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ラグビー邪面

らぐびーじゃめん

『魔進戦隊キラメイジャー』に登場する敵組織「ヨドンヘイム」の怪人・邪面師の一人。
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「人間共の笑顔が詰まっている庭…家族の愛に溢れた笑顔…吐き気がする程美しい!! 美しいものは全て汚してやる! ゲームスタート!」

「ナイストライ!その調子でどんどん行くぞ~!」


CV田中美央

スーツアクター森博嗣


データ編集

身長/183cm

体重/165kg

邪面/ラグビー→1チーム15人でぶつかりあって、長球ボールをゴールさせる荒々しい地球のスポーツ競技

ハッシュタグ/#ラグビー #コンバージョンキック #地獄ラグビー後半戦行くぞーっ #代役ン #5人が一つ #らぶbeぼーるタッチダウン


概要編集

ラグビー邪面

ヨドンヘイムが送り込んだ、地球スポーツ競技ラグビー」を模した邪面をベチャットに被せて生み出された邪面師


邪面獣ジャグチヒルドンを用いての地球最初の作戦『魔法陣ゲート大開放作戦』による大規模侵攻が頓挫した事を踏まえたクランチュラが、新たな邪面獣・ラガーリガニーを地球上に呼び出す礎として生み出した。


邪面はキックティーに置かれた綻びのあるラグビーボールを模しており、綻びた部分から片目が露出している。裏地が鱗模様の黒いマント(裏地は赤)を着用し、素体のボディと手袋・ブーツの色は黒、胸の前掛けの縁は黄色。


ラグビー邪面

身体能力が高く、自慢の駿足で独走して目標の建造物の近くにラグビーボール型爆弾をトライ(設置)して爆破する方法で破壊と混乱を引き起こし、闇エナジーを集める使命で活動をしており、更にボールを確実にトライすべくベチャット達で組んだラグビーチームを引き連れ、手近な人々を強制的にラグビーの試合に巻き込んで翻弄、その隙に目標へ突撃する『地獄ラグビー作戦』なる戦法を得意とする。


作戦実行時に周りの一般人を巻き込む事も辞さない悪党だが、一方でラグビーの選手である事へ誇りを持ち、武器片手に作戦を妨害してくるキラメイジャー「ラグビーに武器を持ち込むなんて反則だぞ!!」と言い放った、几帳面な性格のヨドン軍のエースでもある。

ただしキラメイジャーとの交戦後は武装させたベチャットの大群を護衛に付けており、ラグビーのルールを貫く愚直さは持ち合わせていない様子。


活躍編集

最初の大規模侵攻作戦から局地よりの侵略に作戦方針を転換したクランチュラの手で誕生、どこかの遊園地に送り込まれてから早速地獄ラグビーを開始。遊園地内の地球人へパスを強制したのに始まって無理矢理スクラムを組ませる等して場をかき乱し、その隙に園内の遊具をラグビーボール爆弾で爆破して混沌と恐怖を招き、闇エナジーを着実に集め始める。


やがてキラメイジャーが迎撃に現れ爆弾のトライを食い止めようとするも、これを自慢の駿足で振り切り破壊活動を続行。遂にはラグビーボール爆弾を観覧車にパント(キック)で当てて人の乗ったゴンドラを落下させるが、キラメイレッド=充瑠イメージにより魔進ジェッタ魔進ヘリコが合体して誕生したスカイメイジがゴンドラを地面にぶつかる寸前でキャッチ、惨劇は回避されるもその隙に立ち去った。


しばらくして今度は発電所に「地獄ラグビー後半戦、行くぞ~!!」とベチャットを引き連れ出現、破壊力の強い紫色のスペシャルラグビーボール型爆弾を使用して施設を破壊、ライフラインを麻痺させてより広範囲に混乱を与えようとする。

今度は行動直前でキラメイジャーの妨害を受けるが、これを武装したベチャットの大群で足止め、その隙に目標へ一直線に向かう。対するキラメイジャーもメンバー一の駿足であるキラメイグリーン=速見瀬奈に後を追わせるが、僅差でリードするラグビー邪面は作戦成功を確信して勝ち誇る。


しかし次の瞬間、現れたもう一人の瀬奈がグリーンよりキラメイチェンジャーを受け取りチェンジしながら猛追、追い付かれてしまう。実はこれまで相対していた瀬奈は代役ンの変わった物で、本物は理解を汲んでくれた充瑠の発案の元で代役を立て、恩人の出る陸上大会に出場するのを果たした後で今この場に参戦したのだった。

そんな事情を知る由も無いラグビー邪面は次の瞬間にはグリーンに捕まり、持っていたスペシャル爆弾を奪い取られてしまう。そしてそのまま高くジャンプしたグリーンからスペシャル爆弾を自身の顔面にトライされ(「そこはタッチダウンだろ」とか言ってはいけない)、「それも反則だぞぉぉ~っ!!」と叫んで爆発に巻き込まれる形で敗れ去った。


しかしラグビー邪面は、邪面師に昇格する際クランチュラを通してヨドン皇帝と『闇の契約』を結んでおり、その生命力を変換した大量の闇エナジーにより邪面獣ラガーリガニーが地球に送り込まれるのだった。



映画『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』にも登場。白いスーツに身を包み、ある人物の夢の中でマブシーナのお婿さんとして出演した。


余談編集

ラグビーの要素を取り入れた戦隊怪人は過去にも幾つか例があるが、純粋にラグビーをモチーフとした戦隊怪人は意外にも今回が初(怪人ではなく敵組織の巨大ロボであれば新帝国ギアラガーメガスがあるが、こちらは名前にもかかわらずむしろアメフト寄り)。

これは初代戦隊後期必殺技のモチーフと被っていたのが理由と思われ、スーパー戦隊シリーズの放送が今年で通算45周年(※初代のみ放送期間が2年間だった)であるのも関連していると考えられる。

また、去年行われた「ラグビーワールドカップ」の開催地が日本である事もラグビーモチーフの理由の1つと考えられる。

更に、ラグビーつながりなのか公式サイトの怪人紹介ページのハッシュタグに獣電戦隊キョウリュウジャーに登場した漫画『らぶbeぼーるタッチダウン』がある。


自分の武器を逆利用されて倒される怪人は、前例が無い訳では無いが本編最初の等身大怪人相手の決め手になったのは非常に珍しい光景である。


「公式完全読本」にて、単にラグビーボールモチーフでなく、コートの芝の上にボールを置いた状態をモデルにした旨が語られており、K-SuKe氏得意の「ジオラマ怪人」となっている。


声を担当する田中氏は、今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となる。また、その他特撮作品には本作から4年後に公開された『劇場版ウルトラマンブレーザー大怪獣首都激突』にてニトウ役で俳優として出演している。



関連項目編集

魔進戦隊キラメイジャー

ヨドンヘイム 邪面師

ラグビー


野球仮面:正確には彼を始祖とする野球怪人の括りから派生した『スポーツ怪人』に属するラグビー邪面だが、邪面師のデザインコンセプトや余談内の逸話を鑑みると遠回しにリスペクトしているとも取れる。


デーボ・スポコーンスモートロングローブン:近年のスポーツ怪人の先輩。ただし全員、勝つ為ならルール違反も辞さないスポーツマンの風上にも置けない卑劣漢である。


黄金仮面:本格的な昭和最初の戦隊怪人第1号。

イワガミボーマ:本格的な平成最初の戦隊怪人第1号。


本編最初の一般怪人

マイナソー完全体ラグビー邪面キノコワルド

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