『電撃戦隊チェンジマン』で登場した悪役。
「私は副官シーマ。せっかく命のエキスを吸いに来た。野暮な真似はやめてもらおうか」
概要
大星団ゴズマに所属する女幹部の1人。
ギルーク司令官の副官として副官ブーバ共々現場で宇宙獣士やヒドラー兵の指揮を執り、戦闘時には電磁ムチであるシーバーを使う。
元はアマンガ星の王女だが、アマンガ星人特有のアマンガエネルギーと相反する反アマンガエネルギーを体内に有する宇宙獣士ダリルの同族により母星を滅ぼされ、ギルークや後に登場する女王アハメス同様母星を再興するために星王バズーに服従している。
赤子の頃から宇宙獣士ウーバの乳で育てられ、親の愛情を知らずに成長した為か、親子の愛を嫌悪するかのような描写が見られた。
普段は男性に近い声を発するが生来の者ではないらしく、記憶を失ったときや後にゴズマから離脱した時には普通の女性の声になっていた。
意外にもミーハーな面があり、ゴズマの大スターとして宇宙中に名が知られていた宇宙獣士ボルタを目の当たりにした際には失神するほど興奮してブーバに寄りかかり「たわけ」と言われていた。
物語の終盤にスーパーギルークによって強制的に宇宙獣士ズーネに変えられ自分の意志とは無関係に戦わされたり、同僚の航海士ゲーターが生まれてくる我が子を抱きたい一心で勇気を振り絞りゴズマを脱退したのを目の当たりにし、ゴズマ及び星王バズーへの忠誠心が揺らぎ始める。
そんな心の揺れを見透かしたブーバにからかわれて激昂するが、女王アハメスの命令で宇宙獣士ダリル共々体内のアマンガエネルギー反作用を利用した作戦で自らの命と引き換えにチェンジマンを抹殺するよう強要されてしまう。
大星団ゴズマの為に闘えば母星が再興出来ると信じて戦ってきたにもかかわらず最期は捨て駒にされたシーマはリゲル星人ナナの説得に心を動かされるが、アハメスとダリルによってついにチェンジマン共々抹殺されそうになる。
しかし、シーマは割り込んできたブーバのブルバドス活人剣を受けて倒れ、アハメスの作戦は失敗に終わった。
死んだと思われていたシーマが意識を取り戻したとき目にしたのは、チェンジドラゴンとの一騎打ちに敗れたブーバの姿だった。ブーバはアハメスに捨て駒にされそうになったシーマを救う為に活人剣で彼女を仮死状態にし、自らの生き方にけじめをつけるために戦い敗れたのだ。
瀕死のブーバに駆け寄ったシーマは「お前は死んだんだ。そして、生まれ変わったんだ。綺麗だぜ。やっぱりお前はお姫様だ。アマンガ星の良いお姫様になるんだぜ!」と告げられ、感謝の涙を流す。
ブーバの死後はチェンジマンに協力し、ゴズマと最後まで戦った。
関連タグ
流れ暴魔キリカ、ヨドミヒメ…赤と黒を基調とした衣装や黒髪のロングヘアーなどといった共通点を持つスーパー戦隊の女性キャラ。前者は終盤でヒーローと和解するいった共通点を持つ。
地帝王子イガム、ヨドンナ…2人とも男性声ではないが男性として育てられたり、男の首領の分身だったりする、特殊な女幹部たち。
ドクター・ギバ…顔出しで別人が声を当てていたつながり。