高校ラグビー
1
こうこうらぐびー
高校ラグビー部による高校生のラグビー。
高校ラグビー部に所属する生徒によるラグビー、各高校のラグビー部が対戦し覇を競う選手権。
特に12月から翌年1月にかけて行われる全国大会は決勝戦の会場が大阪府東大阪市にある花園ラグビー場であることから、高校野球大会の通称「甲子園」のように「花園」の通称で呼ばれることで有名。
2000年からは埼玉県熊谷市にある熊谷ラグビー場にて3月から4月の間に行われる『全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会』が行われている。この大会は1994年から東日本の高校の学校を中心に西日本の強豪校を招待して行われていた『東日本選抜大会』を発展解消したものである。この選抜大会は2009年から複数校による合同チームの出場も可能(冬の大会においては予選のみ参加可能であり、たとえ優勝したとしても花園に出場は不可能)。
2014年からは7人制ラグビーの大会である『全国高等学校7人制ラグビー大会』も7月中旬に行われている(7人制の大会自体は1998年に高校セブンズラグビーフットボール選手権大会として2000年まで、その後2010年までジャパンセブンズ選手権高校生の部として存在している)。
- 野球やサッカーという比較的競技人口の多いスポーツですら近年の少子化や不況における競技人口の減少に悩まされているが、高校ラグビーも例外ではない。部員数の減少によって引退した他の部活動の生徒を加入させて大会参加をしたり複数校で組んでの合同チームでの参加も珍しくない。またラグビー部のない学校すら珍しくない上にラグビー部のあった学校が部の休部や廃部という形で花園出場経験のある県内伝統校クラスですら大会参加をやめているケースも多々ある。前述通り、春の選抜大会では合同チームの全国大会を認めているものの冬の大会においては予選こそ参加可能だが花園出場はたとえ優勝しても不可能。部員が15人ギリギリで参加しているところも多く、それ故の悲喜交々のエピソードも増えてしまっている。
- 15人ギリギリで参加して決勝戦まで行ったものの故障者が出たために決勝戦出場辞退(2021年香川県のケース)
- 3校参加したが、2校が故障者が出て15人での参加が不可能となり1校が自動的に花園出場が決定。形だけでも試合を行おうと2校同士で参考記録の試合を行い、その後2校の合同チームと出場校で決勝戦を行おうとしたが2校の試合で故障者が続出し、合同チームを作ろうにも15人そろうことが不可能となり、その年の代表校は1試合もしないまま出場決定してしまった(2022年鳥取県でのケース)
- 前述を踏まえる以前に、冬の全国大会である花園の関しては、全国レベルで強豪校とその他の差が著しくなりすぎており、優勝校が持ち回り状態となっている状況となっている。県全体で未だに1勝しかあげていない県もあり、出場校も寡占状態となっている県も珍しくない。そもそも前述通りラグビー部のない学校も珍しくなく、あっても参加できるか怪しい状況下もあるからであるが。特に中国・四国地方となると県によっては毎年まともに単独でチームを組めるのが1校ぐらいしか存在しないということもざら。連合チームはたとえ県予選を突破しても全国大会本戦には出場できないため、県大会が事実上安定して単独でチームを組める1校の壮行試合となっているという県まである。
- このような参加校の減少の背景には、怪我のリスクが大きいというのがある。特に近年では慢性外傷性脳症のリスクの大きさがクローズアップされている。
- 以上のことから、高校ラグビーの予選区分はいずれ都道府県単位から地方単位に変更され、全国大会も地方代表単位で本戦出場者が決まるようになるのかもしれない。
高校ラグビー経験者の有名人
中川家・・・礼二の方はモノマネでもネタにする為有名だが、実は剛も経験者である。
福澤克雄・・・テレビドラマのディレクター。社会人ラグビーを題材とした「ノーサイド・ゲーム」を手掛けた。
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です