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概要編集

ワールドラグビー(旧・国際ラグビー評議会)主催ラグビー全世界対象とした国際大会、ワールドカップ1987年より、4年に1度開催

世界で3番目に多くの人々が視聴する一大スポーツイベントでもある。


とはいえ、サッカーと比べて世界的な普及度・実力差が激しい競技であるため参加枠は少なく、その参加枠も20枠中12枠が、前回大会で上位12位のチームに振り分けられるという特殊な方式になっている。


代表選手選考の条件編集

他のスポーツと比べて特殊であることで有名で、他国での代表歴がないことに加えて以下の一つでも当てはまれば国籍の取得の有無関係なく代表選手になれる。野球でのWBCクリケットにも似た条件がある。

下記は2024年現在のルール


(日本の場合)

  • 出生地が日本
  • 両親または祖父母のうち1人が日本出身
  • 日本に5年以上継続、または累積10年居住している
  • 他国で代表歴があるものの、そのチームで最後にプレーしてから3年経過し、自身あるいは両親と祖父母のうち1人が日本出身

このようなルールが形成されたのは、かつて大英帝国植民地を抱えていた折に、イギリス人や植民地人が海を越えて生活することが珍しくなかった一方、未発達な交通事情から出身地域の代表に選抜されても簡単に帰郷できなかったため、居住地でも代表になれるようルール作りをしたことの名残である。


日本の代表チームに外国人選手や外国人の血を引いた選手が半数以上いるのはこのためで、日本以外でも母国での機会や国の経済事情、選手層などを鑑みてキャリアに見切りをつけて外国でプレーするという選手は少なくない。

日本の成績が上がりはじめたのも外国人を増やしてからであることが、時折批判的に挙げられる。しかし、前述のように外国出身選手を多く引き入れていることは中堅国だけではなく、オールブラックスをはじめとした強豪国でもごく一般的なことであり、日本より多い国すらある。自国出身者のみで固めた純血主義を貫いている強豪はアルゼンチンくらいなものである。


他のスポーツとは異なり、ラグビーは野球でのWBC同様、国籍主義ではなく協会主義、国vs国ではなく国内リーグvs国内リーグの様相を呈している(サッカーでいうクラブワールドカップのようなもの)ことを念頭に置いていただきたい。成り立ちが植民地主義の延長戦にある競技であるため、関係者の国籍に対するこだわりは極めて希薄なのも特徴的で、アイルランド代表はアイルランド問題を超越した南北合同チームである。また、両親又は祖父母の出身国代表に出来る追加規程が2024年パリ五輪・パラ以降、7人制ラグビー・車椅子ラグビー競技でも五輪・パラ憲章より優先適用となった。



ラグビーワールドカップ2019ジャパン大会編集

公式HP

2019年9月20日開幕 地上波日本テレビ系で放送

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