概要
機動戦士ガンダムUC、第二話のフル・フロンタルのセリフの一部。
「過ちを気に病むことはない。ただ認めて、次の糧にすればいい。それが、大人の特権だ。」
意味
若さ故の過ちを認めて、次の糧にする事。
つまり、シャア・アズナブルの「「認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを」とは逆のことを言っているのである。
青臭さを持っていたシャアと違い、「したたかな大人」であるフル・フロンタルを象徴する台詞の一つ。
これ自体は至極もっともな言葉だが、一方でこの台詞は過ちをただ割り切ることで、そこから何かを感じ取ろうとするという「感性」を放棄することも示している。
シャアというニュータイプの象徴的人物の映し身である筈のフロンタルが、ニュータイプの根源的な素質といえる「感性」を否定するという構図を示唆しているのがミソである。
シャアに非常に良く似通った声や容姿、技術やカリスマを持つ彼の本質が「シャアの負の鏡像」である事を明確に表現していることが読み取れる。
詳しくはこちら→「フル・フロンタル」