「グゥレイト! 数だけは多いぜ!!」
声優 | 笹沼晃※ |
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誕生日 | C.E.54年3月29日 |
星座 | 牡羊座 |
血液型 | AB型 |
年齢 | 17歳(SEED)→19歳(DESTINY) |
身長/体重 | 176cm/67.5kg(SEED)→180cm/58kg(DESTINY) |
趣味 | 日本舞踊 |
※2009年~2019年までは笹沼尭羅名義に改名し活躍しており、相当する時期に発売された各種ガンダムゲームではこちらの名義で参加。
グゥレイトな概要
第二世代コーディネイター。プラント・フェブラリウス市出身。
色黒で金髪オールバックのイケメン。
暇な時はエロ本を読んでいる……と思われがちだが、実際グラビア雑誌を読んでいたのは1話のみ。
ザラ派(急進派)プラント最高評議会議員タッド・エルスマンの息子。母親の有無は不明。
尚、タッドはSEED中盤でディアッカがMIAに認定された際、穏健派寄りの中立派に鞍替えしている。
また彼はディアッカのザフト入り自体、「向いていない」と反対していたらしい。
士官アカデミーからの同期であるイザーク・ジュールとは、長年ルームメイトであり親友。
SEED序盤は両者とも好戦的な性格だったが、後々すぐに熱くなる彼の抑え役となっていった。
ドラマCDではイザークが荒れて暴れた際の部屋の後始末は、ディアッカがしていると言う事も判明している。
趣味は日本舞踊だが裏設定に近く、ゲーム等で明かされてユーザーを驚かせていた。(ゲーム終わらない明日へでは、ディアッカを使うための購入アイテムが扇子)
得意料理は炒飯とされているが、これは二次創作による設定であり公式のものではない。
初出は「ディアッカと俺の関係」と言うネタスレより(余談だがこれも元々はオリジナルではなく、元ネタは『関羽と俺の関係』というスレであり、上述の『ディアッカと俺の関係』自体が関羽の部分をディアッカに改変したものである)。
上記からも分かるようにネットでの人気が非常に高く、偏屈なファンの中には
「ガンダムSEEDは好きではないが、ディアッカは好き」と宣言する人も少なくは無い。
グゥレイトな経歴
グゥレイトなSEED時代
ザフトのクルーゼ隊エリートパイロットの1人。バスターガンダムに搭乗する。
キャラクター設定では「狡猾で残忍」とされていたものの、「狡猾」とも「残忍」とも呼べる面は描写はほぼない……代わりに、物語中盤以前のコーディネーター特有の選民思想染みた考えと、若さ故の無配慮から、ナチュラルを同じ人間と思っていない言動を見せているキャラクターの1人の印象が強い。
更に、射撃一辺倒のバスターにもかかわらず進んで前に出て闘ったりする等、どことなくコミカルな描写が注目を集めてしまい、「迂闊で残念」といじられるようになっていった。
ステルス機能を活用している事を「臆病者」と罵られながらも、アークエンジェルの外装にダメージを入れてたニコルの方がよっぽどマシな働きをしている。
そして、後述の捕虜になった際の普段の言動を省みない言動が災いして、危うく負傷し掛ける事態に陥り、迂闊で残念さは最高潮に達する。
序盤・中盤は基本的にイザークの後ろにくっついて行動しており(イザークが画面からフェードアウトすれば、ディアッカもそれに続く風な感じに)、彼がニコルを嘲ったり、アスランに突っかかると基本的にディアッカもそれを援護していた。
尚、小説版によるとディアッカは別段、アスランと二コルを嫌っているわけではなかったらしい。
またニコルが戦死した際は、口論になったアスランとイザークを諭す大人な面を見せており、仲間内だと基本的には情勢を見極めて行動できる、分別のある性格だと思われる。
中盤で上記の通りアークエンジェルの捕虜となり、その時に敵側であったミリアリア・ハウに「ナチュラルの彼氏でも死んだか?」と軽口を叩いたところ、激高した彼女に殺されそうになる。
ミリアリアはディアッカが捕虜になった時の戦闘で、彼氏であるトール・ケーニヒが本当に戦死していたのである。
その直後、フレイ・アルスターからも同様に殺されそうになるが、先程自分を殺そうとしたミリアリアに助けられた為、後にこの件を謝罪すると共に、今まで見下していたナチュラルも「自分達と同じ人間である事実」に気付き、ナチュラルへの態度を改める。
その後、オーブ連合首長国に連合軍が武力侵攻する事態になり、オーブに亡命していたアークエンジェルもオーブ軍に協力するに至ったのだが、ディアッカはこの時に捕虜から解放される。
捕まっている間に状況が激変していた事実に戸惑いながらも、ディアッカは一時は退艦するが、祖国を守る為に戦うミリアリアを放っておけず、再びバスターに乗ると彼女を護りたいが為に、アークエンジェル側に味方するようになる(この時バスターはモルゲンレーテに引き取られていた為、戦闘のドサクサで強奪した可能性がある)。
終盤でイザークと敵として再会した際は「銃を向けず話をしよう」と歩み寄り、ここで「アイツらと一緒にアラスカやオーブ、パナマを見て上の言う通り、ナチュラルを殺すなんてもうできない!(要約)」と自分が見聞きしてきた戦争の現実をイザークに熱く語り、彼にこの戦争への疑念を抱かせるきっかけになる等、精神的に大きな成長を見せた。
終戦後はプラントへ帰還し、最年少でプラント最高評議会議員となったイザーク護衛の任に付いた。
グゥレイトなDESTINY時代
ジュール隊隊長として、一宇宙戦艦を率いるようになったイザークの右腕的存在となっている。
帰還後、ザフトからは戦時中の逃亡罪等を問われたらしいが、イザークの口添えもあってか、エリートの赤服から一般兵の緑服に戻るだけで済んだ。
ちなみに、ザフトの赤服は成績上位に与えられる「エリートの証」扱いで、決して緑服になる=一般兵に降格する訳ではない。
搭乗機は当初はガナーザクウォーリア、後半はブレイズザクファントム。
尚、ミリアリアとの関係は、彼女の「振っちゃった♪」の一言で片付けられてしまった。
SEEDの時点では2人が結ばれる空気を匂わすような、OPカットやイラストが多く描かれていたにも拘らず、DESTINYでは2人の顔合わせすらなかったこの処遇は、あまりにも悲惨な為、ファンの間では再会を望む声が後を絶たない。
尚、ミリアリア役の豊口めぐみ氏曰くこの発言は「本気で言ったわけではない」と返答したが、ファンブックでは理由とともに破局した事実が記載されている。
しかし、小説版では最終決戦の時に、ミリアリアを気に掛けていた。
終盤はラクス側に寝返ったイザークに就き、同じく寝返った。
小説版では「デスティニー・プランそのものに疑念を持っていた」旨が明記されている。
終戦後はザフトの黒服に昇格しており、地位的にも正式にイザークの補佐官となっている模様。
スパロボでのグゥレイトな活躍
初参戦となった第3次スーパーロボット大戦αでは、エリートらしい高い能力を誇り有用な精神を覚える。
加えて小隊長能力・援護攻撃のダメージ+20%と、特殊技能・連携攻撃(援護攻撃が必ずクリティカルになる)を持ち、
援護攻撃の鬼として活躍し収束攻撃(全体攻撃武器のダメージ低下無効)とBセーブ(武器の弾数UP)等、
愛機の長所を伸ばせる有用な特技を、初期レベルで習得済みの隙のなさ。
後はEセーブ(武器の消費EN軽減)とサイズ差補正無視(サイズ差による攻撃ダメージ補正を無効化)を覚えれば、正に鬼に金棒である。
愛機のバスターガンダムは高威力&超射程の単体攻撃武器と、移動後に使える全体攻撃武器を持ち、前述の援護攻撃は勿論の事、単騎でも雑魚戦からボス戦までこなせ、派手さは無いが堅実かつ確実な運用が可能。
わかりやすい性能と汎用性の高さから、本作参戦ユニットの中でもトップクラスの扱いやすさであり、更にはストライクガンダムの強化をそのまま引き継ぎ、加入する為経済的と至れり尽くせり。
これらの性能が大変高く評価され、本作屈指の人気ユニットになる。
非戦闘時でも他の同年代SEED組が大人しかったり、内向的だったり、不愛想な相棒だったりする中で、彼は皮肉屋だが根は気さくで明るい青年である為、他作品のキャラクターとの絡みも多く存在感を発揮。
その敵の捕虜だったとは思えない程に、味方部隊に馴染み切っている行動は多くのユーザーを和ませた。
このような事情が有る為か、本作からSEEDの作品を知ったプレイヤーからは、非常に高い人気を得る事態になる。
それ以降はJとWに出演。だがDESTINY以降はZでNPC、K、LでPCとして出ているだけ。
しかもKでは決め台詞のグゥレイト!を、別のキャラに取られてしまっている。
スパロボZの方にもPCとしてのデータはあるのだが、戦闘ではボイスは無く、なんと人工知能のSEが流れるのみであった事から、ネットユーザーの間ではファミリーネームと似た、金属生命体に融合されてしまったとネタにされた。
因みに没データでは小隊長能力が変更され、火力こそ落ちている代わりに射程が伸びるようになっており、
第3次以上に利便性が高くなっている上、相変わらずの援護の鬼として活躍できる能力であった。
とはいえ、没音声で彼への援護台詞は収録されていたようであった。
一方、携帯機では加入が遅かったり援護システムの変更に加え、専用機であるブレイズザクファントムが、量産機MS並みの火力しか持ち合わせていない等、恵まれておらず影が薄い。
……しかし、Jでは複合精神コマンドである『愛』を使ったMAP兵器要員としては非常に強力であり、バスターガンダムは十分一線を張れる性能である。尚、MAP兵器要員としては、ナデシコと(グレート)ゼオライマーの二大対抗馬がいるのが問題だが。
スパロボWでは条件を満たすと生存するトール・ケーニヒとは意気投合しており、「いいコンビになりそう」とニコルとミリアリア・ハウに評されている。当然ミリアリアとは恋仲になっていないが、生還していたトールが復帰した直後は失恋のショックで微妙な表情をしていた(しかもそこを死神に散々突っ込まれている)。
更にスパロボLでは、シンとキラの早期の和解に一役買っており、しかも仲間になる時に条件を満たしていれば、かつての愛機バスターガンダムを引っさげて参陣する。「グゥレイト!」の台詞も懐かしがりながらしっかりと喋ってくれる。
性能的にもMAP兵器が無くなっているものの火力は健在。また、キラのストライクフリーダムガンダムとパートナーを組ませると、同じ射撃戦機体で精神コマンドが一致する為に使いやすい。
余談であるが、本シリーズおよびSDガンダムGジェネレーションシリーズに参戦した際、データはあれど声が一切収録されておらず、「何らかの事情で声が収録できないのでは?」と推測されていたが、最新作『OVERWORLD』ではPVのお披露目時からちゃんとしゃべるようになった。中の人が同じであるダコスタやマレットがしゃべるのに、ディアッカがしゃべらなかった理由は結局、未だに謎のままである(ちなみにGジェネワールドではカガリも同じ目に遭った)。
2018年に発売された『CROSSRAISE』にも、ちゃんと登場し声もある。彼が乗る下記の3機も無事参戦し、緑の意味を持つバスターにディアッカを乗せて、青の意味を持つデュエルに相方のイザークを乗せてみよう。言わずもがなだが、元々のパイロット達より似合っている。
ちなみに、ゴッドフィンガーの台詞では裏設定の日本舞踊が出てきており、びっくりしたファンもいるとか。
グゥレイトな乗機
バスターガンダム
ザクウォーリア※1(ガナーウィザード装備)
ザクファントム(ブレイズウィザード装備※2)
※1.2004年版では専用カラーの無い一般機だったが、HDリマスター版で後に搭乗する専用ザクファントムと同じパーソナルカラーに変更された。
※2.コミックボンボン版ではガナーウィザードを装着。
グゥレイト(?)な余談
・名前の『ディアッカ』の由来は心霊主義者のアンドルー・ジャクスン・デイヴィスが提唱したとされる概念『サマーランド(=霊の土地を意味する)』に住まう、地上の人間に干渉する事が出来る、道徳的な欠陥と不浄を持つ霊の集団・ディアッカではないかと思われる。
・彼の代名詞とされる「グゥレイト!」はアニメ本編では続編のDESTINY含めても実際は2回しか発言していない(SEEDの「グゥレイト! 数だけは多いぜ!!」と、DESTINYの「グゥレイト! やったぜ!!」のみ)。
関連イラスト
グゥレイトな関連項目
ディアッカ イザーク・ジュール ミリアリア・ハウ
ナーエ・ハーシェル:ASTRAYに出てくるよく似ている人。ちなみに彼のパートナーも誰かに似ている様子。
パトリック・コーラサワー:同じく好戦的だが「迂闊で残念」な敵キャラでもあり、後に主人公側の味方になる点が共通している。
影のカリスト:ゲーム「SDガンダムGGENERATION WORLD」において、声が無かったディアッカに代わってディアッカの決め台詞を発していた。
シャディク・ゼネリ:ブロンドの褐色肌の青年キャラクターで、言動もどことなく似ている。
アーチャー:外見がよく似ている人。それ以外の関連性は全くない。
炒飯:上述の通り、得意料理とされている。あくまでも非公式のネタ設定である事をお忘れなく。