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概要

2チームがグラウンドで対戦する球技。相手コーナーのゴールボールを入れたチームがを取る。

ボールは基本的に抱えて走る。また味方の誰かにボールをパスする時、自分の前方にいる選手に渡してはいけない(横または後ろ方向にいる選手に渡す)というルールがある。ボールを前方に蹴って進めてもよいが、ボールが球形でないため、転がり方が不規則で軌道を読みにくい。


本来15人で行う『ラグビーユニオン』、13人制の『ラグビーリーグフットボール』や7人制ラグビーが存在する。

7人制ラグビーは2016年リオデジャネイロオリンピックの正式種目になっている。


以下、日本で一般的な「ラグビーユニオン」のルールに従って解説する。


得点方法

トライ…5点

ボールを持って、相手陣のゴール領域の地面にボールをつけたら成立する。

アメリカンフットボールのタッチダウンは領域内に入っただけで成立するが、

トライは頭を除く上半身を使い地面にボールをつけるまで成立しない。


ゴール(コンバージョンキック)…2点

トライをした際に、トライ自身の得点とは別に、ゴールへのキックによる

追加得点の機会が与えられる。これをゴールに入れたら成立する。


ペナルティゴール(PG)…3点

相手方の反則のときにキックの権利を与えられ、それを直接ゴールに入れた場合に成立する。


ドロップゴール(DG)…3点

試合進行中に、ボールを持っている選手が、ボールをワンバウンドさせて蹴り、

そのボールがゴールに入ったら成立する。相手方はこのプレイを妨害してかまわない。


サッカーとの関係

サッカーとは共通の先祖を持つ間柄。19世紀にFA(フットボール協会)が設立されると、手の使用を著しく制限するルールの改訂に反発したグループが不参加を表明しラグビー協会を設立して分裂したのが始まり。よく言われる「試合中選手が突然ボールをもって前に走った」のが起源、というのは創作とされる。

ちなみに審判のジェスチャーはサッカーと真逆で、攻撃権を得たチーム側を指すものが多い(サッカーではファウルを受けたチームの攻撃方向に指すことが多い)。


ラグビー文化

その後サッカーが栄養状態が悪く小柄な労働者階級でも問題なく行えるとして受容されたのに対して、ラグビーは中産階級の間で愛好され続けた。このため差別的ニュアンスがあるものの、両者を語る際「サッカーは野蛮人が行う紳士的なスポーツ、ラグビーは紳士が行う野蛮なスポーツ」という言葉がしばしば引用される。アパルトヘイトが国の政策として行なわれていた南アフリカでは「ラグビーは白人のもの、サッカーは黒人のもの」とされていた、と言い換えれば解りやすいだろうか。

このためラグビーにはイギリスの中産階級的な文化がいまだに残っている。例えばレフェリーは判定を裁くだけではなく、できるだけ反則をさせないように試合中反則しそうな選手に注意を促す。レフェリーへの抗議も、サッカーでは数人で激しく詰め寄る光景がしばしば見られるのに対し、ラグビーにおいてはそもそも抗議すら認められず、キャプテンが判定の結果と基準を確認することしかできない。胸を突き飛ばしたりしてしまえば年単位の出場停止を課せられることもある。

クラブや地域、選手間の対立を含めてドラマを求めるサッカーに対し、ラグビーでは試合後はさっぱり忘れるのが作法。この文化は日本では「ノーサイド」と呼ばれるが、それ以外の国では「アフターマッチファンクション」という試合後に行われる飲食を交えた懇談会がこの機能を果たしている。


競技上の問題点

互角の力関係のチーム同士が対戦したとすると仮定する。

この場合、下位のチーム同士の対戦の場合はトライによる得点が多く、上位のチーム同士の対戦の場合はPGによる得点が多くなる傾向がある。

自分のチームが強くなっても、相手も強くなってしまえばトライの成功率が上がらないのに対し、PGは相手の妨害がないため、自分が上達すれば成功率が上がっていくためである。

一般的にはトライをめぐる攻防の方が好まれるためこの傾向は歓迎されず、公式ルールも積極的にトライを目指すように促す目的で、以前よりもトライへの配点を増やしている。

(トライの得点は戦後しばらくは3点だったが、後に4点、さらに現行の5点になった。さらにW杯では1ゲーム中4回以上のトライに対し勝ち点1が与えられる。)



鍛練に関する逸話

非常に激しい当たりをするスポーツであるため、競技者は他の球技以上に頑丈な肉体を作る必要がある。

アマチュアラグビー界では警察署や消防署のチームがタックルしてきた相手を逆に粉砕する、学生がタックルするとタックルした学生の骨が折れると言われるほどの肉体の頑強さで名高い。

これは訓練が業務のうちである警察官消防官は練習に加えて業務としての訓練でも体を鍛えることができるためである。

昼間に消防署の前を通れば、手すきの消防官が訓練に励む姿は比較的容易に目撃できる。警察官の場合、自治体警察を統括する本部長の性格によっては武道大会での成績が考課に直結することもあり、鍛練度は非常に高い。これに猛練習が加わるのだから…結果は推して知るべしである。

また、酒に酔って路上で寝ていた日本代表選手が、車にひかれたが、軽傷で済んだという嘘のような本当のニュースが報道されたこともある(しかも救出のために他の選手が車を持ち上げた)。※決して真似をしないでください。



ラグビーに関連する作品

  1. 雨瀬シオリによる漫画→『ALLOUT!!
  2. 成瀬芳貴による漫画→『明刹工業高校ラグビー部
  3. 奥英樹による漫画『アップセット15
  4. TBS系・大映ドラマ『スクールウォーズ
  5. TBS系でドラマ化もされた池井戸潤による小説『ノーサイド・ゲーム
  6. GONZO制作オリジナルアニメ『トライナイツ

関連タグ・外部リンク

球技 スポーツ 裸倶薇ー ラガーマン ラグビーボール


WOWOWフランスの最高峰リーグ『フランス選手権トップ14』を2016-17シーズンから放送している。それにともない、国別のテストマッチも放送。⇒WOWOW公式サイト内特設サイト

トップ14以外にも、欧州6か国対抗戦『シックス・ネーションズ』も放送。⇒WOWOW公式サイト内特設サイト


ラグビー邪面:『魔進戦隊キラメイジャー』に登場する、ラグビーをモチーフにした邪面師



ラグビーチーム

サントリーサンゴリアスパナソニック ワイルドナイツ
ヤマハ発動機ジュビロトヨタ自動車ヴェルブリッツ
神戸製鋼コベルコスティーラーズ東芝ブレイブルーパス
リコーブラックラムズNECグリーンロケッツ
NTTコミュニケーションズシャイニングアークスキヤノンイーグルス
クボタスピアーズ宗像サニックスブルース
Honda HEAT日野レッドドルフィンズ
三菱重工相模原ダイナボアーズNTTドコモレッドハリケーンズ
豊田自動織機シャトルズコカ・コーラレッドスパークス
近鉄ライナーズ九州電力キューデンヴォルテクス
マツダブルーズーマーズ釜石シーウェイブスRFC※
栗田工業ウォーターガッシュ清水建設ブルーシャークス

※釜石シーウェイブスは富士製鐵(現・日本製鉄)釜石製鐵所の実業団チームが母体のクラブチーム

ラグビーワールドカップ関連

日本代表・・・ブレイブブロッサムズ

ニュージーランド代表・・・オールブラックス

オーストラリア代表・・・ワラビーズ

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