概要
採点によって得られた点、点数、また得点を入れ得点が受理される事。
野球における選手の記録としての得点
試合において、チームが点を取る事を指すが、選手の個人記録としては、基本的には安打か四死球、エラーや代走などで塁に出て、その後の打者がタイムリーを打つなど、ともかくホームベースに生還した時に1得点が選手に記録される。ホームランを打った場合は、基本的には打者に1得点が入る(例外あり、後述)
なお、打点とは扱いがまったく違っており、あくまでホームベースに生還した時のみ記録されるので、たとえば満塁ホームランを打った際は4打点となるが、得点はあくまで1点に留まり、タイムリーを打ったが、その後ホームに生還せず残塁に終わった場合は0得点となる。
いわゆる打撃三冠王は本塁打王、首位打者、打点王の3つを指し、最多得点はこれに入らないので注意が必要。
なお日本プロ野球の通算得点ランキングは、通算打点でもランキングされる選手が多く、最多は打点でも最多の王貞治。ただし、2位には打点ではランキング外の福本豊がつけており(なおイチローは日米合算では王を越えている)、必ずしも長距離打者だけがランキングされているわけではない。
総じてみれば、王貞治などクリーンアップを打つ長距離打者は打点の方が得点より高く、イチローや福本豊など一番打者で本塁打が少なく出塁率の多い選手や、代走で出る事の多い選手は。得点の方が高い。
ホームランを打っても、ベースを回る際に走れなくなった等で代走が出された際は、得点は代走の選手につけられる。この珍例では元近鉄のジム・タイルは通算8本塁打だが、一度本塁打を打った直後に負傷し、代走に伊勢孝夫を出され、伊勢がベースを周り本塁のベースを踏んだ。この時の本塁打と打点はジム・タイル、得点は伊勢にそれぞれ記録された。ジム・タイルはNPB通算では7得点に終わっており、本塁打より得点の方が少ない唯一の選手となっている(ホームランで代走を出された例では他に元中日の彦野利勝がいる)。