 | 地球を売るパパ | バラス |
第14話 | 攻撃!巨大トカゲ | バラス |
第15話 | 暴走ライダー麻衣 | ロガン |
第16話 | 翼を持った少女! | ガウパー |
第17話 | 長崎の謎の幽霊船 | ギルバ |
第18話 | アハメスの挑戦! | ギルバ |
第19話 | さやかに賭けろ! | ジーグ |
第20話 | 大逆襲!ギルーク | シーラ |
第21話 | ゴズマの大スター | ボルタ |
第22話 | 鏡に消えた戦士! | ミラルカ |
第23話 | イルカに乗る少年 | ゼーラ |
第24話 | ギョダーイの家出 | キーガ |
第25話 | 歌え!大きな声で | ゾノス |
第26話 | 麻衣20歳の初恋 | ホーグル |
第27話 | ゲーター親子の夢 | ギロム |
第28話 | 呪われたクレヨン | ペイン |
第29話 | 花を守れ!幻の蝶 | 宇宙海賊ギガラ |
第30話 | 走れ!ペガサス! | デリカル |
第31話 | 暴け!バズーの謎 | ゾルバス |
第32話 | ナナ!危険な再会 | タブン、ジェラー、ギザン |
第33話 | ギルークの最期?! | タブン、ジェラー、ギザン |
第34話 | 恐ろしきアハメス | タブン、ジェラー、ギザン |
第35話 | 地球よ!助けて! | ジェラー、ギザン |
第36話 | 見たか!俺達の力 | ギザン |
第37話 | 消えたドラゴン! | バルルカ |
第38話 | 幽霊ベースボール | ドロン |
第39話 | 恐怖のかくれんぼ | ダムス |
第40話 | おかしなお菓子 | ゾルテ |
第41話 | 消えた星の王子! | ボーラ |
第42話 | セーラー服のナナ | カーゲ |
第43話 | スーパーギルーク | ゴーダ |
第44話 | 麻衣におまかせ! | ザドス、ジーグ、ボルタ、ゾノス、ゾルバス |
第45話 | 虹色少女のアイラ | ダロス |
第46話 | 美しきシーマ! | ガルガ |
第47話 | ゲーター親子の涙 | ジグラ |
第48話 | 海賊ブーバ愛の嵐 | 宇宙海賊ブブカ、女宇宙海賊ジール、宇宙海賊ギガラ |
第49話 | 哀しきシーマ獣士 | ズーネ |
第50話 | ゴズマが震えた日 | ジャン、ゲラン |
第51話 | ナナよ!伝えて! | ゲラン、ネオジャンゲラン |
第52話 | ブーバ地球に死す | ダリル |
第53話 | 炎のアハメス! | メーズ |
第54話 | ギルーク大爆発! | ギラス |
第55話(最終話) | さらば宇宙の友よ | 星王バズー、ゴズマスター |
音楽
主題歌
作詞:さがらよしあき/作曲:大野克夫/編曲:矢野立美/歌:KAGE
作詞:さがらよしあき/作曲:大野克夫/編曲:矢野立美/歌:KAGE
挿入歌
- 輝け!チェンジマン
作詞:八手三郎/作曲・編曲:田中公平/歌:KAGE、こおろぎ'73、SHINES
- ファイト!チェンジロボ
作詞:八手三郎/作曲・編曲:田中公平/歌:KAGE
- LOVE FOREVER
作詞:園部和範/作曲:大野克夫/編曲:矢野立美/歌:宮永尚美
- WE CAN CHANGE
作詞:園部和範/作曲・編曲:矢野立美/歌:ジャパン・エコーシンガーズ、こおろぎ'73
- GREAT PASSION 〜情熱の嵐〜
作詞:さがらよしあき/作曲:大野克夫/編曲:田中公平/歌:KAGE
- ソルジャー・ドラゴン 〜勇者の道〜
作詞:さがらよしあき/作曲:大野克夫/編曲:田中公平/歌:KAGE
- マーメイド&フェニックス
作詞:さがらよしあき/作曲:大野克夫/編曲:田中公平/歌:宮永尚美
- アースフォース、宿命の星
作詞:園部和範/作曲:熊谷安廣/編曲:田中公平/歌:KAGE
- 若さでチェンジマン
作詞:及川恒平/作曲・編曲:田中公平/歌:KAGE
- ピンチはチャンスだ、チェンジマン
作詞:園部和範/作曲・編曲:田中公平/歌:KAGE
関連作品
1985年3月16日公開。東映まんがまつりの一編として上映された本作の劇場版作品。
1985年7月13日公開。上記の劇場版と同じく東映まんがまつりの一編として上映された本作の劇場版作品。本作オリジナルの劇場版としては2作目。
余談
- 配色
チェンジマーメイドはスタメンで初の白となり、後にスタメン=女、追加戦士=男が定着した。
- 長らく黄色がいない最後の作品だったりもしたが、28年後の獣電戦隊キョウリュウジャーが久々に黄色がいない作品になった。
- スタメンの男性ホワイトは36年後の機界戦隊ゼンカイジャーでようやく登場することになる。
- 女性メンバーのレオタード風戦隊スーツの進化
前作のバイオマンでは、鼠径部から太腿付近に白いラインを配する事でレオタードに見立てるなど、まだまだ表現が控えめだったのに対し、今作ではマーメイド、フェニックス共々太腿から下を大胆に白一色とする事で、よりレオタード感を強調するセクシーなデザインへと進化した。
そのデザインの完成度故か、特撮パロディのアダルトビデオでは(特に、マーメイドに変身する渚さやかの人気が放送当時から高かった事も相まってか)チェンジマーメイドをモチーフとしたヒロインが登場する作品が、演者を代えつつシリーズ化される程の人気を博した。
- 放送回数
全55話という放送回数はゴレンジャーに次ぐ記録である。当初は51話完結を予定していたが、次作超新星フラッシュマンの撮影遅延などに起因して1か月(4話)延長された。
- 劇場版
1985年3月16日に劇場版が、7月13日に劇場版第2弾『シャトルベース!危機一髪!』が公開される。
1作品につき複数の劇場オリジナル作品が制作されたのは本作が初。長らく唯一の例だったが、2021年に『騎士竜戦隊リュウソウジャー』と『魔進戦隊キラメイジャー』が本作に続くことになった。
- 利き手
不思議な特徴としてチェンジドラゴンは変身すると利き手まで変わってしまう。これは変身前を演じた人が左利きで変身後を演じた人が右利きのため。
あと演じた人に合わせたのか高知出身の野球経験者と設定され複数の魔球を駆使できる。最も威力がある球種は何とドラゴンボールという名前になっている。
- ゴズマ
シリーズでも群を抜く規模の組織で後年出て来た宇宙帝国ザンギャックともまるで遜色ない勢力を誇りファンの間からシリーズ最強敵組織と評されることも。
- シリーズ最強のスーパー戦隊
1号ロボのみで宇宙規模の大星団ゴズマと戦い抜き勝利した事から、チェンジマンはある意味シリーズ最強のスーパー戦隊と言えるかも知れない。
- ブーバ
映画プレデターに登場する宇宙人のデザインと普段の動作は副官ブーバが元になっている。
ブーバのスーツアクターとCVを兼任した岡本美登はブーバ死亡回の収録後に事故って瀕死の重傷を負いながらも奇跡的に回復。しかし流石にダメージがかなりでかく俳優業は半年間休む羽目になる…にも拘らず事故から十日後に行われたアフレコには、病院から半死半生の体を引きずって参加した。岡本氏曰く「ブーバが身代わりになってくれたんだろう」とのこと。
- 石川県での放送について
石川県では当初、北陸放送(TBS系列局)で放送されていたが放送期間中の9月25日に放送を突然打ち切った。数ヵ月後、石川テレビ(フジテレビ系列局)で最終回まで放映されるも、これ以降石川県では1991年(この年の戦隊は鳥人戦隊ジェットマン)に北陸朝日放送が開局するまでの間スーパー戦隊シリーズが放映されなかった。ちなみに、新聞に投書が寄せられるほど苦情があったらしい。
本作品の主題歌および挿入歌を歌っている。
影山が本作品で歌った楽曲はすべて「KAGE」名義となっており「影山ヒロノブ」名義で歌うのは次回参加作の光戦隊マスクマンからとなっている。
挿入歌には「ファイト!チェンジロボ」「ソルジャー・ドラゴン ~勇者への道~」「ピンチはチャンスだ!チェンジマン」「アースフォース、宿命の星」「若さでチェンジマン」がある。
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- 秘密戦隊ゴレンジャー、鳥人戦隊ジェットマン、超力戦隊オーレンジャー:同じく軍隊組織に所属している。
- 恐竜戦隊ジュウレンジャー:大空勇馬役の和泉史郎がドラゴンレンジャー・ブライを演じている。
- 五星戦隊ダイレンジャー:ドラゴン(龍)、グリフォン(下半身が獅子)、ペガサス(天馬)、フェニックス(鳳凰)と、5人中実に4人までモチーフがかぶる。
- 天装戦隊ゴセイジャー:聖獣をモチーフにしている巨大ロボがある。
- 海賊戦隊ゴーカイジャー:第49話で疾風翔が登場。バスコから奪還した大いなる力を使っていいのか悩むゴーカイジャーの前に現れ、改めて大いなる力を託した。
- スター☆トゥインクルプリキュア:敵側が似たような境遇。
超電子バイオマン←電撃戦隊チェンジマン→超新星フラッシュマン