お前らにプレゼントだ 鉛くれてやるよ アッハー!
CV:畑耕平
公式サイトでの解説
戒炎幹部の一人。
二丁拳銃を武器としている。どれだけ傷を負った状況でも、痛みを感じる素振りを見せず、奇声を上げながら銃を乱射する姿から「笑う死神」と呼ばれる。
京極組 海瀬による金砕棒のフルスイングをくらい命を落とした。
概要
東北圏最大規模の超武闘派半グレ組織戒炎の幹部。
オレンジの髪色に花柄へアバンドが特徴的で界隈ではどれだけ傷を負った状況でも、痛みを感じる素振りを見せず、奇声を上げながら銃を乱射する姿から『笑う死神』と呼ばれている。
人物
基本情報
| 異名 | 笑う死神 |
|---|---|
| 地位 | 戒炎 幹部 |
| メインウェポン | 二丁拳銃 |
| 口癖 | アッハー |
| 経歴 | 戒炎 幹部 → 京炎戦争 |
性格
同組織の幹部であり硬派な印象が強い遊馬大介とは対照的に陽キャな風貌であるが、大規模の半グレ組織の幹部なだけに、「ヒャッハー」や「アッハー」等の奇声をあげながら相手を撃ち、命令が聞けない相手も容赦なく始末してしまう猟奇的で残忍な人物である。部下や傘下の半グレ組織も恐怖で徹底的に支配しており、思い通りに行かないと銃を抜いて脅しをかけまくっている。奇声を上げる際は舌を出しながら言う辺り、品性にも欠けている。また、(担当声優の声質もあるとは言え、)見た目に反しかなりおっさん地味た声である。
その一方で、一条康明襲撃の際に致命傷を食らって盾にされた角中ごと一条を撃つのは躊躇していたシーンから察するに、(少なくとも幹部以上に対しては)ある程度仲間意識を持っていることが窺える。
能力
二丁拳銃を得物としており、早撃ちは3発放った銃声が一発に聞こえ、コントロールも一瞬で複数名の眉間を狂いなく撃ち抜けるほど。
またジャンキーであり、肉体的な耐久力の高さに加えて薬物による痛覚の麻痺により、紅林二郎の必殺パンチや海瀬の頭突きはおろか、直前で気づいて回避したとはいえ至近距離で食らったロケットランちゃ～の衝撃波や金砕棒のフルスイングを片手に食らってもなお痛みを感じない(流石に本場の金的であれば激痛を感じるようだが)。
戦闘以外ではその狂気で敵を心の底からビビらせ完全服従させることも得意でなんと暴走族150人以上を集め私兵にするという何気にとんでもないことをやってのけた。普段の行動からは想像できないが意外と頭もキレるらしく、暴力で服従させた手下の扱い方も的確で烏合の衆でも作戦行動を取らせるまでの指揮力を見せたほか、集会に来た手下の数が少なすぎるという情報だけで即座に敵の襲撃を警戒するという行動も見せた。
ちなみに集中力が上がると連射精度がさらに高度なものとなり、いつものような狂った気性から冷徹な眼差しと獰猛な声に変わる。
活躍
- 2023年1月14日の動画 (久我虎徹)
初登場。京極組第二事務所を放火するよう部下を恐怖でけしかけて実行させる。久遠町を車で移動している最中に悪質な暴走族に絡まれるも、即座に拳銃を抜いて2名を殺害し、生き残った面々に辺り一帯の暴走族を集めるように脅す。結果、150人以上の暴走族を集めて従える事に成功し、関東侵攻の戦力を拡充する。
「お前らにプレゼントだ！鉛くれてやるよアッハー！」
「地獄への餞別だ！鉛玉をプレゼントォ！」
「お前ら今までクジ運が良かっただけぇええ！今日のクジ運は最悪ぅ！全員死のうかぁ！」
「テメェらぁあ！！俺の言うこと聞くか！それとも死ぬかぁ！ご注文はどっちぃ！？アッハー！」
- 2023年2月12日の動画 (状況整理)
紅林と激突したことが判明した。
- 2023年2月18日の動画 (久我虎徹)
動画の終盤で同じく戒炎幹部の榊原周と共に黒焉街の半グレ組織を次々と壊滅させた。
「榊原ぁ！終わったけどクソ弱過ぎてパーリィナイできなかったぜ ファック！」
- 2023年2月20日の動画 (紅林二郎)
紅林が自分の舎弟によって西条をやられた事を聞いて、ボコボコにしているところへ発砲して乱入し、戦闘に発展する。凄まじい銃の嵐を浴びせて紅林を防戦一方にさせるも、紅林がブルーシートを活かして目晦ましにされた事で懐を取られてしまい、ナイフで応戦する。紅林がギリギリまで引き付けて躱した事でバランスを崩し、渾身の一撃を受けてしまう。それでも立ち上がるも、紅林の追い打ちの一発を受けた事で倒れ伏すも、紅林が命を取る事を選択しなかった事で命を拾う事ができた(戦いの結果は紅林の勝利だった)。
しかし上堂新一という男の本領はここからだった
翌日に従えた暴走族達をけしかけて紅林を探させ、二日後に見つけ出す。不意打ちで紅林に発砲して躱した所を手下の銃撃で完全に脇腹を捉え王手をかけるも、紅林が橋の下に飛び込み猛スピードで泳ぎ切った事で取り逃がしてしまう。
「鉛玉をどうぞぉ！素敵な地獄の旅をぉ！」
「アッハー！最高のパンチじゃねえか！飛んじまいそうだァアアアア！」
「殺さねえなんて甘ぇな…アッハー ハチミツみてえな甘ちゃんだぁ」
「卑怯者ぉ！？お褒めいただきありがとう！アッハー！」
- 2023年4月10日の動画 (佐古大和)
戒炎幹部の角中、遊馬らと共に、京極組の一条を暗殺すべく総攻撃をしかけるが、一条の圧倒的戦闘力を前に戦況は劣勢に傾く。一条によって致命傷を負わされた角中がその盾になっている際には何の躊躇もなく二丁拳銃を乱射するが、一条に逃げかけられてしまう。
すると突然集中力を一気に上げ、普段のような狂った気性から、冷徹な雰囲気と獰猛な声に変わる。そこで放たれた一発は一条の脇腹を貫通するも、最終的には彼の撤退を許してしまうのだった。
「アッハー！盛り上がってんじゃああん！俺も混ぜろよぉおお！」
「この状況絶望的だな！最後は俺にやらせてくれアッハー！」
「この上堂様を舐めんなよ」
戒炎 笑う死神vs京極組 怒りのタフガイ 狂気爆発
- 2023年5月5日の動画(佐古大和)
傘下につけた複数の暴走族たちとの集会のために廃墟となった遊園地に舎弟2人と共に赴くが、暴走族の数があまりに少ないことから警戒心を高める。
男「ここぞはやっぱりロケットラン…ちゃ〜。 吹き飛べ外道共ぉおお！」
その時、どこからかロケットラン…ちゃ〜を放たれ、全力で躱そうとするも激しく吹き飛び血まみれになってしまう。
倒れ伏した状態を機として飛び出したのは京極組の海瀬将悟であり、金砕棒を手に襲いかかってくるが…
「京極組の海瀬かぁ！ いいねぇ面白いことしてくれんじゃぁあん！」
実は倒れたフリであり、即座に起き上がるとともに抜いた二丁拳銃で海瀬にダメージを与える。しかし、そんなものを意にも介さない海瀬によって強烈なショルダータックルをお見舞いされ…
海瀬「地獄の頭突き一発食らわせたる！ ゼロォオオオ！……イチィイイイ！！」
「グガァアア！（それ二発じゃねぇか……）」
頭突き2発を食らったことで頭蓋骨が陥没した状態で倒れ、再びとどめを刺されそうになるが…
「……勝った気になるには早くねぇか！？ 俺はノーダメージだ！ 気分もハイだアッハー！！」
狂気とジャンキーによる痛覚麻痺で立ち上がり、海瀬を拳銃で襲う。海瀬の盾となっていたパンダカーが突進してくるも回避し、その後は金砕棒と銃撃の戦いが続く。陰に潜んでいた京極組の佐古大和に応戦されそうになるも、その隙すら与えず撃ち返し、流血させる。
そして、集中力を上げた状態で銃弾を海瀬の頭をカスらせ、肩に当てる。右手のチャカが弾切れを起こすも、左手のチャカで海瀬を狙うが…
海瀬「遅ぇえええ！！ 骨粉々に砕けとけぇええ！！」
「ぬぉおおお！？ ……痛くねぇ！ てかお前隙ありだぜぇええ！！」
「お返しでぇええす！ そろそろ死ぬかぁああ！？」
そこで海瀬による金砕棒のフルスイングが炸裂。チャカを持っている左手はめちゃくちゃな形に粉砕されてしまう。それでもヤクによって痛覚が麻痺しているあまり、意にも介さずナイフで海瀬の腹を刺すが…
「……あれ？」
海瀬「やっと捕まえたぞボンクラァ…… 京極組・海瀬将悟にとってはな…… これぐらいの怪我はモーニングルーティンなんじゃあ！」
「これが本場の金的じゃあ！！」
逆に腕をがっちりと捕まれた状態で海瀬の強烈な金的をお見舞いされる。それでも痛覚麻痺によって耐えると思われたが…
「イィイイ……（下半身が爆発した……痛え）」
両睾丸が破裂し、これには流石にトリップしていた状態でも耐えられず、数刻だが動きが止まってしまう。
そして…
海瀬「もらったぞ上堂…… 外道はイソギンチャクになっとけえ！ 上半身の骨全部砕ける音ぉおお！！」
「ゴギャアアア！！（もうダメだなぁ…… 骨が内臓に刺さりまくってる……）」
海瀬の渾身の金砕棒により上半身を捉えられると共に砕け散った骨が内臓の至る所に刺さり、死を待つだけの状態となるが…
「どうせテメェらもこっちに来る…… 我妻さんはモノが違えんだよ……ゴフッ…… 泣き喚く顔が目に浮かぶぜ…… 地獄で先に待っとくぜ…… アッハー……」
最期は我妻の脅威と京極組の悲劇を伝えながら事切れた。
- 2023年8月2日の動画(久我虎徹)
上堂を殺した張本人である海瀬将悟と戒炎トップの我妻京也が対決した回。
上堂自身は本編に回想扱いで一コマだけ登場。先の戦闘で与えたダメージにより海瀬が全力を出せなかったことで、間接的に我妻の勝利に貢献した。
それと同時に、我妻によって自身の仇は討たれたのであった…
「鉛弾をプレゼント！アッハァー！」
五十嵐幸光を襲撃した我妻京也と久我たちの救援に駆け付けた一条康明が対決した回。
上堂自身は登場していないが、かつて角中・遊馬との連携で一条を襲撃した際に与えた銃創が開いたことにより、間接的に我妻優位の戦局を作り出した(もっとも、直後に京極組の増援が来たことで我妻は一条を殺さずに撤退したが)。
海瀬のロケット弾の罠に引っかかるシーンが新規イラストで再現され、ワンカットだけ再登場。
余談
ファンの中には、彼の早期退場の理由を「演者の喉がもたない」と冗談めいた推測をする人も一部いる。実際に彼の声優を担当した畑耕平氏は以前、彼と声質が似ている東雲竜政の声を演じるのが喉に負担だと語ったことがあった。
関連タグ
城ヶ崎賢志 - 羅威刃のボス。両者ともに部下や傘下の半グレ組織も恐怖で徹底的に支配している点は同じ。
間宮恭平 - 羅威刃の幹部。二丁拳銃使いで凶暴でテンションが高くイカれた性格も共通している。京羅戦争においても戦闘シーンが少ないまま最初に退場した幹部の次に退場しており、上堂も京炎戦争で最初に絶命した同僚幹部の次に敗死した点も共通している。
須永陽咲也 - 天羽組の最強戦力の武闘派極道。両者ともにテンションと性格がイカれており、時に韻を踏む、「死神」という呼称が付いている、銃の使いに長けている、CVが畑氏という共通点がある。だが、須永は仁義を重んじているのに対し、上堂は仁義もクソもないという点が異なる。
しかし、須永が仁義を重んじているのは、任侠に生きる伝説の極道と出会い仁義を一から丁寧に叩き込まれたことや畏怖する人物の存在もある。もし彼が工藤や伊集院に出会わず、出会った人物が我妻のような仁義の欠片も無い狂気に満ちた人間であったなら上堂と同じ道を辿っていたと言う可能性も否定できない。
以上のように非常に須永との共通点が多いため、「須永もどき」という呼び声がある。
冨樫宗司 - 天羽組に所属していた武闘派極道(故人)。戦争では抵抗も空しく京極組の武闘派に殺害されてしまったものの、戦闘時に与えたダメージが仇討ちに動いた仲間の勝利に貢献した点が共通している(ただし、飯豊と異なり我妻の場合は仇討ちが主目的ではなかった)。
パンダヒーロー - ジャンキー、パンダ（カート）など、関連性がいくつか指摘されている。
