愛称はラグビーの南アフリカのナショナルチーム、同国に生息するスプリングボックに由来する。
人口比で2割に満たないにもかかわらず選手の大半は白人で占められる。これはアパルトヘイトにより白人と黒人があらゆる面で隔離され、その正当化のために「紳士のスポーツ」であるラグビーが「紳士のスポーツを黒人ができるはずがない」という具合に利用され、黒人からも白人支配の象徴と見なされてきたためである。
アパルトヘイト廃止後、一部の急進的な黒人活動家らはラグビーチームの愛称とエンブレム変更を主張したがネルソン・マンデラは白人との融和を優先したため、白人の宝といってもよいラグビーチームには一切手をつけなかったという逸話がある。
1995年のアパルトヘイト廃止により国際社会に復帰し自国開催で初出場となったラグビーワールドカップで初優勝、2007年大会でも優勝。
オールブラックス、ワラビースと並ぶ世界最強チームの一角であり、強力なフォワード陣を中心に激しい肉弾戦を得意とする。
2015年大会は1991年大会以来勝利から遠ざかっていた日本代表(ブレイブブロッサムズ)に初戦で敗れるも3位、2019年大会では日本に準々決勝で雪辱を果たす。