『以後、わたしがモビルスーツ及びモビルアーマーの戦闘管制となります。よろしくね♪』
『システムオールグリーン。進路クリア。ストライク発進、どうぞ!』
人物
プロフィール
生年月日 | C.E.55年2月17日 |
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星座 | 水瓶座 |
血液型 | AB型 |
年齢 | 16歳(SEED)→18歳(DESTINY)→20歳(FREEDOM) |
身長 | 159㎝(DESTINYでも変わらず) |
体重 | 52kg(SEED)→47kg(DESTINY)→?kg(FREEDOM) |
人種 | ナチュラル |
階級 | 地球連合軍二等兵(SEED)→民間人→オーブ軍三尉→?(FREEDOM) |
好きな食べ物 | ヨーグルト |
CV | 豊口めぐみ |
主人公キラ・ヤマトの友人で、彼と同じ工業カレッジに通うナチュラルの学生。出身はオーブで親しい人物からの愛称は「ミリィ」。
アルファベットでの綴りは《Miriallia Haww》
物語開始時点で同級生のトール・ケーニヒとは既に恋人同士であり、仲睦まじい姿が描かれた。
作中では主にアークエンジェルの戦闘管制及び通信士を務めており、ストライクやメビウスゼロ、スカイグラスパーなどの発信シークエンスアナウンスも彼女が担当している。女性オペレーター、いわゆるオペ子枠。
TVシリーズ続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』及び劇場作品『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』にも登場している。
DESTINY時代は軍を除隊後戦場カメラマンとして活動していたが、紆余曲折の果てに再びアークエンジェルの管制へと復帰しており、最終回までオペレーターとして戦い抜いた。
FREEDOM時代は20歳の若さでありながら官僚としてオーブ連合首長国代表のカガリ・ユラ・アスハの側近を務め、カガリによって国土防衛指令が発令された際にはキャバリアーアイフリッド-2に搭乗し、同じく官僚となったサイ・アーガイル及びアークエンジェルより脱出したダリダ・ローラハ・チャンドラII世と共に管制を務めた。
(異例のスピード出世であるが、SEED開始時点でサイやミリアリアが所属していたカレッジのカトウゼミはそもそも基本的に優秀なメンバーで構成されている。)
機動戦士ガンダムSEEDシリーズグランプリ2024のキャラクター部門における人気投票のランキング結果は第29位。
性格
喜怒哀楽の感情が豊かでハキハキとした性格。誰に対しても明るく適度にサバサバしていて親しみやすいため、艦内でも人気。度々友人たちの言動に呆れる描写があるなど、同世代と比べて"ませている"ような雰囲気もある。
世話焼きな一面を持ち、トールが寝ぼけてだらしなく着崩していた軍服を直してあげたりもしていた。ちなみにこのシーン、なんとミリアリアとトールはふたり一緒に電気の消えた暗い部屋から出てくる。それもふたり揃って軍服を整えながら。ぼかされてはいるが、ふたりのやりとりや表情の自然さを見るにかなり以前から一歩進んだ深い男女の仲であったことが窺える。上記の"ませ"もこの辺りが理由なのかもしれない。
他者を思いやれる優しく友好的な人物であり、トール共々コーディネイターであるキラに対し一切の差別や嫌悪や嫉妬を抱かず、ただ純粋な友人として接した非常に数少ない人物のひとりでもある。
一方で年頃の女の子相応にか弱い部分も持ち合わせており、キラやトールの反応がロストした際には現実を受け止められず生気を失うほど精神的に酷く疲弊したり、ディアッカの心無い発言をトリガーに半ば錯乱するかたちで感情を爆発させ殺害に至ろうとしていた。
戦場という極度のストレス環境においてトールという恋人の存在は非常に大きな安心材料であったのであろう。
しかしその後はなんと自ら憎しみを乗り越え、ディアッカはおろかアスランに対してもトールの仇であると知った上でなお激情に駆られずむしろ思いやる姿勢すらみせており、作中屈指の人格者へと成長を遂げる。
その姿は差別意識の強かったディアッカにも大きな影響を与えた。
物語の都合上本筋に関わることは少なかったものの、憎しみや哀しみを乗り越え、ナチュラルとコーディネイターの相互理解への一歩を踏み出すという大切な希望を示した重要なキャラクターなのである。
勘違いされやすいがミリアリア自身はコーディネイターに対する憎悪や差別感情は抱いていない。ディアッカを殺害しようとしたのは彼のナチュラルを馬鹿にした態度と、偶然とはいえトールの死を冒涜することになった軽はずみな発言が原因であり、憎しみの感情はあくまでディアッカ個人に向いていた。そのためフレイから「あんたもわたしと同じでコーディネイターが憎くて殺そうとした(意訳)」と詰められた際には感情の整理が出来ないながらにも明確に「違う」と否定している。
つまり端的に言えばディアッカの自業自得でしかない。だがミリアリアはその後不器用ながらも彼に謝罪の言葉を述べている。
容姿
身長は159cmと同世代の女性キャラクターたちの中で一番小柄。
髪は茶髪のクセ毛であり、後ろ髪が外にハネた特徴的な髪型がチャームポイント(PHASE-09のシャワーシーンでは髪が濡れてハネが落ち着いたためかなりイメージが変わっていた)。
あどけなさの残る顔つきや感情の豊かさも相まって親しみやすく、どこか小動物のような印象も与える。
素朴で飾らない可愛らしさは彼女だからこその魅力であると言えよう。
体型は他の主要ヒロインたちのような身体のラインが細く出るところは出ているモデルやグラビアアイドル顔負けのプロポーションではないものの、ごく自然体で健康的な肉付きのスタイルをしている。詳細な下着設定画においてもパンツやオーバーニーソックスの食い込みが他のキャラよりも明確に描写されているこだわりっぷり(彼女の名誉のために言っておくが現実世界における159cm女性の平均体重は約55kgである。決してぽっちゃりでは無い)。
また、なにかと谷間が強調されていたフレイ、ドレス姿で露わになる豊満な横乳が素晴らしいラクス、下乳の輪郭が明瞭に描かれていた(=デカい)カガリらと比べるとミリアリアのバストサイズはさすがに控えめになるが、これは飽くまで相対的な話であり推定B〜Cカップ相当の発育は有する彼女の胸を貧乳というのは誤りである。設定画にも慎ましやかながらも確かに谷間は存在し、また続編の度に少しずつ胸の膨らみが増し艶かしいオンナの身体つきになっていっていることからもわかる通り、SEED時点では発育がはじまったばかりなのである。
服装
私服
PHASE-01等で着用していた私服はオレンジと白を基調としており、ノースリーブワンピースにアームカバーと膝下までのハイソックスでコーディネートし、リボンで可愛らしさを演出している。腋出しコーデ。
軍服
PHASE-04以降では主にピンク色の連合軍服を着用し、下は側面にスリットの入った黄色のタイトなマイクロミニスカートを組み合わせている。もはや見せようとしてるのかと疑いたくなるほどのスカート丈だが、実際に重力下・無重力を問わず頻繁に彼女のパンツを拝むことが出来そうな大胆で素敵なデザインである。
軍服の中は無地の白に首周りや肩から袖口にかけて赤をあしらった女性軍人用インナーシャツを着ているのがPHASE-22にて確認できる。
白のソックスは膝上までのニーハイソックスとフレイのサイハイソックスより短く太ももの半分程度まであるオーバーニーソックスの2パターンを愛用していた。
下着
ブラとパンツはともに鮮やかな水色の生地をベースにゴム部分や縁などをパステルブルーで彩った爽やかな雰囲気のものを着用。
フロントに青紫のリボン装飾をあしらったジュニアブラのSTEP 1段階に近いデザインのものとシンプルでスポーティなものの2パターンがある。
先述の通り彼女のバストサイズは16歳の時点で推定B〜Cカップである。発育の状況的にノンワイヤーブラを好んだのかもしれない。
パンツはどちらもクロッチの縫い目が存在する。
パンツやオーバーニーが食い込んだお腹や太もものお肉のぷにっと感が素晴らしい。
続編2作品それぞれにて着用している下着の詳細は不明であるが、DESTINY放送当時のカプセルトイフィギュアではSEED時と同じデザインのパンツがストッキング越しに造形されていた。
機動戦士ガンダムSEED/16歳
キラ達と同じくザフトのヘリオポリス侵攻に巻き込まれ、ヘリオポリス崩壊によってアークエンジェルの避難民となる。
その後、友人であるキラのために自分たちにも出来ることはないかと、恋人のトール・ケーニヒが志願したこともあって、アークエンジェルのクルーに志願する。
当初の担当はMS・MA管制であり、後にカズイ・バスカークが軍から除隊した為、彼に代わり通信士を務めるようになる。
中盤でトールの死を目の当たりにし、すぐには受け入れられず、茫然自失としたまま、自分の恋人を死に追いやったかもしれないザフトの捕虜・ディアッカ(実際にトールを殺したのはニコルをキラに殺され逆上したアスランであったが)に挑発され、
錯乱状態で彼を刺殺しようとするまでに精神的に追い詰められてしまう。
しかし、フレイが同じように憎しみをあらわに銃を向け、撃とうとするのを目にした瞬間、『今の自分やフレイのような憎しみの連鎖こそ、この戦争の原因なのではないか』と気付き、咄嗟にディアッカを庇った。小説版では、フレイがディアッカを銃撃しようとしたのは、キラの戦死のショックが強過ぎたことが原因だったと分析している。
その後もアークエンジェルのクルーとして、最終決戦である第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦を戦い抜いた。また共に戦うことになったディアッカのことも少しずつ受け入れられるようになった他、トールを殺した本当の仇がキラの親友であるアスランであることを知っても尚「アスランを殺したところで、トールが帰ってくるわけでない」として割り切って憎しみを抑え込んだ(そのことに触れようとしたディアッカには八つ当たり混ざりに怒りをぶつけたが)。その一方で、嘗ての副長だったナタル・バジルールがムルタ・アズラエルと共にローエングリンの直撃を受けたドミニオンの轟沈によって死亡した際には、ショックを受けていた。
終戦後は兵役を引退し、トールを偲ぶ日々であったことが後日談で描写されている。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY/18歳
軍人として戦うのとは違う方法で平和に貢献できないかと、戦場カメラマンとなって世界を駆け巡っていたが、情勢が悪化したのに伴い、再び、管制官としてアークエンジェルに搭乗する。
スペシャルエディション版では、オーブの出立時からアークエンジェルに搭乗していた。
またトールを殺したアスランのことを許し、キラやカガリに会えるよう取り計らった。
ディアッカのことは「振っちゃった」らしく、作中一度も2人が顔を合わせることはなかった(振った理由は不明)。
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM/20歳
出番がないと思われたが、公開直前の公式Xで彼女のイラストがポストされた事から少なくとも何らかの見せ場がある事は示唆されていた。
そして、カガリがキャバリアーアイフリッド装備のストライクルージュで出撃するシーンで登場し、サイなどと共にオーブの軍人としてカガリをサポートした。
なお、劇場版の公開を記念して、新たな47都道府県ご当地ビジュアルが公開された際には「長崎の『フルーツバス停』」に2人で佇む様が描かれ、ディアミリ民は「デートか⁉︎」と歓喜の声を漏らしていた。
ゲーム作品では
スパロボシリーズ
SEED
初登場作品。担当声優の豊口めぐみ氏は当作品でスパロボ初参加。原作同様アークエンジェルのオペレーターとなる。サブパイロットではないが、戦闘を行うとセリフを喋ってくれる。DVEも豊富で、一連のSEEDイベントでもセリフ満載。その中にはとても採用できないDVEも含まれていたとか。
サブパイロットとして使用可能。応援、祝福、激励などサポート的な精神コマンドを覚える。後半は加速要員にもなる。
展開によっては恋人のトールがニコル付きで帰って来てくれる。
そして、トールとディアッカが意外と良いコンビになりそうだとニコルと共に内心で呟いている。
DESTINY
原作と同様に最初は戦場カメラマン。同じカメラマンのフラン・ドールと意気投合する場面も。原作通りアークエンジェルに搭乗するが、『第3次α』同様サブパイロットとしての登録は無し。
アークエンジェル初登場時に既に乗り込んでいる。ディアッカとは一度も絡まない。
ストーリーがミネルバ寄りになったため出番が非常に少ない。ディアッカとは少ないが絡んでおり、バジュラとの決戦ではオープンチャンネルで弱音を吐いた彼を叱咤する場面がある。
同時参戦
序章ワールド3より登場するNPC。
複数の並行世界を渡り歩く本作では、様々な出会いを経て見聞を広めたのと同時に、異星人を始めとする脅威の存在や、人類が争いの果てに滅亡した「ゼーガペイン」の世界を目の当たりにしたことで戦争に対する不安が原作以上に強くなっている。3章part7にて『DESTINY』準拠となる。
GBA版『機動戦士ガンダムSEED 僕と君と戦場で』
本作では、ミリアリアが料理下手という設定が発覚。
彼女がシチューを作るイベントがあるのだが……最高のコーディネイターであるキラが走馬灯を見るほどの酷さであった。
無理して4杯目まで食べたキラは卒倒する羽目になり、調査の結果軍用の濃縮調味料を薄めずに使ってしまったからこうなったらしい。
…が、キラの感想の中に「繊維がゴリゴリで全然火が通ってない」というのもあるので仮に薄めたとしても根本的にアレだったと思われる。
機動戦士ガンダム エクストリームバーサスシリーズ
EXVSFBの家庭版のDLCでの登場から、プレイヤーナビとして参戦。地球軍の軍服の他にも、ヘリオポリスにいた頃に着ていた私服を着せることが出来る。
関連イラスト
中の人ネタ
のちの作品でも、ミヒロ・オイワッケンというオペレーター役を演じている。
キャラソン
Please
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY SUIT CD vol.9」に収録された、ミリアリア(豊口めぐみ)とメイリン(折笠富美子)のデュエット曲。
MVでは新規のシャワーシーンとパンツ一丁で髪の毛の気持ちよさそうにドライヤーで乾かすミリアリアの姿が拝める。
その後両者は某国民的ニチアサアニメで同じ変身ヒロインとして共演しようものになろうとは…
関連タグ
キラ・ヤマト サイ・アーガイル カズイ・バスカーク フレイ・アルスター