概要
「番狂わせ」を意味する英語「giant-killing」のカタカナ表記。
直訳すると「巨人殺し」。『旧約聖書』のダビデとゴリアテの説話などに由来する。
スポーツなど競技会や試合といった勝負の場において、前評判や下馬評を覆し格上の相手に対して勝利を収めること。
単純な1対1の勝負だけでなく、マラソンや陸上競技のような順位を争う種目でも使われる。
類似した意味として「アップセット(upset)」がある。
ジャイアントキリングを成し遂げたチームや選手はその特性からしばしば新聞、ニュースで頻繁に取り上げられ、一躍ヒーローとして注目される。
逆に成し遂げられてしまった側にはファンから厳しい言葉、時には物理的な危害を向けられる羽目になる。
スポーツ・競技漫画でも試合中に主人公たちの成長を促す、または成長を実感させるための舞台装置として「明らかに戦力差のあるチームに打ち勝つ」というシーンが設けられていることが多い。そして、基本的に決勝戦等の最終決戦は相手チームの方が下馬評で大方有利といった見方をされることがほとんどである。
主なジャイアントキリングの例
- ボクシング
- キンシャサの奇跡:チャンピオンの資格をはく奪され、ピークも過ぎて挑戦者の立場となったモハメド・アリが現チャンピオンだったジョージ・フォアマン相手に逆転勝利を収めた試合。
ツジトモの漫画
→「GIANTKILLING」