概要
嘘のつもりで言った事が偶然本当になってしまうことを言う慣用句である。
あくまで「嘘から出た実」という表記が正しく、「嘘から出た真」や「嘘から出た誠」ではないのだが、タグとしては「嘘から出た真」の方が使用率は高く、また「実」を「まこと」と読むのは難しいためか、「嘘から出たまこと」と表記される場合も多い。
変じて創作中においては、できうるだけの能力がまだ自分にはない事柄を「できる」と言ってしまい、急遽特訓するなどして本当にできるようにしてしまう事を指すことも。
本当に実現した場合は「予言者」のタグが付く事もある。
予言の自己成就という類義語もある。
用途上公式が意図的にやっている「公式が病気」と重なるケースや、「本当に実現するまで何度でも嘘やデマを流し続ける」スリーパー効果を狙ったケースと混同しないように注意。
あくまで「公式が誤認した」レベルのある程度の偶然性が重要である。
実例
- ウソップ
- 彼の吐いた嘘が後々の話で(多少こじつけを交えながらも)本当になったケースや、過去の話で実現していたケースが度々有る。
- デビルカービィ
- カービィを悪人のように仕立てた虚偽のニュースが皮肉にも現実となった事から嘘から出た実のよい例とも言える。
- ???
- 元々は著者の勘違いだったが、後に本物になった例。
- 205系湘南色、E653系国鉄色・上沼垂色など
- ウソ電でお馴染みのネタだったが、いつしか本物に。
- クロト・ブエル
- トイレットペーパー
- ウソッキー
- 紫京院ひびき
- 草彅剛
- 月島秀九郎
- シロヒカ
- 当初はゲーム版の概念を一部の過激なファンがアニポケに押し付けてきたネタのため、ダイヤモンド&パールでは特に交流もない二次創作の域を出ないものだったが、ベストウイッシュシーズン2の再登場時に知らぬ間に仲良しになって一緒に登場した。
- カクレオン(ポケダン)
- 一定の厳しい条件を満たすことで他のポケモン同様仲間にすることが可能だが、そのあまりの仲間にならなさからプレイヤーの間で皮肉交じりに「0.1%の確率で仲間になる」と言われていたが、後に攻略本で0.1%だと明言されてしまった。
- オリックスとバファローズの統合
- 「かっとばせ!キヨハラくん」でオリッグスブルーブス(オリックス・ブレーブス)と近鉄バッパローズ(近鉄バファローズ)がオリッ鉄バッパローブスとして統合するというネタが1990年にあったが、14年後の2004年に本当にオリックス・バファローズに統合してしまった。同漫画の項目を見てもらえれば分かるように、オリックス・バファローズに限らず他にも後に事実になってしまった事例がたくさんある。
- すべての歌に懺悔しな!!
- 歌詞の内容が「長渕剛の事を歌ってるんじゃないか?」という憶測が広まり、それをワイドショーが騒ぎ立てた事から大騒動に発展。しかし間もなくして「クスリにゃ目がない」の部分が長渕が本当に大麻取締法違反で逮捕されてしっかりと言い当ててしまったのが決まり手となり騒動は終息を迎えた。
- オルグマスター
- うちはオビト
- オビトがカカシに「やめておけカカシ そんな術俺には効かない」と言うシーンを改変したコラ画像「やめてくれカカシその術は俺に効く」が、本当にオビトの能力の攻略法だった。
- カイン(カービィ)
- 漫画版星のカービィの一つ『デデデでプププなものがたり』のコミックス4巻に収録されたエイプリルフール回にて。昼寝中、カインが寝ぼけてバーニングをコピーしてしまい、エイプリルフールの嘘で「火事だ」と騒ぎ立てるデデデ大王の背中に火の玉を発射し、気づかぬ内に本当に火事を起こした。
- ベルリンの壁
- ある報道官が「ベルリンの壁を今この瞬間から通過できる」という誤報を流した結果、殺到した市民によってベルリンの壁が壊され東西ドイツの統一がなされた。
呪術廻戦のファンアートを描く男性が「最新話の内容」と称して全く違う内容のものを投稿していたが、その中には一部本編に共通しているものもあった。
2018年放送の『水曜日のダウンタウン』にて「トリオ芸人、1人抜けてポンコツと2人きりになったらそいつとはコンビ続けない説」のターゲットにされ、リーダーである太田博久に"斉藤慎二がトリオを脱退し、ピンで活動する"というドッキリが仕掛けられた。結果、太田がおたけとコンビを組んで存続する決断を下したことでネタバラシとなり、安堵していた…
が、その6年後に斉藤が不同意性交罪で書類送検され、それを受けて吉本興業から契約解除を言い渡されたことで本当に太田とおたけのコンビで活動していかなくてはいけない事態となった。