CV:雪野五月
前置き
本記事では、原作漫画『鋼の錬金術師』およびテレビアニメ『鋼の錬金術師』(2009年版)に於けるロゼについて解説する。
テレビアニメ『鋼の錬金術師』(2003年版)に於けるロゼについては「ロゼ・トーマス」の記事を参照。
※「トーマス」姓は2003年版アニメオリジナル設定であり、原作および2009年度版アニメでは姓自体が不明。
概要
『鋼の錬金術師』に登場するアメストリス国東部の町リオールに住む少女で、原作では第1話から登場。
ロングヘアーの明るい美少女で、エドワード・エルリックと同じアホ毛持ち。
前髪部分だけがワインレッド(ピンク?)でそれ以外は黒髪である。身長165㎝ぐらい。
ちなみに、おまけ4コマでは東の国に渡って覇道を極めるという爆笑の展開が描かれた。
『鋼の錬金術師CHRONICLE』に収録された特別読切でも原作1話と同じ立ち位置で登場。ただしパラレル設定の為、砂漠の町クロワトールのレストランの娘という出自で、父親も登場している。
人物像
原作版および2009年アニメ版
身寄りがおらず、前年に最愛の恋人を亡くし、落胆していたところを新興宗教であるレト教と出会い、信者となる。
教祖のコーネロにレト教なら恋人を復活させることも出来ると騙されて熱心な信者となり、自分を取り戻していた。
エルリック兄弟によってコーネロの悪事が暴かれた後は自暴自棄に陥りかけるも、エドに 「立って歩け。前へ進め。あんたには立派な足があるじゃないか」 と諭され、立ち直った。
リオール暴動後はボランティアをして街の復興を手助けし、街のアイドル的な存在となっている、最終的には自分が人を助ける存在になることを選んだのだ。
エドに関しては非常に感謝しており、ホムンクルスに追われてリオールへ避難していたウィンリィ・ロックベルと出会い、すぐに打ち解けて友達になった。
尚、ロゼがエドに好意を寄せている節があったことから、ウィンリィが一瞬妬いた表情を見せる(その際、アルに茶化された)場面があったが、恋のライバルになることはなかった。
また、腹を空かせて死にかけていたエドの父・ホーエンハイムと会っており、彼をレト教跡の地下へ案内した。
プロトタイプ
町を収める悪徳軍人・アルゼン少佐に捕まってしまい、不老不死を求めるアルゼンから「エドに対する人質になる」と勝手に判断されてアル共々投獄されてしまう。
アルに牢を破られて脱走し、アルゼンは錬成の失敗で自滅。
町を想って流したロゼの涙と賢者の石を使ってエドは湖を錬成し、枯れゆく街を助けた…のはいいが、やりすぎて賢者の石を使い切ってしまったため旅は振り出しに戻るのだった。