「宇宙の夜明けの扉を開けろ! ジャンプ、飛び出せ、ジャンプ、チェンジロボ! ファイト、戦え、ファイト、チェンジロボ!」
データ
全高 | 54.2m |
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重量 | 1030t |
最高速度 | マッハ1.5 |
出力 | 175万hp/t |
外装 | トラドクス合金 |
合体コード | 「合体・アースコンバージョン」 |
テーマソング | 『ファイト!チェンジロボ』 |
概要
チェンジマンの使用する巨大ロボ。「合体・アースコンバージョン」のコードにより、後述の3機のマシンが変形合体することで完成する。
宇宙からの未知の脅威に備え、地球守備隊の手によって建造されたもので、同時に電撃戦隊長官として伊吹長官が建造に関与していることから、彼の故郷であるヒース星を始めとした、他の惑星の科学力までも導入している可能性が指摘されている。
ジェットチェンジャー1の機首をほぼそのまま活かした円錐形の頭部と、青を基調に赤・黄をアクセントとしたトリコロールが特徴で、装甲には高い防御力を備えたトラドクス合金、動力源にはグランボルト融合エネルギーとアースフォーススーパー反応エネルギーをそれぞれ採用。この2つのエネルギーの併用によって高い機動力を発揮し、陸海空のみならず宇宙空間でも活動を可能とする万能型の機体となっている。そのため単独での大気圏離脱および再突入も可能。さらに胸部には格納スペースがあり、チェンジマンの専用バイクであるオートチェンジャーを格納したり発進させることができる。
なお、合体メカの中にヘリコプターが含まれている、というのはチェンジロボが初。一方、トンガリ頭の1号ロボットはチェンジロボを最後に登場しなくなり、2号ロボット以降のロボに採用されるようになっていった。
合体プロセス
チェンジドラゴンの「アースコンバージョン・スタート」の号令により、空中でヘリチェンジャー2が両腕・胸部へと変形。そこにジェットチェンジャー1が合体して膝から上が完成する。
同時にランドチェンジャー3も両脚部へと変形し、前述のコードと共に滞空状態にあった上半身が両脚部と合体。最後にジェットチェンジャー1のキャノピー後部がスライドして顔が出現、合体プロセスが完了する。
物語後半ではこのプロセスを省略し、最初から合体した状態で出撃するケースも多く見られるようになった。
武器・技
※太字表記は武器・斜体表記は技を表す。
- 電撃剣
全長:31.7m / 刃渡り:23.2m / 重量:78t
チェンジロボの主武装である長剣。トラドニウム合金製で、アースフォースとの併用により優れた破壊力を発揮。作中では刀身を発光させることで、亡霊宇宙獣士すらも消滅させたこともある。
- チェンジシールド
六角形の本体にウイングが配された盾。こちらもトラドニウム合金によって構成され、電撃剣の鞘としても機能する他、投擲武器として用いられたこともある。
- チェンジロボミサイル
腹部のハッチを展開し、内部から迫り出した砲口より発射される二連装のミサイル。主に牽制目的で使用され、空中からの発射や等身大の相手にも使われたこともある。
- チェンジバルカン
ヘリチェンジャー2のバルカン砲を転用したもので、両肩の砲口から弾丸を速射する。チェンジロボミサイルと併用される場合もある。
- チェンジロボフラッシュ
「チェンジロボビーム」とも呼称されるビーム攻撃。
両目から瞬間的なビーム波を放つことで、相手をたじろがせる効果を持つ。
- 電撃剣・風車斬り
電撃剣を水平に構え、高速回転しながら攻撃する。
主にスーパーサンダーボルトへと繋ぐ補助技として使用される。
- 電撃剣・つばめ返し
電撃剣を振るい、空中の敵を薙ぎ払う。
第33話にて、ギルークが呼び寄せたゴズマ戦闘機に対して使用され、一薙ぎで5~6機を撃墜せしめた。
- 電撃剣・ブリザード返し
高速回転により、冷凍攻撃を跳ね返す。
第50話にて宇宙獣士ジャンに対し使用されているが、作中において技名は呼称されていない。
- 電撃剣・スーパーサンダーボルト
チェンジロボの必殺技。落雷によるプラズマエネルギーを帯びた電撃剣にさらにアースフォースを纏わせ、発光した刃を全力で袈裟懸けに2度振り下ろして敵を斬り裂く。使用の際には、チェンジドラゴンの技名の発声に併せて左右の操縦桿を右・左の順で引き、さらに前へと同時に倒すというコマンド入力を行う必要がある。
この技が通用しなかったのはギルバとの初戦のみと、極めて高い撃破率を叩き出す技でもある。
備考
企画段階での仮称は「プラズマロボ」。これに合わせて分離状態も「プラズマジェット」などと名付けられていた他、没案の中には航空機同士が合体するという、前作『バイオマン』の流れを汲むかのようなものも存在する。
スーパー戦隊レジェンドウォーズでは、チェンジドラゴンのレジェンドカードとビクトリーカードのスーパースキルで登場。いずれも電撃剣スーパーサンダーボルトを繰り出し、ビクトリーはチェンジマンのパワーバズーカの後に繰り出す。
関連イラスト
関連タグ
199ヒーロー大決戦:2011年公開の映画。クライマックスの歴代戦隊ロボ揃い踏みのシーンに登場し、オーレンジャーロボと同時に剣技を放った。いずれも「軍属の戦隊が使用する巨大ロボ」「田中信夫がナレーションを務める」といった共通項を有する
電撃鬼ング:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する敵怪人の一体。公式な言及こそなされていないものの、デザインモチーフとしてチェンジロボが採用されているのではないかと見る向きもある