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クワトロ・バジーナとは、『機動戦士Ζガンダム』の登場人物。

「他に食べる方法を知らんからさ。

 だから、いまだに嫁さんも貰えん」


「まだだ!まだ終わらんよ!」


人物

人物

CV:池田秀一

地球連邦軍大尉

アーガマのMS隊隊長にして、エゥーゴの創立に初期から携わった幹部の一人。

その正体は旧ジオン公国軍において「赤い彗星」の異名で呼ばれた男シャア・アズナブルその人である。

クワトロ・バジーナという名は「キャスバル・レム・ダイクン」「エドワウ・マス」「シャア・アズナブル」に続く4つ目の名前という意味合いを持つ。

リック・ディアス百式を駆り、カミーユ・ビダンと共にエゥーゴとして戦い続けた。


一年戦争の後にアステロイドベルトの小惑星基地「アクシズ」に身を寄せ、その責任者マハラジャ・カーンを助けてジオン残党の再集結を図る。そこでマハラジャの娘ハマーン・カーンに一方的に想いを寄せられる。その能力も評価してマハラジャ死後の後任にはハマーンを推挙している。しかし当の本人はと言えばハマーン本人ではなく、彼女の世話役のナタリー・ビアンキ中尉と恋仲になり、彼女を妊娠させており彼にとって最初で最後の子供を妊娠していた。この事から彼女は実質的な内縁の妻だったと言えるだろう。

表向きはザビ家再興を考えるハマーンと政治的な思想から対立し離別と言う事になっている。


地球圏に帰還した彼は連邦軍士官「クワトロ・バジーナ」の軍籍を非合法に入手、連邦軍の一員として活動する。この頃から連邦政府の打倒に関心を持ち、地球圏の腐敗を目の当たりにした事でブレックス・フォーラらと共にエゥーゴを結成するに至る。クワトロは資金面、人的組織、そして軍事的な要になるガンダリウムγというモビルスーツ素材を提供する等、中心人物として貢献し、当然周囲からもエゥーゴの指導者となることを期待された。



初代ガンダムの「赤い彗星」時代に見せたダイナミックな格闘戦は鳴りを潜め、リック・ディアスや百式に搭乗してのビームライフルを使った射撃戦が主体になり、視聴者の目にはやや迫力に欠けるように映った。メガ・バズーカ・ランチャーなる派手な武器を使うもなかなか命中しないせいで目立った戦果には繋がらず、シャア・アズナブルのネームバリューそのままの活躍ができていたとは言い難い。

しかし本人は復讐という目的の為に必要なら部下を捨て駒にすらした一年戦争の時とは変わって、隊長として部下の犠牲を必要最小限にとどめる戦術をとる任務を楽しんでいる。しばしば生理的な楽しみのままに自らを囮とし部下を逃がす姿は、部下や同僚たちから指導者としての信望を集めることになる。


しかし、周囲はクワトロ本人の思いとは裏腹に、一年戦争の英雄シャアというネームバリュー、ジオン・ズム・ダイクンの思想的後継者に最適な彼の生まれ、さらにエゥーゴでの活動実績によるカリスマ性の発揮への期待を高め、モビルスーツ乗りの立場に拘るクワトロとのすれ違いが増えていった。

やがてブレックスがティターンズによって暗殺されてしまったのを機に、クワトロは「シャア・アズナブル」としてエゥーゴの代表とならざるを得なくなった。


エゥーゴの代表となった後は、ダカールの連邦議会を占拠し、自らの正体がシャア・アズナブルであることを公表、ティターンズがそれまで秘匿していた悪行を全世界に知らしめ、これを批判すべく演説を行った。


このダカールの演説は大きな効果を発揮し、地球連邦全体の支持をティターンズからエゥーゴに向けることになった。こうしてティターンズの勢力がやや低下したことで、グリプス戦役はアクシズを交えた三つ巴の戦いに突入する。やむなく指導者シャアとして行動しなければならなくなった結果、コロニーレーザーを潰す為にかつて反発したハマーンに屈するも同然で頭を下げる等、どこか痛々しい姿も見せる様になる。

自分の元を去ってティターンズに裏切ったレコアには「世界が自分を中心に動いていると思うな」と批判され、彼女を自分の元へ引き込んだパプテマス・シロッコには「ニュータイプのなり損ない」とまで見下されながらも、自らの信じる「ニュータイプによる人の革新」の理念を貫こうとしたが、戦役終盤において、ハマーンとの戦闘の最中で行方不明となる。


グリプス戦役後は地下へと逃れており、続編となる機動戦士ZZガンダムには本編登場はしない。この間にダカールでリィナ・アーシタを助けて妹のアルテイシアに彼女を託し、スベロア・ジンネマンにはミネバ・ラオ・ザビを預ける等、その足取りの一部を垣間見る事が出来る。


しかし、ハマーン率いるネオ・ジオンが壊滅した後は、ネオ・ジオン再興の為に暗躍。その後、再びシャアを名乗り地球連邦に宣戦布告する事になる。


一説には、グリプス戦役終盤でカミーユの精神が崩壊した事を感じ取った結果、「ニュータイプによる人類革新」が幻想にすぎなかったという現実に絶望し、これを機に新生ネオ・ジオンの総帥になったとされている。


劇場版では、親を殺されたカミーユにシャア・アズナブルを知っているかと切り出すのがエマ・シーンであったため、自嘲気味に語っていた。


指導者として

指導者として

エゥーゴの指導者となる事をブレックスなどから期待されていたクワトロであったが、本人は政治的な仕事に携わることを、個人的にはむしろ嫌悪していた。

モビルスーツに乗る楽しさ、パイロットとしての陶酔に生理的と言って良い程までに固執し、あくまでも無名のモビルスーツ隊の隊長であることに拘っていた。

隊長として部下を育てることにも関心を抱き、特にカミーユ・ビダンという民間人の少年の素質には注目しており、その熱心さたるや一年戦争で果たせなかったニュータイプによる革新の可能性をカミーユに期待する程であった。

そんなクワトロにとってエゥーゴの指導者を引き受けてくれたブレックスは有難い存在であり、人間としてもクワトロなりに尊敬していた。

一方、様々な状況から時にサングラスと共にクワトロという仮面を外し、ジオンのエース・シャアという立場に戻ってアムロ・レイやハマーンを始めとするかつての宿敵達と相対する場面も見られたが、都合で立場を使い分ける彼の優柔不断ぶりは、カミーユやカイ・シデンレコア・ロンド等から不満を持たれていた。


ただし、ジオンのエースだったシャア・アズナブルとしてエゥーゴの指導者に立ってしまうと、連邦や世論からは「エゥーゴ全体がジオン寄りの反連邦組織である」と認識されてしまう危険性もあり(デラーズ・フリートと似た立場)、連邦軍人であったブレックスが指導者であったからこそエゥーゴが多くの協力者を集めて大規模な勢力になるまでに至ったという見方も出来なくもない(エゥーゴに所属する元・連邦軍人の中には一年戦争デラーズ紛争で身内をジオンに殺されてジオンを憎んでいる者もいた)。

実際、後にシャアとしてエゥーゴの指導者となった後、『Ζ』本編では明かされていないが、外伝作やスピンオフ作品等では、世論から支持を得ていた反面、ジオンを憎む元・連邦軍人のエゥーゴのメンバーの一部からの反感を買ってしまう事になってる。逆に、元ジオン軍人のエゥーゴのメンバーの中には、指導者となったシャアを熱烈に支持していた反面、連邦の完全な打倒を主張する過激思想の者が現れ始め(エゥーゴの理念は連邦の「改革」であって「打倒」ではない)、シャアが行方不明になり第一次ネオ・ジオン抗争の終結後は、連邦への編入を拒絶。新たに「エグム」という名の反連邦組織を立ち上げてまで、反連邦活動に出てしまっていた程であった。


これらからも、クワトロことシャアがエゥーゴの指導者となる点については、プラス面もあったのと同時にマイナス面も内包していたと言え、ブレックスが存命していた時の方が、エゥーゴの本来の理念が機能していたとも言えるのである。


名台詞

名台詞

TV版

「この感触…アムロ・レイ…?ララァ・スンか?」

第1話、グリプスの偵察中、ニュータイプとしてのカミーユを察知した時の台詞。


「連邦軍はいつになったらここが地球と地続きでないという事が分かるのだ!」

第2話にて。宇宙空間に浮かぶ巨大な気密容器であるコロニーに穴が空けば深刻なダメージとなるにもかかわらず、そこに住むスペースノイドのことなどお構い無しにMSで発砲してくる連邦軍に対し、クワトロは嫌悪感を顕にする。TV版ではその直後に自身もビームピストルを発砲しているが、『Define』では迎撃してきたジムⅡ隊を麾下のアポリー・ロベルトと共にビームサーベルのみで撃破している。


「迷いは自分を殺す事になる!ここは戦場だぞ!!」

第5話。相手が肉親故の迷いから撃てずにいるカミーユに通信で飛ばした一喝。

この場面は、父フランクリンの操縦するリック・ディアスが息子カミーユの搭乗するガンダムMk-Ⅱにライフルの銃口を向け発砲開始→画面外からのビーム射撃がリック・ディアスに命中→カミーユの操縦席にクワトロからタイミングよくこのセリフの通信が入る、という流れで進むため、明確な描写こそ無いが、フランクリン機を撃ったのはカミーユを助けようとしたクワトロだったのだろう。


「シャア・アズナブルという人のことを知っているかね?」

同5話。両親を失って荒れるカミーユに対して。カミーユからは「尊敬しているが、組織に一人で対抗しようとして敗れた馬鹿な人」という答えが返ってくる。この後、あくまで他人としてシャアを持ち出すクワトロに、結局カミーユは部屋を出て行ってしまう。


「他に食べる方法を知らんからさ。だから未だに嫁さんも貰えん」

第7話。カミーユから何故軍人をやっているのかをたずねられた時の返答。あえて俗っぽい内容で答えてはぐらかしている。

嫁さんも貰えない根本的な理由は、死んだ昔の恋人(というよりも最初で最後のお義母さん候補だった女性)が忘れられないからである。


「直接、刃物を持って殺さないからさ。手に血が付かない人殺しでは、痛みは分からんのだ」

第7話にて、30バンチの惨状を見たカミーユに何故こんな非道な事ができるのかと尋ねられた際の回答。最前線で戦い続けてきたクワトロ(シャア)の言葉だけに重みがある。

・・・のだが、結局彼も紆余曲折あったとはいえ、いくつもの小惑星を地球に墜落させるという超大規模テロリズムを後年に敢行するに至るのであった。


「軍隊っていうのは、ああいったものだ。アーガマでは君に甘すぎた。反省をしている」

第9話で、ミーティングの遅刻について身勝手な言い訳をしまくったために、ウォン・リーの修正でボコボコにKOされたカミーユが、ロッカールームで意識を取り戻した際にかけた言葉。

ララァの時のようにニュータイプの素養があるという事でカミーユを特別扱いをしていたが、彼の場合は逆効果だったらしく増長を招いてしまい、自分の指導の至らなさをクワトロも反省していた。


「今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない」

第13話にて、正体を隠すシャアに真偽を問うハヤトに対しての答え。

一見格好良いこと言ってるように見えるが、実際はシャアの名に纏わるしがらみや重責から逃れたいだけ。だがその一方で「今の私は」と断りを入れているように、シャア・アズナブルという存在感や発言力を捨てるつもりも無いというワガママな開き直りである。

しかし横で見ていたカミーユの目にはこれがどう映ったであろうか。9話で身勝手な言い訳をする態度をクワトロ自身から注意され、エマから「自分の都合で大人と子供を使い分けないで!」と説教されて間もないカミーユが幻滅し怒りを覚えたのは当然であった。

また、ニコニコ大百科の記事で詳しく説明されているが、それ以上でもそれ以下でもないという言い回しは矛盾している。

小説版ではカミーユは激昂しておらず、陰で物真似をして笑い話の種にしている。


「これが若さか…」

同じく13話。既にバレバレにもかかわらず、上記の気取った言い回しで自身の正体を見苦しく誤魔化し続けたせいで、とうとうキレたカミーユから修正の鉄拳を顔面に食らわされ、涙をきらめかせながら吹っ飛んだ時の台詞。

しがらみや責任といった大人の事情を恐れ、しかし無名の存在になることも認められないプライドの高さから知らず知らずのうちに臆病な卑怯者になっていたクワトロにとって、後先考えず自分の感情に素直に動くことができるカミーユの若さはあまりにも眩しかった。

なお、この時クワトロ(シャア)27歳


「君を笑いに来た…そう言えば、君の気が済むのだろう?」

第15話にて、カラバに合流したアムロに「何故、地球圏に戻ってきたのです?」と問われて。

軟禁状態を理由に今まで何も行動を起こさなかったアムロの不甲斐なさを皮肉混じりに詰った挑発だが、内心ではアムロの心境を理解してはいた。


(どうしたのだ、アムロ君。こうして若者たちも戦っている。あの時の血の騒ぎはなくなったのか?)

15話。無断出撃から帰還したカツをハヤトが修正する傍らで、逃げ出すようにその場を去っていったアムロの背中を眺めながら呟いた独白。アムロはこの回、7年のブランクによって戦いに恐怖し、モビルスーツに乗り込むことが出来なかった。

口では何だかんだと辛辣な言葉で尻を叩いていたが、内心では彼の再起を信じている事が窺える。また、逆境ではイジケがちなアムロと、常に闘争心溢れるシャアとの性格の対比も見えるシーンであろう。


「今日の都合で魂を売った人々の決定などは、明日にも崩れるものさ」

第24話にて、ブレックス暗殺後のダカールにおける議会により、地球連邦軍がティターンズの管轄下に置かれる法案が決定する瞬間を眺めて。

連邦の信念の無い腐敗した体制にうんざりしてはいるが、そのお陰でエゥーゴが逆転できるチャンスもまだあるのだ。


「よくもミネバをこうも育ててくれた!偏見の塊の人間を育てて何とするか!」

33話。アクシズの指導者としてミネバに対する教育、というよりクワトロ(シャア)のミネバに対する将来の期待をハマーンが踏みにじったことに激昂した際の怒りの一言。

クワトロはここでハマーンに掴みかかろうとして彼女の護衛に止められており、しばらく後のアクシズ脱出時に彼女と対峙した際には「死んでもらう」とまで言い切っている。クワトロ(シャア)が本気で怒りを剥き出しにした、シリーズを通してみても珍しいシーン。

彼にしてみればダイクン派の大人にザビ家への憎悪を吹き込まれた挙句、直接的には全く罪の無い友人のガルマを騙し討ちにするような人間に成長した自分の嫌な部分の製造過程を見せつけられた形になったので激昂するのも已む無し。


「私はザビ家とは関係ない。私は、いつも独りの男だった」

同33話。レコアから「ザビ家再興が目的ではないのか?」と尋ねられた際の答え。

両親を早くに喪い、妹・アルテイシアとも離別、ガルマ・ザビとの友情は謀殺と言う形で一生の十字架となり、心を許した恋人ララァにもすぐに先立たれた彼の心は孤独に苛まれていた。

ただ、クワトロとしてはそんなつもりは無かったのだろうが、恋人までとは行かずとも曲がりなりにも男女の仲にあるレコアに対して「自分はいつも独りだった」と明言するというのは、彼女の存在を蔑ろにしているにも等しいあまりに迂闊な失言であった。しかも珍しく本心を漏らしているだけに、余計にタチが悪い。

この発言が、レコアがクワトロに愛想を尽かしてティターンズのシロッコの下に走ることになった一因であろう。


「サボテンが、花をつけている…」

第34話にて、レコアがヤザンに撃破されて消息を絶った後、無人となったレコアの部屋でカミーユに彼女をぞんざいに扱っていた事を非難されて殴られた時に、彼女が育てていたサボテンの鉢を見て呟いた台詞。

あまりの脈絡の無さからガンダム史上でも特に意味不明な台詞として取り上げられる事が多いが、これはサボテンの花がレコアの充足感を暗喩する言葉と解釈できる。「レコアがエゥーゴにいた時には咲かなかった花が、ティターンズに渡ったタイミングで咲いた」というのがポイントである。

レコアはまだ死んでいない事、そして結局エゥーゴで花を咲かせる事が出来ず自分の下から去ってしまった事をクワトロは察する。敵側ティターンズで「花が咲いた」ことまではあずかり知らぬことであったろうが。


「ええい、打ちどころが悪いとこんなものか!」

第35話。Zガンダムを狙ったハンブラビ隊の攻撃をかばって被弾したことで百式が想定外の制御不能に陥り、耐熱装備が無いまま大気圏突入しそうになったときの台詞。大慌てでコントロールパネルを触り、操縦桿をガチャガチャと激しく動かして、らしくない大汗を顔にかきながら「意外とはやいものだな!」と観念した表情で呟く。「はやい」のは落下速度か、それとも命運尽きる瞬間の到来か。初代ガンダム第5話で、過去の己が同様の状況で「無駄死にではないぞ」と言って見捨てた部下・クラウンの亡霊にでも祟られたのかもしれない。直後にカミーユに助けられて事なきを得たが、かつて同様のシチュエーションで「当たらなければどうということはない」と言い放った人間とは思えない体たらくである。

地球への降下成功後「百式、機体大丈夫なのですか?」とカミーユから心配され「ボディがへこんだくらいのものだ!」と強めの語気で返すさまはベテランらしい冷静さのなせるわざか、それとも上官の立場ゆえの虚勢だったのか。また、このあとの35話の展開では、カミーユは上官クワトロの出した命令を真っ向から拒否する場面が続くが、そこでもクワトロはカミーユを睨みつけつつも何も言い返さないという、救助されたことに負い目を感じているかのような描写が続くため、なお情けない。


「戦いの中で人を救う方法もあるはずだ!それを探せ!」

第36話、フォウと戦う事を拒むカミーユに対して。

台詞の意図としてはカミーユを戦わせる事だが、そこにはかつての自分の経験ゆえの願望もあったのだろう。なお、当のカミーユからは「あるわけないだろ! クワトロ大尉のいう事の方がよっぽど理想論だ!」と返されている。


「同じ、か…」

「カミーユ。かわいそうだが、君はまだ死ねない体だ。戦士は、生きている限り戦わねばならんのだ…!」

同36話。フォウの遺体を抱えて咽び泣くカミーユを見て、搾り出した言葉。

かつての自分とアムロ、ララァと同じ悲劇がまた繰り返されてしまった。


「地球の重力を振り切った時、人は新たなセンスを身につけた。それがニュータイプへの開花へとつながった。そういう意味では、確かに宇宙に希望はあったのだ」

第38話にて、ダカール演説後、アウドムラのシャトルで宇宙に戻る際、重力圏を出る際の加速Gを感じながら同乗するカミーユに語った言葉。

一昔前の人々はこの何倍ものGに耐えながら、希望の大地があると信じて宇宙に出た。自分たちを宇宙に追いやった地球のエリートを憎む事より、その方がよほど建設的だと考えたからだと。


「まだだ!まだ終わらんよ!」

最終50話。コロニーレーザー砲身内の戦闘でハマーンのキュベレイとシロッコのジ・オに挟まれ、絶体絶命の窮地に追い詰められた時の台詞。辛くもその場からは脱出するが、なおも2機の追撃を受ける。


「新しい時代を作るのは老人ではない!」

同50話。シロッコとハマーンを倒すための捨石になろうとしていたカミーユを一喝して。

カミーユはクワトロに世界を救ってほしかったが、クワトロはカミーユが自分と共に世界を救う事を望んでいた。だが…。



劇場版

「違うぞ!」

劇場版Ⅰにて、レコアとの相談中にエマに声をかけられ、レコアが「大尉にお尻を触られていたのよ」とふざけたことに対する否定。このような日常を満喫したかったがゆえの「クワトロ・バジーナ」だったのだろう。


「ああ、いいな…」

劇場版Ⅱにて。ブライトがカツに個人的な思い入れをしてしまうのを避けるため、彼をラーディッシュに移籍させるという提案をヘンケンにした際、交換条件としてエマもラーディッシュ付きにすることを要求され、ブライトと二人でボソッと呟く。

コミカルなシーンだが、愛情表現が致命的にヘタクソなクワトロにとって、ヘンケンが周囲に包み隠すことなくエマに対して情熱的な好意を示せる様がとても羨ましかったのではなかろうか。


「力のバランスを考えすぎると思うが……私だって、独り身だ」

上記のシーンの後、食堂で同席したレコアと手が触れ合い、彼女から気まずそうに「忘れてください」と言われて離席された際の独り言。

レコアに彼なりの好意を寄せていることがわかるのだが、この後、クワトロは彼女とキスした際にサングラスを外さなかった(=素顔、つまり本心を見せなかった)ため、彼女から落胆されるハメに。男女交際って難しいですね。

ヘンケンのように女にあっけらかんと愛情を示して頑張るほど素直にもなれなければ、シロッコのように女が欲しがっている物を先に察して与えてやれるほど器用にもなれない。それでいて「自分から本心は明かさないが、理解をして欲しい」という、クワトロ(シャア)の「男としての至らなさ」が窺える。


「私の分は?」

劇場版Ⅲにて。アーガマの重力ブロックで、皆でケーキを食べながらの作戦会議に遅れて参加した際、自分の分のケーキをファにねだって。

この他、劇場版でのクワトロは自販機でコーラ買って飲んだり、所々コミカルな台詞があったりと、「不甲斐ない大人」としての側面が強調されていたTV版よりも気さくで人間臭いキャラクターとなっている。

一部ファンの間では、こうした部分こそ復讐心やニュータイプ思想への拘泥といったしがらみを全て取っ払った「素のシャア」なのではないかという声も。


小説版

「ララァ!これが人の自由と言うものだ!」

物語序盤のリック・ディアス操縦時に久々にモビルスーツを自由に飛ばしまわった際に上機嫌になって思わず口走ってしまう。

シャアにとってはジムは「乗っても面白くない機体」、旧ジオン公国の接収機は「触る気も起きない」であり、自身が開発に携わった旧ジオンの技術者によるアナハイムの機体は爽快そのものだった。

ララァの事は「利用した挙句に死なせてしまった」罪悪感を抱え続けており、表層意識から消えていても上機嫌になると彼女の名前を口走る癖は本人が矯正しようと努力しても治らない、正に呪縛だと閉口している、と小説ならではの内情が描写されている。


機動戦士ΖガンダムDefine

「カミーユのMS操縦能力は申し分ないが・・・不足しているのは冷徹さだ。私には彼を鞭打つことしかできんからな。」

ライラの撃破を躊躇したカミーユを張り飛ばした事をレコアに苦言を呈されて。

ライラの迷いとカミーユのNT能力の高さに内心は理解を示していても、「相手によっては最悪の事態になっていた」状況であったので止むを得ず叱り飛ばした。

叱り飛ばした事に苦悩はしていても、ジオン公国時代から年少者・後輩への甘やかし癖があった従来作品のクワトロからすると大きな進歩と言える。


ちなみにこの作品では原作では正体を薄々見破られつつ割とすぐに協力してくれたのとは異なり、元ホワイトベースクルー達からは相当な憎悪をぶつけられており(原作通りの対応をしたのはハヤトとカイくらい)、ブライトは「7年前ならばすぐにでも殺してやりたいくらいだ」と怒り、フラウからはナイフを突きつけられ、アムロからは銃を向けられ…と最終的には原作同様分かってもらえたがかなりストレスを感じるだろうストーリーになっている。


外部作品


「いくら希望を見出しても、地球の重力に魂を引かれた者達のエゴに押しつぶされ、結局はこんな哀しみだけが繰り返されていく……ならば!

PS版『機動戦士Ζガンダム』のシャアシナリオのEDにおける台詞(Gジェネレーションシリーズでも使われている)。

カミーユの精神崩壊を感知し、「ニュータイプによる人類革新」という望みを打ち砕かれて絶望したクワトロは、新生ネオ・ジオン総帥「シャア・アズナブル」となる…。


なにも考えず走れ!!

ガンダム無双にて。


一方Gジェネレーションシリーズでストーリー制を採用したNEOの全ルートととDSの平成ガンダムルートでは、リリーナ・ピースクラフトの政治的手腕やスタンスに感銘を受け逆襲せずに最後まで自軍の主戦力として残留してくれる。

DSの宇宙世紀ルートでは結局リリーナのような地球連邦を綺麗にまとめる存在が出なかったためか結局逆襲してしまう。説得するには前のステージで彼自身が説得し自軍に引き込んだハマーン・カーンで説得し返さなければならない。


関連イラスト

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機動戦士Ζガンダム リック・ディアス 百式 シャア・アズナブル 池田秀一


ジャミル・ニート


クロトワ:風の谷のナウシカに登場する名前のよく似た榊原良子ボイスのキャラクターと関わりのあるキャラクター。因みに劇中での年齢まで一緒。

「他に食べる方法を知らんからさ。

 だから、いまだに嫁さんも貰えん」


「まだだ!まだ終わらんよ!」


人物

人物

CV:池田秀一

地球連邦軍大尉

アーガマのMS隊隊長にして、エゥーゴの創立に初期から携わった幹部の一人。

その正体は旧ジオン公国軍において「赤い彗星」の異名で呼ばれた男シャア・アズナブルその人である。

クワトロ・バジーナという名は「キャスバル・レム・ダイクン」「エドワウ・マス」「シャア・アズナブル」に続く4つ目の名前という意味合いを持つ。

リック・ディアス百式を駆り、カミーユ・ビダンと共にエゥーゴとして戦い続けた。


一年戦争の後にアステロイドベルトの小惑星基地「アクシズ」に身を寄せ、その責任者マハラジャ・カーンを助けてジオン残党の再集結を図る。そこでマハラジャの娘ハマーン・カーンに一方的に想いを寄せられる。その能力も評価してマハラジャ死後の後任にはハマーンを推挙している。しかし当の本人はと言えばハマーン本人ではなく、彼女の世話役のナタリー・ビアンキ中尉と恋仲になり、彼女を妊娠させており彼にとって最初で最後の子供を妊娠していた。この事から彼女は実質的な内縁の妻だったと言えるだろう。

表向きはザビ家再興を考えるハマーンと政治的な思想から対立し離別と言う事になっている。


地球圏に帰還した彼は連邦軍士官「クワトロ・バジーナ」の軍籍を非合法に入手、連邦軍の一員として活動する。この頃から連邦政府の打倒に関心を持ち、地球圏の腐敗を目の当たりにした事でブレックス・フォーラらと共にエゥーゴを結成するに至る。クワトロは資金面、人的組織、そして軍事的な要になるガンダリウムγというモビルスーツ素材を提供する等、中心人物として貢献し、当然周囲からもエゥーゴの指導者となることを期待された。



初代ガンダムの「赤い彗星」時代に見せたダイナミックな格闘戦は鳴りを潜め、リック・ディアスや百式に搭乗してのビームライフルを使った射撃戦が主体になり、視聴者の目にはやや迫力に欠けるように映った。メガ・バズーカ・ランチャーなる派手な武器を使うもなかなか命中しないせいで目立った戦果には繋がらず、シャア・アズナブルのネームバリューそのままの活躍ができていたとは言い難い。

しかし本人は復讐という目的の為に必要なら部下を捨て駒にすらした一年戦争の時とは変わって、隊長として部下の犠牲を必要最小限にとどめる戦術をとる任務を楽しんでいる。しばしば生理的な楽しみのままに自らを囮とし部下を逃がす姿は、部下や同僚たちから指導者としての信望を集めることになる。


しかし、周囲はクワトロ本人の思いとは裏腹に、一年戦争の英雄シャアというネームバリュー、ジオン・ズム・ダイクンの思想的後継者に最適な彼の生まれ、さらにエゥーゴでの活動実績によるカリスマ性の発揮への期待を高め、モビルスーツ乗りの立場に拘るクワトロとのすれ違いが増えていった。

やがてブレックスがティターンズによって暗殺されてしまったのを機に、クワトロは「シャア・アズナブル」としてエゥーゴの代表とならざるを得なくなった。


エゥーゴの代表となった後は、ダカールの連邦議会を占拠し、自らの正体がシャア・アズナブルであることを公表、ティターンズがそれまで秘匿していた悪行を全世界に知らしめ、これを批判すべく演説を行った。


このダカールの演説は大きな効果を発揮し、地球連邦全体の支持をティターンズからエゥーゴに向けることになった。こうしてティターンズの勢力がやや低下したことで、グリプス戦役はアクシズを交えた三つ巴の戦いに突入する。やむなく指導者シャアとして行動しなければならなくなった結果、コロニーレーザーを潰す為にかつて反発したハマーンに屈するも同然で頭を下げる等、どこか痛々しい姿も見せる様になる。

自分の元を去ってティターンズに裏切ったレコアには「世界が自分を中心に動いていると思うな」と批判され、彼女を自分の元へ引き込んだパプテマス・シロッコには「ニュータイプのなり損ない」とまで見下されながらも、自らの信じる「ニュータイプによる人の革新」の理念を貫こうとしたが、戦役終盤において、ハマーンとの戦闘の最中で行方不明となる。


グリプス戦役後は地下へと逃れており、続編となる機動戦士ZZガンダムには本編登場はしない。この間にダカールでリィナ・アーシタを助けて妹のアルテイシアに彼女を託し、スベロア・ジンネマンにはミネバ・ラオ・ザビを預ける等、その足取りの一部を垣間見る事が出来る。


しかし、ハマーン率いるネオ・ジオンが壊滅した後は、ネオ・ジオン再興の為に暗躍。その後、再びシャアを名乗り地球連邦に宣戦布告する事になる。


一説には、グリプス戦役終盤でカミーユの精神が崩壊した事を感じ取った結果、「ニュータイプによる人類革新」が幻想にすぎなかったという現実に絶望し、これを機に新生ネオ・ジオンの総帥になったとされている。


劇場版では、親を殺されたカミーユにシャア・アズナブルを知っているかと切り出すのがエマ・シーンであったため、自嘲気味に語っていた。


指導者として

指導者として

エゥーゴの指導者となる事をブレックスなどから期待されていたクワトロであったが、本人は政治的な仕事に携わることを、個人的にはむしろ嫌悪していた。

モビルスーツに乗る楽しさ、パイロットとしての陶酔に生理的と言って良い程までに固執し、あくまでも無名のモビルスーツ隊の隊長であることに拘っていた。

隊長として部下を育てることにも関心を抱き、特にカミーユ・ビダンという民間人の少年の素質には注目しており、その熱心さたるや一年戦争で果たせなかったニュータイプによる革新の可能性をカミーユに期待する程であった。

そんなクワトロにとってエゥーゴの指導者を引き受けてくれたブレックスは有難い存在であり、人間としてもクワトロなりに尊敬していた。

一方、様々な状況から時にサングラスと共にクワトロという仮面を外し、ジオンのエース・シャアという立場に戻ってアムロ・レイやハマーンを始めとするかつての宿敵達と相対する場面も見られたが、都合で立場を使い分ける彼の優柔不断ぶりは、カミーユやカイ・シデンレコア・ロンド等から不満を持たれていた。


ただし、ジオンのエースだったシャア・アズナブルとしてエゥーゴの指導者に立ってしまうと、連邦や世論からは「エゥーゴ全体がジオン寄りの反連邦組織である」と認識されてしまう危険性もあり(デラーズ・フリートと似た立場)、連邦軍人であったブレックスが指導者であったからこそエゥーゴが多くの協力者を集めて大規模な勢力になるまでに至ったという見方も出来なくもない(エゥーゴに所属する元・連邦軍人の中には一年戦争デラーズ紛争で身内をジオンに殺されてジオンを憎んでいる者もいた)。

実際、後にシャアとしてエゥーゴの指導者となった後、『Ζ』本編では明かされていないが、外伝作やスピンオフ作品等では、世論から支持を得ていた反面、ジオンを憎む元・連邦軍人のエゥーゴのメンバーの一部からの反感を買ってしまう事になってる。逆に、元ジオン軍人のエゥーゴのメンバーの中には、指導者となったシャアを熱烈に支持していた反面、連邦の完全な打倒を主張する過激思想の者が現れ始め(エゥーゴの理念は連邦の「改革」であって「打倒」ではない)、シャアが行方不明になり第一次ネオ・ジオン抗争の終結後は、連邦への編入を拒絶。新たに「エグム」という名の反連邦組織を立ち上げてまで、反連邦活動に出てしまっていた程であった。


これらからも、クワトロことシャアがエゥーゴの指導者となる点については、プラス面もあったのと同時にマイナス面も内包していたと言え、ブレックスが存命していた時の方が、エゥーゴの本来の理念が機能していたとも言えるのである。


名台詞

名台詞

TV版

「この感触…アムロ・レイ…?ララァ・スンか?」

第1話、グリプスの偵察中、ニュータイプとしてのカミーユを察知した時の台詞。


「連邦軍はいつになったらここが地球と地続きでないという事が分かるのだ!」

第2話にて。宇宙空間に浮かぶ巨大な気密容器であるコロニーに穴が空けば深刻なダメージとなるにもかかわらず、そこに住むスペースノイドのことなどお構い無しにMSで発砲してくる連邦軍に対し、クワトロは嫌悪感を顕にする。TV版ではその直後に自身もビームピストルを発砲しているが、『Define』では迎撃してきたジムⅡ隊を麾下のアポリー・ロベルトと共にビームサーベルのみで撃破している。


「迷いは自分を殺す事になる!ここは戦場だぞ!!」

第5話。相手が肉親故の迷いから撃てずにいるカミーユに通信で飛ばした一喝。

この場面は、父フランクリンの操縦するリック・ディアスが息子カミーユの搭乗するガンダムMk-Ⅱにライフルの銃口を向け発砲開始→画面外からのビーム射撃がリック・ディアスに命中→カミーユの操縦席にクワトロからタイミングよくこのセリフの通信が入る、という流れで進むため、明確な描写こそ無いが、フランクリン機を撃ったのはカミーユを助けようとしたクワトロだったのだろう。


「シャア・アズナブルという人のことを知っているかね?」

同5話。両親を失って荒れるカミーユに対して。カミーユからは「尊敬しているが、組織に一人で対抗しようとして敗れた馬鹿な人」という答えが返ってくる。この後、あくまで他人としてシャアを持ち出すクワトロに、結局カミーユは部屋を出て行ってしまう。


「他に食べる方法を知らんからさ。だから未だに嫁さんも貰えん」

第7話。カミーユから何故軍人をやっているのかをたずねられた時の返答。あえて俗っぽい内容で答えてはぐらかしている。

嫁さんも貰えない根本的な理由は、死んだ昔の恋人(というよりも最初で最後のお義母さん候補だった女性)が忘れられないからである。


「直接、刃物を持って殺さないからさ。手に血が付かない人殺しでは、痛みは分からんのだ」

第7話にて、30バンチの惨状を見たカミーユに何故こんな非道な事ができるのかと尋ねられた際の回答。最前線で戦い続けてきたクワトロ(シャア)の言葉だけに重みがある。

・・・のだが、結局彼も紆余曲折あったとはいえ、いくつもの小惑星を地球に墜落させるという超大規模テロリズムを後年に敢行するに至るのであった。


「軍隊っていうのは、ああいったものだ。アーガマでは君に甘すぎた。反省をしている」

第9話で、ミーティングの遅刻について身勝手な言い訳をしまくったために、ウォン・リーの修正でボコボコにKOされたカミーユが、ロッカールームで意識を取り戻した際にかけた言葉。

ララァの時のようにニュータイプの素養があるという事でカミーユを特別扱いをしていたが、彼の場合は逆効果だったらしく増長を招いてしまい、自分の指導の至らなさをクワトロも反省していた。


「今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない」

第13話にて、正体を隠すシャアに真偽を問うハヤトに対しての答え。

一見格好良いこと言ってるように見えるが、実際はシャアの名に纏わるしがらみや重責から逃れたいだけ。だがその一方で「今の私は」と断りを入れているように、シャア・アズナブルという存在感や発言力を捨てるつもりも無いというワガママな開き直りである。

しかし横で見ていたカミーユの目にはこれがどう映ったであろうか。9話で身勝手な言い訳をする態度をクワトロ自身から注意され、エマから「自分の都合で大人と子供を使い分けないで!」と説教されて間もないカミーユが幻滅し怒りを覚えたのは当然であった。

また、ニコニコ大百科の記事で詳しく説明されているが、それ以上でもそれ以下でもないという言い回しは矛盾している。

小説版ではカミーユは激昂しておらず、陰で物真似をして笑い話の種にしている。


「これが若さか…」

同じく13話。既にバレバレにもかかわらず、上記の気取った言い回しで自身の正体を見苦しく誤魔化し続けたせいで、とうとうキレたカミーユから修正の鉄拳を顔面に食らわされ、涙をきらめかせながら吹っ飛んだ時の台詞。

しがらみや責任といった大人の事情を恐れ、しかし無名の存在になることも認められないプライドの高さから知らず知らずのうちに臆病な卑怯者になっていたクワトロにとって、後先考えず自分の感情に素直に動くことができるカミーユの若さはあまりにも眩しかった。

なお、この時クワトロ(シャア)27歳


「君を笑いに来た…そう言えば、君の気が済むのだろう?」

第15話にて、カラバに合流したアムロに「何故、地球圏に戻ってきたのです?」と問われて。

軟禁状態を理由に今まで何も行動を起こさなかったアムロの不甲斐なさを皮肉混じりに詰った挑発だが、内心ではアムロの心境を理解してはいた。


(どうしたのだ、アムロ君。こうして若者たちも戦っている。あの時の血の騒ぎはなくなったのか?)

15話。無断出撃から帰還したカツをハヤトが修正する傍らで、逃げ出すようにその場を去っていったアムロの背中を眺めながら呟いた独白。アムロはこの回、7年のブランクによって戦いに恐怖し、モビルスーツに乗り込むことが出来なかった。

口では何だかんだと辛辣な言葉で尻を叩いていたが、内心では彼の再起を信じている事が窺える。また、逆境ではイジケがちなアムロと、常に闘争心溢れるシャアとの性格の対比も見えるシーンであろう。


「今日の都合で魂を売った人々の決定などは、明日にも崩れるものさ」

第24話にて、ブレックス暗殺後のダカールにおける議会により、地球連邦軍がティターンズの管轄下に置かれる法案が決定する瞬間を眺めて。

連邦の信念の無い腐敗した体制にうんざりしてはいるが、そのお陰でエゥーゴが逆転できるチャンスもまだあるのだ。


「よくもミネバをこうも育ててくれた!偏見の塊の人間を育てて何とするか!」

33話。アクシズの指導者としてミネバに対する教育、というよりクワトロ(シャア)のミネバに対する将来の期待をハマーンが踏みにじったことに激昂した際の怒りの一言。

クワトロはここでハマーンに掴みかかろうとして彼女の護衛に止められており、しばらく後のアクシズ脱出時に彼女と対峙した際には「死んでもらう」とまで言い切っている。クワトロ(シャア)が本気で怒りを剥き出しにした、シリーズを通してみても珍しいシーン。

彼にしてみればダイクン派の大人にザビ家への憎悪を吹き込まれた挙句、直接的には全く罪の無い友人のガルマを騙し討ちにするような人間に成長した自分の嫌な部分の製造過程を見せつけられた形になったので激昂するのも已む無し。


「私はザビ家とは関係ない。私は、いつも独りの男だった」

同33話。レコアから「ザビ家再興が目的ではないのか?」と尋ねられた際の答え。

両親を早くに喪い、妹・アルテイシアとも離別、ガルマ・ザビとの友情は謀殺と言う形で一生の十字架となり、心を許した恋人ララァにもすぐに先立たれた彼の心は孤独に苛まれていた。

ただ、クワトロとしてはそんなつもりは無かったのだろうが、恋人までとは行かずとも曲がりなりにも男女の仲にあるレコアに対して「自分はいつも独りだった」と明言するというのは、彼女の存在を蔑ろにしているにも等しいあまりに迂闊な失言であった。しかも珍しく本心を漏らしているだけに、余計にタチが悪い。

この発言が、レコアがクワトロに愛想を尽かしてティターンズのシロッコの下に走ることになった一因であろう。


「サボテンが、花をつけている…」

第34話にて、レコアがヤザンに撃破されて消息を絶った後、無人となったレコアの部屋でカミーユに彼女をぞんざいに扱っていた事を非難されて殴られた時に、彼女が育てていたサボテンの鉢を見て呟いた台詞。

あまりの脈絡の無さからガンダム史上でも特に意味不明な台詞として取り上げられる事が多いが、これはサボテンの花がレコアの充足感を暗喩する言葉と解釈できる。「レコアがエゥーゴにいた時には咲かなかった花が、ティターンズに渡ったタイミングで咲いた」というのがポイントである。

レコアはまだ死んでいない事、そして結局エゥーゴで花を咲かせる事が出来ず自分の下から去ってしまった事をクワトロは察する。敵側ティターンズで「花が咲いた」ことまではあずかり知らぬことであったろうが。


「ええい、打ちどころが悪いとこんなものか!」

第35話。Zガンダムを狙ったハンブラビ隊の攻撃をかばって被弾したことで百式が想定外の制御不能に陥り、耐熱装備が無いまま大気圏突入しそうになったときの台詞。大慌てでコントロールパネルを触り、操縦桿をガチャガチャと激しく動かして、らしくない大汗を顔にかきながら「意外とはやいものだな!」と観念した表情で呟く。「はやい」のは落下速度か、それとも命運尽きる瞬間の到来か。初代ガンダム第5話で、過去の己が同様の状況で「無駄死にではないぞ」と言って見捨てた部下・クラウンの亡霊にでも祟られたのかもしれない。直後にカミーユに助けられて事なきを得たが、かつて同様のシチュエーションで「当たらなければどうということはない」と言い放った人間とは思えない体たらくである。

地球への降下成功後「百式、機体大丈夫なのですか?」とカミーユから心配され「ボディがへこんだくらいのものだ!」と強めの語気で返すさまはベテランらしい冷静さのなせるわざか、それとも上官の立場ゆえの虚勢だったのか。また、このあとの35話の展開では、カミーユは上官クワトロの出した命令を真っ向から拒否する場面が続くが、そこでもクワトロはカミーユを睨みつけつつも何も言い返さないという、救助されたことに負い目を感じているかのような描写が続くため、なお情けない。


「戦いの中で人を救う方法もあるはずだ!それを探せ!」

第36話、フォウと戦う事を拒むカミーユに対して。

台詞の意図としてはカミーユを戦わせる事だが、そこにはかつての自分の経験ゆえの願望もあったのだろう。なお、当のカミーユからは「あるわけないだろ! クワトロ大尉のいう事の方がよっぽど理想論だ!」と返されている。


「同じ、か…」

「カミーユ。かわいそうだが、君はまだ死ねない体だ。戦士は、生きている限り戦わねばならんのだ…!」

同36話。フォウの遺体を抱えて咽び泣くカミーユを見て、搾り出した言葉。

かつての自分とアムロ、ララァと同じ悲劇がまた繰り返されてしまった。


「地球の重力を振り切った時、人は新たなセンスを身につけた。それがニュータイプへの開花へとつながった。そういう意味では、確かに宇宙に希望はあったのだ」

第38話にて、ダカール演説後、アウドムラのシャトルで宇宙に戻る際、重力圏を出る際の加速Gを感じながら同乗するカミーユに語った言葉。

一昔前の人々はこの何倍ものGに耐えながら、希望の大地があると信じて宇宙に出た。自分たちを宇宙に追いやった地球のエリートを憎む事より、その方がよほど建設的だと考えたからだと。


「まだだ!まだ終わらんよ!」

最終50話。コロニーレーザー砲身内の戦闘でハマーンのキュベレイとシロッコのジ・オに挟まれ、絶体絶命の窮地に追い詰められた時の台詞。辛くもその場からは脱出するが、なおも2機の追撃を受ける。


「新しい時代を作るのは老人ではない!」

同50話。シロッコとハマーンを倒すための捨石になろうとしていたカミーユを一喝して。

カミーユはクワトロに世界を救ってほしかったが、クワトロはカミーユが自分と共に世界を救う事を望んでいた。だが…。



劇場版

「違うぞ!」

劇場版Ⅰにて、レコアとの相談中にエマに声をかけられ、レコアが「大尉にお尻を触られていたのよ」とふざけたことに対する否定。このような日常を満喫したかったがゆえの「クワトロ・バジーナ」だったのだろう。


「ああ、いいな…」

劇場版Ⅱにて。ブライトがカツに個人的な思い入れをしてしまうのを避けるため、彼をラーディッシュに移籍させるという提案をヘンケンにした際、交換条件としてエマもラーディッシュ付きにすることを要求され、ブライトと二人でボソッと呟く。

コミカルなシーンだが、愛情表現が致命的にヘタクソなクワトロにとって、ヘンケンが周囲に包み隠すことなくエマに対して情熱的な好意を示せる様がとても羨ましかったのではなかろうか。


「力のバランスを考えすぎると思うが……私だって、独り身だ」

上記のシーンの後、食堂で同席したレコアと手が触れ合い、彼女から気まずそうに「忘れてください」と言われて離席された際の独り言。

レコアに彼なりの好意を寄せていることがわかるのだが、この後、クワトロは彼女とキスした際にサングラスを外さなかった(=素顔、つまり本心を見せなかった)ため、彼女から落胆されるハメに。男女交際って難しいですね。

ヘンケンのように女にあっけらかんと愛情を示して頑張るほど素直にもなれなければ、シロッコのように女が欲しがっている物を先に察して与えてやれるほど器用にもなれない。それでいて「自分から本心は明かさないが、理解をして欲しい」という、クワトロ(シャア)の「男としての至らなさ」が窺える。


「私の分は?」

劇場版Ⅲにて。アーガマの重力ブロックで、皆でケーキを食べながらの作戦会議に遅れて参加した際、自分の分のケーキをファにねだって。

この他、劇場版でのクワトロは自販機でコーラ買って飲んだり、所々コミカルな台詞があったりと、「不甲斐ない大人」としての側面が強調されていたTV版よりも気さくで人間臭いキャラクターとなっている。

一部ファンの間では、こうした部分こそ復讐心やニュータイプ思想への拘泥といったしがらみを全て取っ払った「素のシャア」なのではないかという声も。


小説版

「ララァ!これが人の自由と言うものだ!」

物語序盤のリック・ディアス操縦時に久々にモビルスーツを自由に飛ばしまわった際に上機嫌になって思わず口走ってしまう。

シャアにとってはジムは「乗っても面白くない機体」、旧ジオン公国の接収機は「触る気も起きない」であり、自身が開発に携わった旧ジオンの技術者によるアナハイムの機体は爽快そのものだった。

ララァの事は「利用した挙句に死なせてしまった」罪悪感を抱え続けており、表層意識から消えていても上機嫌になると彼女の名前を口走る癖は本人が矯正しようと努力しても治らない、正に呪縛だと閉口している、と小説ならではの内情が描写されている。


機動戦士ΖガンダムDefine

「カミーユのMS操縦能力は申し分ないが・・・不足しているのは冷徹さだ。私には彼を鞭打つことしかできんからな。」

ライラの撃破を躊躇したカミーユを張り飛ばした事をレコアに苦言を呈されて。

ライラの迷いとカミーユのNT能力の高さに内心は理解を示していても、「相手によっては最悪の事態になっていた」状況であったので止むを得ず叱り飛ばした。

叱り飛ばした事に苦悩はしていても、ジオン公国時代から年少者・後輩への甘やかし癖があった従来作品のクワトロからすると大きな進歩と言える。


ちなみにこの作品では原作では正体を薄々見破られつつ割とすぐに協力してくれたのとは異なり、元ホワイトベースクルー達からは相当な憎悪をぶつけられており(原作通りの対応をしたのはハヤトとカイくらい)、ブライトは「7年前ならばすぐにでも殺してやりたいくらいだ」と怒り、フラウからはナイフを突きつけられ、アムロからは銃を向けられ…と最終的には原作同様分かってもらえたがかなりストレスを感じるだろうストーリーになっている。


外部作品


「いくら希望を見出しても、地球の重力に魂を引かれた者達のエゴに押しつぶされ、結局はこんな哀しみだけが繰り返されていく……ならば!

PS版『機動戦士Ζガンダム』のシャアシナリオのEDにおける台詞(Gジェネレーションシリーズでも使われている)。

カミーユの精神崩壊を感知し、「ニュータイプによる人類革新」という望みを打ち砕かれて絶望したクワトロは、新生ネオ・ジオン総帥「シャア・アズナブル」となる…。


なにも考えず走れ!!

ガンダム無双にて。


一方Gジェネレーションシリーズでストーリー制を採用したNEOの全ルートととDSの平成ガンダムルートでは、リリーナ・ピースクラフトの政治的手腕やスタンスに感銘を受け逆襲せずに最後まで自軍の主戦力として残留してくれる。

DSの宇宙世紀ルートでは結局リリーナのような地球連邦を綺麗にまとめる存在が出なかったためか結局逆襲してしまう。説得するには前のステージで彼自身が説得し自軍に引き込んだハマーン・カーンで説得し返さなければならない。


関連タグ

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機動戦士Ζガンダム リック・ディアス 百式 シャア・アズナブル 池田秀一


ジャミル・ニート


クロトワ:風の谷のナウシカに登場する名前のよく似た榊原良子ボイスのキャラクターと関わりのあるキャラクター。因みに劇中での年齢まで一緒。

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クワトロ・バジーナ
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クワトロ・バジーナ
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クワトロ・バジーナとは、『機動戦士Ζガンダム』の登場人物。

「他に食べる方法を知らんからさ。

 だから、いまだに嫁さんも貰えん」


「まだだ!まだ終わらんよ!」


人物

人物

CV:池田秀一

地球連邦軍大尉

アーガマのMS隊隊長にして、エゥーゴの創立に初期から携わった幹部の一人。

その正体は旧ジオン公国軍において「赤い彗星」の異名で呼ばれた男シャア・アズナブルその人である。

クワトロ・バジーナという名は「キャスバル・レム・ダイクン」「エドワウ・マス」「シャア・アズナブル」に続く4つ目の名前という意味合いを持つ。

リック・ディアス百式を駆り、カミーユ・ビダンと共にエゥーゴとして戦い続けた。


一年戦争の後にアステロイドベルトの小惑星基地「アクシズ」に身を寄せ、その責任者マハラジャ・カーンを助けてジオン残党の再集結を図る。そこでマハラジャの娘ハマーン・カーンに一方的に想いを寄せられる。その能力も評価してマハラジャ死後の後任にはハマーンを推挙している。しかし当の本人はと言えばハマーン本人ではなく、彼女の世話役のナタリー・ビアンキ中尉と恋仲になり、彼女を妊娠させており彼にとって最初で最後の子供を妊娠していた。この事から彼女は実質的な内縁の妻だったと言えるだろう。

表向きはザビ家再興を考えるハマーンと政治的な思想から対立し離別と言う事になっている。


地球圏に帰還した彼は連邦軍士官「クワトロ・バジーナ」の軍籍を非合法に入手、連邦軍の一員として活動する。この頃から連邦政府の打倒に関心を持ち、地球圏の腐敗を目の当たりにした事でブレックス・フォーラらと共にエゥーゴを結成するに至る。クワトロは資金面、人的組織、そして軍事的な要になるガンダリウムγというモビルスーツ素材を提供する等、中心人物として貢献し、当然周囲からもエゥーゴの指導者となることを期待された。



初代ガンダムの「赤い彗星」時代に見せたダイナミックな格闘戦は鳴りを潜め、リック・ディアスや百式に搭乗してのビームライフルを使った射撃戦が主体になり、視聴者の目にはやや迫力に欠けるように映った。メガ・バズーカ・ランチャーなる派手な武器を使うもなかなか命中しないせいで目立った戦果には繋がらず、シャア・アズナブルのネームバリューそのままの活躍ができていたとは言い難い。

しかし本人は復讐という目的の為に必要なら部下を捨て駒にすらした一年戦争の時とは変わって、隊長として部下の犠牲を必要最小限にとどめる戦術をとる任務を楽しんでいる。しばしば生理的な楽しみのままに自らを囮とし部下を逃がす姿は、部下や同僚たちから指導者としての信望を集めることになる。


しかし、周囲はクワトロ本人の思いとは裏腹に、一年戦争の英雄シャアというネームバリュー、ジオン・ズム・ダイクンの思想的後継者に最適な彼の生まれ、さらにエゥーゴでの活動実績によるカリスマ性の発揮への期待を高め、モビルスーツ乗りの立場に拘るクワトロとのすれ違いが増えていった。

やがてブレックスがティターンズによって暗殺されてしまったのを機に、クワトロは「シャア・アズナブル」としてエゥーゴの代表とならざるを得なくなった。


エゥーゴの代表となった後は、ダカールの連邦議会を占拠し、自らの正体がシャア・アズナブルであることを公表、ティターンズがそれまで秘匿していた悪行を全世界に知らしめ、これを批判すべく演説を行った。


このダカールの演説は大きな効果を発揮し、地球連邦全体の支持をティターンズからエゥーゴに向けることになった。こうしてティターンズの勢力がやや低下したことで、グリプス戦役はアクシズを交えた三つ巴の戦いに突入する。やむなく指導者シャアとして行動しなければならなくなった結果、コロニーレーザーを潰す為にかつて反発したハマーンに屈するも同然で頭を下げる等、どこか痛々しい姿も見せる様になる。

自分の元を去ってティターンズに裏切ったレコアには「世界が自分を中心に動いていると思うな」と批判され、彼女を自分の元へ引き込んだパプテマス・シロッコには「ニュータイプのなり損ない」とまで見下されながらも、自らの信じる「ニュータイプによる人の革新」の理念を貫こうとしたが、戦役終盤において、ハマーンとの戦闘の最中で行方不明となる。


グリプス戦役後は地下へと逃れており、続編となる機動戦士ZZガンダムには本編登場はしない。この間にダカールでリィナ・アーシタを助けて妹のアルテイシアに彼女を託し、スベロア・ジンネマンにはミネバ・ラオ・ザビを預ける等、その足取りの一部を垣間見る事が出来る。


しかし、ハマーン率いるネオ・ジオンが壊滅した後は、ネオ・ジオン再興の為に暗躍。その後、再びシャアを名乗り地球連邦に宣戦布告する事になる。


一説には、グリプス戦役終盤でカミーユの精神が崩壊した事を感じ取った結果、「ニュータイプによる人類革新」が幻想にすぎなかったという現実に絶望し、これを機に新生ネオ・ジオンの総帥になったとされている。


劇場版では、親を殺されたカミーユにシャア・アズナブルを知っているかと切り出すのがエマ・シーンであったため、自嘲気味に語っていた。


指導者として

指導者として

エゥーゴの指導者となる事をブレックスなどから期待されていたクワトロであったが、本人は政治的な仕事に携わることを、個人的にはむしろ嫌悪していた。

モビルスーツに乗る楽しさ、パイロットとしての陶酔に生理的と言って良い程までに固執し、あくまでも無名のモビルスーツ隊の隊長であることに拘っていた。

隊長として部下を育てることにも関心を抱き、特にカミーユ・ビダンという民間人の少年の素質には注目しており、その熱心さたるや一年戦争で果たせなかったニュータイプによる革新の可能性をカミーユに期待する程であった。

そんなクワトロにとってエゥーゴの指導者を引き受けてくれたブレックスは有難い存在であり、人間としてもクワトロなりに尊敬していた。

一方、様々な状況から時にサングラスと共にクワトロという仮面を外し、ジオンのエース・シャアという立場に戻ってアムロ・レイやハマーンを始めとするかつての宿敵達と相対する場面も見られたが、都合で立場を使い分ける彼の優柔不断ぶりは、カミーユやカイ・シデンレコア・ロンド等から不満を持たれていた。


ただし、ジオンのエースだったシャア・アズナブルとしてエゥーゴの指導者に立ってしまうと、連邦や世論からは「エゥーゴ全体がジオン寄りの反連邦組織である」と認識されてしまう危険性もあり(デラーズ・フリートと似た立場)、連邦軍人であったブレックスが指導者であったからこそエゥーゴが多くの協力者を集めて大規模な勢力になるまでに至ったという見方も出来なくもない(エゥーゴに所属する元・連邦軍人の中には一年戦争デラーズ紛争で身内をジオンに殺されてジオンを憎んでいる者もいた)。

実際、後にシャアとしてエゥーゴの指導者となった後、『Ζ』本編では明かされていないが、外伝作やスピンオフ作品等では、世論から支持を得ていた反面、ジオンを憎む元・連邦軍人のエゥーゴのメンバーの一部からの反感を買ってしまう事になってる。逆に、元ジオン軍人のエゥーゴのメンバーの中には、指導者となったシャアを熱烈に支持していた反面、連邦の完全な打倒を主張する過激思想の者が現れ始め(エゥーゴの理念は連邦の「改革」であって「打倒」ではない)、シャアが行方不明になり第一次ネオ・ジオン抗争の終結後は、連邦への編入を拒絶。新たに「エグム」という名の反連邦組織を立ち上げてまで、反連邦活動に出てしまっていた程であった。


これらからも、クワトロことシャアがエゥーゴの指導者となる点については、プラス面もあったのと同時にマイナス面も内包していたと言え、ブレックスが存命していた時の方が、エゥーゴの本来の理念が機能していたとも言えるのである。


名台詞

名台詞

TV版

「この感触…アムロ・レイ…?ララァ・スンか?」

第1話、グリプスの偵察中、ニュータイプとしてのカミーユを察知した時の台詞。


「連邦軍はいつになったらここが地球と地続きでないという事が分かるのだ!」

第2話にて。宇宙空間に浮かぶ巨大な気密容器であるコロニーに穴が空けば深刻なダメージとなるにもかかわらず、そこに住むスペースノイドのことなどお構い無しにMSで発砲してくる連邦軍に対し、クワトロは嫌悪感を顕にする。TV版ではその直後に自身もビームピストルを発砲しているが、『Define』では迎撃してきたジムⅡ隊を麾下のアポリー・ロベルトと共にビームサーベルのみで撃破している。


「迷いは自分を殺す事になる!ここは戦場だぞ!!」

第5話。相手が肉親故の迷いから撃てずにいるカミーユに通信で飛ばした一喝。

この場面は、父フランクリンの操縦するリック・ディアスが息子カミーユの搭乗するガンダムMk-Ⅱにライフルの銃口を向け発砲開始→画面外からのビーム射撃がリック・ディアスに命中→カミーユの操縦席にクワトロからタイミングよくこのセリフの通信が入る、という流れで進むため、明確な描写こそ無いが、フランクリン機を撃ったのはカミーユを助けようとしたクワトロだったのだろう。


「シャア・アズナブルという人のことを知っているかね?」

同5話。両親を失って荒れるカミーユに対して。カミーユからは「尊敬しているが、組織に一人で対抗しようとして敗れた馬鹿な人」という答えが返ってくる。この後、あくまで他人としてシャアを持ち出すクワトロに、結局カミーユは部屋を出て行ってしまう。


「他に食べる方法を知らんからさ。だから未だに嫁さんも貰えん」

第7話。カミーユから何故軍人をやっているのかをたずねられた時の返答。あえて俗っぽい内容で答えてはぐらかしている。

嫁さんも貰えない根本的な理由は、死んだ昔の恋人(というよりも最初で最後のお義母さん候補だった女性)が忘れられないからである。


「直接、刃物を持って殺さないからさ。手に血が付かない人殺しでは、痛みは分からんのだ」

第7話にて、30バンチの惨状を見たカミーユに何故こんな非道な事ができるのかと尋ねられた際の回答。最前線で戦い続けてきたクワトロ(シャア)の言葉だけに重みがある。

・・・のだが、結局彼も紆余曲折あったとはいえ、いくつもの小惑星を地球に墜落させるという超大規模テロリズムを後年に敢行するに至るのであった。


「軍隊っていうのは、ああいったものだ。アーガマでは君に甘すぎた。反省をしている」

第9話で、ミーティングの遅刻について身勝手な言い訳をしまくったために、ウォン・リーの修正でボコボコにKOされたカミーユが、ロッカールームで意識を取り戻した際にかけた言葉。

ララァの時のようにニュータイプの素養があるという事でカミーユを特別扱いをしていたが、彼の場合は逆効果だったらしく増長を招いてしまい、自分の指導の至らなさをクワトロも反省していた。


「今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない」

第13話にて、正体を隠すシャアに真偽を問うハヤトに対しての答え。

一見格好良いこと言ってるように見えるが、実際はシャアの名に纏わるしがらみや重責から逃れたいだけ。だがその一方で「今の私は」と断りを入れているように、シャア・アズナブルという存在感や発言力を捨てるつもりも無いというワガママな開き直りである。

しかし横で見ていたカミーユの目にはこれがどう映ったであろうか。9話で身勝手な言い訳をする態度をクワトロ自身から注意され、エマから「自分の都合で大人と子供を使い分けないで!」と説教されて間もないカミーユが幻滅し怒りを覚えたのは当然であった。

また、ニコニコ大百科の記事で詳しく説明されているが、それ以上でもそれ以下でもないという言い回しは矛盾している。

小説版ではカミーユは激昂しておらず、陰で物真似をして笑い話の種にしている。


「これが若さか…」

同じく13話。既にバレバレにもかかわらず、上記の気取った言い回しで自身の正体を見苦しく誤魔化し続けたせいで、とうとうキレたカミーユから修正の鉄拳を顔面に食らわされ、涙をきらめかせながら吹っ飛んだ時の台詞。

しがらみや責任といった大人の事情を恐れ、しかし無名の存在になることも認められないプライドの高さから知らず知らずのうちに臆病な卑怯者になっていたクワトロにとって、後先考えず自分の感情に素直に動くことができるカミーユの若さはあまりにも眩しかった。

なお、この時クワトロ(シャア)27歳


「君を笑いに来た…そう言えば、君の気が済むのだろう?」

第15話にて、カラバに合流したアムロに「何故、地球圏に戻ってきたのです?」と問われて。

軟禁状態を理由に今まで何も行動を起こさなかったアムロの不甲斐なさを皮肉混じりに詰った挑発だが、内心ではアムロの心境を理解してはいた。


(どうしたのだ、アムロ君。こうして若者たちも戦っている。あの時の血の騒ぎはなくなったのか?)

15話。無断出撃から帰還したカツをハヤトが修正する傍らで、逃げ出すようにその場を去っていったアムロの背中を眺めながら呟いた独白。アムロはこの回、7年のブランクによって戦いに恐怖し、モビルスーツに乗り込むことが出来なかった。

口では何だかんだと辛辣な言葉で尻を叩いていたが、内心では彼の再起を信じている事が窺える。また、逆境ではイジケがちなアムロと、常に闘争心溢れるシャアとの性格の対比も見えるシーンであろう。


「今日の都合で魂を売った人々の決定などは、明日にも崩れるものさ」

第24話にて、ブレックス暗殺後のダカールにおける議会により、地球連邦軍がティターンズの管轄下に置かれる法案が決定する瞬間を眺めて。

連邦の信念の無い腐敗した体制にうんざりしてはいるが、そのお陰でエゥーゴが逆転できるチャンスもまだあるのだ。


「よくもミネバをこうも育ててくれた!偏見の塊の人間を育てて何とするか!」

33話。アクシズの指導者としてミネバに対する教育、というよりクワトロ(シャア)のミネバに対する将来の期待をハマーンが踏みにじったことに激昂した際の怒りの一言。

クワトロはここでハマーンに掴みかかろうとして彼女の護衛に止められており、しばらく後のアクシズ脱出時に彼女と対峙した際には「死んでもらう」とまで言い切っている。クワトロ(シャア)が本気で怒りを剥き出しにした、シリーズを通してみても珍しいシーン。

彼にしてみればダイクン派の大人にザビ家への憎悪を吹き込まれた挙句、直接的には全く罪の無い友人のガルマを騙し討ちにするような人間に成長した自分の嫌な部分の製造過程を見せつけられた形になったので激昂するのも已む無し。


「私はザビ家とは関係ない。私は、いつも独りの男だった」

同33話。レコアから「ザビ家再興が目的ではないのか?」と尋ねられた際の答え。

両親を早くに喪い、妹・アルテイシアとも離別、ガルマ・ザビとの友情は謀殺と言う形で一生の十字架となり、心を許した恋人ララァにもすぐに先立たれた彼の心は孤独に苛まれていた。

ただ、クワトロとしてはそんなつもりは無かったのだろうが、恋人までとは行かずとも曲がりなりにも男女の仲にあるレコアに対して「自分はいつも独りだった」と明言するというのは、彼女の存在を蔑ろにしているにも等しいあまりに迂闊な失言であった。しかも珍しく本心を漏らしているだけに、余計にタチが悪い。

この発言が、レコアがクワトロに愛想を尽かしてティターンズのシロッコの下に走ることになった一因であろう。


「サボテンが、花をつけている…」

第34話にて、レコアがヤザンに撃破されて消息を絶った後、無人となったレコアの部屋でカミーユに彼女をぞんざいに扱っていた事を非難されて殴られた時に、彼女が育てていたサボテンの鉢を見て呟いた台詞。

あまりの脈絡の無さからガンダム史上でも特に意味不明な台詞として取り上げられる事が多いが、これはサボテンの花がレコアの充足感を暗喩する言葉と解釈できる。「レコアがエゥーゴにいた時には咲かなかった花が、ティターンズに渡ったタイミングで咲いた」というのがポイントである。

レコアはまだ死んでいない事、そして結局エゥーゴで花を咲かせる事が出来ず自分の下から去ってしまった事をクワトロは察する。敵側ティターンズで「花が咲いた」ことまではあずかり知らぬことであったろうが。


「ええい、打ちどころが悪いとこんなものか!」

第35話。Zガンダムを狙ったハンブラビ隊の攻撃をかばって被弾したことで百式が想定外の制御不能に陥り、耐熱装備が無いまま大気圏突入しそうになったときの台詞。大慌てでコントロールパネルを触り、操縦桿をガチャガチャと激しく動かして、らしくない大汗を顔にかきながら「意外とはやいものだな!」と観念した表情で呟く。「はやい」のは落下速度か、それとも命運尽きる瞬間の到来か。初代ガンダム第5話で、過去の己が同様の状況で「無駄死にではないぞ」と言って見捨てた部下・クラウンの亡霊にでも祟られたのかもしれない。直後にカミーユに助けられて事なきを得たが、かつて同様のシチュエーションで「当たらなければどうということはない」と言い放った人間とは思えない体たらくである。

地球への降下成功後「百式、機体大丈夫なのですか?」とカミーユから心配され「ボディがへこんだくらいのものだ!」と強めの語気で返すさまはベテランらしい冷静さのなせるわざか、それとも上官の立場ゆえの虚勢だったのか。また、このあとの35話の展開では、カミーユは上官クワトロの出した命令を真っ向から拒否する場面が続くが、そこでもクワトロはカミーユを睨みつけつつも何も言い返さないという、救助されたことに負い目を感じているかのような描写が続くため、なお情けない。


「戦いの中で人を救う方法もあるはずだ!それを探せ!」

第36話、フォウと戦う事を拒むカミーユに対して。

台詞の意図としてはカミーユを戦わせる事だが、そこにはかつての自分の経験ゆえの願望もあったのだろう。なお、当のカミーユからは「あるわけないだろ! クワトロ大尉のいう事の方がよっぽど理想論だ!」と返されている。


「同じ、か…」

「カミーユ。かわいそうだが、君はまだ死ねない体だ。戦士は、生きている限り戦わねばならんのだ…!」

同36話。フォウの遺体を抱えて咽び泣くカミーユを見て、搾り出した言葉。

かつての自分とアムロ、ララァと同じ悲劇がまた繰り返されてしまった。


「地球の重力を振り切った時、人は新たなセンスを身につけた。それがニュータイプへの開花へとつながった。そういう意味では、確かに宇宙に希望はあったのだ」

第38話にて、ダカール演説後、アウドムラのシャトルで宇宙に戻る際、重力圏を出る際の加速Gを感じながら同乗するカミーユに語った言葉。

一昔前の人々はこの何倍ものGに耐えながら、希望の大地があると信じて宇宙に出た。自分たちを宇宙に追いやった地球のエリートを憎む事より、その方がよほど建設的だと考えたからだと。


「まだだ!まだ終わらんよ!」

最終50話。コロニーレーザー砲身内の戦闘でハマーンのキュベレイとシロッコのジ・オに挟まれ、絶体絶命の窮地に追い詰められた時の台詞。辛くもその場からは脱出するが、なおも2機の追撃を受ける。


「新しい時代を作るのは老人ではない!」

同50話。シロッコとハマーンを倒すための捨石になろうとしていたカミーユを一喝して。

カミーユはクワトロに世界を救ってほしかったが、クワトロはカミーユが自分と共に世界を救う事を望んでいた。だが…。



劇場版

「違うぞ!」

劇場版Ⅰにて、レコアとの相談中にエマに声をかけられ、レコアが「大尉にお尻を触られていたのよ」とふざけたことに対する否定。このような日常を満喫したかったがゆえの「クワトロ・バジーナ」だったのだろう。


「ああ、いいな…」

劇場版Ⅱにて。ブライトがカツに個人的な思い入れをしてしまうのを避けるため、彼をラーディッシュに移籍させるという提案をヘンケンにした際、交換条件としてエマもラーディッシュ付きにすることを要求され、ブライトと二人でボソッと呟く。

コミカルなシーンだが、愛情表現が致命的にヘタクソなクワトロにとって、ヘンケンが周囲に包み隠すことなくエマに対して情熱的な好意を示せる様がとても羨ましかったのではなかろうか。


「力のバランスを考えすぎると思うが……私だって、独り身だ」

上記のシーンの後、食堂で同席したレコアと手が触れ合い、彼女から気まずそうに「忘れてください」と言われて離席された際の独り言。

レコアに彼なりの好意を寄せていることがわかるのだが、この後、クワトロは彼女とキスした際にサングラスを外さなかった(=素顔、つまり本心を見せなかった)ため、彼女から落胆されるハメに。男女交際って難しいですね。

ヘンケンのように女にあっけらかんと愛情を示して頑張るほど素直にもなれなければ、シロッコのように女が欲しがっている物を先に察して与えてやれるほど器用にもなれない。それでいて「自分から本心は明かさないが、理解をして欲しい」という、クワトロ(シャア)の「男としての至らなさ」が窺える。


「私の分は?」

劇場版Ⅲにて。アーガマの重力ブロックで、皆でケーキを食べながらの作戦会議に遅れて参加した際、自分の分のケーキをファにねだって。

この他、劇場版でのクワトロは自販機でコーラ買って飲んだり、所々コミカルな台詞があったりと、「不甲斐ない大人」としての側面が強調されていたTV版よりも気さくで人間臭いキャラクターとなっている。

一部ファンの間では、こうした部分こそ復讐心やニュータイプ思想への拘泥といったしがらみを全て取っ払った「素のシャア」なのではないかという声も。


小説版

「ララァ!これが人の自由と言うものだ!」

物語序盤のリック・ディアス操縦時に久々にモビルスーツを自由に飛ばしまわった際に上機嫌になって思わず口走ってしまう。

シャアにとってはジムは「乗っても面白くない機体」、旧ジオン公国の接収機は「触る気も起きない」であり、自身が開発に携わった旧ジオンの技術者によるアナハイムの機体は爽快そのものだった。

ララァの事は「利用した挙句に死なせてしまった」罪悪感を抱え続けており、表層意識から消えていても上機嫌になると彼女の名前を口走る癖は本人が矯正しようと努力しても治らない、正に呪縛だと閉口している、と小説ならではの内情が描写されている。


機動戦士ΖガンダムDefine

「カミーユのMS操縦能力は申し分ないが・・・不足しているのは冷徹さだ。私には彼を鞭打つことしかできんからな。」

ライラの撃破を躊躇したカミーユを張り飛ばした事をレコアに苦言を呈されて。

ライラの迷いとカミーユのNT能力の高さに内心は理解を示していても、「相手によっては最悪の事態になっていた」状況であったので止むを得ず叱り飛ばした。

叱り飛ばした事に苦悩はしていても、ジオン公国時代から年少者・後輩への甘やかし癖があった従来作品のクワトロからすると大きな進歩と言える。


ちなみにこの作品では原作では正体を薄々見破られつつ割とすぐに協力してくれたのとは異なり、元ホワイトベースクルー達からは相当な憎悪をぶつけられており(原作通りの対応をしたのはハヤトとカイくらい)、ブライトは「7年前ならばすぐにでも殺してやりたいくらいだ」と怒り、フラウからはナイフを突きつけられ、アムロからは銃を向けられ…と最終的には原作同様分かってもらえたがかなりストレスを感じるだろうストーリーになっている。


外部作品


「いくら希望を見出しても、地球の重力に魂を引かれた者達のエゴに押しつぶされ、結局はこんな哀しみだけが繰り返されていく……ならば!

PS版『機動戦士Ζガンダム』のシャアシナリオのEDにおける台詞(Gジェネレーションシリーズでも使われている)。

カミーユの精神崩壊を感知し、「ニュータイプによる人類革新」という望みを打ち砕かれて絶望したクワトロは、新生ネオ・ジオン総帥「シャア・アズナブル」となる…。


なにも考えず走れ!!

ガンダム無双にて。


一方Gジェネレーションシリーズでストーリー制を採用したNEOの全ルートととDSの平成ガンダムルートでは、リリーナ・ピースクラフトの政治的手腕やスタンスに感銘を受け逆襲せずに最後まで自軍の主戦力として残留してくれる。

DSの宇宙世紀ルートでは結局リリーナのような地球連邦を綺麗にまとめる存在が出なかったためか結局逆襲してしまう。説得するには前のステージで彼自身が説得し自軍に引き込んだハマーン・カーンで説得し返さなければならない。


関連イラスト

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機動戦士Ζガンダム リック・ディアス 百式 シャア・アズナブル 池田秀一


ジャミル・ニート


クロトワ:風の谷のナウシカに登場する名前のよく似た榊原良子ボイスのキャラクターと関わりのあるキャラクター。因みに劇中での年齢まで一緒。

「他に食べる方法を知らんからさ。

 だから、いまだに嫁さんも貰えん」


「まだだ!まだ終わらんよ!」


人物

人物

CV:池田秀一

地球連邦軍大尉

アーガマのMS隊隊長にして、エゥーゴの創立に初期から携わった幹部の一人。

その正体は旧ジオン公国軍において「赤い彗星」の異名で呼ばれた男シャア・アズナブルその人である。

クワトロ・バジーナという名は「キャスバル・レム・ダイクン」「エドワウ・マス」「シャア・アズナブル」に続く4つ目の名前という意味合いを持つ。

リック・ディアス百式を駆り、カミーユ・ビダンと共にエゥーゴとして戦い続けた。


一年戦争の後にアステロイドベルトの小惑星基地「アクシズ」に身を寄せ、その責任者マハラジャ・カーンを助けてジオン残党の再集結を図る。そこでマハラジャの娘ハマーン・カーンに一方的に想いを寄せられる。その能力も評価してマハラジャ死後の後任にはハマーンを推挙している。しかし当の本人はと言えばハマーン本人ではなく、彼女の世話役のナタリー・ビアンキ中尉と恋仲になり、彼女を妊娠させており彼にとって最初で最後の子供を妊娠していた。この事から彼女は実質的な内縁の妻だったと言えるだろう。

表向きはザビ家再興を考えるハマーンと政治的な思想から対立し離別と言う事になっている。


地球圏に帰還した彼は連邦軍士官「クワトロ・バジーナ」の軍籍を非合法に入手、連邦軍の一員として活動する。この頃から連邦政府の打倒に関心を持ち、地球圏の腐敗を目の当たりにした事でブレックス・フォーラらと共にエゥーゴを結成するに至る。クワトロは資金面、人的組織、そして軍事的な要になるガンダリウムγというモビルスーツ素材を提供する等、中心人物として貢献し、当然周囲からもエゥーゴの指導者となることを期待された。



初代ガンダムの「赤い彗星」時代に見せたダイナミックな格闘戦は鳴りを潜め、リック・ディアスや百式に搭乗してのビームライフルを使った射撃戦が主体になり、視聴者の目にはやや迫力に欠けるように映った。メガ・バズーカ・ランチャーなる派手な武器を使うもなかなか命中しないせいで目立った戦果には繋がらず、シャア・アズナブルのネームバリューそのままの活躍ができていたとは言い難い。

しかし本人は復讐という目的の為に必要なら部下を捨て駒にすらした一年戦争の時とは変わって、隊長として部下の犠牲を必要最小限にとどめる戦術をとる任務を楽しんでいる。しばしば生理的な楽しみのままに自らを囮とし部下を逃がす姿は、部下や同僚たちから指導者としての信望を集めることになる。


しかし、周囲はクワトロ本人の思いとは裏腹に、一年戦争の英雄シャアというネームバリュー、ジオン・ズム・ダイクンの思想的後継者に最適な彼の生まれ、さらにエゥーゴでの活動実績によるカリスマ性の発揮への期待を高め、モビルスーツ乗りの立場に拘るクワトロとのすれ違いが増えていった。

やがてブレックスがティターンズによって暗殺されてしまったのを機に、クワトロは「シャア・アズナブル」としてエゥーゴの代表とならざるを得なくなった。


エゥーゴの代表となった後は、ダカールの連邦議会を占拠し、自らの正体がシャア・アズナブルであることを公表、ティターンズがそれまで秘匿していた悪行を全世界に知らしめ、これを批判すべく演説を行った。


このダカールの演説は大きな効果を発揮し、地球連邦全体の支持をティターンズからエゥーゴに向けることになった。こうしてティターンズの勢力がやや低下したことで、グリプス戦役はアクシズを交えた三つ巴の戦いに突入する。やむなく指導者シャアとして行動しなければならなくなった結果、コロニーレーザーを潰す為にかつて反発したハマーンに屈するも同然で頭を下げる等、どこか痛々しい姿も見せる様になる。

自分の元を去ってティターンズに裏切ったレコアには「世界が自分を中心に動いていると思うな」と批判され、彼女を自分の元へ引き込んだパプテマス・シロッコには「ニュータイプのなり損ない」とまで見下されながらも、自らの信じる「ニュータイプによる人の革新」の理念を貫こうとしたが、戦役終盤において、ハマーンとの戦闘の最中で行方不明となる。


グリプス戦役後は地下へと逃れており、続編となる機動戦士ZZガンダムには本編登場はしない。この間にダカールでリィナ・アーシタを助けて妹のアルテイシアに彼女を託し、スベロア・ジンネマンにはミネバ・ラオ・ザビを預ける等、その足取りの一部を垣間見る事が出来る。


しかし、ハマーン率いるネオ・ジオンが壊滅した後は、ネオ・ジオン再興の為に暗躍。その後、再びシャアを名乗り地球連邦に宣戦布告する事になる。


一説には、グリプス戦役終盤でカミーユの精神が崩壊した事を感じ取った結果、「ニュータイプによる人類革新」が幻想にすぎなかったという現実に絶望し、これを機に新生ネオ・ジオンの総帥になったとされている。


劇場版では、親を殺されたカミーユにシャア・アズナブルを知っているかと切り出すのがエマ・シーンであったため、自嘲気味に語っていた。


指導者として

指導者として

エゥーゴの指導者となる事をブレックスなどから期待されていたクワトロであったが、本人は政治的な仕事に携わることを、個人的にはむしろ嫌悪していた。

モビルスーツに乗る楽しさ、パイロットとしての陶酔に生理的と言って良い程までに固執し、あくまでも無名のモビルスーツ隊の隊長であることに拘っていた。

隊長として部下を育てることにも関心を抱き、特にカミーユ・ビダンという民間人の少年の素質には注目しており、その熱心さたるや一年戦争で果たせなかったニュータイプによる革新の可能性をカミーユに期待する程であった。

そんなクワトロにとってエゥーゴの指導者を引き受けてくれたブレックスは有難い存在であり、人間としてもクワトロなりに尊敬していた。

一方、様々な状況から時にサングラスと共にクワトロという仮面を外し、ジオンのエース・シャアという立場に戻ってアムロ・レイやハマーンを始めとするかつての宿敵達と相対する場面も見られたが、都合で立場を使い分ける彼の優柔不断ぶりは、カミーユやカイ・シデンレコア・ロンド等から不満を持たれていた。


ただし、ジオンのエースだったシャア・アズナブルとしてエゥーゴの指導者に立ってしまうと、連邦や世論からは「エゥーゴ全体がジオン寄りの反連邦組織である」と認識されてしまう危険性もあり(デラーズ・フリートと似た立場)、連邦軍人であったブレックスが指導者であったからこそエゥーゴが多くの協力者を集めて大規模な勢力になるまでに至ったという見方も出来なくもない(エゥーゴに所属する元・連邦軍人の中には一年戦争デラーズ紛争で身内をジオンに殺されてジオンを憎んでいる者もいた)。

実際、後にシャアとしてエゥーゴの指導者となった後、『Ζ』本編では明かされていないが、外伝作やスピンオフ作品等では、世論から支持を得ていた反面、ジオンを憎む元・連邦軍人のエゥーゴのメンバーの一部からの反感を買ってしまう事になってる。逆に、元ジオン軍人のエゥーゴのメンバーの中には、指導者となったシャアを熱烈に支持していた反面、連邦の完全な打倒を主張する過激思想の者が現れ始め(エゥーゴの理念は連邦の「改革」であって「打倒」ではない)、シャアが行方不明になり第一次ネオ・ジオン抗争の終結後は、連邦への編入を拒絶。新たに「エグム」という名の反連邦組織を立ち上げてまで、反連邦活動に出てしまっていた程であった。


これらからも、クワトロことシャアがエゥーゴの指導者となる点については、プラス面もあったのと同時にマイナス面も内包していたと言え、ブレックスが存命していた時の方が、エゥーゴの本来の理念が機能していたとも言えるのである。


名台詞

名台詞

TV版

「この感触…アムロ・レイ…?ララァ・スンか?」

第1話、グリプスの偵察中、ニュータイプとしてのカミーユを察知した時の台詞。


「連邦軍はいつになったらここが地球と地続きでないという事が分かるのだ!」

第2話にて。宇宙空間に浮かぶ巨大な気密容器であるコロニーに穴が空けば深刻なダメージとなるにもかかわらず、そこに住むスペースノイドのことなどお構い無しにMSで発砲してくる連邦軍に対し、クワトロは嫌悪感を顕にする。TV版ではその直後に自身もビームピストルを発砲しているが、『Define』では迎撃してきたジムⅡ隊を麾下のアポリー・ロベルトと共にビームサーベルのみで撃破している。


「迷いは自分を殺す事になる!ここは戦場だぞ!!」

第5話。相手が肉親故の迷いから撃てずにいるカミーユに通信で飛ばした一喝。

この場面は、父フランクリンの操縦するリック・ディアスが息子カミーユの搭乗するガンダムMk-Ⅱにライフルの銃口を向け発砲開始→画面外からのビーム射撃がリック・ディアスに命中→カミーユの操縦席にクワトロからタイミングよくこのセリフの通信が入る、という流れで進むため、明確な描写こそ無いが、フランクリン機を撃ったのはカミーユを助けようとしたクワトロだったのだろう。


「シャア・アズナブルという人のことを知っているかね?」

同5話。両親を失って荒れるカミーユに対して。カミーユからは「尊敬しているが、組織に一人で対抗しようとして敗れた馬鹿な人」という答えが返ってくる。この後、あくまで他人としてシャアを持ち出すクワトロに、結局カミーユは部屋を出て行ってしまう。


「他に食べる方法を知らんからさ。だから未だに嫁さんも貰えん」

第7話。カミーユから何故軍人をやっているのかをたずねられた時の返答。あえて俗っぽい内容で答えてはぐらかしている。

嫁さんも貰えない根本的な理由は、死んだ昔の恋人(というよりも最初で最後のお義母さん候補だった女性)が忘れられないからである。


「直接、刃物を持って殺さないからさ。手に血が付かない人殺しでは、痛みは分からんのだ」

第7話にて、30バンチの惨状を見たカミーユに何故こんな非道な事ができるのかと尋ねられた際の回答。最前線で戦い続けてきたクワトロ(シャア)の言葉だけに重みがある。

・・・のだが、結局彼も紆余曲折あったとはいえ、いくつもの小惑星を地球に墜落させるという超大規模テロリズムを後年に敢行するに至るのであった。


「軍隊っていうのは、ああいったものだ。アーガマでは君に甘すぎた。反省をしている」

第9話で、ミーティングの遅刻について身勝手な言い訳をしまくったために、ウォン・リーの修正でボコボコにKOされたカミーユが、ロッカールームで意識を取り戻した際にかけた言葉。

ララァの時のようにニュータイプの素養があるという事でカミーユを特別扱いをしていたが、彼の場合は逆効果だったらしく増長を招いてしまい、自分の指導の至らなさをクワトロも反省していた。


「今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない」

第13話にて、正体を隠すシャアに真偽を問うハヤトに対しての答え。

一見格好良いこと言ってるように見えるが、実際はシャアの名に纏わるしがらみや重責から逃れたいだけ。だがその一方で「今の私は」と断りを入れているように、シャア・アズナブルという存在感や発言力を捨てるつもりも無いというワガママな開き直りである。

しかし横で見ていたカミーユの目にはこれがどう映ったであろうか。9話で身勝手な言い訳をする態度をクワトロ自身から注意され、エマから「自分の都合で大人と子供を使い分けないで!」と説教されて間もないカミーユが幻滅し怒りを覚えたのは当然であった。

また、ニコニコ大百科の記事で詳しく説明されているが、それ以上でもそれ以下でもないという言い回しは矛盾している。

小説版ではカミーユは激昂しておらず、陰で物真似をして笑い話の種にしている。


「これが若さか…」

同じく13話。既にバレバレにもかかわらず、上記の気取った言い回しで自身の正体を見苦しく誤魔化し続けたせいで、とうとうキレたカミーユから修正の鉄拳を顔面に食らわされ、涙をきらめかせながら吹っ飛んだ時の台詞。

しがらみや責任といった大人の事情を恐れ、しかし無名の存在になることも認められないプライドの高さから知らず知らずのうちに臆病な卑怯者になっていたクワトロにとって、後先考えず自分の感情に素直に動くことができるカミーユの若さはあまりにも眩しかった。

なお、この時クワトロ(シャア)27歳


「君を笑いに来た…そう言えば、君の気が済むのだろう?」

第15話にて、カラバに合流したアムロに「何故、地球圏に戻ってきたのです?」と問われて。

軟禁状態を理由に今まで何も行動を起こさなかったアムロの不甲斐なさを皮肉混じりに詰った挑発だが、内心ではアムロの心境を理解してはいた。


(どうしたのだ、アムロ君。こうして若者たちも戦っている。あの時の血の騒ぎはなくなったのか?)

15話。無断出撃から帰還したカツをハヤトが修正する傍らで、逃げ出すようにその場を去っていったアムロの背中を眺めながら呟いた独白。アムロはこの回、7年のブランクによって戦いに恐怖し、モビルスーツに乗り込むことが出来なかった。

口では何だかんだと辛辣な言葉で尻を叩いていたが、内心では彼の再起を信じている事が窺える。また、逆境ではイジケがちなアムロと、常に闘争心溢れるシャアとの性格の対比も見えるシーンであろう。


「今日の都合で魂を売った人々の決定などは、明日にも崩れるものさ」

第24話にて、ブレックス暗殺後のダカールにおける議会により、地球連邦軍がティターンズの管轄下に置かれる法案が決定する瞬間を眺めて。

連邦の信念の無い腐敗した体制にうんざりしてはいるが、そのお陰でエゥーゴが逆転できるチャンスもまだあるのだ。


「よくもミネバをこうも育ててくれた!偏見の塊の人間を育てて何とするか!」

33話。アクシズの指導者としてミネバに対する教育、というよりクワトロ(シャア)のミネバに対する将来の期待をハマーンが踏みにじったことに激昂した際の怒りの一言。

クワトロはここでハマーンに掴みかかろうとして彼女の護衛に止められており、しばらく後のアクシズ脱出時に彼女と対峙した際には「死んでもらう」とまで言い切っている。クワトロ(シャア)が本気で怒りを剥き出しにした、シリーズを通してみても珍しいシーン。

彼にしてみればダイクン派の大人にザビ家への憎悪を吹き込まれた挙句、直接的には全く罪の無い友人のガルマを騙し討ちにするような人間に成長した自分の嫌な部分の製造過程を見せつけられた形になったので激昂するのも已む無し。


「私はザビ家とは関係ない。私は、いつも独りの男だった」

同33話。レコアから「ザビ家再興が目的ではないのか?」と尋ねられた際の答え。

両親を早くに喪い、妹・アルテイシアとも離別、ガルマ・ザビとの友情は謀殺と言う形で一生の十字架となり、心を許した恋人ララァにもすぐに先立たれた彼の心は孤独に苛まれていた。

ただ、クワトロとしてはそんなつもりは無かったのだろうが、恋人までとは行かずとも曲がりなりにも男女の仲にあるレコアに対して「自分はいつも独りだった」と明言するというのは、彼女の存在を蔑ろにしているにも等しいあまりに迂闊な失言であった。しかも珍しく本心を漏らしているだけに、余計にタチが悪い。

この発言が、レコアがクワトロに愛想を尽かしてティターンズのシロッコの下に走ることになった一因であろう。


「サボテンが、花をつけている…」

第34話にて、レコアがヤザンに撃破されて消息を絶った後、無人となったレコアの部屋でカミーユに彼女をぞんざいに扱っていた事を非難されて殴られた時に、彼女が育てていたサボテンの鉢を見て呟いた台詞。

あまりの脈絡の無さからガンダム史上でも特に意味不明な台詞として取り上げられる事が多いが、これはサボテンの花がレコアの充足感を暗喩する言葉と解釈できる。「レコアがエゥーゴにいた時には咲かなかった花が、ティターンズに渡ったタイミングで咲いた」というのがポイントである。

レコアはまだ死んでいない事、そして結局エゥーゴで花を咲かせる事が出来ず自分の下から去ってしまった事をクワトロは察する。敵側ティターンズで「花が咲いた」ことまではあずかり知らぬことであったろうが。


「ええい、打ちどころが悪いとこんなものか!」

第35話。Zガンダムを狙ったハンブラビ隊の攻撃をかばって被弾したことで百式が想定外の制御不能に陥り、耐熱装備が無いまま大気圏突入しそうになったときの台詞。大慌てでコントロールパネルを触り、操縦桿をガチャガチャと激しく動かして、らしくない大汗を顔にかきながら「意外とはやいものだな!」と観念した表情で呟く。「はやい」のは落下速度か、それとも命運尽きる瞬間の到来か。初代ガンダム第5話で、過去の己が同様の状況で「無駄死にではないぞ」と言って見捨てた部下・クラウンの亡霊にでも祟られたのかもしれない。直後にカミーユに助けられて事なきを得たが、かつて同様のシチュエーションで「当たらなければどうということはない」と言い放った人間とは思えない体たらくである。

地球への降下成功後「百式、機体大丈夫なのですか?」とカミーユから心配され「ボディがへこんだくらいのものだ!」と強めの語気で返すさまはベテランらしい冷静さのなせるわざか、それとも上官の立場ゆえの虚勢だったのか。また、このあとの35話の展開では、カミーユは上官クワトロの出した命令を真っ向から拒否する場面が続くが、そこでもクワトロはカミーユを睨みつけつつも何も言い返さないという、救助されたことに負い目を感じているかのような描写が続くため、なお情けない。


「戦いの中で人を救う方法もあるはずだ!それを探せ!」

第36話、フォウと戦う事を拒むカミーユに対して。

台詞の意図としてはカミーユを戦わせる事だが、そこにはかつての自分の経験ゆえの願望もあったのだろう。なお、当のカミーユからは「あるわけないだろ! クワトロ大尉のいう事の方がよっぽど理想論だ!」と返されている。


「同じ、か…」

「カミーユ。かわいそうだが、君はまだ死ねない体だ。戦士は、生きている限り戦わねばならんのだ…!」

同36話。フォウの遺体を抱えて咽び泣くカミーユを見て、搾り出した言葉。

かつての自分とアムロ、ララァと同じ悲劇がまた繰り返されてしまった。


「地球の重力を振り切った時、人は新たなセンスを身につけた。それがニュータイプへの開花へとつながった。そういう意味では、確かに宇宙に希望はあったのだ」

第38話にて、ダカール演説後、アウドムラのシャトルで宇宙に戻る際、重力圏を出る際の加速Gを感じながら同乗するカミーユに語った言葉。

一昔前の人々はこの何倍ものGに耐えながら、希望の大地があると信じて宇宙に出た。自分たちを宇宙に追いやった地球のエリートを憎む事より、その方がよほど建設的だと考えたからだと。


「まだだ!まだ終わらんよ!」

最終50話。コロニーレーザー砲身内の戦闘でハマーンのキュベレイとシロッコのジ・オに挟まれ、絶体絶命の窮地に追い詰められた時の台詞。辛くもその場からは脱出するが、なおも2機の追撃を受ける。


「新しい時代を作るのは老人ではない!」

同50話。シロッコとハマーンを倒すための捨石になろうとしていたカミーユを一喝して。

カミーユはクワトロに世界を救ってほしかったが、クワトロはカミーユが自分と共に世界を救う事を望んでいた。だが…。



劇場版

「違うぞ!」

劇場版Ⅰにて、レコアとの相談中にエマに声をかけられ、レコアが「大尉にお尻を触られていたのよ」とふざけたことに対する否定。このような日常を満喫したかったがゆえの「クワトロ・バジーナ」だったのだろう。


「ああ、いいな…」

劇場版Ⅱにて。ブライトがカツに個人的な思い入れをしてしまうのを避けるため、彼をラーディッシュに移籍させるという提案をヘンケンにした際、交換条件としてエマもラーディッシュ付きにすることを要求され、ブライトと二人でボソッと呟く。

コミカルなシーンだが、愛情表現が致命的にヘタクソなクワトロにとって、ヘンケンが周囲に包み隠すことなくエマに対して情熱的な好意を示せる様がとても羨ましかったのではなかろうか。


「力のバランスを考えすぎると思うが……私だって、独り身だ」

上記のシーンの後、食堂で同席したレコアと手が触れ合い、彼女から気まずそうに「忘れてください」と言われて離席された際の独り言。

レコアに彼なりの好意を寄せていることがわかるのだが、この後、クワトロは彼女とキスした際にサングラスを外さなかった(=素顔、つまり本心を見せなかった)ため、彼女から落胆されるハメに。男女交際って難しいですね。

ヘンケンのように女にあっけらかんと愛情を示して頑張るほど素直にもなれなければ、シロッコのように女が欲しがっている物を先に察して与えてやれるほど器用にもなれない。それでいて「自分から本心は明かさないが、理解をして欲しい」という、クワトロ(シャア)の「男としての至らなさ」が窺える。


「私の分は?」

劇場版Ⅲにて。アーガマの重力ブロックで、皆でケーキを食べながらの作戦会議に遅れて参加した際、自分の分のケーキをファにねだって。

この他、劇場版でのクワトロは自販機でコーラ買って飲んだり、所々コミカルな台詞があったりと、「不甲斐ない大人」としての側面が強調されていたTV版よりも気さくで人間臭いキャラクターとなっている。

一部ファンの間では、こうした部分こそ復讐心やニュータイプ思想への拘泥といったしがらみを全て取っ払った「素のシャア」なのではないかという声も。


小説版

「ララァ!これが人の自由と言うものだ!」

物語序盤のリック・ディアス操縦時に久々にモビルスーツを自由に飛ばしまわった際に上機嫌になって思わず口走ってしまう。

シャアにとってはジムは「乗っても面白くない機体」、旧ジオン公国の接収機は「触る気も起きない」であり、自身が開発に携わった旧ジオンの技術者によるアナハイムの機体は爽快そのものだった。

ララァの事は「利用した挙句に死なせてしまった」罪悪感を抱え続けており、表層意識から消えていても上機嫌になると彼女の名前を口走る癖は本人が矯正しようと努力しても治らない、正に呪縛だと閉口している、と小説ならではの内情が描写されている。


機動戦士ΖガンダムDefine

「カミーユのMS操縦能力は申し分ないが・・・不足しているのは冷徹さだ。私には彼を鞭打つことしかできんからな。」

ライラの撃破を躊躇したカミーユを張り飛ばした事をレコアに苦言を呈されて。

ライラの迷いとカミーユのNT能力の高さに内心は理解を示していても、「相手によっては最悪の事態になっていた」状況であったので止むを得ず叱り飛ばした。

叱り飛ばした事に苦悩はしていても、ジオン公国時代から年少者・後輩への甘やかし癖があった従来作品のクワトロからすると大きな進歩と言える。


ちなみにこの作品では原作では正体を薄々見破られつつ割とすぐに協力してくれたのとは異なり、元ホワイトベースクルー達からは相当な憎悪をぶつけられており(原作通りの対応をしたのはハヤトとカイくらい)、ブライトは「7年前ならばすぐにでも殺してやりたいくらいだ」と怒り、フラウからはナイフを突きつけられ、アムロからは銃を向けられ…と最終的には原作同様分かってもらえたがかなりストレスを感じるだろうストーリーになっている。


外部作品


「いくら希望を見出しても、地球の重力に魂を引かれた者達のエゴに押しつぶされ、結局はこんな哀しみだけが繰り返されていく……ならば!

PS版『機動戦士Ζガンダム』のシャアシナリオのEDにおける台詞(Gジェネレーションシリーズでも使われている)。

カミーユの精神崩壊を感知し、「ニュータイプによる人類革新」という望みを打ち砕かれて絶望したクワトロは、新生ネオ・ジオン総帥「シャア・アズナブル」となる…。


なにも考えず走れ!!

ガンダム無双にて。


一方Gジェネレーションシリーズでストーリー制を採用したNEOの全ルートととDSの平成ガンダムルートでは、リリーナ・ピースクラフトの政治的手腕やスタンスに感銘を受け逆襲せずに最後まで自軍の主戦力として残留してくれる。

DSの宇宙世紀ルートでは結局リリーナのような地球連邦を綺麗にまとめる存在が出なかったためか結局逆襲してしまう。説得するには前のステージで彼自身が説得し自軍に引き込んだハマーン・カーンで説得し返さなければならない。


関連タグ

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機動戦士Ζガンダム リック・ディアス 百式 シャア・アズナブル 池田秀一


ジャミル・ニート


クロトワ:風の谷のナウシカに登場する名前のよく似た榊原良子ボイスのキャラクターと関わりのあるキャラクター。因みに劇中での年齢まで一緒。

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