概要
ラグビーワールドカップの2019年9月開催大会、日本開催。
優勝は南アフリカ代表チーム。準優勝はイングランド代表チーム。第3位はニュージーランド代表チームとなった。
日本はこの大会でアイルランドやスコットランドなどヨーロッパのの強豪国を下し予選全勝で史上初の8強入りを成し遂げたが、その成績には疑惑も指摘されている(親記事やブレイブブロッサムズを参照)。
開催前、開催後の反響
開催が決定した2009年ごろ、日本は花園こと全国高校ラグビー選手権や社会人ラグビー等局地的な人気はあったものの、野球やサッカーに比べ決して国民的人気スポーツとは言いきれず、規模に見合った集客数や視聴率が見込めるかは不安視されていた。
ところがいざ開催されるとプール戦(予選)での日本の快進撃(特に優勝候補ともいわれていたアイルランド戦勝利して以降は視聴率が10%近く跳ね上がっている)によってテレビ中継は最高で40%を記録する異例の大盛り上がりを見せ、大会終了後も日本代表のスローガンであった「ONE TEAM(ワンチーム)」が流行語大賞に選ばれる等社会現象となった。
台風に苦しめられた日程
安全面においては非常に信頼度の高い日本であったが、一つだけこの時期に国民を悩ませる大きな災害があった。台風である。
国民の嫌な予感は的中し、試合期間中、これまでに見ない規模の台風が2つも直撃し、大会史上初めて中止を余儀なくされた試合もあった。
特にスコットランドはプール最終試合の日本戦が中止になると戦わずして決勝トーナメント出場の望みが絶たれてしまうことから、大会運営の判断に対して非難する声明を発表するなどで物議を醸した。
一方でやむを得ず試合中止となったカナダをはじめ被災した地域に滞在していたチームが復興に協力する姿などが報道され、日本国内だけでなく、各国からもその姿勢に称賛の声が上がっている。
余談
治安や交通面において国外から高く評価された日本大会であったが、一方で海外の記者からは意外なものが注目されていた。コンビニのサンドイッチである。
手が汚れにくく出るゴミも少ないためどこでも簡単に食べることができ、しかも良質で具材バリエーションにも富んだ日本のコンビニサンドは一分一秒を争う報道記者たちにとってまさに最高の携帯食で、Twitterに取り上げられたり、どのコンビニサンドが最高か特集まで組んだ国まで現れた。
また、この大会で日本を訪れたことをきっかけに生活環境や契約条件の良さを知った各国の有力選手が日本のラグビーリーグ「リーグワン」のチームへ移籍する機会が増え、国内リーグのレベルアップと盛り上がりにも影響を与えている。