概要
2009年から2010年にかけて、毎日放送制作により、北は北海道放送から南は琉球放送までTBS系列全国28局にて放送された。全64話。加えて劇場版作品『嘆きの丘の聖なる星』も制作された。
タイトルロゴは単行本やガンガン掲載時の銀と赤のアレ(2003年版アニメで使用されていた奴)ではなく、活字の下に英語が並ぶシンプルかつシックなもの。
本編のDVDおよびBlu-rayの特典映像には、荒川弘描き下ろしの4コマ劇場『ハガレン4コマ劇場』が収録されている。
ちなみに、『ハガレン4コマ劇場』で絵コンテ・演出・作画・監督を担当した森井ケンシロウ氏は、後に『ガルパ☆ピコ』(『BanG Dream!』のミニアニメ)で総監督(第1期のみ)や、数多くの話の脚本を担当している。
スタッフ
特徴
本作は2003年版アニメ(通称:旧鋼)の続編ではない(※重要)。
原作も佳境に迫った時にアニメ化されたため、2003年版とは異なり、一部時系列や場面を整理しているが原作を忠実に辿っているのが特徴。ただし、2003年版では3クールくらいかけたリオール編~デビルズネスト編までをたった13話(第1話はオリジナルエピソード)でまとめてしまったため、原作の列車強盗編やユースウェル炭鉱編は全カットされ(一応、2003年版の方でアニメ化されてはいる)、ヨキが中盤でエルリック兄弟と再会した時に少し語られるだけであった。(とはいえ2003年版の方は、アニオリ回や独自要素を多分に追加した上での、前述の構成である事も留意)
キャラクターデザインは良くも悪くも味のあるデザインに修正され、塗り方がやや異なる2003年版(旧鋼)と比較されることも多い。
最終章は原作の最終回が『月刊少年ガンガン』に掲載されたのと同時期に放送されたが、原作最終回が110ページ超とアニメではとても1話分に収まる分量ではなかったため、急遽1話分追加して最終回を1週繰り下げてもらい、大団円を迎えた。1週分の繰り下げに伴い、後番組の『戦国BASARA弐』の放送開始も当初の予定より1週繰り下がって始まっている。
登場人物
詳細は鋼の錬金術師の国家・組織・キャラクターなどの一覧を参照。
声優について
声優陣はエルリック兄弟と大総統ことキング・ブラッドレイなど、一部を残して多数が2003年版アニメ(旧鋼)から変更されている。
また、前作から続投した声優も本作ではまったく別のキャラに割り当てられているというケースも複数ある。
なお、2003年版から続投、FAで変更および新規起用された声優の中には、ちょうど前年にこれと同じ時間帯でやってたアニメ『機動戦士ガンダム00』にも出演していた者が一定数含まれていたりする。
主題歌
オープニングテーマ
「again」
作詞・作曲・歌 - YUI / 編曲 - 近藤ひさし
「ホログラム」
作詞・作曲 - 光村龍哉 / 編曲 - 亀田誠治 & NICO Touches the Walls / 歌 - NICO Touches the Walls
作詞・作曲・編曲 - 大橋卓弥、常田真太郎 / 歌 - スキマスイッチ
「Period」
作詞 - 川畑要 / 作曲 - Jonas Myrin、Peter Kvint、江上浩太郎 / 編曲 - 板垣祐介 / 歌 - CHEMISTRY
「レイン」
作詞 - マオ / 作曲 - ゆうや / 編曲 - シド、西平彰 / 歌 - シド
エンディングテーマ
「嘘」
作詞 - マオ / 作曲 - ゆうや / 編曲 - シド、西平彰 / 歌 - シド
「LET IT OUT」
作詞・歌 - 福原美穂 / 作曲 - 福原美穂、山口寛雄 / 編曲 - 安原兵衛
「つないだ手」
作詞 - AILA / 作曲・編曲 - 黒光雄輝 / 歌 - Lil'B
作詞 - SCANDAL、小林夏海 / 作曲 - 田鹿祐一 / 編曲 - 川口圭太 / 歌 - SCANDAL
「RAY OF LIGHT」
作詞・歌 - 中川翔子 / 作曲 - 鈴木健太朗、木村篤史 / 編曲 - 島田昌典
関連項目
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン(2008年秋、2009年冬)→本作(2009年春夏秋、2009年冬春)→戦国BASARA弐(2010年夏)