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麻生成凪

あそうせいな

麻生成凪とは、ヒューマンバグ大学に登場する半グレ組織「戒炎」のNo.2。
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俺の名前は麻生成凪…… 戒炎のNo.2として東京制覇を夢見る武闘派のマフィアだ


人間を見る指針はバリュー…… ソイツの能力に付随する明確な価値だ


CV:ヤシロこーいち畑耕平

公式サイトでの解説編集

戒炎のNo.2。

我妻が関東に乗り込んだ際、東北の統御を任せられるほど信頼されている。

戒炎に加入する前は、自身の組織を率いており

羅威刃の城ヶ崎と一戦を交えた過去がある。

戒炎らが友山組に襲撃した際に、六車謙信との斬り合いにもつれ込む。幼少期から染みついた戦闘本能で圧倒するも、六車の執念の一刀で最後を迎えた。


概要編集

東北圏最大規模の超武闘派半グレ組織戒炎のNo.2で、トップの我妻京也から全幅の信頼を寄せられている男。名前の読みはこの動画で「せいな」と判明したが、一度だけなぜか「せな」と読まれるミスがあった。


人物編集

基本情報編集

地位戒炎 最高幹部(No.2)
異名意識高い系半グレ(命名者は久我虎徹)
メインウェポンカランビットナイフ、拳銃
こだわり・口癖バリュー
師匠吉本の兄貴(岡口組)
好きな酒マッカラン
経歴高校卒業 → 岡口組 一般構成員 → 独自組織 トップ → 戒炎 副将 → 京炎戦争

容姿編集

明るいグレーに動きを利かせた七三分けヘアーにネックレスと丸眼鏡が特徴的な青年。


白に近いグレーのジャケットと黒パンツに黒のハイネックシャツを着用している。身長182cm。



性格編集

気さくでフランクな性格だが、過去の経験がきっかけで冒頭のセリフにも見られるように「バリュー」が口癖とのことから、恐らくコスパや利益など「価値」に関係のある何かにこだわりを持っている。久我からも「意識高い系の半グレ」と評されており、京極組の武闘派をランダムで狙う際は「くじ引きみたいでワクワクすんじゃん」と言ってのける場面もある。他にも、横文字や英単語を用いて話たがる癖がある。喫煙者だが、電子タバコを好んで使用している。


お酒も好きなようで、マッカランを特に好んでいる。我妻とサシで飲む事もあれば手料理を振舞われて食事する事もある。また、京極組の姐さんであり、組長である五十嵐幸光の妻である五十嵐梢を冗談交じりに「俺らと遊ばない?」や「美しくとも極妻だねぇ」とナンパしたり、戒炎に入る前の組織を率いていた頃には両手に花状態で酒を楽しむなど、女性好きな一面も見られる。


あらゆる人物や事柄に対し、自分や組織にとって価値を高められるかどうかが判断基準となっている。価値や意義を感じられなければ大きな計画や作戦を即断で止める、敵の強さを認めたら傘下に下る事も辞さない、不利や目的達成が叶わないと悟ったら撤退を速やかに選ぶ等、将来は政治家に転身し表社会と裏社会を牛耳るビジョンを描いているだけのことはあり、我妻とは別の意味で用心深く狡猾な合理主義者である。他の幹部と比べ、失敗や無能を晒した部下は「バリューが低いだけ」と一言断ずるだけで済ませる辺り、まあまあ寛容である。


幼少の頃からの過酷極まりない暴力や仕打ちを受けた経験から生への執着や死への拒絶心が非常に強く、それが価値観形勢や後述の実力やに繋がっている。


能力編集

実力編集

戒炎内部での地位や我妻らが東京侵攻する中で留守を任されていた事など考慮すると、世界的傭兵組織で天才と呼ばれた緋田功哲郎を超える強大な戦力と捉えられる。

我妻の相棒なだけあって、身体能力やセンスは相当高く、二振りのカランビットナイフを得物としており、そのナイフの柄下には目晦ましを誘うハイビームが仕込まれている。元格闘家のDVや武闘派極道組織に身を置き鉄火場を経験した事もあってか、特に動体視力は非常に優れている。中でも身のこなしを含めたディフェンス力は正に『堅牢無比』と言っていいほどに固く、久我虎徹でさえディフェンスのクオリティは(少なくとも自分が戦ってきた相手の中でも)過去一と驚愕させ、ナイフによる凄まじい連続攻撃や拳銃のコンビネーション攻撃さえ傷一つ負わなかったほど。京極組の最強戦力の一人にして日本刀の二刀流で戦う六車謙信「白刃に対する耐性も度胸もある」と認めており、接近戦でも互角以上に立ち回って見せてすらいる。事実、東京に侵攻して鉄火場に身を置く機会は何度あれども六車との戦い以外では(身体が触れた事はあれども)目立ったダメージは一切負わなかった。一方、意識外の攻撃は咄嗟にバックステップを使う癖がある。麻生のディフェンス力は戦うスペースが広ければ広いほど発揮される反面、逆に狭いもしくは動ける範囲が限られてしまえば自慢のディフェンスも効果が薄まりやすくなっており、我妻からもそれを指摘されている。


頭脳編集

かつては100人以上の愚連隊を率いていただけに頭脳面は相当優れている。東京に降り立って初めての作戦会議でも敵対幹部を狙うより先に下支えとなっている構成員の始末をする事で作戦を遂行しやすくする、我妻がいない際は自らが陣頭指揮を執って効率良く部下を動かしていく等と大局的な視野で戦況や相手の状態を把握する洞察力や判断力も長けている。


頭がキレる人物であるのは間違いない一方、自分より下の立場には表に出す事こそないものの、非常に傲慢かつ不用心な面も目立ち、幹部も一般構成員も失いつつある中でも危機感を全く持っておらず、協力者の羅威刃を「しょぼい小隊」などと過小評価して秋元の助言を聞き入れなかった結果として彼の予言通りに守若によって我妻が討たれ組織が滅亡する事態となった。さらに皮肉なことに戒炎と縁を切った直後から羅威刃は急成長を遂げて2024年以降は完全に立場が逆転してしまった。


総じて言えば、過去の経験から来る命や人生の瀬戸際においては驚異的な能力を見せる反面、取るに足らない要素と判断した場合は一気に慢心してしまう人間性をしているとも見て取れる。


過去編集

戒炎に加入する前は自分の組織を率いて関東侵攻を起こしており、その際に当時の羅威刃No.2として東北の半グレ勢討伐の陣頭指揮を執っていた城ヶ崎と激突していたことが明らかになった。また、後に「麻生と我妻物語」なる話が公開されることも明かされた。

(城ヶ崎「何だお前は? ただの肉になるか?」

面白いこと言うじゃん城ヶ崎…… お前にはどれくらいのバリューがあるんだ?



「いいの? この話バリューあるかわかんないよ」


かねてより公開が示唆されていた過去が発覚した。実の父親は物心付いた頃には既に死別しており、実母の再婚相手と生活していた。しかし、その両名は極めて頭のおかしい毒親で、義父は元キックボクシング選手である事を自慢にしているDQNで機嫌が悪くなるとスパーリングと称して殴る蹴るのDV三昧(この時に少しでも殴られない・ダメージを最小限に抑えるために天才的な動体視力を身につけた)、母親は死にかける息子に対し保身のためだけに義父を楽しませられないことにブチギレるという家庭環境は劣悪を極めていた。さらに義父から事あるごとに「お前には一切価値がない」と罵られ続け、こうして親から無償の愛を与えられずに育ったことで価値があるかだけで人間を判断するようになってしまった。


「4年に及ぶ地獄の生活は突然終わりを告げた…… あのクソ野郎が母親を捨てて別の女に走った」

「そのショックで母親は宗教にハマったが知ったこっちゃない」


そんな中、義父が不倫相手と蒸発、母親は夫に捨てられたショックでカルト宗教にハマってしまう。男に依存できなくなったら今度は宗教に依存するようになった愚かな母親を心の底から軽蔑して見限った(母が貰っていた生活保護の収入は麻生が使っていたため、金銭面はそれほど困らなかった)。

高校卒業後は岡口組という武闘派ヤクザに入門し教育係の吉本から喧嘩の手ほどきなどを受けてきたものの、義理人情を重視する渡世のルールや疑似家族になる事で繋がりを形成する極道組織の在り方にどうしても馴染む事ができず、約2年間で足抜けした。


「世話になったが仁義や兄弟分…… 俺には合わねえ」

「やっぱり俺のバリュー天才級だったみたい」


その後は東北マフィアを結成し、東北の主要都市である宮城県仙台市と岩手県盛岡市を支配するほどの勢力をもつに至った。日に日に勢力を拡大する中で自分を「神に選ばれた存在」とも考えるようになった。


「組織もデカくなってきたし東京へちょっかいでもかけてみるか」

「俺たちの力試しだよ。一発で成功したらレジェンドだぜ」


そんなある日、さらなる力を求めて関東に手を出そうとし、自身も簡単に事が運ぶと思ってた。しかし、その道中で立ち塞がったのは…


東雲「どこの田舎モンか知らねえが羅威刃にコナかけたら生きて帰れねえぞ」


「今の時代にマサカリ担いだ金太郎かよ…… お前のバリュー期限切れじゃん」


当時東京で急拡大を続けていた羅威刃だった。東雲と一触触発になるが…


「東雲…… 誰の許可でコイツと戦おうとしている」

「この男は俺が直接やる…… お前の出番などない」


そこへ東雲を押し退けながら現れたのは当時のNo.2・城ヶ崎賢志であり、そのまま斬り合いにもつれ込む。


「……もらったよ!」


城ヶ崎「おぉおお!? 斬られたぁあ! ……しかしそれじゃあ足りないなぁあ!」


「ぐぉおお!」


持ち前の動体視力でカウンターを取るも、そんなものは意に介さない城ヶ崎から反撃をもらってしまう。


城ヶ崎「どうした? 名も知らぬ男。この程度じゃ俺は殺れんぞ。心臓を貫いてみろ」


その後も斬り合いを続けるが、城ヶ崎は倒れるどころか胸にドスを押し当てながらヘラヘラと挑発する。

命を賭けるまでもなく東京侵攻がうまく行くと思っていた自分に対して目の前の戦いに躊躇なく命を晒け出す城ヶ崎。

思わずある問いを投げかける。


「お前は…… こんなバカみたいなことで命を棄てられるのか?」


城ヶ崎「つまらない質問だ…… 人間死ねば肉になるだけ…… 死などその程度のことだ。恐れることなど何もない」


城ヶ崎の口から出たのは想像を超える死生観だった。


「……テメェみたいな狂人とやってられっかよ」


城ヶ崎「逃げるのか? まあいいだろう。東北に帰って俺の恐ろしさを伝えるがいい。俺はいずれトップになる…… 東北で傘下に入る準備をしておけ」


生への執着が人一倍強い自分にとって城ヶ崎の死生観は恐怖そのものであり、関東侵攻から手を引いて東北へ撤退した。


「俺はこの程度だったのか……」


関東侵攻の後、自分はお山の大将でしか無かったのかと悩んでいたところにある男が現れる。


「……何だお前は?」


我妻「我妻京也…… この名前、聞いたことくらいあるでしょ」


すぐさま我妻と戦闘になるが、不利な状況に持ち込まれたのもあってドスを弾き飛ばされてしまう。


(明らかに凡百の男じゃない…… コイツは一体どんな死生観を持ってやがるんだ)

「テメェはここで死んでもいいっていうのかよ」


思わず城ヶ崎に抱いた疑問と同じものをぶつけるが、我妻はこう答える。


我妻「死んだら愛する人に会えるかもしれないから別にいいじゃん…… 先に死んだ人も待ってるかもしれないし」


想像を超える死生観に驚く自分をよそに我妻はこう提案する。


我妻「麻生…… 戒炎に入れ。お前は俺の右腕になるべきだ。お前の才能は素晴らしいモノだ…… だけどトップではその才は開花しない。お前は天才だ……だから自由がいい。責任を負わないNo.2で価値が最大化される」


「お前の右腕になれば俺のバリューが輝くとでも言いたいのか?」


我妻「そうだ…… きっと誰にも負けない組織の一翼を担える。お前には無限の価値がある。俺が愛してやる…… お前のバリューを」


「……いいだろう。お前の言うことが本当かどうか試してやろうじゃないか」


こうして戒炎のNo.2に就任し、勢力拡大の裏で暗躍することとなる。


活躍編集

1コマのみシルエットで登場。

本人は京炎戦争に参戦したい意思を見せるも、最終的には我妻の指示で東北に残ることとなった。


寂しいなぁ…… 俺も連れて行ってくれよぉ


しかし、公式Twitterにて、いずれは彼も京炎戦争に参戦することが明かされた。

果たして、彼の参戦によって京炎戦争はどうなるのだろうか…

尚、この時の麻生の声を当てたのはヤシロ氏であり、後に畑氏がメインで演じる流れになった。


風貌が判明した。


敵対している東北の半グレ組織「部乃武」のトップである玉山と言う男を抹殺した証拠を我妻に提示した事で、東京に乗り込めるようになり、本格参戦する運びとなった。


戒炎の本気は、麻生の参戦で明らかになっていく。


幹部2名が戦死した事を受けて警戒態勢になる中、京極組の舎弟達がバリューを感じさせるほどに有能である事からそちらから始末する事を我妻に提案する。それを聞いた我妻も今までの抗争も末端構成員のリサーチ力が勝利に貢献したと答えの一つを導き出し、京極組の武闘派兄貴達を確実に取るための布石として舎弟殺しを実行する事になった。


後に我妻と緋田が作戦を実行した事によって京極組の末端構成員の中でも一際リサーチと分析に優れた浪岡常吉の命を奪う事に成功して見せた。

このことから彼は浪岡常吉殺害の影の立役者と言える活躍を果たした。



京極組の姐さんであり、組長の妻である五十嵐梢を狙う事で、喘息持ちで定期的に病院に行く際護衛に付く武闘派兄貴を始末する作戦を我妻と共に打って出る。


計画通り当時護衛に付いていた久我と海瀬将悟とかち合った。狙いは武闘派である久我と海瀬なので、梢を庇おうとする久我を銃撃する。海瀬の不意討ちを躱しながら執拗に梢を庇いながら走る久我を狙うが、海瀬の攻撃で少々のダメージを負い拳銃も破損してしまう。


我妻が海瀬を妨害している間に追い付き久我と戦闘に発展する。久我のスピーディーな攻めも自慢の動体視力とディフェンスによるカウンター攻撃であしらいながら、梢を狙おうとするフェイントを混ぜる立ち回りで動きを制限させて優位に立つ。しかし、拳銃が使用できないと見抜いた久我の機転で一瞬身を躱してしまった事で、久我と梢に逃げる時間を与えてしまう。そして久我は梢を抱えながら橋の下の川に飛び込んだ事で巻かれてしまい、拳銃が使えない事やこれ以上の追走は無意味と判断して止めた。同時に久我の頭のキレや視野の広さ等のポテンシャルを再認識し、新たなターゲットとして狙う意志を見せるのだった。



海瀬の葬儀会場を特定するため、我妻と自身が主導になって動くも、難航してしまう。


後に我妻の策謀で葬儀会場を割り出し、大量の手榴弾を使いながら手間取る傘下の半グレ達に苦言を呈している緋田を窘めながら共に参戦する。そして、以前に仕留め損なった久我と犬飼鷹四郎と向き合う。



主に久我との戦闘になり、凄まじい実力とアドバンテージで追い込んでいく。その中で意識外の攻撃はバックステップを咄嗟に用いて躱したがる癖を久我に見抜かれてしまい、初めて触れられてしまい、少なからず怒る。その後、犬飼を一時的にダウンさせた緋田が戦闘に加わり、彼との連携で久我に大ダメージを与えて戦線離脱させた。今回海瀬の葬儀会場を襲撃する目的は京極組の最高戦力と数えられる一条・守若・六車の他に久我もターゲットに入っていた。我妻によると上層部と下層部を繋ぐハブの役割を担い戦闘能力も上昇傾向にあるのは正直厄介と判断し、久我を落とせば舎弟への命令効率が下がり指揮系統が混乱し、ボロが出始めたところを追い詰める隙を作りやすくするためだった。


さらに、手を組んでいた羅威刃の副将である秋元詩郎が遅れて合流し、京極組サイドに合流してきた六車謙信らを相手に3対2と圧倒的優位に持ち込んだ。


数的有利に持ち込み余裕な態度を取りながら、犬飼を相手取る。犬飼のパワーやタフネスを認めつつも彼のハンマーによるスイングを余裕であしらい、着実に追い詰めていく。それでも倒れず向き合う犬飼を見て苛立ちを見せ始め、ハンマーを手放させる。王手をかけるが、乱入してきた六車の粗雑ながら合理的な回避方法でよけられてしまう。六車が緋田と斬り合う中で不意打ちを浴びせようとするが、犬飼が吹き飛んだ先には海瀬の棺があり、その中には海瀬の得物である金砕棒が納められていた。それを手に取った犬飼にフルスイングを浴びせられそうになり回避するが、強烈な打たれ強さを持つ犬飼のパフォーマンスが落ちていないばかりか更に攻撃のスピードが上がったせいでカウンターを取る暇がないくらいの状況に持ち込まれてしまう。


後に京極組サイドは数的不利を解消する事象が次々と起きた事で、自分らが不利と悟り守若を討ちたい意向を題目に反論する秋元を「久我を削る」と言うミッション達成とリスクを取って他の武闘派兄貴達を相手にするのは良くないと説得させ、最終的には煙幕で撤退する。



六車の旧友にして雲雀町を根城にしていた極道組織の武闘派である瓜田純士が京極組に協力を申し出た事で、傘下の半グレ組織の資金源を断つ作戦を遂行し始める中、我妻の指示で始末に乗り出す。


罠を張ろうとするが、上手くいっていない状況で瓜田と佐古の前に現れる。


瓜田は佐古を逃がして襲い掛かるも、圧倒的な実力差で瞬く間に死の淵に追い込む。瓜田は致命傷を負いながらも自分の手を掴むが、容易く対処し致命傷を与えた。


瓜田の根性を認め「久方ぶりに身体を掴まれた」と愚痴を零しながらその場を去るのだが、京極組に命を懸けて協力した瓜田の奮戦は京炎戦争の戦局を大きく変えていくのだった。


幹部を複数名失う中、傘下の半グレ組織がヤクで稼ぎながら上納金の一部を隠している事実を我妻に共有し、我妻自らの手で粛清・壊滅された。後に我妻に手料理を振舞われて二人きりで食事をした際、なめこの味噌汁を「店に出せるよ」と評価していた。


その中でかつては羅威刃がヤクの売買の流通ルート開拓で手を組むも裏切った巨大組織マッド・カルテルとの取引に付いていく。肝を冷やしながらの会合だったが、マッド・カルテルの日本支部長が日本人だった事や我妻の持ち前の交渉スキルもあって悪くない条件で結ぶことに成功し、豊富な資金を得る手筈を整えていく。


我妻が夜風を浴びながら帰ると言った後に見送るが、この時麻生は知らなかった。


我妻が途方もない狂気を纏い、狂っていく姿を。


戒炎 神速の副将vs京極組 双剣の阿修羅 生への執着編集


六車「外道が…… その素っ首刎ね飛ばしてやる」


「そりゃ無理だ…… 俺には誰も触れねえ」


六車との死闘が本格的に開始される。

驚異的な動体視力と身体捌きによる回避からのカウンターで終始優勢に持っていく。


六車「ひらひらと避けやがって…… 落ち葉みたいな野郎だ。動体視力に自信があるわけか…… 兄ちゃん(白刃に対する耐性も度胸もある…… 厄介だ)」


「そうだよ…… 俺は目が抜群にいいんだ。攻撃の予備動作から全て捉える」


自身の能力を分析する六車に対し、どこか馬鹿にするかのように狂気的な笑みを浮かべる。その中で幼少から義父の暴力や自分を助けようとしないで最後はカルト宗教にのめり込んだ実母の姿を思い出して力を磨き続けたと同時に必ずのし上がり自分のバリューは最高のモノであると確信を得るために戦ってきた過去を想い起こす。

その後も六車の攻撃を全て躱し、一方的に切り付けていく。


「すごいなおっさん…… 普通もう立っていられないよ?」


六車「舐めんなクソガキ…… こんなもんでこの六車が倒れるか」


しかし、六車のタフさに今度は後ろに飛び退きつつ手榴弾を投げつける。これを受けた六車は刀で打ち返して直撃を避けようとするが…


六車「なんじゃあぁああ!?」


「思い込んだなぁああ! それガソリン撒き散らす系のやつなんだよ!」


手榴弾にはガソリンが含まれており、爆発した瞬間に六車は燃え広がる炎に包まれてしまう。しかし、六車は表情ひとつ変えずに上着を脱ぎ捨て、古傷だらけの身体を露わにする。


「恥ずかしいよねぇ…… 不器用なんて可哀想だ」


六車「確かに不器用かもしれねえ…… だがよぉ恥じることなんて何もねぇ。斬られた分だけ俺は強くなった。それを見せてやるからかかってこい」


なおも突っ込んでくる六車に対し脅威を鋭敏な生存本能で感じ取り、さらに集中力を上げて連撃を躱し続けていく。

そして…


「ここだ…… これはイッたぁああ!!」


今度は深い斬撃を浴びせるが…


六車「ぐうううう!!(相性悪いな…… だかよ)」

「左右に分かれとけえぇええ!!」


「マジかぁああ!?」


そんなものは意に介さない六車から一撃を貰いそうになり、ギリギリのところで間一髪躱す。


六車「おい天才…… 今のは余裕なさそうだったぞ?」


「馬鹿野郎が…… ミラクルが起きたって当たんねえってことなんだよ! 俺はテメェらとは育ちから違えんだ」

「俺は幼少の頃からクソ親父の暴力に晒され続けてきた…… 避けれなきゃあの時死んでた。しかも綺麗に避けたら激昂すんだよ。だから当たったフリをしながら避ける高等技術をガキの頃には身につけてた。挙げ句の果てにその男はお袋を捨てて他の女に行った。お袋はイカれて新興宗教にどハマりだ…… 笑うしかねえだろ?」


六車の挑発を受け、自身の半生を再び思い起こす。無価値と罵られ続けてきた幼少期… 生き延びる一心で高等技術を身につけ、自らの価値を極限まで高めるために裏社会へ身を投じ、一時は関東へ手を出した。しかし、当時相対した城ヶ崎の異常な狂気に恐れをなし、自らの価値に限界を感じた時もあった。


我妻 ー麻生…… 俺にとってお前の価値は無限大だ。戒炎は国内最大のマフィアになる…… お前はそのNo.2だー


しかし、そんな自分を見初めてくれたのが我妻だった。


「邪魔すんな京極組…… 戒炎は関東を制圧する。その時俺のバリューは最大化される。そうすりゃ誰も俺に手を出せねえ…… 安全圏に入った俺を墓場から見てりゃいい」


そんな我妻に報いるため、そして狂気とも言える生への執着によってゾーンに入り、六車のさらなる連撃を躱し続ける。


「……はいカウンター」


六車「何遍もやられるかぁあああ!!」


「なんちゅうリストしてんだよ(ガードがピクリとも動かねえ…… 電柱殴ったかと思った)」


しかし、今度は攻撃を六車に対応され、弾き返されてしまう。


六車(クソッタレ天才が…… まともに行ったら当たる気がしねえ。だがさっき俺が斬られた瞬間に返したカウンターは…… まだ可能性を感じた。そこに勝機があるか…… ねえか…… こりゃあ腹括って賭けるしかねえな)

「俺は京極組を愛してんだ…… それを潰そうとする悪党は…… この命に代えても斬り捨てる!!」


「斬り捨てらんねぇだろ!! 当たんねえんだから!!!」


決着はどちらかの死のみ… 明王の如き憤怒と覚悟を決めた六車をそんな状況下でも嘲り笑い、両者の闘いは激化していく。


戒炎 神速の副将vs京極組 双剣の阿修羅 最期に縋ったモノ編集


持ち前の動体視力で、六車にカウンターを浴びせ続け圧倒的優位に立つ。


「六車…… 戒炎は関東を制圧する。とりあえず黒焉街ちょうだいよ」


六車「外道にシマを与える任侠者がどこにいんだ馬鹿野郎」


「馬鹿は今から死ぬお前だろ」


次の瞬間、拳銃で六車を狙うが、六車は肩を掠めながらも凄まじい勢いで突進してくる。

それでも六車の斬撃を躱し、更に追い込まんとするようにカランビットナイフ二刀流に持ち替えて接近戦に切り替え、六車を窮地に立たせる。


「俺を邪魔する虫ケラさんには、大好きな光をプレゼントしとくよぉお!」


そこからナイフの束にあるハイビームにより視界を奪おうとするが、六車は完全に見切っていた。

それもそのはず、六車はあの伊集院茂夫に搦手を躱すための稽古をつけてもらっていたのだ。

その瞬間、懐から手榴弾を取り出すが、手榴弾を両手で持ったところを一気に狙われる。


六車「どうやら完全無欠の人間じゃあなかったようだな」


そして虚をついた六車の斬撃を完全に躱すことができず、ついに頬を切られ血が垂れた。


「調子に乗ってんなよカスが……」

「京極組なんて存在価値のねえもん後生大事に守りやがって…… カビの生えた歴史はもう終わりなんだよ」


六車「京極組の歴史を終わらせるだと……? 俺たちは先達から魂を託されてんだ…… そんな事は死んでも許さねえよ」


「だから俺を殺すなんて不可能だって言ってんだろ! ニホンゴワカリマスカ?」


だが動きのキレは更に増しており、フェイントからのスムーズな攻めによって六車の左腕を撃ち抜いた。そのまま凄まじいスピードで攻め、六車は自ら斬られる事でカウンターの斬撃を浴びせようとするが躱されてしまう。

だが六車は、自分の斬撃はもう当たらないと分かっていた。

そして躱した方向に身体を預け、ナイフの刺突を左腕を犠牲に防ぐ。そして盾にする瞬間に右手に握る日本刀を離し、麻生のベルトを掴んで引っ張り出す。


六車「がぁああ!!」


そして六車は左肩辺りに盛大に嚙みついたのだ。


「ぐぅうう!? ふざけんなやぁああああ!!」


麻生は激昂し、即座に左腕のナイフを刺そうとするが、六車が一歩早かった。


六車「グガァアアアア!」


六車は凄まじい勢いで顔を捻り、服もろとも肉を嚙みちぎったのだ。


噛みちぎられた勢いで太い血管が損傷し、一気に血が流れだす。だが六車も体中の傷から血が流れ続けており、両者ともに出血が酷い状況となった。


(長引いて共倒れはダセエな。一気にねじ伏せる)


この状況の中で、麻生は戦闘を長引かせるのは良くないと判断し、六車と壮大な接近戦にもつれる。


「やっぱ片手じゃ、俺の相手は務まらねえなぁあああ!」


斬り合いの瞬間、ナイフで六車の腹を刺すも、サラシを止めるに至らず浅めの場所でナイフが止まってしまった。

その隙を六車は見逃さず、すかさず六車は右腕を狙おうと斬撃を繰り出す。そんな六車の斬撃を躱すためにナイフを抜いて下がろうとする。

しかし...


「うぅお! (なんだ!?抜けねえ!)」


六車は腹筋を強く固めており、それによりナイフを引き抜くことが出来ず、コンマ1秒反応が遅れてしまう。その隙を六車が見逃すはずがなかった。


六車「まずは腕一本…… 置いていけやぁああああ!!」


「ぐぅううううううう! クソッタレェエエエ!!」


次の刹那、六車の凄まじい斬撃が降り注ぎ、ナイフを持った右前腕を完全に切り落とされる。


「こんなマグレに、付き合ってられっかよぉお!!」


流石の麻生も、身体の一部を欠損されると言う状況に晒された事で余裕の表情が完全に消え失せ、ここで死ぬリスクは取れないと考えた末、切断された腕を持ち帰り逃走を試みる。


六車「この期に及んでイモ引くか…… テメェは一体何なんだ!? 舐めんじゃねえぞコラァアアアアア! 絶対に逃がさねえぇえええ!!」


何とか振り切らんばかりに逃げ続ける麻生に対し、視界に捉えながら追い続ける六車。

逃走する中、噛み千切られた首回りや斬り落とされた右腕の止血を碌にしないまま無理に走り続けた事で出血性ショックを引き起こしてしまう。

次第に足元が覚束かなくなり、六車に追い付かれ強烈な蹴りを背中に受けてしまう。


六車「この喧嘩に全てをかけず…… 来るかもわからねえ未来を見てるガキがぁ」


(動けねえ…… やべえ……)


そして日本刀を手に迫る六車。

腕を一本落とされたばかりかあまりの出血に動くことさえ叶わなくなってしまった状況の中、どちらに勝利の天秤が向くかは明白だった。

それでも死にたくないという願望を持っていたことから取った行動は...


「助けてくれ…… 死にたくねえんだ」

「やっと掃き溜めからここまできたんだ」


「頼む……」


必死の命乞いだった。


六車「どこまでも醜い…… 男なら潔く逝けや」


だが、多くの仲間の命を奪われ、怒りに燃える六車に通じる訳がなかった。


六車「麻生成凪ぁああああ! 地獄で懺悔しとけぇえええ!!」


「うわぁああああ! 死にたくねぇええええええ!!」


次の瞬間、六車が凄まじい袈裟を振るう。それでも凄まじい生への執着から、咄嗟にナイフを使ってガードをする。

だが、そんな防御は六車の剛剣の前では何の意味も無かった。


六車「ガァアアアアアアアアアア!」








「あ……」


次の瞬間、六車の凄まじい横薙ぎは、ナイフを吹き飛ばし胴体を完全に切り裂いた。それはまぎれもない致命傷だった。


「嘘だ…… ゴフ……」


「ガキの頃から親父に暴力浴びてよぉ……」

「少しくらいいい思いさしてくれてもいいじゃんか……神様……」


そして口から血を吐きながら倒れ伏し命の炎が消えかける中、苛烈極まりない仕打ちを受けた幼少期を吐露する。


六車「テメエの人生なんて知ったこっちゃねえがなぁ……」

「暴力を受けて嫌だったならよぉ、他の人間にそれを振るうなや」

「何がバリューだ馬鹿野郎」

「テメエがやってることは結局、その親父と一緒なんだよ」


だが、いくら幼少から暴力を振るわれたとはいえ、それを他人に無下に振るっていい訳がないと断罪される。


ああ…… そうか…… 本当だなぁ


あぁ…… すげえ寒い…… 生まれ変われるって本当かな……?



もしそうなら…… 次は普通に飯を食わせてくれる親父とお袋のもとに……



生まれ変わらせてよ…… 神様……



自らのバリューを証明するために東北裏社会のNo.2にまで上り詰めた麻生成凪は、今までの自分の過ちを反省し、もし本当に生まれ変われるのなら、次はちゃんとした両親のもとに生まれる事を神に祈りながら、その命を散らした。


犬飼鷹四郎を撃退し野島翔を殺害した後、友山組の敷地内に隠れている五十嵐幸光高砂明夫を探そうと戻った我妻に亡骸を発見される。彼は亡き恋人の千尋に麻生が死んだ事を報告し、悲しむどころか「組織の規模が小さいから舐められてこうなるんだ」と彼自身の死に大きく触れられることもなかった。


我妻が一条と交戦している時に近藤、ルーク黒羽根、佐古等の京極組の救援隊が駆けつけた為、不利と感じた我妻がアジトに撤退した際、彼の亡骸を回収していない事から友山組の敷地内に放置された、もしくは後日我妻らに回収され葬られたと思われる。

一方で我妻が生え抜きであった緋田や角中に対しては特に言及しなかったのに対し、拠点で(反町の離反を加味していたとは言え)麻生がいなくなった寂しさを吐露していた辺り、なんやかんやで我妻からの一定以上の情はあったことも明らかになった。


名前だけだが「華の天羽組」に登場。

戒炎の壊滅後、かつて所属していた東北の極道組織「岡口組」が半グレテロ組織「ゼウス」を率いる元エルペタス時透柚貴により壊滅寸前となる。幹部である吉本が昵懇の間柄である天羽組に援軍を懇願し、天羽桂司野田一と会見している時、吉本が麻生の世話を焼いていた事が改めて明かされた。


名前だけとは言え、天羽組シリーズに出たのはこれが初である。



余談編集

城ヶ崎との邂逅後、「No.2であれならトップはどんだけヤバいっつんだ」と独り言をこぼしていたが、当時の羅威刃トップは城ヶ崎に戦闘力や手腕で大きく劣る稲村であり、稲村の実力や実態を誤解したままなのは幸か不幸かどちらであろうか。


岡口組を短期間で足抜けしたが、理由はあくまで擬似家族の在り方に馴染めなかったからであり「世話になった」など一応感謝はしていた。ちなみに岡口組が天羽組と懇意の組織であることが判明するのは京炎戦争後である。麻生伝説では吉本のみ登場していたが小峠シリーズでは組長の岡口や若頭の水鳥らも登場した。


宗教にのめり込んだ母を心の底から軽蔑したり、精神論のような非科学的なものを嫌悪したりするような描写が目立ったが、過去編では「生まれ変わりの話だけは気に入っている」と言っており、今際の際には生まれ変わりを神に祈っていた。


活躍にも記載した通り、彼の義理の父親はトレーニングと称して息子をフルボッコにするろくでもない人物であった。しかし、登場するたびに「おらガキ!スパーするぞ!立て!」や似たようなセリフを吐いていることが一部の視聴者にウケたのかネタキャラと化した。上記台詞中の「おらガキ!スパー」の部分から「おらスパ」を始めとして「スパー織羅垣」「オラ・ガキ・スパースルゾ」など秀逸なあだ名が盛んに考案されている。ただし、おらガキスパーなどの用語は固定化されつつあるが現状は母押瀬ほど定着したあだ名はない。詳細は麻生成凪の義父を参照。


同僚の榊原ほどではないが彼も時間にうるさい一面があり、「時代遅れの化石極道」「そのバリューは期限切れだ」「粘られたか、タイムアップだ」などと発言している。


考察編集

動画コメント欄内外で羅威刃トップの東雲竜政との不仲説が囁かれている。実際に麻生は東雲と出会い頭に彼を挑発しており、彼もまた「真っ二つにしてやるから仙台と盛岡の両方に埋めてもらえ」と敵意を露わにしていた。また同盟締結後も羅威刃を「東雲と秋元だけのしょぼい小隊」などと明らかに過小評価している(この発言について、「value」を「大切にする」と訳して「あまり大事な存在でなく、離れていかれても困らない」という意味だったという解釈も存在する)場面もあり、東雲も同じタイミングで「(戒炎は)恐らく自分たちを都合のいい駒としか思っていない」とそれを看破している。


一部では葬儀襲撃にリーダーの東雲を差し置いて秋元だけを呼んだ理由について、もし呼べば「お前あの時城ヶ崎さんに牙を剥いたな」などと言って仲間割れが発生する可能性があることを恐れていたという説も出ている。


関連タグ編集

ヒューマンバグ大学 半グレ 戒炎

毒親の被害者 悪のカリスマ 哀しき悪役


秋元詩郎 - 羅威刃の現No.2。フランクな性格で(麻生ほどではないが)カタカナ語をよく用いる点、強力な半グレ組織の副将を務めている点、天才的な戦闘センスで久我虎徹を苦戦させた点などが共通している。戒炎とは同盟関係にあったが、死線を乗り越える事で己を高めてきた秋元にとってはリスクを重視する麻生の姿勢が性に合わず、さらに麻生から格下扱いされる事にも不満があり、両者の不仲が同盟解消に繋がる事となる。


神原拓 - 羅威刃の幹部。攻撃回避能力の高い天才タイプの半グレという点が共通しているが、麻生と異なり体捌きや足捌きに関しては鍛練が不足している模様。ただし彼は暗器を主体としている。


御前 - ある意味麻生が将来目指したかった姿。


半田民生鉄刀兄弟 - 命乞いをしたものの一蹴された挙句に屠られた点が共通している。一方、リスナーの間では半田と鉄刀兄弟は同情の余地もないと散見されたのに対し、麻生の場合は(凄惨な過去が描かれた要素を加味しても、)同情する声がかなりあったりする。


城戸丈一郎 - CVが畑氏・フランクなノリと性格・戦いで腕を切り落とされ殺された・生まれ変わりを信じて命を散らした・最期はしっかりと自分の行ないを反省したなどの共通点がある

しかし、城戸は極道なのに対し麻生は半グレ、城戸は父親に愛されて育ったのに対し麻生は愛を与えられなかった、城戸は最期まで相手を殺そうとして、命乞いもしなかったのに対し、麻生は逃亡を図り果てに命乞いをした事、城戸の遺体は天羽の情けにより天王寺組に引き渡されたのに対し、麻生の遺体は我妻に回収されずに放置されたのと相違点もある。


浅倉潤 - 同じく毒親家庭に育ち、こちらはエリート気質の実父によって虐げられていた。ただし、こちらは城戸丈一郎という兄貴分と出会い彼の下で成長し、最期まで城戸の夢に殉じた。自身の夢を託した相手(大本は城戸の父)が真っ直ぐな人物であった為、同じ副将ポジションとして、多少は救いのある死に方だったと言える。


エイジ…意外と共通点が多く、CVが畑耕平、天性の戦闘センスで戦う、搦手を得意とする、長剣が得物のCVがヤシロコーイチのキャラクターと戦った、そのキャラに首元(とその内部の太い血管)を噛み千切られる、途中まで圧倒していたが、終盤で相手の執念に押し負ける、殺される直前に命乞いをするも、聞き入れられず、殺される etc.....


東雲竜政 - CVが畑氏であり、半グレ組織のトップ経験あり(あちらは現役トップ、こちらは過去に自分組織を率いていた)更に戦闘中に生への凄まじい執着から逃走を図った点が共通している。なお、あちらは状況も味方した結果逃走に成功しているのに対し、麻生は碌に止血しないまま動き続けた事が災いして最終的に命を落としている。なお前述のようにこの2人には不仲説が出ている。


榊原周 - 戒炎幹部の剣豪。榊原は末期がんを宣告された所を、麻生は城ヶ崎に敗れ、自身の実力に限界を感じた所を我妻の言葉に感化され、どちらも我妻の言葉を信じたが為に、死ぬ事になった。榊原ほどではないが、最期に多少なりとも反省の言葉を漏らした点も共通する。

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