概要
信者に熱狂的・盲目的な服従を強要し、反社会的な活動を強いる宗教団体。
しばしば素性を隠して活動し、強制的又は詐欺的な入信勧誘を行う。
信者候補向けのパンフレットが正論であったり、勧誘に訪れた信者の物腰が柔らかかったりと、最初の入口が正論・正攻法で固められることも多いため、それによって騙される無辜の民も存在する。
教団内では多額の寄付金強要、無給または極端な薄給で働かせて利益を搾取するなどの経済的搾取や、拉致・監禁・暴力、性的虐待などの人権侵害を展開する。当然ながら市民社会との軋轢が生じるため、政治家などに食い込んで生き残ることを試みる。
一部の新興宗教がそう呼ばれるが、「伝統宗教だからといってカルトではないと言い切ることはできない」という指摘もある。。
カルトか否かはあくまでも現代においてその教団がどのような行動を行なっているかが基準であり、教義が伝統的な宗派の世界観から著しく逸脱していたり(異端)、教義や経典などに現代的な倫理観と反する面(性差別など)があったとしても、そのことをもってカルトとは言えない。
カルト宗教10の特徴
1.精神の不安定化(洗脳、マインドコントロール)
2.法外な金銭的要求(多額の寄付金要求)
3.住み慣れた生活環境からの断絶(監禁、出家など)
4.肉体的保全の損傷(暴力:精神的暴力も含む)
5.子供の囲い込み(子供の洗脳教育)
6.反社会的な言説
7.公秩序の攪乱
8.裁判沙汰の多さ
9.従来の経済回路からの逸脱
10.公権力への浸透の試み