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反町琥治郎

そりまちこじろう

反町琥治郎とは、ヒューマンバグ大学に登場する半グレ組織「裏神」の幹部である。
目次 [非表示]

俺の名前は反町琥治郎…… マフィア裏神の構成員だ。


何も持ってねえ奴に発言権なんてねえんだよ。

どんな歴史上の偉人も最初は下っ端だ。お前達はそれに立ち会ってるだけだ。


CV:ヤシロこーいち


公式サイトでの解説編集

科学を元に身体能力を最大化させる戦い方をみせるインテリな武闘派。

かつて戒炎に所属したが、京炎戦争の終盤に離脱し裏神に加入した。

裏神トップの座を虎視眈々と狙っている。


概要編集

戒炎のち裏神の幹部。「学び」や「インプット」が口癖。元々は戒炎直下の下部組織のトップを張っていたが、麻生成凪の推薦もあり我妻京也に実力と将来性を買われて幹部候補として迎えられた。


しかし、他の幹部たちと違い我妻への忠誠心はなくあくまでもステップアップのための場としか捉えておらず、京炎戦争の最中に我妻から離反。このため京極組ばかりか我妻からも激しい憎悪を向けられ消息不明になったが我妻による裏切り者狩りを生き残り、裏神に移籍した。


人物編集

基本情報編集

地位裏神 幹部
メインウェポンナイフ、銃(+体術)
口癖学び、インプット、実績
経歴医者の家系 → 東帝大医学部→ 愚乱 一般構成員(詳細不明) → 独自組織 トップ → 戒炎 幹部候補 → 戒炎 幹部 → 京炎戦争 → 裏神 幹部 → 麻薬戦争

容姿編集

真ん中分けの黒髪をベースに前髪に緋色のメッシュをかけた髪型に、赤いTシャツに黒いライダースジャケットとレザーグローブ、シルバーのアクセサリーを身に付けた青年。

左手のみに短い手袋をしている。


性格編集

一見すれば礼儀正しく真面目な人物のように思えるが内心は我妻さえも危険視していた底なしの野望を秘めた野心家。


京炎戦争は経験値を稼ぐ場と考えており、内心では勝とうが負けようがどうでもいいとさえ思っている。造反前でも状況次第では部下どころかトップ層の我妻や麻生に無断で独断行動を取っていた。

裏神に移籍した後もトップを狙っており、同じく幹部でトップを狙っている鳳崎桔平があくまで仲間と敵対せず実績を認めてもらいトップになろうとしているのに対し、こちらは将来的に現トップの香坂を排除することまで視野に入れつつトップを目指している。


また本性は能力や実績を起点にした差別主義者で、学歴職歴などで偏見を持っており、(参照)それらが少しでも欠けていると判断した者に対しては「無能無能無能無能」と至近距離で呟き、極めて高圧的かつ非情な態度を示す。学歴・職歴が反町の要求する水準に満たない者でも泥臭く働くことで実績を出せば能力を認めるのだが、実績を出すまではゴミ以下と扱い、反論することすら許さないというスタンスを取っている。総じて、良くも悪くも信賞必罰なメンタリティーを持った人物であると言えるだろう。

峠でヒッチハイクしたドライバーの男性に対しても、圧をかけつつ的確なアドバイスを下すことで全員生還を果たしている。


一方で、偶然見かけた私人逮捕系YouTuberに対して「テメエは絶対正義じゃねぇな!」と言いながらキツイ蹴りを入れているシーンなどから察するに、伊集院シリーズに登場する腐りきった外道どもと違い悪人ではあるが人並み程度の倫理感は一応持ち合わせていることも窺える。また、基本的にこき使う半グレの構成員達も自身の目的のためならば効率の良いやり方を態々教える等、損得勘定な面が強い事を含めても教えるべき相手に教える面倒見ももっている。ただし、その教え方はかなり恐怖心を煽るものであり、実際に使えないと判断すると粛清してしまう事も珍しくない。


非科学的なことは基本的に信じないタイプであり、同一動画内にて二度も「地獄は存在しない」と主張していたりする。ちなみに、「地獄は存在しない」という反町の主張に対して我妻は「(『地獄へ行け』は)『死ね』の比喩だろ」とツッコんでいた。


人間関係編集

裏神のトップ。

戒炎滅亡後の反町の新しい上司となる。頭の切れる反町を自身の右腕にしたいと考えているが、反町の方はいずれ香坂に代わって自身が裏神のトップに君臨することを目論んでいる。

反町は戒炎を裏切った前科があるが、辰巳の身柄引き渡しという重要な交渉で、反町を人選するなど、裏神の参謀兼ブレインとしてもかなりの信頼を置かれている。

なお、2024年10月28日現在でエピソードの中で2回、裏神への謀反の疑惑が掛かっている。

その際に戒炎を裏切った事を初めて指摘されたが、どのような感情からか不明であるが、珍しく苦い表情を浮かべた。

反町自身は他者の評価を気にしない唯我独尊を地で行く男だが、お互い本心ではどう思っているのか不明である。


同時期に裏神入りを果たした兵庫のアンタッチャブル。反町と同じ幹部スタート。


戒炎のトップ。

他の幹部たちのように我妻に対して心酔しているわけではなく、あくまで「(学ぶべきことの多い有能な)上司」と「(上司のノウハウを自分のモノにしようと目論む)部下」という割り切った関係性であった(実際、戒炎所属時は「さん」付けで敬語で話していたが、我妻の死後は呼び捨てで呼んでいたり、我妻を倒した守若に対しても敵討でなく学びの機会だと考えていることからも忠誠心はなかったことがうかがえる)反町は我妻の狂気に対して驚きこそすれど怯えることはなく、むしろ学びの機会と捉えていた。


戒炎のNo.2であり、反町を幹部候補に推薦した張本人。

反町曰く「ヘラヘラしているように見えて頭は切れる」

我妻と同じく彼もまた学びの対象と捉えていた。

能力主義的な思想を持っている点こそ反町と類似しているように思えるが、無能に対する差別感情が強い反町と異なり、麻生はそこまで過激ではない(どちらかと言えば無能に対して呆れていたり蔑ろにすれども目的を達成できなければ「バリューがない」と言い捨てるくらいで済ませている)。


反町の側近。側近というだけあってフランクに反町と会話ができ、反町自身も信頼を置いている数少ない存在。

現在は反町と共に裏神に加入した。


能力編集

戒炎に反抗する組織を単騎で壊滅させたり、反論してきた部下を音もなく斬り殺したりと、殉職した他の幹部陣に引けを取らないかそれ以上の高い戦闘力を持っている。


細身の外見だが、伊集院茂夫のように強烈な指弾を放てるほどの握力を持っており、京極組でも屈指のパワーやえげつない攻撃手段を持つ高砂明夫の斬撃を笑いながら受け止め、目突きも眉一つ動かさずに額で受けて逆にダメージを負わせる等、パワー・スピード・タフネスは相当優れている。

その他、戦闘において窮地に陥っても、最適解を選び被害を最小限に留めるなど判断力や冷静さも兼ね備えている。


また、医者の家系出身ということもあり地頭は良く、加えて下部組織のトップで幹部候補として迎え入れられただけに作戦立案能力も高い。そのためかトントン拍子で幹部にスピード出世していた。

それだけに、自分や相手の状況を客観的に見極める能力も相当に高く、『闘う科学者』とも渾名されており、そのポテンシャルは裏神のトップである香坂からも素直に認められている。


上述された高い身体能力や戦闘能力は合理的な運動力学を活かしたトレーニング方法によって高められており、ナイフ捌きや身体捌きもトップアスリートや一流の戦闘者が用いる科学的なやり方を積極的に取り入れている事が大きな要因である。


過去編集

実家が医者の家系であることが明かされた。


専属の家庭教師を付けられるほど裕福な医者の家系であることが確定した。

反町家内でも飛び抜けて優秀で最難関とされる東帝大医学部に合格した。この時、彼の母親らしき人物も合否発表を見に来ていて合格と知り、涙を流している。

しかし、医学部を卒業した後に反町が選んだのはマフィアの世界。持前の頭の良さは勿論、先端科学の運動力学に傾倒して肉体改造も行い、凄まじいスピードで自身をグレードアップさせたのであった。

科学とは先人の屍の上にできた集大成…享受せんなど愚の骨頂だ


活躍(戒炎時代)編集

ヴィジュアルの公開、および人物像に関する簡単な紹介がされた。


本編に初登場。

麻生の推薦で戒炎の幹部候補に任命された。


その帰り道、京炎戦争での勝敗よりも大規模抗争で経験値を積むことの方が重要だという考え事をしていたところ、私人逮捕系YouTuberと彼らに追いかけられている女性を偶然目撃する。私人逮捕系YouTuberに対して「女相手に暴力を振るってる姿は胸糞悪い」と言い、YouTuberが反論をするもすべてを言い終える前に「お前が絶対正義というわけではない」と言いながらキツイ蹴りをお見舞いして人混みの中に消えていった。

反町琥治郎と申します。戒炎繁栄の為に粉骨砕身やらせていただきます


前半のシーンでは、我妻・麻生と共に作戦会議を行っていた(この時点で正式に幹部に昇格した模様)。会議の際に違法薬物を無断で捌いている下部組織の存在が麻生の口から言及された際には、「組織がデカくなると大変ですね…」と巨大組織ゆえの問題に直面している我妻に気を遣うような発言をしていた。


後半のシーンでは、窓口としてマッド・カルテルとの交渉に赴いたが、世界的大組織に対して「売り上げの8割を戒炎によこせ」と大胆な挑発をした我妻の狂気には驚かされた模様。

学びはあるが…狂っておられる…


我妻に呼び出され、「京炎戦争を決着させるために五十嵐幸光の命を取る必要があるが何か策はないか?」と問われた際に、いくつか策はあるが学のない馬鹿どもに24時間京極組の周辺を監視させるのが一番良いと提案した。


この策が我妻に承認されたことで早速下部組織の構成員たちを集め、京極組を24時間監視するように伝える。反発する構成員の一人が反抗してきたもののアッサリと返り討ちにし、「学も実績もねぇ馬鹿は3倍働いて成り上がる以外の道などねぇ。それが理解できねぇなら、この組織にはいらねぇ!」と説き、残された半グレたちを無理やり従わせた。

大変光栄です。何なりとお申し付けくださいませ


下部組織の人間を使い、人海戦術で京極組の人間を見つける作戦を立案する。そして強烈な圧力をかけて部下を従わせ、作戦遂行を命令した。

また部下の烏丸と会話するシーンでは、実戦を経て経験値を積むことが目的であり戒炎が勝つことにこだわっていないことも判明した。

意図のない質問をするな。アイデアがないなら優秀な指揮官の指示に従え



五十嵐を暗殺するため、学に欠ける構成員を大量に24時間稼働させた事で彼が使う車を割り出し、部下の報告を受けて陣頭指揮を執る。そして麻生と共に京極組と友好関係にある友山組の敷地を襲撃する。五十嵐に同行していた六車謙信を麻生が釘付けにし、自身が部下を連れて追いかける。


途中で戒炎の復讐に燃える野島翔をあしらいながら多くの構成員に任せ、五十嵐を連れて逃げる高砂明夫を追いかける。そして五十嵐を即死に至らなかったが重傷を負わせ、高砂と向き合う。

五十嵐、骨があると期待していたが存外あっけなかったな…


戒炎 冷徹極まる武闘派策士vs京極組 武闘派軍団の良心 内に秘めた野望と目的編集



先手を取った高砂の刃を彼はあっさり止めてみせ、即座に「パワー偏重の無手勝流だ」と見破る。続け様に彼は反撃の鉄の球を放ち、攻撃を避けながらカウンターの斬撃を返してみせた。


その後手下が倒されたのを見ると、隙を狙って鋭い突きを放つがこれも寸前で躱される。続けて高砂が攻撃に転じると再び鉄の球を放つが、彼は全く意に介さず斬り合いへとなだれ込んだ。力技で優位に立ち、目付きも額で受けて逆に高砂を突き指させるまでに至った。


少しして我妻が合流すると、高砂が手榴弾の煙幕を放ち逃走を図る。しばらくは追跡にかかったが部下の烏丸から「久我と一条が向かっている」旨を伝えられると予定を変え、我妻に無断で戦場を立ち去った。


知っているか?中国武術の技、指弾を俺は使う。そして無論それだけではない

刺さり斬る前に逃げるとは。驚異的な身体能力だ

面白いことになりそうだ…俺は高みの見物といこう


新年記念の総集編に登場。我妻と共に披露した漫才は我妻が反町の離反を詰め寄るという内容だった。後述のように不穏な内容だったが、反町が披露した「リトル反町」ネタは一部の視聴者たちを笑わせた。

命乞いをすることにも意味がある。全てが学びとなる


勝手に離脱してから2週間後、裏切りを我妻に見抜かれて激しい殺意を向けられる。彼の他にも悪刃羅の三池など多数の離反者が出ていたことに怒り狂った我妻は裏切り者狩りを始め、三池を始め離反した者はもとよりその疑いがある者までも含めて35名もの元構成員の命を奪った。このタイミングで反町も戒炎から姿を消していたことが判明した。

俺は高みの見物といこう


活躍(裏神時代)編集

生存が確認。

話すシーンはないが、裏神創設メンバーのミーティングに参加し移籍したことが判明した。


幹部会議にてマッドカルテル本体からの報復や国内の敵対組織を相手取る為にも戦力の増強が必要だと香坂に進言している。

香坂は頭のキレる反町を気に入っており彼を右腕にしたい様子を見せていた。しかし、反町の方はいずれ香坂に代わって(=香坂を排除し)裏神のトップに君臨する野心を秘めていることも判明する。

まずは戦力の増強だ 金に糸目を付けずだ


敵対組織の排除を香坂から命じられ、烏丸と組んで襲撃に乗り込んだ。まず彼は対面からすぐに狙撃してきた敵の反応を悪くないと判断し、ナイフでの接近戦を選択。肩が止まっていることを見抜いて2名を撃破すると、ボスの大島と佐島との1対2の勝負に挑んだ。


両者の早撃ちを掻い潜り、指弾を片割れの頭に直撃させるともう1発で蛍光灯のガラスをかち割った。避ける方向まで読んで佐島を倒すと大島とはナイフの斬り合いを演出。捨て身の斬り合いは正しい判断としながらも強い出力の突きで敵のガードを弾き、完璧勝利を記録した。

俺の突きは金メダリストがフル出力するのと同じ原理だ


京極組獅子王組による対裏神の会合にて他の幹部と共に紹介されていた。

学歴と実績を言え…


烏丸が京極組と獅子王組が同盟を結んだことをつかんだため、香坂に報告した。

香坂さん、耳に入れておきたいことがある


香坂が裏神壊滅のためマッドカルテル本部から来たダヴィッツの殺害命令を下したことを受け、ダヴィッツを殺害することで更なる実績を積むことを狙う。

おもしろさは皆無だが奴らを止めたなら大きなキャリアだ…


辰巳春希の身柄と引き換えに香坂と共に交渉に来た。その際、過去に五十嵐を撃った因縁から守若冬史郎と、その過去を水に流す意味もあって激突した。あくまで交渉が目的であったため両者共に殺意はなかった(守若にはあったかもしれないが)もののどちらも血を流す激しいものになった。そして、守若が蟷螂拳を使い始め、いよいよ戦闘が本格的になろうとしたところで六車謙信が止めに入ったため中断した。戦闘後は交渉に戻り、黒焉街と花宝町から撤退することと引き換えに辰巳の身柄を確保した。その後、香坂と共に不敵な笑みを浮かべながら帰路に着いた。

※一見すると反町が我妻の仇討ちをする様に思えるが、反町にとって我妻はあくまで学びの対象に過ぎず仇討ちではない模様。一方の守若にとっては大恩人の五十嵐を撃ったことへの仇討ちに当たる模様。

なるほど、引き裂くパターンもあるのか…なんて良い教材なんだ…!


自身に変装して裏神の情報を流していた偽反町(変装しているとはいえ半グレと普通に接することができていたため、裏社会の人間の可能性が高い)の居所を烏丸から教えられると、偽反町を捕らえて膝を潰して抵抗できないようにした後、香坂に突き出してマッドカルテルに香坂が山道に来るという偽の情報を流させた。

そしてタンタンと共に山道を車で走り、自分たちの車をつけていた構成員をタンタンが機関銃で構成員の乗っていた車ごと蜂の巣にしたが、予め罠であることを予期していたファビアンJr.パクが後方を走っており、パクが構成員の車を遠隔操作して自分たちの車に追突させて爆破したため車ごと崖下に吹き飛ばされた。しかし、タンタンが吹き飛ばされながらも車の窓から乗り出して、ファビアンJr.達の頭部と車の燃料タンクを狙い撃つという離れ業を見せたため、マッドカルテルの車も爆発した。そして、道の崖側に吹き飛ばされたファビアンJr.に対し、パクは崖下に吹き飛ばされて中腹に降り立ち、同じく中腹に降り立っていた反町はパクと激突することとなった。

マッドカルテルのトップアサシン、貴様をインプットして…殺す


裏神 冷徹極まる武闘派策士vsマッドカルテル スター戦闘者 戦争の狼煙…編集


パク「マッドカルテルを裏切った組織によく入ったねえ…… お前バカ?」


「マッドカルテル…… 俺がキャリアを積むにはいい相手だ」


カーチェイスの末に崖の中腹にパク諸共放り出され、戦いの火蓋が切って落とされる。

開始早々指弾でリズムを掴み、パクの腕に一撃を入れるが…


パク「たまにはドカンとねぇえええ!」


(これを弾いて懐に入……)

「む!」


パク「辛口だぜぇ…… それじゃあウォークラブのフルスイングは止まらなぁああい!」


「シィイイイ!」


パクは一撃をもらいながらも強引に距離を潰し、ウォークラブの変則さと打ち込みの強弱を織り交ぜた攻撃に胸を抉られる。

しかし、その一撃だけでパクの動作をインプットし、ギアをあげながらパクを斬り刻んでいく。


「運動力学は各国が研究している…… 特に回旋に関して東欧は優秀だ」


パク(正面からはめんどくさいな)

「じゃあオリンピック出なよぉ…… 引き出しは無限なのよ」


しかし、パクからは余裕の笑みは消えず、炸裂弾を繰り出す。

両者共に爆発を回避したが地面は分断され、さらには自身の立つスペースは小さくなってしまっていた。

狭い足場でパクの銃弾をやり過ごしながら、お返しの銃弾を構えつつ再び指弾を飛ばす。


パク(指弾! 一度見た)


しかし、指弾を一度見ていたパクはそれを完璧に避ける。


(右に動いた!)


パク(ミスった…… 指弾は食らうべきだった)


「これが本命だ」


パク「ゴフッ……!」


しかし、指弾は囮であり、本命の銃でパクの脇腹を捕える。


パク「何してくれんのぉ(よく見てやがる…… 結構痛いねぇ)

「派手にお返しさせてよぉお!」


パクもすぐさま銃弾を返すが、それを完璧に見切る。

しかし、パクはいつの間にか炸裂弾を転がしていた。


(足場が消える前に奴の島に飛ぶ…… 一択だ)


咄嗟に自身の足場を飛び出しパクの方へ移ろうとするが…


パク「さよなら革ジャンマン」


「チッ……!」


パクにその動きを狙い撃ちされ、横っ腹に銃弾をもらう。そればかりか不完全な体勢でウォークラブの一撃を受け、ガードを破られて胸を斬り裂かれる。


「パク…… お前は組織でどれくらいの実績を挙げたんだ?」


パク「実績? 挙げたよ…… ガキの頃から数えきれないほどだぁ…… だから組織のスターなわけ」


「悪くない…… 世界的マフィアのトップランカー その実績…… 俺がもらう」


しかし表情を一切変えず、パクに今までのキャリアを問う。そのまま突っ込んできたパクと斬り合いになるが、地面が崩れるように誘導していたパクの罠に嵌り、体勢を崩した挙句にナイフを弾き飛ばされる。


パク「お前派手におしまいだぁあああ!!」


「グゥウウウ!! ……二度はできんがテコの原理だ」


激しい一撃を脇腹にもらうも、テコの原理を応用して左腕でウォークラブの根元を止め、致命傷を外す。

そのまま右フックを繰り出し、パクは咄嗟にガードするが…


パク「なに!?(ここでフェイント!)」


「無能が…… ここぞこそ虚構だろう」


それはフェイントであり、直後に完璧な角度でパクの顎を撃ち抜く。虚を突かれて隙を晒したパクは炸裂弾を転がすが、それも見切って蹴り飛ばし…


「スペックが違うのだ…… 俺の実績となるがいい」


パク「グゥウウウウ!!」


そのまま予備のナイフで豪快に斬り上げ、致命傷を与える。パクも力なくその場に崩れ落ちた…


パク「俺はスターだ…… ゴフッ…… こんなストーリーじゃ死ねねぇな……」


しかし、パクはそれでも立ち上がるが…


「俺のスタミナはトップアスリートをも凌ぐ…… 立ってきた執念は賞賛しよう」


パク「グゥウウウ!」


容赦無く両眼を斬り裂き、パクの視力を完全に奪う。


パク「スターに…… ひどいじゃん…… 女子が泣くよ……」

「スターでも目が見えねえなら…… 終わりか……」


そして、パクはおもむろにハンカチを取り出し、火を点ける。


パク「俺の母国では戦死する人間はこうやって弔うんだ…… このハンカチは俺の命…… これが消えれば俺は死ぬ」


そして、ハンカチを地面に投げる。


(違和感がある…… 即座に殺し全ての可能性を消す)


そんなパクの挙動に違和感を覚えてハンカチを跨ごうとするが…


パク「俺はスター…… いつだってド派手にいくんだよ」


パクは倒れた時にこっそりダイナマイトを地面に埋めており、それを起爆させようとしていた。パクの口角が上がったことに気づき、その場から離れようとした時にはもう遅かった。

直後、凄まじい爆発で吹き飛ばされ、死んだかに思えたが…


「パク…… 最後まで学びがある…… 最後の最後でフェイク…… 卑怯もクソもない命のやり取り…… インプットした」


爆発のダメージを最小化する体勢で避け、さらには崖に生えていた木に捕まることで命を繋いでいた。

そして…


「もう可能性はない」


パク「クソッタレェエエエエ!!」


「有能だったぞ…… だからこそお前の死は俺の力となる」


パク「かぅ…… お……」


「強かったぞ…… パク・ソジュン」


パクを賞賛しつつも、万策尽きた彼の心臓に無慈悲な一撃を突き立て殺害、勝利した。


裏神サイドの中で、初のメインナレーションに大抜擢された。


パクとの死闘を制した反町はタンタンから渡されたロープを使い、谷の中腹から生還した。この際タンタンから要求されていたとはいえ、「ありがとう 感謝する」と素直に感謝を述べている。

たまたま通りかかった車に半ば強制的にヒッチハイクすることで帰路に着くだけと思われたが、そうは問屋が卸さなかった…。襲撃者のもう片割れ ファビアンJr.が現れたのだ。


ファビアンは手榴弾で吹き飛ばそうとするも、タンタンがそれを銃撃で弾いて狙いをズラす。しばらくは銃撃の応酬が繰り広げられるも、反町が怯えて固まる運転手の男性を恫喝して強行突破に成功する。しかし、その車体のトランクには無数の弾丸の痕が残っていた。


行きつけの闇医者に到着した反町はそのまま療養していた。(反町曰く「クオリティはそこそこ」)

パクを殺ったという情報は見舞いに来た香坂だけでなく羅威刃凱娃といった裏社会全体に伝わり、反町の狙い通り、自身の市場価値は上がっていた


それから一週間後の午後6時。療養中でありながらも警戒を怠らない反町は何気なく病室の真下のゴミ捨て場を見る。そこに15分前は無かったはずのゴミ袋2つ。


施設の人間の行動パターンも網羅していた為、違和感を覚えてすぐにモニタールームへ急ぐ反町。ゴミ捨て場近くのカメラの音声をONにした途端、明らかに普通ではない音。それが何かを理解した反町は過去一の焦りの表情で走り出した。


直後、背後で起こる建物全体を包む程の爆発。ゴミ袋の中身は大量の爆弾であった。その爆発は建物を大破させ、反町も骨折を二箇所負わせる程であった。


危機感を感じてその場を立ち去ろうとした際にファビアンが現れる。全ては彼の仕業であった。強行突破から全て彼の計算通りに事が運んでいたのだ。


傷が開いた上に骨折もしている反町は容易く追い詰められていくが、得意の指弾で街灯を破壊して消火器を噴射して目晦ましをすることで逃げられる状況を作った。その上で相手の虚を突く目的でストレートを一発叩き込んでから逃げた。


その後、異変を察した烏丸によって救助された。因みに烏丸には素直に感謝していた。


一方、ファビアンは新たな獲物に標的を変えていたのだった。


生き死にの局面でビビるな!この無能がぁ!

俺の突きは現代科学の粋だ


パクやファビアンJr.との戦闘で負った傷を治療するため、病院に金をつぎ込んで最先端再生医療を受けていることが明かされた。

最先端再生医療、幹細胞で治癒する


詳細は不明だが、中心部たる香坂派閥との間で対立を起こし「この場で(香坂を)殺してトップを引き継ぐ」とナイフを構える姿が大写しになる。

直後に鳳崎から「言っていいことと悪いことがあるだろ」と非難されてこちらとも敵対し、会議室で裏神三英傑が本気の殺し合いを始めてしまう事態が予告された。

この場で殺してトップを引き継ごうか


怪我もほぼ完治しており、裏神の会議に参加する。しかし、ここで幹部同士で仲間割れが起き、自身を裏切り者として疑い続ける香坂に対しナイフを抜き、香坂を守るため黒刀を抜いた辰巳と臨戦態勢に入った。衝突直前で、香坂の仲裁により一旦その場は解散したが、別日の会議にも烏丸や鳳崎と共に現れることはなく裏神を離反した…かに見えたが一連の流れは全て京獅子連合の目を裏神から逸らすために行った香坂の策略であり、1週間後、とあるビルの一室ではバーベキューをする裏神幹部たちの姿があった。これにより、裏神は以前よりも結束力を高めることに成功した。

6等分にした。寸分の狂いもない


裏神の会議に参加した。香坂から今後の方針を告げられた後、新たに幹部に昇格した山名龍平を紹介された。

また、『裏社会の厄災』と恐れられる伊集院茂夫の名前が出た際は、いつもの余裕な表情が崩れる程に動揺を隠し切れなかった。但し、こちらは(当然のことだが、)未遂に終わる。


無論、実績のある人間なんだろうな


余談編集

彼がデビューした時にいた幹部候補のポジションは他の裏社会組織では極めて珍しく、ポストがはっきり言及された構成員は現時点では天羽組冨樫宗司鎌の坂元及び天王寺組の鳶口の3名しかいない。なお、同じく幹部候補からスタートする可能性があったCODE-EL銀田栄角(銀田栄山の弟)はこの選択肢を拒否している。


また彼は半グレとしての人生で「独自組織 → 戒炎 → 裏神」と2回の移籍で3つの組織に在籍している。3組織への在籍経験がある半グレはヒューバグでは彼が唯一である(海外での従軍経験者まで含めるともう少し増える)。


裏神で裏切り者がいる可能性が上がった際、視聴者から彼も候補と考えられていたが、実際には彼の偽物であった。


2024年8月12日の動画にて彼の過去が少し明らかとなったが、医学部から医学関係ではなくマフィアの世界へ行こうと決めた動機が依然として不明となっている。


関連タグ編集

ヒューマンバグ大学 戒炎 ブラック上司 ジャイアントキリング 裏神


絢辻雅史 - 同時期に登場した羅威刃(東雲政権下)の主戦幹部。反町とほぼ同時期に登場しながら、まだ本格的な活躍の機会は与えられていない。


鶴城史之舞 - 元CODE-EL銀田グループ最強のアサシン。現在は「つるのおにぎり」の店主で株式会社モーリーの協力者。反町と同じく服装は赤と黒が基調だが、EL戦争時の服装が反町の服装と似ていると一部の視聴者から指摘されている。別の人間になりすましをされたという点も共通している。


我妻京也麻生成凪緋田功哲郎角中正樹遊馬大介榊原周上堂新一 - 反町と同様に戒炎の幹部たち(我妻と麻生以外には面識は無いが)。京極組との京炎戦争で全員死亡。


皆堂智則 - 現在は羅威刃の幹部。戒炎時代は反町離反後の我妻の側近だった。ただし反町と違い我妻の存命中は我妻を裏切らなかった。彼もまた反町や鶴城と同じく赤と黒を基調にした服装である。


伊集院茂夫浅倉潤銀田栄角世良蓮二郎 - 理由は各々異なるものの、エリート家系出身までありながら最終的に裏社会の住人(伊集院は拷問ソムリエ、浅倉は極道、銀田と世良はアサシン)となった同作キャラ繋がり。特に銀田とは組織運営のスタンスも酷似している。


氷室一真、真咲 - 前者は伊集院の盟友の闇医者。正真正銘の医者だが訳ありで裏社会に身を投じた。後者は姉妹チャンネルの「バグアカデミア」の拷問蛸シリーズに登場する女性の闇看護師(実質は医者)。


東雲竜政 - 実は共通点が多い。独自組織のトップ経験者、パワーとスピードを兼ね備えた存在、環境を利用した駆け引きに長ける、京極組との戦争を乗り切って生存した、ボスを倒して頂点に立つ野望を持ったことがある、一般人の車を乗っ取って逃走に成功した、etc・・・


闇堕ちマイキー - 容姿が似ている。


進藤ヒカルロゼ(鋼の錬金術師) - 前髪が似ている。


高橋涼介 - 頭文字Dの登場人物で、医大生かつ作中最強のドライバー。反町も医大卒で、プロレーサーも顔負けのドライビングテクニックを発揮したが、根本的な性格は正反対であると言える。

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