わたしのことを『月光のワルキューレ』と呼ぶ人がいるけど、自分で名乗ったんじゃないわよ!
『月光のワルキューレ』の戦いっぷり………ご覧いただけましたかしら?
プロフィール
アルファベット表記 | AGNES GIEBENRATH |
---|---|
年齢 | 18歳 |
身長 | 163cm |
所属 | (ザフト→)世界平和監視機構コンパス |
CV | 桑島法子 |
概要
世界平和監視機構コンパスにてキラ・ヤマトが率いるモビルスーツ小隊『ヤマト隊』の構成員。
コンパス参加前はザフト所属で、シン・アスカやルナマリア・ホーク、レイ・ザ・バレル達とは士官学校の同期の間柄だった。
『月光のワルキューレ』の異名を持つ(本人もこの二つ名を気に入っている)。
パイロットスーツはメットに「三日月と矢」のようなパーソナルマークが入った薄紫色のパーソナルカラー仕様で、搭乗機はギャンシュトローム。
余談
アグネスを演じる桑島女史が過去にSEEDシリーズで演じたナタル、フレイ、ヴィア、ステラ、レイ(幼少期)はいずれも悲惨な最期を辿っており、ファンの間では上映前から「悲劇はまた……繰り返されるのか?」「SEED(種)だけに、この世に悲劇の種をバラ撒くのか?」「『クロスアンジュ』でフラグを折ったから、今度は大丈夫」などの論争が繰り広げられている。
他にも中の人や髪の色合い、種族が明かされていなかった時分は「フレイのクローンでは?」というとんでもない考察まで……。
尚、ヴィア以外の4人は決して善良な心が皆無だった訳では無いが、いずれも(不可抗力な側面もあれど)過ちを犯して主人公達と不幸な擦れ違いを起こしてしまった共通点もある。
本作が『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』をモチーフにしている事情を考えると、外見上のモデルはクェス・パラヤであると考えられる。
また髪色はクェスと対になっており、元々の髪型もあり色を反転させるとクェスそっくりになる。
クェスもまた悲劇的な最期を迎えたわけだが、果たしてアグネスは……?
関連タグ
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 世界平和監視機構コンパス
ヒルダ・ハーケン ヘルベルト・フォン・ラインハルト マーズ・シメオン
【CAUTION】以下、ネタバレにつき注意!!
何が悪いの?男ならみんな、私のこと好きなはずよ!ひがまないでよね!
人物
一人称は「わたし」、二人称はシンやルナマリアなどには「アンタ」、キラなど上司や頭が上がらない人物には「あなた」と使い分けている。言葉遣いもキラや上司相手には敬語で接し、そうでもない限りプライベートでは女性語を頻繫に使うが、刺々しく小バカにした物言いに終始する。呼称はキラなど上司相手には敬称(隊長、少佐など)を使って呼ぶが、ルナマリアは「名前+呼び捨て」で、シンには本人のいない場で「山猿」と呼ぶ場面がある。
アグネスの人間性の本質は、優れているが故の傲慢さで、モビルスーツパイロットとしてだけでなく女性としても並外れた強いプライドを持ち、「男ならみんなわたしのこと好きなはずよ」と語っている=「わたしは誰からも愛される価値があるのよ」と思い込んでいる。
コーディネイターとして強烈なまでの優良人種思考を持つに加え、典型的な自己愛性パーソナリティ障害の傾向から、自らが認められ高く評価されたいとする承認欲求も強い。
その一方で、両親が政府の高官という恵まれた出生や生まれ持っての優れた容姿・能力もあり、失敗や挫折を経験してこなかったためか、一度打ちのめされてしまうと精神が不安定に陥ってしまうという脆さも抱えている。
その性格故に人間関係の構築においては難が非常にあり、他人の物を平然と奪い取ろうと考える、相手の気持ちを全く考慮しない無神経で我儘な振る舞い等々、周囲の反感や恨みを買い易い言動が際立っている。
その上彼女の物言いは単なる感情任せの暴言というだけでなく、(少なくとも言われた本人たちにとっては)耳の痛い正論として突き刺さってしまう部分があり、それが反感を余計に買ったり他人を傷つけ迷わせてしまう原因にもなっている。
実際、過去でキラ(フリーダム)を撃墜したことから『フリーダムキラー』と呼ばれていたシンがキラに信用されていないのかと口にしたら「いつ背中から撃ってくるのかもしれない人。わたしだったら横にいて欲しくないもの」という彼女の言葉に言い返すことが出来ず、キラを戦わせていることに負い目を感じているラクスは「愛する人を戦場に送り出して自分は安全な場所でただ見ている」という言葉を聞いてその場から立ち去ってしまっている。
士官学校での成績が自分よりも下であったにも拘らず、当時のプラント最高評議会議長であったギルバート・デュランダルの鶴の一声でFAITHに任命されていたシンを「山猿」や「チンクシャ」、前大戦での振る舞いから「デュランダル議長の都合の良い駒だった」と露骨に馬鹿にしており、彼に「(自分の方が上手く使いこなせるから)ジャスティスを譲りなさいよ」と要求していた。
映画の特典短編小説『月光のワルキューレ』によると、この時点で同期のパイロット候補の中でシンは露骨に落ちこぼれており、シミュレーションでは10秒台で撃墜され、座学は元より体術でもアグネスやルナマリアに負けていた。現在でもアグネスがシンを馬鹿にしているのは、落ちこぼれ時代のシンの認識をさほど改めていないためと思われる。
半年前まではレオナード・バルウェイと言う彼氏がいた。赤服のエースパイロット、家柄もいいし、見た目も最高に格好いい。自分の隣に並ぶのにふさわしい男だ。と絶賛している。
士官学校時代にルナマリアとは友達だったが、彼女の彼氏を奪い取ったことがある。短編小説『月光のワルキューレ』には、「二度と友達とは思えないけれどアグネスとも普通に付き合おう。こんなこと気にしているように見られる方が悔しい」と心の内で決めたと書かれている(奪い取った彼氏とその後どうなったか触れられてないが別れたと思われる)。
ルナマリアの側からは同期としての情は持たれていた様子。
後述の通り敵方に寝返ってしまった彼女を撃墜する際にも命までは奪わず、後から助けに向かっているほか、会敵直後で裏切りに気付いていなかった時点では生存を素直に喜ぶような反応を見せていた。
現在の上官で歴戦の英雄であるキラを狙っており、奇しくも劇中の彼女の行動は、ミネルバ隊配属当初のアスランにアプローチしていたルナマリアに近い部分があると言え、福田監督が「士官学校時代はルナと仲が良かったですし、性格も似ているところがある。『DESTINY』のときのルナマリアは、キラに迫るアグネスと同じようにアスランにアプローチしていましたよね?だからシンと付き合ったことに対して、アグネスは納得していない」と解説されているため、意図したものだったようだ。
小説版でルナマリアは士官学校時代にアグネスと一緒に一方的な品定めをしていたことを「いま振り返ってみると若気の至りとしか言いようがない。あれがほんの二年ほど前の自分だとは思えないくらいだ」「戦争とその間で体験した多くのこと、そしてシンとの関係が、自分をずいぶんと変えてしまった」と独白している。アグネスとは根底となる人間性にこそ大きな差はあれど、そういう意味ではルナマリアのifの姿という見方もできる。
またナチュラルを見下した言動(上記の特典小説を参照)や親が政府高官である点は、改心前のイザークにも近いところがある。
小説版によるとこれまで「気さくで優しい女の子」を演じて上官たちに気に入られてきたという。
冒頭でキラ達がモビルスーツに乗り込む時、アグネスだけ整備員が5人も待機している。その中にはヴィーノ・デュプレの姿が。短編小説『月光のワルキューレ』でヴィーノは「あの頃(士官学校時代)アグネス、俺のこと好きだった」と見事な勘違い発言をし、アグネスはヴィーノ・デュプレという名前からメールが届いた際、誰だっか思い出すのに時間がかかった挙句、「ちょっと言葉をかけてやると、喜んでちやほやしてくれるのが面白かったっけ」と思い起こしている。
自分に相応しい『上物』を探し、彼女がいようと構わずに自分のものにしようとする。他の女性から奪ってまで手に入れた彼氏も『更なる上玉』が現れるとあっさり捨てる(上述の通りルナマリアも被害に遭っている)。
キラにアプローチしていたのも、「『あのフリーダムのパイロット』なのだ。自分のパートナーに相応しい」、「『それにあのラクス・クラインの恋人』だ。『ラクス・クラインから恋人を奪った女』になれるチャンスなんてそうそうない」という自己顕示欲からであった。
劇中の活躍
コンパス隊員として各地の紛争への武力介入やブルーコスモス残党の盟主・ミケール大佐の追跡といった戦いの日々を送る中、シンやルナマリアとは度々衝突する様子を見せていた。
そんな中、ファウンデーション王国との共同作戦が進められようとしていた前夜の夜会にて、キラをダンスに誘うが「遊びに来たんじゃないよ、ボクらは」と断られた(小説版では、ラクスが他の男と踊っていることを気に入らないでいる「そんな彼の気持ちにつけ入もうとして失敗したらしい」と、ルナマリアに内心で言われている)。その様子を見ていたルナマリアから、苦言を呈されるが「わたしは適当なところで妥協する気はないの、アンタと違って」と言い放ち、当然ルナマリアを怒らせた(シンが空気を読まずに割って入ったことから、大喧嘩になる事態は回避されたが)。
その後、ミレニアムで一人新装備のシステム調整を行っていたキラに夜食を持っていき、ラクスを一方的に非難する言葉と共に自己アピールを行いキスを迫る(このとき部屋の外には同じくキラ用の夜食を持ってきたラクスがおり、アグネスはそれに気づいていたうえで上述の行為を行った)が、引き離され怒られた上に毒虫を見るような目(小説版の表現)を向けられてしまう。
(自業自得とはいえ)自尊心を傷つけられたアグネスは、情緒不安定になったまま港を彷徨っていた折りに、偶然出会ったシュラ・サーペンタインに「わたし、綺麗じゃない?魅力ない?」と泣いて縋りつく。
昼間の対面時、自身の実力を評価してくれていたシュラの慰めを受けた彼女は、自分を正しく評価しないコンパスやキラに見切りをつけ……。
そして翌日の作戦中、ブラックナイトスコードによるマッチポンプで孤立したライジングフリーダムを、拒絶された腹いせに嬉々として背後から攻撃する。
キラの救出に駆け付けたアスランのズゴックにバックパックを破壊され自力飛行ができなくなるが、ブラックナイトスコード シヴァに乗るシュラに「来るかい?」と聞かれてこう返した。
「行くわ。あなたと」
そしてシヴァに抱えられて戦線を離脱する。因みに昨夜、逆鱗に触れられて激怒したにもかかわらず、キラはアグネスの裏切りには驚きと困惑を隠せなかった。
なお小説版によると、シュラがアグネスを連れて行った理由は「それなりに優秀なパイロットだから」ただそれだけであり、戦力の足しになる程度しか思われていなかった模様。
最終決戦ではブラックナイトスコードと共に出撃し、インパルスSpecⅡを駆るルナマリアと会敵。
裏切りをここで初めて知った彼女と口論しながら女子の闘いを演じるが、ルナマリアはシンで妥協したのではなく、シンのことが好きだから付き合っていると知り愕然。この後も言い合いながら戦いを繰り広げた末、機体を行動不能に追い込まれ敗北してしまうも、ルナマリアの情けなのか命だけは助けられた。
そのまま月に不時着するが、自業自得とはいえ何もかもを失って縋るものがなくなってしまった絶望からなのか、戦意喪失して泣きながら座り込んでいた所にルナマリアのインパルスSpecⅡが手を差し伸べていた。
その姿は皮肉なことに、前大戦でアスランに敗北した際のシンとルナマリアと同じであった。
小説版では、泣きながら座り込んでいる場面でフェードアウトしている。
やっと見つけた愛する人も、すぐにいなくなってしまった。
彼は言ってくれた。きみは美しいと。
シュラは強くて素敵で、私にふさわしい人だった。
私だって愛のために戦ったのよ。
ネタバレ込みでの余談
これまでのSEEDシリーズにおいて桑島女史が声優を担当してきた中では初めてストーリーの結末まで生存できたキャラとなった……が、その顛末は「異性関係のこじれから敵軍に寝返り、結局敗北した上に見下していた相手と同じ形で生き恥を晒す」という苦いものとなった。(ご丁寧に某サイトの個別項目でも「生き恥をさらす」や「生き恥をさらす←ネタ的な意味で」なんてタグが付けられているほど)
桑島女史はキャラクターアーカイブで「監督が『あまりふしだらにはしたくない』とおっしゃられたのと『フレイを彷彿とさせる女の子にしたい』という説明をいただき、とはいえ、まったくの別人なので、演技で寄せるというよりは、私が演じることで、皆さんに感じ取っていただける『何か』を期待して演じました」と述べられている。
なお、アグネスへのメッセージをお願いされた際は「思い通りにならないのが人の心と世の中です。これからも沢山失敗して、でも、あなたのことだから、めげないんでしょうね。悔いの無いよう、精一杯生きてください。出来ればあまり人に迷惑をかけないでね。」と応えている。(劇場版機動戦士ガンダムSEEDFREEDOMパンフレット)
実は桑島氏は出演オファーの際、「また死ぬキャラなんですが出ていただけますか?」と通達されていたらしく、前半パート収録時はそのつもりで演じていた。その後、後半パート収録に臨む前に、先に収録を済ませていたルナマリア役の坂本真綾氏から「生きているみたいですよ」と言われて初めてアグネスが生存することを知ったとのこと。
- 2024年3月9日の名古屋で上映後の舞台挨拶での監督発言によれば、「アグネスがプラウドディフェンダーを攻撃しようとしたところにルナマリアから攻撃を喰らい、シュラに助けを求めたところで「邪魔だ」と一蹴されてシュラに殺されるシナリオだった」とのこと。ちなみにこの流れが無くなった理由は、アスランの妄想展開を入れたために尺が無くなったことと、作品のカラー的に人が死ぬところではないと思ったかららしい。
- 2024年月刊ガンダムエース5月号での監督は「シナリオではアグネスは死ぬ予定でした。アスランとシュラの戦いに入っていって「邪魔をするな」とシュラにやられる予定だった。それを見たアスランが怒って、シュラを倒す展開で、確かにこっちの方が「SEEDシリーズ」っぽいんですよ。ただ実際に絵コンテを描いていると何かが違う気がした。絵コンテはキャラクターの心情に寄り添いながら描いていくんですけれど、ここでアグネスが死んでも、誰かの感情や物語が動くとは思えなかった。あと何より、これだとアスランがカッコよすぎるんじゃないかと。他にもカッコイイシーンがいくつもありますから。少しはカッコ悪いところを見せなさいと。」話されている。
劇中にて生還した彼女がその後軍内においてどのような処遇を受けたかについての描写はないが、大ヒット御礼舞台挨拶の監督によると何事もなかったかのように戻ってくる。流石にキラにはもう行けないので、次はアスラン。でも敗退確定の地雷で、みんなそれをわかってるけどもなにも言わない。しばらくはそんな感じで平和に過ごす。とその後どうなるかの考えが語られた。……まるで懲りてねぇ。劇場版最終週の特典では、ミレニアム帰還直後に何食わぬ顔でシンとルナマリアに絡んでいる様子が描写された。
小説版では「愛する人(シュラ)のために戦っただけ」「絶対に勝てる側につけたと思ったのに」「アコードなんてとんだ見かけ倒しだった」「私は悪くない」と上記のように最後まで自己を正当化し続けており、全く反省していない。ただし、見方を変えればあまり相手にはされなかったものの、シュラに対しては結構本気だったであろうことも示唆されている。アコードのラクスに対する態度が癪に障ってしかたないけどシュラの機嫌を損ねそうだと表に出さないようにしていた。
初期の人物紹介
本作が三十億突破した記念として、脚本を担当した故・両澤千晶が作られたアグネスの初期プロットが監督のXで公開された。引用元リンク
両澤が作ったアグネスの初期プロットでの人物紹介です。決定稿とは少し変わっているかも。あと部分的にぼかしてます。
アグネス・ギーベンラート(18歳/二世代目コーディネイター/女)
『私のこと、好きな筈よ、……男なら誰だって』
シン、ルナマリアとアカデミーで同期の元ザフトレッドパイロット。アカデミー時代はルナマリアよりも当然シンよりも優秀な成績。首席のレイに次ぐ成績。プラント高官の娘。親はザラ派。
卒業後は月軌道艦隊へ配属。先の大戦でも、最後の方でダガーやウインダムを結構落とす。ファントム・ペインの強化人間部隊やアークエンジェル部隊のエース級と出会わなかった事も幸運。
そこそこに腕がよく、若く中々に美人の華やかな子なので軍の広報に宣伝として使われ、「月光のワルキューレ」などと持ち上げられた。それがために危険な戦場に出ることも少なく、いわば井の中の蛙状態。
それでなくとも大層な自信家で、腕も容貌も自分が最高と信じて疑わず、またそれを絶えず証明したがる結構な我が儘娘。だが彼女を良く知らない男子には人気は高い。
興味のない相手には、実にそっけなく、落とそうとする相手には自然と相手の望むタイプを演じられる『擬態』を使える、というか使ってきた。(中略)キラならばキラの望む女を、自然と演じられる。(中略)。
昔からそんな感じなので、本当の彼女を知っている人は少ない。何を望み何がしたいのか?本心も出さないが、彼女自身もよく分かっていないというか、深く考えない。
ステータスを望む人間は、根っこの部分で自分に自信がない、あるいは喪失することに恐怖を抱いている場合が多いが、彼女もおそらくそう。自分という価値が壊されることに異常な警戒を抱く。なので自分を脅かすものは、私を認めないもの。自分の価値を認めないもの、ということになる。シュラはその心の隙を突いて籠絡した。
愛想が良く、おじさんウケが良いので上官の覚えはめでたく、逆に同輩の女子からは引かれているが、ランクの低い女は相手にしていないので気にならない。女友達も自分に釣り合うような子しか相手にしない。口にこそ出さないが、美貌はラクスにも勝っていると思っている。
目的の為なら『女』を使うこともためらわないが、安売りはしない。誰とでも直ぐに男と寝るような子ではない。なので意外と恋愛経験値は低い。実際男を見る目もない。それが為に結局人生誤ってしまうわけだ。
本人に悪意はなく、群がる男共をそこそこに勘違いさせて、いいようにこき使ってきた。あたかもそれが当然のごとく。アカデミー時代からこれで結構、楽をしている。
人の彼氏を取るのが趣味な様なもので、ルナマリアは一回やられている。それも直ぐに捨てる(捨てられる場合もある)。
レイにもアタックはしたが無視され、それ以降彼女の中では、何考えてるか判らない変人扱い(ホモ扱いかも)。子供っぽいシンなどは鼻にも引っかけなかった。
アカデミー当時の憧れ、というか最終ターゲットはアスラン・ザラ。だがアスランはザフトを脱走し、ニコルは死亡、イザークは女嫌いの噂が有り、それでなくても怖そうなので、(中略)。
アグネスはルナを「まあまあ」と認め、自分では仲の良いつもりだが、ルナにはそんな気は全く無い。ルナもアカデミー時代はプライドが高くアグネスに近い価値観の持ち主だったので、再会してシンと付き合っていると知った時には「アンタ、人生諦めたの?」と真顔で言い放った。シンも当然アグネスは苦手。
コンパスに入隊したのは「世界に君臨するトップエリート部隊だ」と思い込み、この一連のマイナスを一気に取り戻せると思った為。
キラを落せたら大金星と思っているが、どうしたって上手く行かない。
上手く行かない事は皆誰か、もしくは何かのせいにしてしまう性質の為、私だってジャスティスさえあればと、シンの機体を虎視眈々と狙っている。
最後は自分を認めてくれるシュラに行き、コンパスを裏切る。
ヴィーノとアーサーは、彼女の事を凄く優秀でやる気のある良い子だと思っている。
そのプロットは劇中や小説で描写されたものとほぼ同じで構成されており、これをそのまま起用したことからもアグネスというキャラクターが如何に上手く出来ているのか、両澤氏が人物像を如何に上手く描いていたのかを窺える内容となっている。
プロットに「落とそうとする相手には自然と相手の望むタイプを演じられる『擬態』を使える」とありながら、迫られていたキラが微塵も靡いていないどころかキラの逆鱗に触れる、初期プロットである前提もあり、この設定は無くなったかに見えるが、監督はインタビューで「都合の良さそうな男に対して、自然と合わせられる。たとえば、今回、キラを狙っているときがありましたが、あのときは髪型も含めてキラの好みの女性を「演じて」いるんです」と説明してる。
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO』の制作が2024年11月に正式発表された。FREEDOM本編の半年前に起こったとされるフリーダム強奪事件に焦点が当てられ、その予告では現在のアグネスと目元が同じの金髪の女性が、新キャラと共に映っている場面が出ているが、これが当時のアグネスとその事件の実行犯と目されるレオナードかと思われる。
アグネスが金髪なのは初期プロットに記載されていた『擬態』でレオナードの好みに沿うように染めていたようである。
アグネスのギャンシュトロームと強奪されたストライクフリーダムが宇宙で交戦する場面も。
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シンルナ:作中でシンを「山猿」、ルナマリアを「妥協した」などと酷評し、終盤でルナマリアに論破されたわけだが、シンとルナマリアの中の人は実際に夫婦である。制作時にはどのようなやりとりがあったのだろうか……?
フレイ・アルスター:SEEDシリーズの初代に登場した、同じくキラを籠絡しようとした中の人繋がり。上述の通り監督からも彼女をオマージュした部分があることを言及されている。
クェス・パラヤ:FREEDOM自体が逆襲のシャアのオマージュとされており、言動などを観るに彼女のオマージュキャラだと思われる。但し、こちらは迎えに来た少年をかばい死亡した。
はいてない:作中で、アグネスのミニスカートからお尻のラインがチラ見してたシーンが存在し、アグネスの下着はTバックなのか!?それともノーパンなのか!?と思わせる疑惑がある。