「プププランドはだれにもわたさん!!(建前)」
「みんなのために、おれさまは戦うデー!!(建前)」
「プププランドなんてあげるから、命だけはお助け〜〜!!(本音)」
概要だデ
「デデデでプププなものがたり」におけるデデデ大王でカービィのライバル。
プププランドに立派な一城を構える大王で、本作のみ語尾に「~だデ」と付ける。側近にはポピーがいる。
我儘、身勝手、自堕落、せっかち、気まぐれ、そして何かあるとすぐに声を張り上げて怒鳴る感情的で怒りっぽい性格。加えて、重度の不眠症になったあまりに八つ当たり同然でプププランドの住民全員に昼寝を禁止したり、カービィのショートケーキのいちごを食べられただけで追放宣言する等、大人気ない行動に出ることもある。
更にはプププランドの各地に自分を象った石像(銅像)を配置して大事にするなど自己顕示欲が強い(名所の1つとして紹介しているほど)。
このような性格の為、プププランドの住民や部下達からの人望は皆無であり、何故デデデがプププランドの大王なのかとカービィ達から疑問視される事も。時にはカービィの様に住民達から嫌われている描写も存在する。
当初は金遣いも荒く、金に物を言わせるところもあったが貧乏になり始め、他所の家のガラスを壊した弁償代のためにラーメン屋でアルバイトをする様も見られるようになった(しかも普通に調理できている)。大王のくせに貧乏と言われる事もしばしば。ただし終盤辺りからは貧乏人の描写が少なくなり、再び無駄遣いな行動をするようになったので、少なくとも貧乏からは脱出出来たようである。
一人でお使いをしたこともなければ留守番もしたことがないというお坊ちゃまぶり。後者に関しては手下たちに心配されていたほど。
歯医者も大の苦手で虫歯になって歯医者に連れていかれそうになった際には、幼児退行まで起こして拒否するほど。
後のアニメ版のデデデにも通じる嫌われ者の問題児……なのだが本作ではカービィの方が遥かにトラブルメーカーなため自然とツッコミに回ることの方が多い。またカービィが起こす騒動の被害者になることが非常に多い。ただし彼自身もお調子者なのでカービィ程ではないが騒動の原因となる事もあり、カービィ達の報復を受けたり、追いかけられたりすることもある(おみくじでカービィを騙した罰としてリックとクーから的当ての刑を受ける、カービィに偽の美容師を作った結果、被害者であるダークマターの怒りを買って責任を取らされる、最終回でカービィと体が入れ替わったのをいいとこにコピー能力を使おうとしたらリック達を怒らせてしまい、難を逃れようとカービィにワザとぶつかり、元の体に戻ったら今度は予防注射を入れようとした医者に追いかけられる等)。
また、かなりの不幸体質であり上記の通り毎回のように悲惨な目に遭っており、ひどい時はボロボロになったり、特に悪いことはしていないのに、悲惨な目に遭うことも多い(大半はカービィが原因)が、ギャグ補正では済まないレベルのダメージを受けても生きているなどとても頑丈であり決して死なない。ただし少しだけ幽体離脱した経験はある。
上記の通り悲惨な目に遭うことが多く、初期や中期の頃はグロテスクなボロボロの姿にされる事も多かったが、時代が進む程に被害の規模が控え目になっていき、理不尽な目に合わされる事も少なくなった。
傲慢で意地悪だが、根は臆病でオバケが大の苦手。オバケ系の手下は城に入れないなど徹底している。またダークマターなど見るからに強そうな相手には逆らえない。
連載初期は「カービィの敵」としての側面が強く、かなり意地悪な性格だった。当初はポピーと組んでスターロッドを盗んでいたが、後にテレビで見た水戸黄門に感化されて、時代劇のような世界を体感したいからという変な事情から夢の泉へ返却する(スターロッドだけでなく、夢の泉にも『スターロッドを返却すると、その者の願いを叶える』という力がある)。
と言った具合に連載が進むにつれて意地悪な悪人という面は鳴りを潜め、傲慢さや不平不満を隠して振る舞えるくらいには外面はよくなっている。
終盤では一時期原作の設定に戻ってカービィの敵となり、敵キャラを率いる立場になる。
しかしカービィのすぐそばで冒険を見守り、随所で心配した様子を見せている。カービィがスリープで眠ったところを配下たちが攻撃しようとした時は、フェアではないとして止めようとまでしていた。
スポーツが苦手で、なにもないところで転んだり、ぎっくり腰になったりする。そのせいか「もうトシかな……」と口にするなど中年を思わせる言動を取る(ただし老人扱いされると怒る)。
年齢不詳のためポピーには「大王さまって何歳なんだろう……」と疑問に思われている。
ただし強くなるための運動には妥協せず、自ら厳しいトレーニングを積んでパワーアップをしたことがある。
被り物をするとロクな目に遭わず、鬼の面を付けた時は呪われた代物だったため身体を操られてしまったり、鉄兜を付けた時はまったく外れないため難儀していた。
願いを叶える「魔法の指輪」をマドゥーに制作してもらった時は、宇宙征服を目論んでいたようだが、指輪に意識を乗っ取られて豹変してしまった。
実力に関してはカービィと勝負するとあっさり負けることから「弱い」とはっきりと言われており、リック、カイン、クーにも太刀打ちできない上に原作での中ボス、ザコクラスのキャラにもボコボコにされた事もあるという原作でのボスキャラとしての面影が無い位の弱さである。しかしカービィにとって本気で怒ったデデデはかなり怖いようだ(デデデを怒らせないように隠蔽工作をしたことがある)。
ツッコミの際にはカービィを空の彼方に吹っ飛ばす描写があるなどパワーはなかなかのもの。
ただし近年ではひょんなことでカービィと対決した際は引き分けになるなどなかなかの戦果を出したり等弱キャラから卒業した描写も見受けられる。
好みの女性のタイプ……というより「女の子」として見れるタイプはアドレーヌとのこと。17巻では何が何でもバレンタインのチョコをもらおうと意気込み、リボンは「まだちっちゃい」、チュチュは「気が強い(どうせ断られる)」ということから「やっぱりアドレーヌだな」と狙いを付けている。アピールしようとしたがカービィのせいでことごとく失敗に終わるが、大怪我したお見舞いとしてアドレーヌからお菓子(チョコ含む)の詰め合わせが送られた(チョコも入っていたがカービィに食べられた)。女装したカービィに一目惚れして告白しかけたこともあった。
「ウルル編」での描き下ろしエピソードでは彼の幼少期が画かれており、幼少期のデデデは今とは対照的にとても泣き虫で、「マーくん」という小さなハンマーだけが友達というとても内向的な性格だったことが明かされている。
主な関係者だデ
上記の通りライバルだったが、回が進むにつれてすっかり仲良くなっている。…ように見えるが今でも対立する時もあれば、一方的に酷い目に合わされたり、避けられる事もある。
カービィを騙したり、時には共謀することもあったが、それが災いしてカービィのとばっちりを受けることもしばしば。
デデデ大王の側近。
当初は腰巾着として一緒に悪事を働くことが多かったが、次第にツッコミに回る常識人となった。デデデに対しても段々とお目付け役として説教をして来ることが多くなった。
普段はデデデのことを敬っているが、内心では見下しているようで、「大王さまは女の子にモテない」などの明らかな失言にデデデからハンマーで手痛い一撃をお見舞いするという制裁を受けたり、側近を解雇されてしまうこともあったが、いざという時は死守する忠実心を見せる。しかし、いきおいあまって走りすぎた為に失敗し、激怒したデデデに泣きながら追いかけられた。しかしデデデも頭が上がらない時がたまにある。
「ウルル編」では彼の幼馴染であったことが明かされた。
デデデはカービィとは違ってグーイには優しく接するが、グーイにつまづいて転倒したり、昼寝中に体内の中へ入り込まれて癌と勘違いしたりと悲惨な目に遭っている。
11巻10話「本音はつらいデ」では弄んだカービィとグーイをたたき起こそうとして逆にグーイと合体してしまい、デデデの思考を勝手に暴露することによってデデデは住人に迷惑をかけてしまう。
殆どでは犬猿の中として描かれている。
初登場回では自転車で花畑を荒らして怒られ、11巻では大金持ちだからと結婚相手としてスカウトされ、プレゼントを作るのに夢中になって一文無しとなって見限られ、12巻ではなくした財布を捜索してもらうように懇願されるも、急用で無視したことで「不親切な奴」と苦言を呈されている。
17巻ではデデデ自身も「気が強すぎるから」と公言して相手にしていない事が窺がえる。
「デデのだんな」と呼ばれている。
前述の通り、デデデは彼女に対して好意を持っている。
初登場回では大量の落書きを描いて貰ったが、「場違い過ぎて俺様が恥だ!」と怒鳴って全消去しようとしたのがきっかけで逆に追放してしまい、落書きをがむしゃらに捜索している内にカービィ達と仲良くなった落書き軍団に逆襲されてしまう(アドレーヌに描いて貰った大量のカービィのおかげで助かった)。
- ダークマター
プププランド侵略として狙われている。
デデデにとっては頭が上がらない(ミスターチクタクやシミラ等の偉くて怒りっぽい人物にも同様)らしく、一度は(見せかけだけの)勇敢ぶりを見せたり、(煽てて)仲良くなって帰って貰おうとするも上述で合体したグーイが暴言(デデデの本心)を吐いたせいで彼の逆鱗に触れ、問答無用の勝負を挑まれるも臆病者のデデデが戦う意思を見せるわけもなく逃げ出すが、意識を取り戻したグーイに助けてもらい、本人も「グーイのおかげでラッキーな気分」と喜んでいる。しかし、今度は美容師に散発して貰う形で来紡し、カービィを偽の美容師に仕立てた張本人もあって丸坊主にされたダークマターの姿に取り返しがつかないと怯え、悪巧みがばれた直後に責任を取ってもらう形で迫り来るダークマターに対し「髪は男の命だって、よーくわかりましたー!!」と泣きながら反省を述べた。
関連タグだデ
チービィ クー チュチュ...同作品におけるツッコミキャラ。
他作品の関連キャラだデ
別作品のデデデ大王
さくまデデデ、デデデ陛下...他メディアメミックスにおけるデデデ大王。意地汚く問題の多い性格であるが、根は優しいと言う点が共通。
俺様以外の他作品の関連キャラだデ
コロコロ及び小学○年生関連
マリオ...任天堂を題名にした漫画の主人公。「赤い帽子を被っている」「ハンマーをメイン武器に携わっている」「相方に毎回悲惨な目に遭わされるが、自身もお調子者なので自業自得で悲惨な目に遭う」「どんなにダメージを受けても決して死なない」等共通点が多い。
赤井勇...こちらも任天堂を題名にした漫画のキャラクター。「赤い帽子を被っている」「トラブルメーカーの元凶である主人公に暴力的なツッコミを入れる」等共通点が多い。
堀町タカシ...こちらも相方の主人公によって毎回酷い目に遭う上に、他のキャラと違ってタカシにとってのハッピーエンドを迎えるエピソードが殆どないので、それが不遇ぶりに拍車をかけている。
スペクター...「ゲームを題材にした漫画のキャラクター」「原作ゲームでのラスボスを務めている」「手下に毎回悲惨な目に遭わされる」等共通点が多い。
校長...主人公のライバルだが、毎回悲惨な目に遭わされる点が共通。他のキャラと違って死亡するケースが多い(特に特別編)。一人称や語尾はまんぷくプププファンタジーの方に近い。
サタン...「ゲームを題材にした漫画のキャラクター」「原作ゲームでのラスボスを務めている」「原作ゲームでの立場に反して主人公とは友達」「自分からトラブルを起こすこともあれば主人公やゲストキャラに振り回される事もある」等共通点が多いが、流石に毎回悲惨な目に遭わされるようなことはない。また、「ウルル編」では幼少期は泣き虫だったことが明かされたため、裏設定では幼少期は泣き虫だったサタンとの共通点が増えた。なお、この漫画のみコロコロでの連載歴はない。
その他
トム(トムとジェリー)...相方の主人公に毎回悲惨な目に遭わされるが、自身もお調子者なので自業自得で悲惨な目に遭うなど、どんなにダメージを受けても決して死なないなど共通点が多いが、ひかわ氏が『トムとジェリーが好き』と公言していることから実際意識した可能性が高い。
ドナルドダック...自身が主役を務める短編アニメでは(自業自得なケースもあるが)ほぼ確実に不幸な目に遭う事に定評があり、そういう意味ではひかわデデデやトム、タカシの大先輩である。
????(リンク先ネタバレ注意)...11巻10話「本音はつらいデ」におけるデデデの展開が類似している。