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信者

しんじゃ

一般的には宗教を信じる者を指し、転じて何らかの言説や対象に傾倒する者へも使用される語。
目次 [非表示]
  1. 宗教に対する信仰を持つ人。信徒ともいう。
  2. 1から派生して、特定の人物、団体、主義、物品や製品などに傾倒する人。
  3. 2から派生して、そのような人々の中でもインターネット上で荒らしを行うようになった人々を指す俗語。

1,2の概要


1

宗教教義、宗教的宇宙観、神や仏など超自然存在を信じる者を総称して一般的に使われる言葉である。 仏教徒キリシタンムスリムなど宗教によっては特別な呼び名が与えられている。


一口に信者と言っても、信仰の度合いは千差万別であり、国家ごとに世俗主義原理主義などのスタンスの違いもあって、「信者」の性質を一意的に定義することは困難である。


同じものを崇拝する信者には好意的、友好的に接する傾向がある一方、違うものを崇拝する信者に対しては敵対的、攻撃的になる場合がある。


2

また、特定の人物やその人の主張、主義、製品などへと傾倒し、客観的な見方をしない人を指す軽い言葉でもある。

例えば、Apple製品のコアユーザーはメーカーそのものやブランドに対して熱烈に入れ込んでおり、それを競合他社の中でも最上と信じてやまず、それにとどまらずにAppleのキーパーソンであるスティーブ・ジョブズへの個人崇拝染みた言動を行う者も存在する。

この意味での「信者」は肯定的な意味として自称することもあれば、否定的な他称として使用されることもある。

1.の場合と同じく、対象に応じて信者やファンクラブが特殊な自称(マカ―等)を行うこともある。


とりわけ、対象への入れ込みのあまり客観的判断や自重ができなくなっている者に対する否定的な意味合いでの使用もまま見られる。

 

ネットスラング

中には神への信仰ではなく、メディア作品(アニメ・漫画)や人間を崇め信仰する「熱狂的なファン」の内、迷惑行為が目立つ人を揶揄して「信者」と呼ぶ蔑称としても使われている。

発症としては、(20)00年代前半の2ちゃんねる等において、所謂厨房(ネットスラング)」=迷惑ユーザーに対する呼称として自然に使われ定着した。


特徴としては、その対象に狂信的に入れ込みすぎるあまり、社会的な規範や倫理を顧みずにネット上のいたるところで荒らしを行うことが挙げられる。

その内容は、痛いファンの一種と言えるものから、憎悪に基づいた活動までの幅がある。

思考パターンとしては、俗流保守主義権威主義と非常に似通った反応を示す。

信者にとって信仰対象は「批判されてはならない存在」であり、ネット上のさまざま反応に対して、少しでも否定的であったり肯定的でないものに対してはクソリプを付けたり粘着したり、全体の文脈を見ないで文中にわずかでも否定的な単語があればそこだけに反応してアンチ・ネガキャンとレッテルを貼ったり、レビュー欄を荒らしたり、Twitter(現X)や5ちゃんねるなどのプラットフォームでレスバトルを行ったり荒唐無稽で誇張された対象の称賛を行ったり、果ては明確な欠点や非難されるべき問題をアクロバット擁護するといった活動を行う。

要するに、批評の自由に対する常識が存在しない、狭い自己主観の中で生きているわけである。

信者は批判、もとい対立意見は何もかも悪という世界観で生きているため、会話が全く成立しない点に最大の問題があり、説得などで鎮静化することができない。

彼らは「世間には私の好きなものを悪意で貶めようとしている勢力がいるので私が防衛しなければならない」という一種の陰謀論にとらわれていることが多く、多様な意見が併存することが当たり前という都市的な自由主義に基づいて設計された各種ネット上のプラットフォームにおけるトラブルの典型例となっている。

また、他の物を貶めるような形式で自分の好きな対象をほめたたえたり、類似作品や作品のコラボ・パロディ、それだけにとどまらず全く関係のない作品に対して怒りをぶつけ荒らしたり、無関係な場所で自分の好きな作品のネタや、好きな人物の身内ネタを振るなどのことが少なくなく、アンチや一般ユーザーだけでなく、ファンからも反感を買うことが多い。


無論、意見や反論・注意喚起をされようものなら沸騰して攻撃行為に走る輩も少なくなく、中には他の登場人物を「推しの出番を削る邪魔者」とし理不尽な憎悪を燃やす者さえいる。

対義語はアンチ。信者とアンチの総称は、自称する場合ならファンと同義語。

ただし、自称するならともかく他人を「信者」呼ばわりする行為も失礼に当たり、安易に特定の対象に傾倒しているだけの人をこう呼ぶことで厨房=反社会的なファンと認定することになり、トラブルになりかねない。

使う側の注意点として、その人物が「客観的な見方を著しく欠いている」「反社会的・反規範的な逸脱が見られる」の二点がない者に対して軽々しく使用すべきではないと念頭に置いておくべきであろう。


英語では、たとえば「Fanboys」や「Fangirls」、「Worshippers」などと呼ばれ、「Fans」とは区別される。ガールズよりもボーイズの方をより見かけるかもしれない。


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