概要
全文は
「認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを」
である。
シャアのくせのあるセリフ回しを印象付けたフレーズであり、代表的なセリフである。後述のセルフパロディじみた人物の言動のほか、シャア自身もガルマ・ザビに関し「坊や」と称する等、何かと「若さ」に関連した言い回しをしている節がある。
なお、このセリフが発せられた初代ガンダム時点でのシャアの年齢は20歳とされている(資料や、アニメ版とORIGIN版等で微妙な差異はあるが)。
若いと言えば若いのだが、十代がメインのホワイトベースが中心の作品内ではどちらかと言えば「大人」側の人間であり、若いのか若くないのかなんとも言えない存在感の意味でも印象的である。また、ここでは自分自身を若いとした一方で、後にガルマ・ザビについて「坊やだからさ」とさも自分が年上で大人であるような言い回しもしており、この先の数々の名言・迷言と合わせて、シャアの子供とも大人ともつかない奇妙な精神性を踏まえると奥深いかもしれない。
意味
様々な解釈がありこれが正解と呼べる物は今もないとされる。
- シャア自身が戦功を焦って部下とモビルスーツを失ったことに対して発言したとする説。
- 若さにまかせて出世街道を邁進してきたが、新兵ジーンの命令無視は、そのしっぺ返しという形になってしまったことに言及したとする説。
...etc
また、後年に機動戦士ガンダムUCにて登場した「赤い彗星の再来」ことフル・フロンタルの名セリフ「過ちを気に病むことはない。ただ認めて、次への糧にすればいい。それが大人の特権だ」が、このシャアの台詞を踏まえたものであることは言うまでもない。