概要
顕正会、正式には冨士大石寺顕正会は、1942年に日蓮正宗内部の信徒団体『妙信講』として設立され、1957年に正式な宗教団体となった。
名前に「大石寺」とあるが、大石寺は日蓮正宗の本拠地である為、実際の本部は埼玉県さいたま市大宮区寿能町1-72-1であり、登記上の本部は東京都板橋区常盤台1-14-1にある。
初代会長は浅井甚兵衛であり、二代目会長は浅井昭衛(メイン画像の人物)。
母体となった日蓮正宗自体が「日蓮原理主義」を標榜する「富士門流」に属する為、過激な言動もみられるが、その中で最も過激かつ武闘派であったのが顕正会であり、創価学会との激しい対立関係の為に、1974年には日蓮正宗から「破門」され、浅井父子ら33人は信徒除名処分を食らった(創価学会も、1991年に日蓮正宗から破門、学会は後に穏健化)。
勧誘の手口が陰険であったり過去に会員が逮捕される事案が発生していることから、世間一般にはカルト宗教として認識されている。近年は有名なアニメライブが行われてるイベント会場周辺にて、アニメファンと装って勧誘する手口が出ており、注意が必要であり、たとえそのような団体に勧誘されたとしても断るようにするのが無難である。
なお、浅井昭衛は2023年10月16日に逝去(享年91)したことがSNSなどで確認されたが、その死因などは伏せられており、テレ玉など各マスコミでは、彼の訃報は流れていない。彼の訃報の後に池田大作も逝去でまさかの展開に。葬儀は信者と関係者のみ執り行われたが彼の訃報の影響か、これを機に脱会する信者が出ており、教団の影響力低下は避けて通れないだろう。
注意!!
同じ埼玉県には、同名でケンセイカイと読む「医療法人社団顕正会」が存在するが、当カルトとはまったくの無関係である。このため、同医療法人社団が運営している蓮田病院では、公式サイトにおいて「当病院は宗教法人顕正会とは何の関係もない」旨を明記している。
また静岡県にも、歯科クリニック21院を運営する医療法人社団顕正会(埼玉県の医療法人社団とは異なる)が実在し、同じくケンセイカイと読む。当然、これもカルトの顕正会とは何の関係もない。