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概要編集

プロフィール編集

出身地ギャラクティカ星雲第15惑星マグナーム
学年戸成町小学校5年3組
一人称ぼく、俺
趣味読書映画鑑賞
好きな食べ物バナナラーメンハンバーグプリン
CVパンチユーホー

解説編集

ながとしやすなり原作の漫画・アニメ作品『うちゅう人田中太郎』の主人公。

戸成町小学校に転校してきた宇宙人であり、もう一人の主人公的存在である堀町タカシとは固い友情で結ばれている。


青白い肌に一本角と尖った耳が特徴。

初期は無口であり自発的に喋ることは少なかったが、連載が進むにつれて口数が増加。

アニメでは片言のような喋り方をする。


家族構成は、両親(父・洋、母・明子)と兄と妹、祖父・隆、それに妻・花子と息子達(田中一郎とその兄弟)の大家族。宇宙人なので、地球人で言う小学生の年齢で結婚できる(この設定により、現役小学生にして父親という日本漫画史上稀有な属性を持ったキャラクターとなっている)。

この他、いとこに当たるカエルのジェームズがいる。

詳細は田中家(うちゅう人田中太郎)を参照。


性格編集

悪ふざけが好きな一面があり、特に誰も得しない行動やボケを連発して、タカシをはじめとした他人に迷惑をかけまくっており、タカシ(をはじめとした周り)の怒りを買う事もしばしばで、度の過ぎたボケをかました事が原因でタカシと喧嘩した事も少なくない上に、田中犬郎に主役の座を奪われかけた事もあり、読者からも「最低な奴」「太郎のボケはいじめの領域」と支持は無に等しい扱いを受けているが、漫画(特に最終回)を深く読めばわかる通り、上記のボケや行動はタカシに本気で構って欲しいが故の行動であり、本質は寂しがり屋(実際、目立つには目立っており、タカシをはじめとした周りからは慕われてはいるものの、所詮は上辺だけの友達付き合いであり、太郎の誕生日会に赴いたのはタカシだけである)。

またタカシに対して凄まじい執着心を見せたり、自分が目立ったり、タカシに本気で構ってもらうためなら手段を選ばない部分も見せるが、本気で地球を侵略しようと目論んだ事は皆無。

また、自分のかましたボケが結果的にタカシを救ったこともあるため、太郎に迷惑をかけられているタカシも彼の事は本気で親友だと思っている。

また、自分はタカシに迷惑をかけたという自覚やナイーブな一面もあり、特に顕著な例は、最終回でタカシに風邪をひかせてしまい、タカシの怒りを買ってしまった時にはその責任感から、タカシに今まで迷惑をかけた事を謝罪するメッセージをビデオレターに残した上で、家族と共に宇宙に帰り、ビデオレターで言いそびれた残りのメッセージは後一度しか伸ばせない手に書き、タカシを助けた後にそのメッセージをタカシに見せ、タカシが宇宙飛行士を志し、宇宙飛行士になった彼と再会するきっかけを作った。


能力編集

  • 目から映像を投影
  • 耳で音声を録音
  • 背中のハンドルを回すと尻からカプセルが出てくる
  • 頭部が交換可能
  • 口からビームを出す
  • 一人で複数人の太郎隊に変身する
  • 女装して太子になる
  • 腕や脚が伸ばせる(但し、伸ばせる回数は数万回と制限があり、最終回ではあと一度しか伸ばせなくなった。)
  • その延長線で、風邪をひくと鼻水を任意に動かすことが出来る(この風邪は人間以外のものに伝染し、戸成町小学校の校舎にうつって総学級閉鎖にまで追い込まれた)

等人間離れした能力を持ち、タカシどころかライバルであるメチャワル星人でさえ敵わない程であり、田中犬郎も(ボケを含めた)そのセンスに負けを認めた。

この他、宇宙こども自動車免許を所持しており、小学生にして自動車を運転できる(一方で自転車には乗れない)。


服装編集

基本的には、「た」の赤文字が刻まれたオレンジ色のTシャツに青のジーパンだが、たまに服装を変えたりしている。ちなみにパンツは白のブリーフである。


アニメ版での活躍(?)編集

※『おはスタ』内での放送ということもあり、原作であったカンチョーや排泄物系のネタは省略されたり差し替えられている。

■1話

転校初日、先生に促されて5年3組(以下5-3)の教室に呼ばれるも反応がない中、黒板が開きその裏の部屋で朝食(パンをおかずに米飯)を食べていた。その姿を見た生徒たちは不審がり、やがて立ち上がって迫る…かと思いきや再び黒板を閉じた。

改めて自己紹介になり、タカシの隣の席に座ることになった太郎だが、早速目から発射したビームでタカシの机に「よろしく」と書きひとまず挨拶。彼を驚かせた。

続いて挙手する時も腕を天井の高さ、いやそれを軽く貫通して屋上をぶち抜くまで伸ばし、飛行機のプロペラを掴むと再び縮めてタカシに渡した。

「一体どこの星から来たんだ?」というタカシの問いに何も答えない太郎は無言のまま彼を指さし…たかと思うとそのまま廊下まで出歩き、消火栓のボタンを押した。辺りは騒然となるが、先生は「よく火事を見つけてくれた」と感心し、タカシは茫然としていた。かくして消防車が駆け付け鎮火されるが、先生が太郎を褒める一方でタカシのことは「お前も太郎を見習え」と注意した。それを不愉快に思い「あいつ、絶対何か企んでるぞ」と言うタカシだったが、彼の背中には太郎の耳がくっついており、太郎本人が拾うとボタンを押して録音されていた先の独り言を再生し、元の位置に取り付けた。

さて、そのまま立ち去る太郎はなぜか理科準備室の人体模型の前で立ち止まり、次の瞬間抱腹絶倒していた。張り込んでいたタカシが「なんでこんなので笑えるんだ!?」と顔を引きつらせる間もなく屋上の時計台の頂上に立ち、それが目に入ったタカシは直ちに職員室に行って先生を呼ぼうとするが太郎は既に職員室にいた。

その後も怒ったタカシが追うのをひたすらかわし、追いかけているうちに女子更衣室で着替えている女子達に袋叩きにされ「誤解だよぉ~!」と泣き叫ぶタカシを尻目に「ここは4階、5階(誤解)じゃない」と親父ギャグをかます。

その後算数の授業でテストをすることになり、先生の「カンニングしたら…、いカンニング」という親父ギャグに周囲が凍り付く中一人抱腹絶倒。笑いすぎて頭が飛んで行き、角が天井に刺さった。

飛んだ頭を元通りに取り付けると、タカシが自身の机に飛ばした消しカスを口で吸引。そしてそのまま尻を突き出し、いつの間にか背中にあるハンドルを回してと言う。果たしてタカシがハンドルを回すと、尻からカプセルが出てきて中には太郎を模した消しゴムが入っており、試しに使ってみるとテストの印字までもが消えた。

給食の時間、ずっと俯いているのを見て「悪いことしたとして食事も喉を通らない」と心配するきょう子、散々振り回されたのは自分と仲良くなりたいからだと思い「姿形は違っていても心は通じ合える」と確信するタカシを尻目にパンや味噌汁を頭(角が蓋になっていた)の穴に入れる。そしてミキサーのように頭を回転させ、口からソフトクリームを出して食べた。

休み時間、窓の外を見てボーっとしているところをタカシにサッカーに誘われ肩を叩かれるがその時急に倒れる。後頭部を見るとスイッチがあり、OFFになっていた。タカシがスイッチを入れると起き上がり、改めてサッカーに誘われる。

そしてゴールキーパーになり、タカシが決めたシュートを腕を伸ばして止める。次の瞬間その腕を相手のゴールまで伸ばし、ボールをそこに入れる。

キーパー以外の役に振られても、今度は脚を校舎4階の高さまで伸ばしたり、頭を飛ばしてキーパーのタカシを油断させている隙に本体だけで軽くゴールしたりとやりたい放題。

これらのプレーをタカシからダメ出しされているのをよそに校長の銅像を目からのビームで自分のものに作り替える。と、そこに校長本人が通りかかり、タカシと2人で誤魔化そうとするうちに面影が全くないかっこいい校長の像に作り替え、校長本人も銅像そっくりに変身させた。

5~6時限目、筆箱を開くと鉛筆がミサイルになって外に向けて発射、富士山が見える状態にはなったが遠方のビルは撃沈してしまった。太郎はまだ見たいものがあると鉛筆ミサイルを発射するが、教室に飛び交いメチャクチャに。タカシが肩を持って止めるが、偶然「進む」ボタンが押されてしまい角から蒸気を出して前進、壁を貫通して次々隣の教室へ突き進む。タカシときょう子が追うが、最後の壁の穴を見ると何の気なしに外壁を歩いていた。

そのまま体育の授業を受けている生徒の間を突き進み、全力で追うタカシが肩を掴んで再度ボタンを押して止めた…と思いきや今度は「ビーム」ボタンが押されてしまい、口からビームを放ち2人の想像以上のものが校舎に食らわされた。

結局一日限りで転校してしまうが、翌日女の子の田中花子が転校してくる。

しかし花子の見た目は服装とロングヘア以外は太郎そのものであり、生徒たちをズッコケさせた。


■2話

朝、下半身だけで登校し先に5-3で居眠りしていた上半身と合体する…が、合体する向きが前後逆で苦しみながら逃げ出す。

その後、「太郎がどんな家に住んでいるか」という噂で持ち切りになるが、その時学校上空にUFOが飛来、太郎が涙ながらに駆け寄りタカシもそれを追う。すると中は『UFOラーメン』というラーメン屋で、一杯食うと去って行った。その後もいろいろな店の出前を注文していく。

放課後、下校する道をタカシが張り込み、太郎の家を突き止めようとしていると、近くの民家に入り宅配便業者になって荷物を届ける。続いてマンホールの蓋を開き、そこで釣りをする(「釣れるわけないだろ」というタカシの予想とは裏腹に大漁だった)。そして釣った魚をタカシに差し出すがそれはピラニアで、噛まれるタカシであった。

すると今度は幼稚園に入り、目から映画を投影して園児たちに見せる。その映画は自身が主役、タカシが犬役というものだったが途中で臨時ニュースに入り中断。

幼稚園を出ると豪邸に入り、隠し階段の扉を開いて下ると尾行して来たタカシを骸骨の着ぐるみに入り逆に追いかけ、元の道路に彼共々上がる。その道はなんと通学用近道だった。そして今度は新聞屋に入り、配達のアルバイトに出る。それを見たタカシは感心し、配達を手伝わせてほしいと頼むがその紙面には「太郎 大統領と会見」「太郎 満塁ホームラン」などありもしない自分の功績ばかりが取り上げられており、怒って破り捨てるとその瞬間もカメラに捉えられ、「暴力少年 新聞配達を襲う!」という号外として売り出す。尾行しているうちにお腹をすかせたタカシにラーメンを差し出し、彼から「お前ホントは良い奴だな」と言われるがUFOラーメンのおじさんが現れると先に食っていなくなり、タカシに1200円を自腹で支払わせる。

怒り心頭のタカシが「田中太郎の家」と書かれた民家に入るとジェームズとともに居間に通すが、そのうちにこの家の本当の主人に追い出され、自分はひそひそ話をする主婦に紛れてタカシを非難する。すると今度はジェームズ共々高級マンションに入り、2人でエレベーターに乗りタカシは階段を昇って追いかける。しかし最上階まで到着したところでそのまま下の階に降り、マンションを出ると交差点があってジェームズは右、太郎は左へ進み後から追いついたタカシは見失うが、左折した太郎を追っているうちに右折したはずのジェームズが待ち構えており、『あの人は今!?』と書かれたパネルの前で抱き合う。そしてまた逃走し、逃げ込んだ先は学校で田中太郎杯 町内一周レースの1位の表彰台に立った。それから世界一周し、それを律儀に追い疲労困憊のタカシに背中のハンドルを回してもらい水を出すことにした。しかしその瞬間頭部が吹っ飛び、角がダムに刺さって破壊、洪水に流される。「いくら水でも多すぎるーーっ!!」

馬鹿馬鹿しくなったタカシもついに帰宅するが、ママが太郎、パパがジェームズになっていた。

怖くなって自室に籠り「疲れて幻覚でも見てるんだ」と呟くタカシの目前には分裂していろいろな人に変装した太郎とジェームズの姿があり、堀町家は2人に乗っ取られたのであった。タカシは失笑の末「なんじゃこりゃー!!」と叫んだ…。


■3話

落ち込みながら登校するタカシの下駄箱に「あとでわたしたいものがある by太郎」と書いたラブレターのような手紙を入れ(タカシはきょう子からだと思っていた)、教室につくと隣にいながらわざわざ腕を一周して「だってはずかしいんだもん」「ハズレ」と書いた紙をタカシに渡し、その後も「スカ」「バーカ」と書かれた紙をトランプや宝くじ屋の要領を交えて出し、ようやく一等賞を引いた彼に背中のハンドルを回してもらい、尻から「美人のキス」券を出す。その賞品とは女装したジェームズとのキスであり、悶絶するタカシを尻目に入って来た先生の「もっとチューいしてやりなさい」という親父ギャグに笑う。

放課後、タカシにしつこく紙を渡すとそこには「田中太郎ハッピーバースデー招待状」とあり、誕生会に招待する旨が書かれていた。タカシが「誰が行くかこんなもん」と招待状を捨てると、しゃがんでアリの行列を眺めていた。落ち込んだのかと思ったタカシが肩を叩くと「ビーム」ボタンに触れてしまい、口からのビームが校舎に直撃する。

かくして誕生会に出ることになったタカシが「気が進まない」と溜息交じりに呟くと、太郎は歩く木を指して「木(気)が進んだ」と親父ギャグをかます(歩く木の正体はジェームズだった)。「迎えの車を呼んで来る」と言うと、「リムジンで出迎える」というタカシの予想に反して自分が太郎カーに変身しタカシを乗せて走る。通行人に笑われる中、徒歩より遅いと不満を言うタカシにシフトレバーを示し、動かすと新幹線やステルス機を軽く追い抜く速さで走り出し、ついにはワープして急停止、元の姿に戻り自販機でジュースを買い一服する(タカシは正面の塀に突っ込みたんこぶをこしらえた)。太郎カーの速度は「ワープ」と「スロー」の両極端しかないらしい。

日も暮れてきた頃、再度太郎カーに変身して到着した家は普通の民家…に見えたが犬の鳴き声を録音したラジカセが犬小屋に入っていたり、玄関と思って開けたドアがいきなり風呂や寝室につながっていたりとヘンテコだった。そして「玄関」と書かれたドアをタカシと共に開けると、とてつもなく長い廊下を進んで行く。何時間渡っても廊下は続き、やがて雪山で遭難する夢を見るタカシを折り返し地点まで連れて行き、結局元の玄関に戻るとその脇にあった壁紙をはがし「太郎の部屋」と書かれたドアを開ける。その部屋は誕生会の飾り付けが施されており、タカシを革のソファに座らせようとするがタカシは遠慮してその横の座布団に座ろうとした。するとタカシは落とし穴に落ち、改めて上って来た彼に掘りごたつのように座るように言う。タカシは革のソファに座るがトランポリンになっており、座った途端に跳ねて頭上のくす玉に当たる。

さて、太郎はジェームズからたくさんプレゼントをもらい、何も用意していないというタカシからも四葉のクローバーをもらう。すると首が取れ、そのまま押し入れの方に歩くと「うれしい時の顔」を付けて感激。他にも押し入れには頭部がたくさん入っており、その中から「勝手に押入れを覗かれて、少し嫌だなあと思う時の顔」を付け同感情になる。細かすぎるわーっ!!

そして、七並べをするが全てに「7」と書かれたカードを並べるだけでゲームにならず、すごろくでも「100回休み」「1万回休み」「サイコロに100の目がある」と有り得ないマス等があり、タカシが「首を飛ばして笑う」マスに着くと自ら首を取って笑い実演。

その後ジェームズとテレビゲームで遊び、何やらダンスゲームのようだったが、タカシと3人でテレビに吸い込まれ本当に盆踊りをする。

午後9時になりお手製のバースデーケーキを出すと、タカシはその美味しさを賞賛。お代わりのケーキを作ろうと台所に向かう。いやタカシが覗くとそこは開発室であり、機械を合成してケーキを作っていた。

(帰宅しようと開けた玄関のドアの先には「本日の玄関終了しました」と書かれたコンクリートの壁があり帰れず、誤って自爆ボタンに触れてしまいドアがたくさんある廊下を駆け抜ける)タカシと出口の先の無限階段で会うが、手を繋いだ時に腕が伸びるだけで身体は元の位置にいた。

うだうだするタカシに「早く抜け出す方法がある」と路線バスを指すが、乗車賃を払う自分に対しお金を持っていないタカシは乗せなかった(その後タカシは階段の先の光に向かい、銭湯の更衣室のような部屋で宇宙服に着替え脱出したがいきなり宇宙空間に出てしまい驚いていた)。

翌日タカシがいない教室で一人顕微鏡を出して覗き、そこにはミクロサイズになり太郎そっくりのミジンコに囲まれるタカシの姿があった…。


■4話

今日は遠足。移動中のバス内でタカシが「太郎が来ないなんて」と心配する中、笑いながらバスと並走していた。

改めてバスに乗り補助席に座ると、吐きそうな顔をしリュックサックと水筒を吐き出した。コロコロ山に到着し生徒たちが埋蔵金の噂話をする中、太郎は作業服姿で穴を掘っていた。気になるタカシにわざわざ腕を一周させて(タカシが埋蔵金の地図だと思っていた)適当に書いた日本地図を渡す。そしてそのまま一心不乱に穴を掘っていると、冬眠中のジェームズを掘り出した。

休憩時間になり、タカシがきょう子の淹れた紅茶を飲もうとするとカップ内の紅茶が下から減って行き、見ると太郎がカップに角を刺してそこから飲んでいた。タカシは怒って太郎を逆さにして吐き出させようとするが、タカシときょう子は自分の水筒がないことに気付く。するとジェームズが生徒全員の水筒を吐き出しタカシを激怒させる。

その後、クマに襲われるタカシときょう子の前に無言で現れると、「お前もやられるぞ」というタカシをよそに黙々とクマを観察し、図鑑と照らし合わせてツキノワグマだと教える。怒ったクマは前足を出し、それに対して太郎は手をチョキにして出し「チ・ヨ・コ・レ・ー・ト」で去る(残されたタカシときょう子は太郎がいなくなると走り去るが、クマの方も追いかけとうとう山を下りる)。果たしてきょう子がクマに襲われそうになった時突然待ったをかけて登場、腕を伸ばして彼女の背中のファスナーを下ろしその中からタカシを出し、元のタカシの背中のファスナーも下ろしてきょう子を出すと「太郎のいれかえマジック」の札を出して拍手喝采される。そしてきょう子と入れ替わりにクマに食われそうになっているタカシの前に太郎隊が登場、「変身して俺を助けてくれるんだ」と安堵する彼を尻目に各々自分の立ち位置で話し合いになるが向き直ってそれぞれの特技でクマを退治することに。しかしその特技と言うのがアカ太郎は木登り、アオ太郎は暗算、キ太郎は居眠り、ミド太郎は肩もみ、ピンク太郎はあだ名を付けるというこの場で全く役に立たないものばかり(先生はミドの肩もみに感心していたが)でフラストレーションの溜まるタカシだったが、ピンク太郎がキックでクマを吹っ飛ばした。

そしてコッシーが出るというコロコロ湖に着くと、カメラを構えるユタカの前で自分がタッシーになってタカシ達をズッコケさせる。

昼食の時間になり、タッシーのままジェームズと相撲を取っていると「いつまで遊んでんだ!!」とタカシに突っ込まれ、改めてシートに着くがジェームズと共に空の弁当箱を食べ始める(しかも塩やマヨネーズをかけて)。タカシが「普通のご飯も食うのかよ」と差し出した弁当もご飯部分を捨て、やっぱり弁当箱の方を食べた。そしてタカシに弁当のお礼にと背中のハンドルを回してもらい、貸しボートの無料券を出すと、ラブラブムードのタカシの横でハート型の風船を膨らませた。

そしてスワンボートで胸の高鳴りを感じるタカシの背後でちゃっかりジェームズと共に乗船、胸ハッチを開いて「心臓の鼓動」を見せた。実は自分たちも「タカシのデート盛り上げチケット」を持参しており、「このボートもう少しスピード出ないのかな?」と疑問に思うタカシの背後で角からプロペラを出し、首を伸ばして着水させるとボートは猛スピードで進み、他のカップル客のボートに突っ込み共々吹っ飛ぶ。太郎は湖の中を脚を湖底まで伸ばして悠々と歩き、浅いと思ったタカシも歩こうとするが溺れてしまう。その時潜水艦が浮かび上がり、岸まで帰れると安堵するタカシを尻目に公衆便所になっている潜水艦内で用を足した。直後ジェームズも手旗信号でヘリコプターを呼ぶが、それは救助ヘリではなくUFOラーメンの屋台であり、注文したラーメンをジェームズと共に感涙しながら食べた。その時水面に近付いた何かが激突し、転覆したスワンボートごと吹っ飛ばされるが不時着した場所でもまだ食っていた。その何か――本物のコッシーが上陸して生徒たちに迫る中、自分も逃げようとするタカシに整地ローラーを繋いで彼を応援する。そしてコッシーの前に再び太郎隊として現れ、アカ太郎は「悪い怪獣め!大人しく湖に帰るんだ!!」と叫ぶ。名乗り途中であってもコッシーが暴れる中、アカ太郎はタカシに大量の紙を渡し、「決め台詞を省略する契約書」への押印をさせる。そして相変わらず役に立たない必殺技を披露してやられた後、5人が合体しジャイアント太郎に変身、コッシーと握手しジェームズに記念写真を撮ってもらうと飛び去って行った。残ったコッシーが一同に迫る中、先生が「怪獣、でっかいじゅう」と親父ギャグを言う正面で太郎隊に戻って爆笑、頭部を飛ばしてコッシーをいずこかへ吹っ飛ばした(その後コッシーはよりにもよって戸成小まで吹っ飛ばされ、校舎を破壊していた)。


■5話

冒頭、校庭の木の下でタカシからデートを申し込まれるきょう子として彼の前に現れ、「たろうのゆうえんちツアー」の幟を立てて参加者を募る。

翌朝、タカシがきょう子と待ち合わせしていた公園でタロ公像となり口吻を伸ばしてタカシにキスしたり、ジェームズが100円玉を入れて乗ったりしていた。

その後、ツアー客を引き連れて2人の後を追い、タカシから「やめんか!」とツッコまれて一旦は退却したものの今度は刑事の格好をして尾行しようとした。タカシはこれも「ワケわからんことすなー!!」と激怒。そして2人が電車を待つ戸成駅のホームに蒸気機関車として停車、「お前なんか宇宙に帰れ!!!」と怒鳴るタカシに落ち込む。いやその理由は停車位置がズレたからであった。気を取り直してボイラーに付いたハンドルをタカシに回してもらい、煙突から「特等席チケット」を出す。しかし特等席と言うのは石炭をくべる機関室のことで、タカシときょう子は不満の様子。ともあれ太郎列車はコロリン遊園地に到着。

チケット売り場…いやUFOラーメンの売り場でジェームズと2人でラーメンを受け取って食べる。

改めて行列のできた本物のチケット売り場で腕を伸ばし、一周してタカシの財布を抜き取り(※犯罪です)全額を支払ってフリーパスチケットを購入。

まずきょう子と2人でジェットコースターに乗るタカシに「お前ら乗るなよ」と釘を刺されて「俺達は乗らない」と返答するが、2人が乗る番になると太郎はレールの端で子供を肩車して並走していた。本人曰くこれは「たろうコースター」と言うらしく、続いてタカシを抱っこしてレールを爆走。

続いてお化け屋敷に入ろうとするタカシの前に現れると、「中の様子見て来る」と自分の頭をきょう子に預け、首から下とジェームズで入る。同時に頭部は顔を引きつらせた。程なく出口から出て頭を再度付けると、「楽しかった」と言ってまた取り外しタカシに被せた。どうやら口内に中の様子が映し出されているようで、見たであろうタカシをビビらせた。

(マスコットキャラクター・コロッピーを撮影するという口実できょう子の手を引き)自分たちから逃げるタカシの前にいつの間にか手を繋いでいたコロッピーの着ぐるみを脱いで現れ、「きょう子ちゃんはどこだ!?」と迫るタカシの背中のファスナーを下ろし中のきょう子を出すと、今度はタカシを探す彼女の前で背中のファスナーを下ろしパンツ一丁のタカシを顕現させ、本物の太郎は「おなじみ太郎マジック」の札を出して拍手喝采される(この後タカシのスッポンポンバージョンをジェームズのファスナーを開けて出そうとしたが本人に止められた)。

観覧車で2人きりと有頂天になるタカシときょう子を脚を頂上まで伸ばして激写、その写真を週刊誌にして売る。同誌には先程のタカシのみっともない姿ばかり載っており、拝見したマサミ、リエ、先生達がタカシに激怒した。

その後コーヒーカップで風呂代わりにくつろぎ、メリーゴーランドで駕籠を担ぎ、ボートで両腕を広げて沈没した挙句、太郎隊として自分達の専用トイレで用を足して男子トイレと勘違いしたタカシを追い出すと、彼を豪華な「タカシ用トイレ」に誘導する。

そして一向にトイレから戻ってこないタカシに呆れるきょう子とコスプレショップ前でぶつかり、散乱する衣装に紛れて王子様ルックになってきょう子の手を引き帰って行った(一方タカシは服を脱がされ、トイレと繋がっていた絶叫マシンに引きずられていた。こうしてタカシの恋は終わった)。


■6話

今日はRPG『コロコロ伝説』の発売日。タカシ始めクラスメイトが購入を待ち望む中朝一で買って引き出しに忍ばせており、皆が羨む中タカシがディスクカバーを開けるとソフトのディスクから登場。

放課後生徒たちがいつもより急いで立ち上がる中、「さよおなら」と言う先生の親父ギャグに頭を飛ばして笑い、太陽を破壊してしまう。しかし首なしの状態でランドセルからさっき飛ばした頭部を取り出し再度取り付け、「太郎のあたまとばしマジック」という衝立式を立てて拍手喝采される(この時太陽熱で少し焦げた)。

そして5-3生徒がゲーム屋へ殺到する中、太郎は腕を伸ばしてタカシを路地裏の怪しいお店に招待し、中に入ってみるとUFOラーメンの新店舗だった。「俺が欲しいのはラーメンじゃなくてゲームなんだ~!」と騒ぐタカシを尻目に「例の奴」を冷静に注文、それは『コロコロ伝説』が付いたラーメンセットであった。そのディスクを口に入れて目からゲーム画面を投影、画面から飛び出したジェームズと感動の再会を果たす。

改めて「ゲームランド」に着いたタカシだったが、目の前には「コロコロ伝説売り切れ」の札が。太郎はその横で店長と会い、「君たちの在庫は取ってあるよ」とのことだったがそれは段ボール箱一箱分の野菜であり、彼は「ゲームランド」の隣の八百屋の店長だった。

ゲームを買うお金を貯金していたタカシに背中のハンドルを回してもらう(タカシ自身は「今度こそゲームを出してくれるんだな」と安堵し回すがその途端彼の足元の穴が開き落ちてしまう)。

果たしてタカシが落ちたのはRPGの世界であり、太郎もちゃっかりスタート地点で出迎えていた。

以下、RPG世界での太郎(とジェームズ)の行動を列挙する。

  • まず、服装がRPGの主人公のような勇者ルックになっているタカシに対し自分はいつも通り。
  • 早速モンスターの登場かと興奮するタカシの前に女子高生の格好で現れ、「告白する」と「いきなり抱きしめる」の2択を出す(ちなみにジェームズも「結婚する」か「家来になる」の2択を提示)。「これじゃ恋愛シミュレーションゲームだろーっ!!」
  • モンスターと熱湯風呂対決する。
  • 剣を構えるタカシの背後でソファにくつろいでポテチを貪る。
  • そして乱闘を傍観した後、目から回復魔法を出してタカシとモンスターの両方を回復させリターンマッチさせる。2度目に倒されたモンスターを医者の格好をして手当てする。
  • 消防士の格好で炎の魔法を消火。
  • モンスターが落とした宝箱に自分の顔をぎっしり詰める。
  • 添乗員の格好でモンスター一行をツアーに案内。
  • 金貨を食べる。
  • 武器屋を大八車のように引いて歩き、タカシがようやく入店すると福引券を取り出しそれで大根を切る。かくしてタカシが福引で特賞を当てると「タカシのヌードポスター」、「最強の武器」を頼むと壁のボタンを押し巨大ロボと化した店そのものを最強の武器として出す。
  • グルメ雑誌を小脇に抱えタカシを溶岩の罠に囲まれたごちそうの山に案内する。ジェームズは跳び過ぎてごちそうを通過してしまい、太郎は口を伸ばして溶岩を平気で飲みその熱で沸かしたであろうお湯を電気ポットのように出しカップ麺に注いだ。結局タカシはごちそうを目の前にしてカップ麺を寂しくすするのであった。
  • そして村に入り、きょう子、マサミリエそっくりの村娘達に囲まれるタカシ(あるいはタカシを囲む村娘)に怯える。村娘は一斉にファスナーを下ろし、モンスターの正体を現す。
  • 夜になりやっと本物の村に着くと、宿屋のベッドで休むタカシの横でテレビゲームをして遊んでいた(しかも翌日にはタカシが出した雷の魔法の電気を給電しながら)。「ゲームの世界でゲームすなーっ!!」
  • そして国王の城で王様と姫としてタカシを出迎え(ユタカそっくりの兵士や、校長と教頭そっくりの大臣もいた)、目から自身の生い立ちのスライドショーを投影。「魔物はどーしたんだ!?」
  • 天空の塔の頂上に眠る伝説の武器を取ろうと腕を伸ばす…が、赤いラインの部分までしか伸びず届かなかった。結局長い階段を息を切らして昇るタカシだったが、自分たちはエレベーターに乗って楽に移動する。屋上には展望台があり、望遠鏡を覗いてはしゃいでいた。
  • 塔に住む先生そっくりのモンスターに怯えながらも(タカシは「どこが怖いんだ」と呆れていたが)、「魔法を使うのは、やめまほう」という親父ギャグに抱腹絶倒。

かくして、伝説の武器「勇者のケン」(剣ではなく「ケン」という漫才師のような人形。背中のボタンを押すと山を吹き飛ばすほどの威力を持った光線を放つ)を手に入れたタカシを見届け、レベル100に到達するとくす玉を割り背中のハンドルを回してもらいレベル1まで戻らせ、ジェームズと2人で自分の顔を投げて遊んでいた。

そして大魔王の城に着いたタカシをワープゾーンへ案内すると、彼はその手前の地面にワープした。続いて空飛ぶ絨毯…に見えたシートを広げて昼食を食べ、崖を手で昇るタカシの横でロープウェイに乗って楽に移動する。

どうにか大魔王の間まで駆けるタカシの横で入場券売り場に座り、小人料金でも100万G(明日から500万Gに値上げするらしい)する入場券を買わせる(結局タカシは着ていた物を全て売り払い、全裸で突進することに)。その後、作動する罠に気を取られるタカシの背後で太郎隊に変身し、石畳を踏んでトゲ天井、大岩、落とし穴に襲われる。ともあれようやく玉座の間(ジェームズがスニーカーを履いて足音を出していた)に辿り着いたタカシを「大魔王ルーム」と書かれたドアまで誘導する(しかしタカシがドアを開けると5-3の黒板に繋がっており、全裸なのを皆に笑われるのであった)。その様子を横で撮影し、ヌード写真集として売っていた…。


■7話

冒頭、自宅でテレビアニメを見ながら昼食を食べているタカシのところへ走ってドアを突き破り現れる。何でもタカシが持っていたリモコンに反応したらしい(タカシ自身はテレビのリモコンと間違えて押してしまっていた)。

その後も太郎リモコンによる操作で逆立ち、腹筋、お座りを披露する。そこで動作が止まり、タカシは充電ボタンを押すが充電されるなり彼の昼食を食べ始め、早送りボタンまで押されてそれを完食した。

食事を邪魔されて泣くタカシがふと太郎リモコンを見ると、爆発ボタンがあるのを見つけ太郎を爆発させようとしたので自身は怯え出すが、それはリモコンが爆発するボタンであり、持っていたタカシの方が黒焦げに。

「これでお前とは絶交だ」と怒るタカシにお詫びとしてプレゼント箱を差し出すが、箱の中身は「太郎リモコン2」であり、ますます腹が立ったタカシの操作により後ろ向きで退邸した。

その後、臨時ニュースのアナウンサーとしてテレビ出演、謎の飛行物体が地球に接近しているという旨の報道をする。「もう騙されねーぞ」と余裕のタカシだったが、何故かテレビ局の天井と繋がっていた堀町家のテレビ上面を開けてその飛行物体が既にこの付近に向かっていることを伝える。果たしてその飛行物体は堀町家に落下、家はあっけなく崩壊した。

きょう子やユタカが心配して駆け寄る中、太郎はその落下した隕石らしきものを掴むと、「俺の顔ミレニアムモデル」とそれが自分の顔であることを証明。そのミレニアムモデルの顔を取り付けると、別にあるという隕石をタカシ達に見せる。しかしこちらは冬眠していたジェームズの卵で、感動の再会を果たす。するときょう子の悲鳴がする方からまた隕石らしきものが発見され、今度は中からUFOラーメンのおじさんが出てきた。そのラーメンを感涙しながらすするのであった。

他にもあるという飛行物体からタカシの落第点の答案用紙やみっともない写真が出てくる(これらを見られたタカシは友人に笑われ、ママにはお尻ペンペンされた)。

結局一人で片付ける羽目になったタカシを尻目に先のアナウンサーの格好で堀町家跡を取材して歩くが、その時最後の隕石らしきものが割れ、ジェームズと2人で怯える。そしてその隕石らしきものから完全に出て来た何者かがタカシに掴みかかった。彼こそがメチャワル星から来たメチャワル星人であり、地球征服するつもりであると告げ、手始めにタカシをくすぐり始めた。太郎はそれを傍観していたが「タカシの友達」と名乗り、畳とちゃぶ台を広げて正座した(つまり引き続き傍観するつもり)。

その上、タカシがメチャワルに掴みかかられているのを見てこちらもジェームズを人質(いやカエル質か)に「タカシを離せ」と要求。ようやくメチャワルはタカシを離した。

気を集中させて空に浮かぶメチャワルに対し自分は脚を伸ばして撮影すると、メチャワルは諦めて一時退散した。しかしおばあさんとジャンケンして勝ったり、外国人を電話ボックスの罠(下は開いていたマンホール)に案内しそこに落としただけで浮かれる彼を今度は首を取り外して電柱の陰から見ていた。

その後も女の子のキャンディをパクるメチャワルに対し野球選手の格好で頭を飛ばし、詰め寄ったタカシが「太郎みたいに良い宇宙人だっている」と言う横で先のキャンディを食べる。太郎は改めて自分の顔のキャンディを女の子に差し出した。

とうとう怒ったメチャワルが出した戦艦型の巨砲も不発に終わり、それに対して右腕に砲身を取り付け発砲し、タカシとメチャワルの足元に放ちゴキブリを退治した。「「そんなんで銃を撃つなーっ!!」」

これでもう地球征服できないと悟ったメチャワルは「こんな星粉々にしてやるメチャ」と口からビームを出すが道に落ちていたタバコの吸い殻が消えるくらいの威力しかなく、それに対して太郎も指先からビームを出すがこちらは緩い曲線の光が出るだけだった…がそのビームが富士山の山頂を吹き飛ばした。

かくしてメチャワルは完全に諦めて背負っていたUFOでメチャワル星に帰還するが、それを地球から腕を伸ばして受け止め、再度縮めて地上まで引きずると忘れていた東京土産を渡した。しかし今のでUFOが壊れてしまい、帰れなくなったメチャワルを「一緒に帰ろう」と自身がロケットになって送ることに。タカシに別れを告げて太郎ロケットはメチャワルを乗せて(と言うか、メチャワルがしがみついて)飛んで行きやがて大気圏を脱した。

後日再建された堀町家に再び隕石に乗ってメチャワルと共に帰還、原因はタカシが踏んだ太郎リモコン2の「太郎くん寂しいから早く帰って来てボタン」が押されたことだった。メチャワルも晴れて戸成小に編入するのであった。


■8話

(※原作におけるジェームズの初登場回)

冒頭、あいつまた遅刻かと呟くタカシが水をやる鉢植えの芽が急成長し、その中から登場。

一旦廊下に出てまた教室に入りクラスメイトをズッコケさせる。

放課後、まだクラブに入っていなかったタカシに向けて先生が放った「早く決めなきゃいかんぞう(胃と肝臓の模型を出す)」という親父ギャグに笑い、タカシも「太郎だって入ってないじゃん」と指摘する。太郎は都合悪くなり、全身から草を生やした。

どの部に入部するか迷うタカシに同行するが、通りかかる先々で…

  • テニス部でタカシが女子達にモテる自分を想像しているとそのイメージ画像を「浮気の現場」と写真に残し女子達に見せ、タカシが怒ったきょう子からのサーブを顔面に食らう。
  • 野球部で男子の打球を腕を伸ばして返し、腕が絡まる。改めてピッチングフォーム…を決めたところでそのボールを口に入れ、ボールを乱射しユタカのミットにサインボールが収まる。部員から「怪物ピッチャー」「うちのエースになって」と賞賛された。
  • 陸上部でマサミのホイッスルが欲しくて目を輝かせ、「フエコレクション」の箱を持って詰め寄る。かくして入部テストを兼ねてタカシと2人での競走となるが、ホイッスルを吹いてアスリート仕様の身体を召喚、その身体に自分の頭を接続する。そしてタカシがスタートダッシュすると、太郎は頭をロケットのように飛ばし、やがてそれは星になって飛び去って行った。
  • そのロケット頭は弓道部の的の中心を捉えており、リエ達から賞賛される。ロケット頭は満更でもない笑みを見せた。

これら太郎の各部での行動に「ついていけない」とタカシは呆れる。

その後とある部室で頭からタコのような足を生やして各足先にパペットをはめて遊んでいるところにタカシが来室、気を取り直して「ここ俺のクラブ」とこの部室が「たろう部」のものであることを伝える。当然タカシは「そのまんまじゃねーか!何するクラブなんだよーっ!!」とツッコむが、すかさずたろう部の表札に「超」と書いた紙を貼って「余計わからんわ!!」と尚更ツッコまれる。

そしてたろう部にジェームズがいることを伝え、ジェームズはタカシが立っていた背面の壁から現れて自分が取った賞をタカシに見せる。そしてジェームズと2人で「タカシ入部記念パーティー」と称して乾杯(タカシ本人は「勝手に決めんな」と激怒し、出て行ってしまった)、その後校長先生ごっこの台本を読み、本物の校長が「今日限りで廃部」を宣言していると思い戻って来たタカシを盛大に誤解させる(しかしタカシが安堵したのも束の間、ジェームズが背中のファスナーを下ろして本物の校長としての正体を現し、更にいつの間にかそこにいた教頭が「こんな部は認めない」と本当に廃部宣言する)。

そこで、「来る町内マラソン大会でたろう部の部員全員が20位以内に入れたら廃部は撤回」という条件を突きつけられ、ジェームズと2人で床に突っ伏して泣く。…というのはフラダンスの犬という本を読んでいたからで、同情したタカシはまた怒って出て行ってしまう。ここで録音耳を出してタカシが先程放った「ヒステリックな教頭を見返してやろう」発言を再生、教頭本人に聞かせタカシを再度説教させる。結局廃部に加えタカシの退学もかかることになり、彼に自分のTシャツと同じデザインのユニフォームを渡す。背番号は自身が1、ジェームズが3、タカシが2319(ブサイク)だった。

さて、特訓メニューとしてジェームズと2人で「カレーライス、ハンバーグ、餃子を食べる」を実行し、その上でタカシには「食べたいものを我慢する特訓」をさせた。

「マラソンと何の関係があるんだーっ!?」とツッコむタカシが改めて練習メニューを組み、「動かないように足を押えててくれ」と言うと太郎はジェームズに手伝ってもらって足をコンクリート漬けに。「自分の足を固めてどーすんだよ…」

改めて腹筋するタカシの足を押えるがいつの間にか頭が板状になっており、本物の頭は身体から離れてテレビを見ていた。次の腕立て伏せでも数える数字がメチャクチャ…いやそれはダーツの的番号を読み上げていたのだった。その後外にマラソンに出るが、行き止まりの塀のところで太郎隊に変身、ジェームズもジェームズ隊に変身しそこに「タカシ退学まであと5日」と落書きする。

そして(何故かバニーガールの格好で)うさぎ跳びや相撲など特訓に励み、ある日はバーベル型の巨大ゲームコントローラーで筋肉を鍛えていた。

マラソン大会当日。燃えて来たとやる気のタカシの背後で焚火しているところを彼に消火され、早そうな人ばかり集まって自信をなくしかけるタカシの横でレーシングカー型のハリボテを作り彼に被せる。ともあれタカシにゼッケンを渡し、そこには3人分で「タ」「カ」「シ」と書いてあり彼から感心される(背中の方には「の」「ア」「ホ」と書いてあったことをタカシ本人は知らなかった)。

そしてスターターを務める先生の「位置について、ヨーイ…ドングリ」という親父ギャグに出場選手と共に笑い、笑いすぎて頭を飛ばし「スタート」の字型の雲に変わる。

こうして一斉に走り出す選手の勢いに気圧され一人取り残されるタカシを先導(タカシは勢い良く追い抜いたがその先は洋品店のバーゲンセールで、主婦たちがもみ合いになっているところを抜け出した)、店員の格好で人込みから脱出したタカシにTシャツを勧める。そこからまた走るタカシの背中やお腹に後頭部や額に付けた吸盤でくっつき休み、「邪魔すんな」と怒られるが「俺も邪魔されてる」と返し、自分の背中にジェームズが吸盤でくっついて居眠りしているのを見せる。その後もドリンクコーナーを飛ばしたタカシのために携帯電話を出してドリンク2つを注文、並走するUFOラーメンの屋台からドリンクラーメンを受け取って走りながら食べる。ここでまた追い抜かれたタカシの背後から自動車に乗って現れ「インチキはダメだ」と言うタカシを退学をちらつかせて乗せるがその車に床はなく、車体の下から出した足で走ることに。

埒が明かなくなったタカシがトップグループを追い抜いた先で競技員として立ち、トップグループには別のコースを教えたことを伝え彼に感謝されるがタカシが進んだのはワープトンネルの出口であり、反対側から選手が走って来る。怒ったタカシはワープトンネルの出口に蹴りを入れるがそれはジャイアント太郎の角で、埋まっていた地面から登場する。

タカシが中学生~高校生の選手を追い抜いたところで並走し太郎隊に変身、「がんばれタカシ!!」と書いた旗を出して応援した(ジェームズ隊も「タカシファイト!」の旗を出していた)。

タカシは遂にゴールしたが、太郎隊とジェームズ隊の人数で11位~20位を使ってしまい結果は21位。タカシ退学決定!


■9話(配信10話)

当該記事を参照。


■10話(配信12話)

今日はタカシ達と「コロコロサンサンランド」に来ている…が、早速プールに自分の頭を沢山投げ込み、残りの身体がそのうちの一つを手に取る。何でも砲丸投げならぬ砲顔投げと言うらしい。

準備体操が終わるとハイパーウォータースライダーを訪れ、タカシが滑ろうとした時どういうわけかジェームズと2人で登山家の格好でパイプを逆行、旗を立てて頂上到達を喜ぶ。タカシは改めて滑ろうとしたがパイプを覗いて怖気づく。そのタカシに手本を見せるべく飛び込み溺れたジェームズを助けるため自身が飛び込むと、太郎隊となってパイプから出て来たが着水すると5人ともカナヅチで溺れた。

続いて、波のプールに塩を入れて本物の海水のようにする。その水を味見して「あと大匙1杯」と呟き、タカシはズッコケて水面から足を出した。直後、なんだかんだでプールを楽しむタカシの「冷たくて気持ちいいし、泳げば楽しいし。まさに一石二鳥」発言を耳にすると、ジェームズと2人で石を取って来て翼を生やし「イッセキニチョー」と鳴きながら飛び去って行った。

その後、タカシ達が休憩しようと立ち寄った売店の店員としてジェームズ共々カウンターに立つ。タカシときょう子がかき氷を注文すると口から冷凍光線を放ちプールを凍らせ、その氷でかき氷を作り2人に提供(※不衛生です)。「そんなもん食えるかーっ!!」タカシときょう子は今度はたこ焼きを注文すると、ジェームズと2人でプールからタコを獲り、それを火で炙って2人に提供した。「最早ボケてんのかマジなのか、全然わからん…」それから腕を伸ばし、何故かプールにいたサメから出て来たUFOラーメンのおじさんからラーメンを受け取りこれもタカシに提供。「ラーメン出前して売るなーっ!!」

その後、疲れてデッキチェアで休むタカシの全身に墨を塗り、紙を貼り付け彼の人拓を取って売り出す。「もうちょっとまともなこと出来ねーのか」と言うタカシに目から紫外線を出し、彼を日焼けさせる。ところが日焼けしたタカシがめくれている皮をはがすと、太郎のTシャツと同じ「た」の字の跡が現れ、同じように日焼けしていた太郎とジェームズもそれぞれ「か」「し」の字跡を見せる(繋げると「たかし」でタカシ本人からは感動されるが、背中には「の」「ば」「か」と書いてあり客たちから笑われていた)。

さて、3人が次のプールまで歩いていると、美女がデッキチェアでくつろいでいた。「あんな美女見たことねーぜ」と鼻の下を伸ばすタカシに、太郎はホースを手に頭から水をかけて「水も滴るいい男」「美女がびじょびじょ」を実演。そこへ巨大ビデオカメラを構えたメチャワルが物凄い形相で詰め寄って来るが、彼もまた美女を見るなり虜になってしまう。防護柵を立てて関係者以外を追い払うメチャワルに対抗し自身も城郭を建てたり、ジェームズと2人でバレーボールをトスしてほっかむりをしたメチャワルの脳天にたんこぶを作った。かくしてタカシとメチャワルは口論になり、人だかりも出来て美女争奪戦が始まる。なお、きょう子は美女と聞いて自分のことと勘違いし、目線の先の大人の女性を見るや真っ白になっていた。太郎はレフリーの格好で美女の勝ちを宣言。という訳で…

  • タカシとメチャワルが飛び込み台に着くと、太郎とジェームズはここでも頂上到達を喜ぶ。そして飛び込み台からプールまでの高さに怯える…と思いきや足は伸びて0m地点に付いていた。足元のアリの行列が怖かったらしい…。(一方メチャワルは余裕の態度で目を瞑り、ジャンプ台から飛び込むが地面に激突しまたもたんこぶを作る。ジェームズがジャンプ台を勝手に足した模様
  • 「夏は英語でサマー。これはサンマという先生の親父ギャグに周囲が凍り付く中メチャワルは腹を抱え、太郎は頭が飛ぶほど爆笑、「笑い我慢選手権」はタカシの一人勝ちに。
  • ここでメチャワルはプールの底に忍ばせていた巨大ロボを起動、ロボの腕が美女を掴む。とそこへあいこがメチャワルの持っていたリモコンを奪い取るが、太郎は腕を伸ばしてメチャワルに律儀に返却。
  • 「突然うちの学校に転校してきた謎の宇宙人田中太郎」と言うあいこに「デカい頭」と返すと、彼女は太郎をコレクションに収めようとしていたようで「あいこのモノ♡」と顔と腹にサインを入れられる。
  • 巨大ロボが出した手に対し咄嗟にチョキを出し、タカシは「そんなんで勝てるか」と呆れるが意外にダメージを与えメチャワルを狼狽えさせた。怒ったメチャワルはロボに興味を示したあいこも人質に取らせ、横ではメイドがあいこの実家にある私設軍にモールス信号を送っていた。
  • あいこは巨大毛筆でロボの腹に「あいこのモノ♡」と落書きしていたがその時戦闘機や戦車がサンサンランドに殺到。メチャワルはなおも余裕を崩さず美女を口説くが、彼女は急に眼鏡をかけ髪をタマネギ型にまとめた。そう、美女の正体は教頭先生であり、あれだけ見惚れていたタカシはげんなりし、メチャワルに至ってはロボの腕から滑り落ちさらば青春の思い出…、さらば銀河鉄道009…」と意味不明なうわ言を上げた。その横で太郎は冷静にロボを見上げていた。「こうなりゃみんな星になってしまえ」とヤケになってロボの全ての砲を起動させるメチャワルに「友達」と腕を伸ばしてリモコンを奪い取り、巨大ロボを持ち上げて放り投げ、自爆ボタンを押して花火にした。(この時ジェームズは浴衣を着て校長とスイカを食べながら花火を見ており、あいこは私設軍を通じてロボのレッカー移動に当たっていた)

「オチがないメチャ!」


■11話(配信9話)

  • 時は20XX年。未来刑事タロウは、犯行計画を企てる極悪人タカシのアジトを突き止め、彼を逮捕するのであった。

…という内容の劇を頭から出て来た人形が演じ、太郎本人はテスト中にもかかわらず居眠りしていた。

どうやら寝ている時に見る夢がこのような形で実演されるようだ。目が覚めると、先生が「試験中に居眠りとはこりゃ事件だ。東村山志村けんだ」といつものように親父ギャグを交えて注意しそれに爆笑。タカシが「いつまで笑ってんだ」とどつくと頭が回転し、後頭部にあった寝顔が出て来てまた居眠りする(反対側の笑った表情は寝言らしく、これもタカシから「寝言で笑うな!」とツッコまれる)。

放課後、ジェームズと2人でタカシの先程の答案用紙(15点)を何枚も張っていき、広告張りのアルバイトをしていると知らず同情するタカシはズッコケる。

タカシが激怒してはがそうとする横で太郎は日給を貰い、「あたり」の所をはがしたタカシに一等の景品を渡す。しかしその景品とはこの答案のジグソーパズルであり、他にも15点キーホルダーや15点ノートと言った景品を用意していた。

タカシ達が答案をはがしていくうち、きょう子がペット探しの張り紙を見つけた。「飼い猫タマオを見つけた人には賞金100万円」という文言にタカシ、ユタカ、ユウジ、マサミ、リエは驚き、太郎は「何でも買える」というタカシの想像の中からゲーム機を奪ってジェームズと2人で遊ぶ。

そして一斉に駆けだす友達から一人残されたタカシの肩を持ち「一緒に探そう」と誘う。…先程のパズルのピースが一個ないのを指して。

かくして猫探しになるが、早速猫耳を付けたジェームズをタカシに見せ、飼い主である大金さん宅に届ける。

「もう少しマシな方法使えよな。ちょっとは頭使えっての」というタカシの指摘に対し、唸りながら歩いた末、背中のファスナーを下ろし猫耳太郎としての中身を現す。猫耳太郎はジェームズの手により大金さん宅に届けられる(その後タカシはタマオらしき尻尾を発見するが、実は民家2軒分の長さをしたタカシ自身の尻尾(正体は後述)だった)。

そしてタカシが自分についた尻尾を笑われる横で「超ロング尻尾」を叩き売りし、続いて刑事の格好で猫そっちのけでラーメン屋に関する聞き込み調査に当たり、1位の「ゆうゆうラーメン」に入店すると味噌ラーメンとチャーシューメンを注文した(カウンターの奥にはUFOラーメンのおじさんがいた)。

その後、再びタマオを探しているうちにメス猫が足元に懐く。そのメス猫は通りかかったオス猫に向かって走る…がそのオス猫こそタマオだった!

タマオとメス猫が仲良く歩いているところを腕を静かに伸ばして10円玉を取り、それを3人で山分けしようと言うが計算しても割り切れず困っていた。

そして猫缶の罠を仕掛けたタカシにごちそうの罠を仕掛けて捕まえ、ジェームズと共に勝利の雄叫びを上げる。続いて「四次元シャベル」で道路に穴を掘ると、そこを掘ったわけでもないのにタカシの足元に穴が開いてそこに落ちる。

穴から出たタカシがようやく2匹に追い付き捕まえようとした時、ジェームズと2人で猫耳になって「君は猫の気持ちがわかってない」と彼の背中のファスナーを開け、中から猫耳タカシを出す。

猫耳と化した3人はタマオとメス猫から仲間だと思われたようで猫耳タカシの誘引に乗り、その横でもっと仲間を呼ぼうと「ねこまねきマシーン」から鳴き声を大音量で流して街中の猫を呼び寄せる。

その後、タマオとメス猫が神社で野良犬に囲まれているところに太郎隊として登場、今回はキ太郎が風邪で休んだためタカシにスーツを渡し着せることに。改めてキ太郎(タカシ)とともに野良犬に立ち向かおうとしたところで急用が入り4人は退散、キ太郎(タカシ)は一人残されひっかき傷を負わされるが見捨てなかった猫2匹に傷を舐められるのであった。(その後も猫2匹はマサミの虫取り網、きょう子の猫じゃらし、リエのネズミ捕り、ユウジの投げ縄、ユタカのとりもち、そしてメチャワルの人の手の形をしたバケット付きのパワーショベルから逃げるが程なく追い詰められた)

そしてタマオを捕まえるメチャワルのパワーショベルの前に立ちはだかるととっさに腕を伸ばし、腕相撲を始めパワーショベルを投げ飛ばした。そして壊れた人の手型バケットを重いながらに掲げて喜ぶ(が、いつの間にかジェームズとすり替わっていたことに驚く)タカシを尻目にタマオを抱きかかえ、「横取りするなんてきたねーぞ!」と怒鳴るのも聞かずメス猫に懐かせた。

太郎が理解した猫の言葉によれば、タマオはメス猫ことジュリエットに会いたくて大金さん宅から逃げ出したのだそうで、それを知り最初から逃がすつもりだったと語った。そして「世の中にはお金より大切なことがある」と説き、タカシ達は大金目当てに走っていたことを反省。夕暮れの中皆で帰宅するのであった。


…という内容の劇を頭から出て来た人形が演じ、太郎本人はテスト中にもかかわらず居眠りしていた。クラスメイトはテストなのも忘れてその内容に感動する。

結局タカシは15点を取り項垂れるが、一方太郎は居眠りしていたにもかかわらず100点で尊敬されるのであった。

「なんで居眠りしてたお前が100点なんだよーっ!?」


■12話(配信11話)

朝、登校時に飛ぶパーツが合体し、元の姿に戻って戸成小の正門を入る(一方太郎の合体に驚いたタカシは今日も遅刻し、先生から「明日また遅刻したら一週間給食抜きだからな」と釘を刺される)。

結局遅刻したタカシに放った「給食抜きは急ショック」という先生の親父ギャグに爆笑、続いて静かな怒りで席を立ち、腕を伸ばして開いていた戸を閉める。

その夜から翌朝にかけて、堀町家のタカシの部屋の隣に勝手に別荘を建て、ジェームズと2人でタカシのベッドに入り寝苦しい表情を見せる。日の出と共にタカシの部屋にいつの間にか用意されたちゃぶ台で味噌汁をすすった後、またタカシのベッドでジェームズと2人で就寝。

タカシが家を出ると道路上に巨大ルームランナーを広げ、うっかり乗ってしまったタカシが前に進めなくなる。その後もタカシがコーヒー牛乳を買おうとしたがボタンを押しても何も出ない自販機の裏で喫茶店を開いたり、タカシが登った歩道橋の階段を工事で長くしたり、タカシが拾ったボストンバッグに自分の頭を大量に入れたりしていた。「無茶苦茶怒った時の顔」を付けてバッグを勝手に開けたタカシに怒り、「タカシがまた遅刻して給食抜きになった時のために笑う顔」をタカシ本人に見られて怒られ咄嗟に「外国人になる時の顔」を付けて「ニホンゴワカリマセーン」とはぐらかした(これらの行動に呆れたタカシは太郎と別れるが、その途中体操着を持ったきょう子達と会い忘れ物に気付く)。

体操着を忘れたタカシに、太郎は堀町家まで腕を伸ばして上履きだけを取って来る(結局「自分で走って取って来い」という意味らしい)。そして自宅まで走って引き返すタカシを主婦の格好で追いかけおつかいのメモを渡したり、ボールが木に引っかかって取れずに泣く女の子を放ってその場を去るタカシをすかさず撮影しそれを「不良小学生 小さな女の子を見捨てる」という記事で週刊誌にして売り出し、結局取れたボールは「あたり」と書かれた太郎の頭だった。すると同じように太郎の頭を持った人達が集まり、どうやらこれは「太郎の宝さがしグランプリ」という競技だったようだ。太郎は先の女の子にトロフィーを授与。

その後、川に差し掛かりそこから自宅まで一直線の所が橋の位置で遠回りになると困惑するタカシにゴムボートを差し出す。そして自分が(ボートと間違えた)タカシに空気を入れてもらい、風船のように膨らんで飛ぶ(ジェームズも「ぼくにもやって」と頼んできた)。その後も溺れているところをタカシに助けられたジェームズと抱き合い、そのお礼として背中のハンドルに仕込まれていた鉛筆をタカシに渡す。またも時間を食い急ぐタカシの道程で不良中学生と絡み、太郎隊トランプで七並べをして遊ぶ(この後タカシは本物の不良とぶつかる)。

タカシがぶつかった不良の前にジェームズと2人で学ラン姿で現れ、それを脱ぎ捨てるとその下にも学ランを着ており、それを脱ぎ捨てるとその下も学ランだった。こうして、学ランの下の学ランを次々脱いでいき、「学生服何着着てるか合戦」は1着差で太郎の勝ちとなる。続いて太郎隊として現れると堀町家に押しかけ、体操着をタカシに差し出すと「任務完了」と去って行った(その直後怪獣が現れ、不良を追い払うと同時にタカシを追いかけるが、ファスナーを下ろしてジェームズがとしての正体を現す)。

更にジェームズの背中のファスナーから現れ、また背中のファスナーを下ろしジェームズを出すと、そのジェームズも背中のファスナーから太郎を出してきた(この一連の行動は「太郎ジェームズイリュージョン」と言うらしく、以下太郎とジェームズが交互にファスナーから登場、通行人から拍手喝采される)。

そうこうしている間に朝礼まであと5分となり、もう絶対間に合わないと嘆くタカシに対し、太郎はタクシーを止める。しかし車内はUFOラーメンの屋台であり、満面の笑みでラーメンをすする。そうしてタカシをおぶって猛スピードで疾走、競技場のゴールテープを切り金メダルを手に1位の表彰台につく。

またも時間を食いあと3分しかないと焦るタカシに近道へ案内するが、その近道とは空き家→公園→下水道→崖へとつながっており、崖から落ちるタカシを腕を伸ばして助ける

ようやくタカシと2人で頂上に着くがそこはエベレストであり、登山客からは感謝される一方タカシからは「何でこんな所にいるんだ~!?」とツッコまれる。と、ここで肩にあった「ビーム」ボタンが登山客が叩いたことにより押され、頂上に当たって雪崩に襲われる。

その後タカシ共々エジプトまで飛ばされ、砂漠からミイラ男として現れる(ミイラ太郎を見たタカシは逃げ出し、そのまま竜巻に呑まれ南極パリニューヨーク万里の長城まで飛んで行った)。

竜巻が消えたタカシが戸成町に落下する横でジェームズと2人で紳士の格好で気球に乗り、降りると同時に「三分間世界一周」したとして表彰される。「学校行けなきゃ意味ねーんだよーっ!!」

ついに学校のチャイムが鳴り、完全に遅刻だと諦めかけるタカシにトランポリンを用意。タカシが上に乗るとものすごい勢いで跳んで行き、開いていた5-3の窓から入っていった…がすかさず着地点に2台目のトランポリンを用意、タカシは天井をぶち抜いて無人島まで跳んで行くのであった…。タカシ給食抜き決定!


■13話

タカシの夢に怪物として現れ、現実でも夢から覚めたタカシの耳から現れると直後くしゃみからジェームズを出す。

その後、ママから散発代を渡されるタカシの横でジェームズと2人でOLの格好でひそひそ話を始めて追い出されるが、その時肩にあったボタンが押されサイコロになっていた角が取れて「とこやさんにゆこう」の目が出る。

改めて散髪に出るも曲がり角でどちらに行くかで迷うタカシに追いつき、また角サイコロを出してもらおうとする彼に肩のボタンを押される。だがタカシが押したのは「ビーム」ボタンで、太郎は口からビームを出し正面の民家を破壊、床屋への近道が出来る。

どうにか「バーバー・トナリ」に着き、タカシと同時に入店するや自分も散発するつもりだと答える。「髪の毛ねーのにどーすんだよ」と笑うタカシの横でふくれっ面になり、頭から毛を生やしボサボサ頭で散髪席に着きカットしてもらう。

散髪してもらいいつもの頭に戻るがお金を持っておらず、腕を伸ばしてタカシのズボンのポケットから3000円を抜き取り(※犯罪です)それを支払う。

ここでタカシがポケットに入れていたお金がないことに気付き(原因は上述)、太郎は携帯電話を出してUFOラーメンの出前を注文。ジェームズと2人で感涙しながらラーメンをすする。

その後、タカシに背中のハンドルを回してもらい「無料さんぱつ券」を出し、使える店に案内する。果たして路地裏にあったその店は「さんぱつラーメン」というラーメン屋であり、ジェームズと2人で先の無料券を出し「さんぱつラーメン」を注文した。

お金が見つからないことを嘆くタカシは、友人の店を手伝うことに。

  • タカシがきょう子の家の和菓子屋を手伝っていると、水ようかんを試食する校長と教頭が「冷たくておいしい」「急に涼しくなった」と舌鼓を打つ背後で氷塊に扇風機を当てる(水ようかんは無事完売し、タカシは店主からお駄賃として1000円の収入を得る)。
  • 続いてタカシが手伝いを引き受けたユタカの家の銭湯「松の湯」の浴場でジェームズと2人でデッキブラシを手にチャンバラごっこをしていた。タカシが「掃除の邪魔するなら帰れ!」と怒る中、目からビームを出して浴場をピカピカに。しかし富士山の絵をタカシのおねしょに変えてしまいユタカに追い出される。
  • 次にタカシが手伝うことになったのはマサミの家の鮮魚店「魚正」。来店するなり「そこのカニをもらおうカニ」という先生の親父ギャグに太郎は頭をカニにして爆笑、「イカを取って」と頼まれると冷凍ケースではなくわざわざ太平洋まで腕を伸ばしてダイオウイカを捕獲した。
  • 次にタカシはリエの家の車の洗車を手伝うことになり、太郎も自ら車と一体化したり、「タロウワックス」をタカシに渡して磨かせ車体に角を生やさせる。
  • 結局一向にお金が手に入らず落ち込むタカシに背中のハンドルを回してもらい、口から「太郎まんじゅう」を乱射。タカシは喜んでこれを売ることにするが、その横でジェームズと2人で「太郎焼きそば お金はいっさいいただきません」の屋台を開く。「助けるのか邪魔するのかどっちだーっ!!」
  • 太郎も今度は太郎まんじゅうの幟を背負い、通行人にチラシを配る…がそれはタカシの落第点の答案用紙であり、客から笑われるタカシであった。その時マンションの高い部屋のベランダから声がかかり、タカシが「あんな上まで昇るの!?」と驚く中太郎は階段になり、その部屋までタカシに昇ってもらうことに。階下で見ていた人達から喝采を受けるタカシをジェームズと2人で階下で喝采し、足場を失ったタカシは落ちそうになるがベランダの柵にしがみつく。それでも150円分しか売れず落ち込むタカシに「太郎隊になったら売れる」と提案されるがそれに対し「スケジュールがいっぱい」と訴え無理宣言する。
  • 「俺にも『タカシ隊』がいれば」と呟くタカシに「タカシ隊大ぼしゅう!!」のポスターを見せ、赤いユニフォームを手渡す。そしてホイッスルを吹くと、タカシ隊のメンバー…もとい犬(2号)、カラス(3号)、ネコ(4号)、アリ(5号)がやって来る。「こいつら役に立つのか!?」という1号のツッコミとは裏腹に、4号は可愛さで客を引き寄せ、5号は地上の客に、3号は高所の客にそれぞれ太郎まんじゅうを運び、2号はそろばんを弾いて経理を担当した。かくして大金が入り、(散髪代どころか当分お小遣いに困らないぞ)とほくそ笑む1号だったが、その横で2号、3号、4号、5号に日給を渡しその日給に売上が全部消えた。
  • 日が暮れてきた頃、公園でブランコを漕ぎながら黄昏ているところに来た犬、カラス、ネコ、アリから2000円を渡され涙するタカシをジェームズと2人で木陰で涙ながらに見守る。

そして改めて「バーバー・トナリ」に入店するタカシの散髪を臨時のバイトとして担当、自分の頭と同じ髪型にした。翌朝、登校したタカシはみんなの笑いものにされるのであった…。


■14話

タカシとぶつかった女子高生のコンタクトレンズ目を伸ばして探し、見つかってもなおのっぺらぼう状態で落とした自分の顔を探す。どうにか顔を見つけ、接着剤を付けて元の位置に貼る(向きは変だったが)。

その後、タカシと2人で歩いていると、公園でユタカやユウジが「おさんぽロボタ」で遊んでいるところに出くわす。「ロボタ」が欲しくなったタカシのために指笛を吹き、自家用ヘリコプターを召喚、そこに自分の頭を接続しタカシを乗せるが地面から数cm程度の低い空をとてつもなく遅く飛んだ。「これじゃ歩いたほうが速いわい!」

そして戸成町デパートに着くと、風船を配る豚の着ぐるみを脱ぎジェームズになり、そのジェームズも背中のファスナーを下ろして太郎になり、タカシが「今度はまたジェームズが出てくるんだな」と予想する中、太郎が背中のファスナーを下ろすと寸分違わぬ太郎の姿が現れ勝ち誇った顔をする。ともあれタカシと2人で入店。すると、背後からメイドが担ぐ神輿に乗ったあいこも入店した。

  • エレベーターで重量オーバーのブザーが鳴り、とりあえず頭をタカシに預け身体だけで乗る。
  • エスカレーターに乗ると隙間に引き込まれ、助けたタカシの背中から出て来て「おなじみ太郎マジック」の札を出し、客から拍手喝采を受ける。
  • 5階のファミリーレストランのショーウインドウにたろうランチ(150円)ジェームズランチ(100円)というメニューがあり、それぞれ太郎とジェームズの顔の形のプレートにハンバーグ寿司が盛られた豪華なものだった。そしてその横にはタカシランチ(1500円)もあり、それは丼1杯のご飯に梅干しが乗っただけのものだったため、タカシはズッコケる。そして太郎はたろうランチ、ジェームズはジェームズランチ、タカシはタカシランチをそれぞれ注文。
  • レストランを出ておもちゃ売り場に行く途中で、来店していた先生の「マネキンのマネ禁止」という親父ギャグに頭を飛ばし爆笑、その頭はマネキンの首に収まる。案の定混雑していたおもちゃ売り場で腕を伸ばして隣にいたタカシの背中をくすぐる。しかし「ロボタ」は売り切れてしまい、前方の客達は肩を落として帰って行った。それと言うのもあのゴージャスあいこが全て買い占めていたのだから…。
  • 今日のために貯めて来たというタカシのお小遣いを後頭部の投入口に入れると、背中のハンドルをタカシに回してもらい「ロボタ」らしきおもちゃの箱を口から出す。しかしタカシが開けた箱の中身は太郎のミニチュアのような人形であり、パッケージにはおさんぽロボタロウと小さく書いてあった。そこへ「ロボタ」を全て買い占めたあいこが現れ、太郎とタカシに「ロボタロウ」との交換を要求する。するとジェームズの手によりさっき出した「ロボタロウ」が後頭部に戻され、興奮するタカシが背中のハンドルを回すが「ハズレ」の紙を口から出す。
  • タカシと共にあいこ邸に招かれ、大きな玄関扉と大勢のメイドに迎えられるあいこの背後での格好でオープンカーに乗って上がり込む。限定品ばかり並ぶコレクション庫にタカシは圧倒されるが、太郎は「私のためにオリジナルグッズをお出しになって」と頼み込むあいこの美貌…いや自分が女子高生の格好で男子高生の格好をしたジェームズと手を繋ぎ赤面する。改めて背中のハンドルをあいこに回してもらうが「ハズレ」と出て、後頭部に開いた口から伸びた腕が背中のハンドルを元の向きに戻し再度回してもらう。すると部屋中のコレクション棚が落ち、あいこは悲鳴を上げた。タカシがハンドルを見ると、目盛が「棚落ちる」に合っていた。あいこは三度ハンドルを回そうとするが、肝心のそれはジェームズに食べられてしまっていた。
  • その後太郎への闘志を燃やしつつも気を取り直したあいこに「お茶でもいかがかしら」とタカシ、ジェームズと独房のような部屋に通され、鉄格子まで下りてきて閉じ込められる。あいこは「あなた方には永久にここで暮らしていただきます。太郎さんには私のために毎日太郎グッズを出していただきますわ」と宣言し去って行った。ここで太郎はホイッスルを吹いて何かを呼び、するとたった一つしかない小窓からUFOラーメンのおじさんが。腕を伸ばして岡持ちを受け取り、ジェームズと2人で「黄金ラーメン」を涙してすする。続いて床下の抜け穴にタカシ、ジェームズと3人で入るが、タカシがあいこの部屋の床に通じる扉を開けたことで脱獄がバレてしまいメイド達に独房の抜け穴を塞がれる。太郎はと言うと、ちゃっかりそれにまぎれて自身の像を建てていた。
  • これでメイドによる見張りまでついてしまい、今度こそ逃げられないと呟くタカシの横で腕を伸ばし、メイド2人の背中のファスナーを下ろしジェームズと2人でその中に移動、「タカシも早く(出よう)」と促すが当然タカシは「できるか!」と即答、そこで目からビームを出し鉄格子を焼き切る…と思いきや着色した(続いてジェームズは舌を伸ばして鍵を取るが、その鍵を食べてパワーアップし鉄格子を破り、タカシは無事脱獄した)。
  • 3人は脱獄すると、自身がひまわり、ジェームズがヴィーナス像になって誤魔化そうとする。タカシは窓から脱出しようとするが、その横で防犯ブザーを鳴らしまたもやあいこやメイド達に見つかってしまう。広い庭に出て、あいこ像の裏まで逃げるが前には3匹のドーベルマンが待ち構えており、冷静に前に出て図鑑を広げ、タカシに品種を教える。そうこうしている間にメイド…いや忍者部隊ゴージャスパワーデラックスに囲まれ、万事休すかと怯むタカシの横で冷静に足元を踏み鳴らし3人で抜け穴に落下、タカシが出口を開くとそこはあいこ邸の屋根で結局振り出しに戻り、さらに鉤縄をかけたゴージャスパワーデラックスが登って来る。ここで脚を伸ばして反対側の屋根まで跨り、タカシにも助走をつければ大丈夫と促すがその時タカシはトランポリンになっている瓦を踏んでしまい、星になって飛んで行く(と、外国人と話している校長と教頭の頭上に落ち、教頭から「さっさと帰って勉強なさい」とタマネギ頭で弾かれまた飛んで行ってしまうが、次に落ちたのは太郎たちを探すゴージャスパワーデラックスと神輿に担がれたあいこの足元だった)。

今度という今度こそ脱走がバレたタカシの前に太郎隊とジェームズ隊として現れ、素早い動きでゴージャスパワーデラックスをかすめ、あいこを神輿から降ろし空になった神輿を担いで去って行く。

その後、坂道で頭を転がし、神輿を失ったあいことゴージャスパワーデラックスが追いついたころには巨大化して彼女らに迫る。そして頭を元の位置に戻して家の角を曲がり、あいことゴージャスパワーデラックスもすぐ追いつくが彼女らは超強力ネバネバハウスに引っかかってしまう。

その後、踏んだり蹴ったりのタカシの前に現れ、「ロボタロウ」を吐き出す。

「それ、タカシへのプレゼントだから」

タカシは感動し、帰宅して箱を開ける。するとロボタロウ人形がひとりでに動き出し、本物の太郎同様に背中のハンドルを回すように頼む。タカシがロボタロウ人形のハンドルを回すと人形は口からロボタロウ人形を出し、そのロボタロウ人形も口からロボタロウ人形を出し、その人形も…こうしてタカシの部屋にたくさんのロボタロウ人形が発生したところに本物が窓を開けて入り、説明書をタカシに渡す。そこには「背中のレバーは絶対回さないこと。増え続けて止まらなくなるぞ」とあり、ロボタロウ人形は無限に増殖して地球を埋め尽くすのであった…。


■15話

当該記事を参照。


■16話

宿題を忘れたユタカと宿題の写しを頼まれたタカシ、2人の間に腕を伸ばしてノートを差し出し、給食のやり取りの約束をしていたタカシは魔が差す。しかしそのノートはタカシのみっともない写真ばかり収められたアルバムであり、太郎はそれを50円で売り出す。改めてタカシは自分の宿題を出そうと引き出しを探すがなく、そこでランドセルを開けノートを見つけ安堵する…がこれも先のアルバムの第2巻であり、太郎はこれも50円で売り出す。これでタカシとユタカが廊下掃除決定かと落ち込んでいる横で携帯電話を操作、「宿題ラーメン」を注文。程なくしてUFOラーメンの屋台UFOが戸成小に到着、教室の窓まで伸びたタラップから岡持ちを持った人物が現れる。果たしてその人物はいつものおじさんではなく、関西弁を話す太郎と同年代の少女だった。タカシに宿題ラーメン(海苔がテスト用紙のようになっている)を差し出す彼女曰く「父ちゃん(あのおじさん)は今忙しい」とのことで、ただいまの時間は自分がその父親に岡持ちを任されているとのこと。

少女ことメンメンにタカシが鼻の下を伸ばす中、太郎はメンメンに発見されるや否や「会いたかった」とどつかれ強く抱きしめられる。すかさず背中のファスナーを下ろし、中のジェームズを出すがメンメンはジェームズとも普通に接する。ユウジ達がメンメンの反応を驚く中、掃除用具箱にいた太郎本体が「メンメ~ン!」と駆け寄り彼女に抱き着く…いや…マがこんなに沢山ある」とラーメンの方に感動し、ジェームズと2人でそれをすする。メンメンが「アンタ嬉しいくせに照れ屋なんやなぁ」と太郎の頭をどつくとそれは教室中を跳ねて元の位置に戻った。

ここでメンメンは改めて自己紹介し、太郎とはマグナーム星でのジェームズファンクラブで出会った婚約者であることまで告げる。この様子を天井裏からメチャワル星人が見ており、メンメンを人質に取るが逆に彼女に吹っ飛ばされる。

実力テストの時間になり、太郎はそのままメンメンを自分とタカシの間に座らせる。そしてユウジのテストを見つめるメンメンにメガホンで答えを教えられたり(※カンニングです)、給食でメンメンお手製のラーメンフルコースを振舞われたり、休み時間のサッカーでメチャワルにファウルされるところをメンメンに助けられたり、通りかかった教頭に本校の生徒でないことを指摘されるのもかわすメンメンからのスポーツドリンクを飲んだり、メンメンが自分にベタベタする分振り回されずに済むと安堵するタカシに腕を伸ばしてカンチョーしたり(※何気にアニメ版での初カンチョー)、メンメンの凄みにたじろぐタカシの腕を花嫁の格好で抱いたり、「あたしとタカシのどっちを愛してるんや?」と訊かれ考える人の格好で悩む…そして「もう終わりにしよう」とだけ言い携帯ゲーム機データセーブをしたりしていた。それでメンメンが「やっぱタカシの方が好きなんやな!せっかく料理勉強してお花お茶も習ったのに…」と悲嘆、太郎はそんな彼女の肩に手をやり「離さない」と言うと抱き着かれ、その後ろではタカシがジェームズの舌に捕まっていた。「離せ~!」

とここでレッドカーペットが敷かれ、ゴージャスあいこが教室に入りまたしても太郎をコレクションに入れようとする。メンメンは太郎をきつく抱きしめながらあいこと親族の自慢合戦を繰り広げ、あいこが呼んだメイドも全員投げ飛ばしてしまう(本人曰く3年連続宇宙カンフージュニアチャンピオンらしい)。この間太郎は微動だにしなかったが、そのメンメンに目をつけられたタカシに背中のハンドルを回してもらい、今回は自分のお尻ではなく遠隔操作でジェームズの口から出たハートのシールが貼られた洋封筒をメンメンに渡す。だが彼女が封筒を開けるとそれはやたら汚い文面の果たし状(タカシより)であり、タカシはメンメンに決闘を申し込まれ急いで校庭の植え込みまで逃げ、太郎はその横で木の格好をして矢印になっている葉っぱの盛り上がりでタカシの現在位置を指す。案の定見つかったタカシと見つけたメンメンの間に割って入り、10円玉を拾って去って行く。メンメンと2人きりになったところでタカシが「君みたいな可愛い女の子と闘えるわけない」と冷や汗をかきながら決闘に待ったをかける横で録音耳を再生し「絶対に捕まってたまるか。あの強さはほとんど化け物だぜ」というタカシの独り言を流し、彼にマイクを向け「誰が化け物なんですか?」とインタビューする。「お前が原因なんだから何とかしろーっ!!」

そのまま今度は「おたすけラーメン」を注文。すると光るものが飛来し校庭に落下、落ちた隕石が割れ中からメンメンと同じような服装をした美女が現れる。ムンムン姉ちゃんと呼ばれた美女は妹のメンメンを連れ戻そうとするがメンメンは花嫁修業で忙しいと聞く耳を持たず、校庭が荒れるほどの姉妹喧嘩に。凄惨ぶりに呆れるタカシの横に、更に同じような服装をした幼女が出現。彼女は姉たちの喧嘩を止めようと呼びかけるも向こうは聞いておらず、やむを得ず早口言葉(タカシ曰くアナウンサーのテスト)のような呪文を唱え巨大丼を召喚。姉妹喧嘩を止めた。彼女は末っ子のミンミンと言うらしい。

太郎は知り合いであるムンムンやミンミンとも会い、彼女らの前で背中のファスナーを下ろしジェームズとしての正体を見せるとムンムンに抱き着かれる。しかし感動の再会も束の間、太郎の姿をした巨大な存在が校庭に出現。あいこが田中太郎に関するデータをインプットして作られた、名付けてジャイアントロボタロウを連れて戻って来たのだ。そのロボタロウは校舎の破片を接着剤で直そうとし、足元にあいこから蹴りを入れられるがビームボタンが押されてしまい、口からのビームがタカシ達を襲う。ここでムンムンとメンメンはロボタロウの頭を狙い吹っ飛ばすことに成功するが、残った身体がランドセルからスペアの頭を取り出す。今度はミンミンが巨大ラーメンの具材を召喚、これによりロボタロウの頭のネジが外れ混乱する。この騒ぎの中でもカンフーラーメンを注文、すると瞬時に三姉妹の父親…すなわちいつものおじさんが到着。その時ロボタロウのビームがおじさんの岡持ちに命中し、灰になって消えてしまった。流石のおじさんも本気で怒り、娘と同じく早口言葉のような呪文を唱え気を集中させて作った玉をロボタロウにぶつけ跡形もなく消滅させた。ショックを受けたあいことメイド達は撤収、大宇宙カンフー大会100年連続チャンピオンという娘とは比べ物にならない記録保持者であるおじさんの強さはたちまち地球人であるタカシ達からも賞賛を受ける。家族全員が揃ったところでメンマ親子は帰ることになり、屋台UFOに乗り込む(ミンミンはテレポートで乗った)。別れを惜しむメンメンに窒息するほど強く抱き着かれながら、タカシ達と共にメンマ親子の屋台UFOを見送るのであった。


■17話

一向に地球征服できないと嘆くメチャワルが抜いた四葉のクローバーの根っこから登場し、夕暮れ時にもかかわらず「グッモーニン」と挨拶し再び地中に戻る。

翌朝、大量のガラクタを引き連れて登校したメチャワルの横で「おーはー」と床に出来たマンホールから教室に入り、先のガラクタを踊り食いする。

また翌朝、薬局のゾウ人形に「おーはー」していると、メチャワル星人…もとい、罠にかかった鶴ツーツーレロレロと泣いていた。太郎は興味ないタカシに首根っこ掴まれて連れて行かれる(しかしその直後、鶴が堀町家に電話をかけタカシの秘密を話すと、タカシ本人が慌てて助ける)。

何もしていない太郎は鶴にお礼されると、「バイバイガチョウさん」と見送り、鶴から往復ビンタされるが無傷だった。そしてタカシのカスタネットを咥えて教室に入ると、そこには女装したメチャワル星人…もとい、おつるが。おつるの自己紹介中も太郎…もといマッチ売りの少女「イケてる貧乏少女、略してビ少女」と親父ギャグをかますが、おつるからは感銘を受けられる。

直後「生きていけない人、お墓入る」とその場に墓を立てるジョークにもおつるは「気に入ってもらえた」と喜び、いつの間にか2人は手を握っていた。メチャワルが弱点を探ろうとしているのにも気づかずに…。

そして授業中、鼻に鉛筆を挿しながら授業を受けていると、おつるがハートのシールが貼られた洋封筒を渡してくる。太郎はそれをにべもなく落とし物箱へ送ると、おつるから百裂拳を食らう。改めて中身を読むと、「あなたの弱点は何ですか」という文面であり、目を見開いておつるを睨むとこれ何て読むの?と尋ねる(ここでまた百裂拳を食らうが、先生に見つかってしまいおつるは自爆と共に逃げ出す)。

掃除の時間、携帯電話でUFOラーメンに出前を注文し、「いくらかけてもあのおやじは来ないメチャ」とおつるが渡したラーメン(痺れ薬入り)を受け取りそうになるが、直後おつるに監禁されていたはずのおじさんが現れる(案の定メチャワル部の金庫に閉じ込められるが、おつるが教室に戻って来た時には抜け出てその場にいた)。しかしおつるの痺れ薬入りラーメンはメチャワル星の神様がすすってしまい、神様はその場に倒れる。そこへ通りかかり、掃除の出来に感心した先生の「感心感心、これ鑑真という親父ギャグにおつる共々抱腹絶倒(タカシは横で凍り付いていたが)。

その夜、先生に弟子入りし校庭でギャグの特訓に励むメチャワルのところに割って入りブリブリーフと親父ギャグをかまし、メチャワルを激しく落胆させる。自分は先に帰り、タカシやジェームズとくつろいでいるところをメチャワルに上がり込まれ、決闘を申し込まれる。

改めて戸成小の校庭でメチャワルと決闘する羽目になり、夢の中でギャグセンスを得たメチャワルの「五右衛門風呂」「コーヒー牛乳一気飲み」に対し太郎隊に変身。メチャワルも負けじと股間から「メチャワル軍団5」を召喚(※お下劣です)、彼がきょう子とマサミにメチャワル軍団を可愛がっているところを見せている隙にアカ太郎がキックを食らわせ二つ目入りの達磨を出して5人(with神様)で勝利を喜ぶ。

改めて太郎隊はメチャワル軍団に懐かれ、彼らやメチャワル本体の親父ギャグに抱腹絶倒するが、そこへチャ太郎が現れる。何でもチャ太郎は見習い中らしく、そのことをメチャワルに侮られるが親父ギャグが通用せず、「座布団とか全部よこしなさい」とその場で耳掃除を始める。そしてメチャワルを1発のパンチで吹っ飛ばした。全国の女子高生の皆さん、さよおなら~!!」

元の姿に戻った太郎は頭を飛ばして、吹っ飛び高層ビルに激突し落ちていくメチャワルの尻尾に接続するとパラシュートを展開。太郎の頭は命が助かったメチャワルに感謝されるが、メチャワルが抱き着いた太郎の頭はあと2秒の爆弾であり、大爆発を起こすのであった。

それから数分後、太郎隊は秘密基地でメチャワルを新入りとしてこき使っていた…。


■18話

当該記事を参照。


■19話

当該記事を参照。


■20話

本日はきょう子の誕生日。プレゼントを用意して急いで家を出るが、隣のクラスのイムタクこと井村タクヤがきょう子にラブレター入り花束を渡しているのを目撃し落ち込むタカシの後頭部を足蹴にしてきょう子、マサミ、リエの前に出ると、鼻息も荒く「すぐ後ろにスケベ男が」とタカシの方を指さし彼女らに逃げるように促す。

教室では、タカシがラブレターを書いているところを目を伸ばして盗み見し、「邪魔だ」と追い払われるが今のシーンを目から黒板に投影、クラスメイトから注目される。ともあれラブレターは完成し、タカシはきょう子の下駄箱に入れるもそこに詰まっていた太郎が手紙を食べてしまう。「俺の手紙返せ!」と嘆くタカシに背中のハンドルを回してもらい、すると別の下駄箱に詰まっていたジェームズの口から「太郎より」と書かれた封筒が出て来る。タカシが読むとそこには親父ギャグばかりが書いてあり、ジェームズと2人で薄ら笑いする。再び教室に戻り、ジェームズと2人で窓辺で黄昏ているきょう子になりきり、間違ってプレゼントを渡してきたタカシの誘いに乗る。どうにか本物のきょう子にプレゼント箱を渡すタカシだがいつの間にか太郎の顔をした爆弾がきょう子の手に渡り、プレゼント予定の太郎人形は太郎とジェームズが開けて遊んでいた。案の定太郎の顔爆弾は爆発し、爆風をもろに食らったきょう子はタカシの頭に巨大ハンマーを食らわす。

ここできょう子は「5年前の約束忘れちゃったんだ」と呟き、太郎はタカシにまた自身の顔の爆弾を渡す。それはタイムボムと言い、爆発すると5年前に飛ぶことが出来るのだそう。そしてタカシ、太郎、ジェームズは5年前の戸成町公園にタイムスリップし…。

  • 早速「5年後の大予言」という本を売り出す。
  • 現在タカシはきょう子がこの頃引っ越してきたばかりで、幼い自分がいじめっ子から彼女と人形を守って逃げ出したことから仲良くなったことを思い出す。その横で太郎は太郎隊に変身しブランコを貸切る。いじめっ子が太郎隊に喧嘩売っている隙に逃げ出す幼タカシと幼きょう子の前にもジェームズ隊が現れ、幼タカシは怖がって逃げ出してしまう。
  • 幼タカシが帰宅した部屋でジェームズと3人でおもちゃで遊ぶ。現在タカシが幼タカシに「俺は5年後のお前」と自己紹介すると、「思い出のアルバム」と称して現在タカシのみっともない写真を幼タカシに見せる。「俺の夢を壊すなーっ!!」
  • 現在タカシは幼タカシを特訓させるが、太郎もイカの着ぐるみで手数を出したり、木の枝の上の鳥の巣まで腕を伸ばして餌をあげたりする。そして練習相手として猛犬を幼タカシと組ませ、練習が終わると犬に給料袋を渡す。
  • 現在タカシと2人で幼きょう子に絡む不良になりきるところを、自身は地面からジャイアント太郎として現れ手当たり次第に街を破壊する。…という映画を公園の片隅で鑑賞していた。
  • そうこうしているうちに本物のいじめっ子がタカちゃん・メグちゃん人形を幼きょう子から奪い、幼タカシは何度も倒れながらいじめっ子に立ち向かい、ついに撃退する。しかし決闘の末、幼タカシが持っていたタカちゃん人形はほころびていた。
  • その人形を見て泣き出す幼きょう子に、幼タカシは「俺が同じ人形をプレゼントしてあげる」と約束。約束を思い出し帰ろうとする現在タカシに肩のボタンを押してもらうが「5年間押し続けてください」と書いてあり、1回押しただけの現在タカシは激怒。すかさず「近道もある」と怪しげなテントを指さし、現在タカシが入るとUFOラーメンだった(そしてタカシはおじさんが出した「タイムラーメン」に吸い込まれ現代に帰還、メチャワルの頭上に落ちる)。
  • ところが、すっかり5年前の約束を忘れてろくに貯金していなかったタカシに背中のハンドルを回してもらい、人魚(演:ジェームズ)を出す。そしてタカシと2人でおもちゃ屋を回るが「3年前に絶版になった」とのこと。「ってことは、5年前なら売ってたんだ!太郎、もう一度5年前に連れてってくれ」と頼み込むタカシに「タイムボムは1個の製造に10年かかるから無理」だと返す。
  • タカシと2人で「トナリトイ」の倉庫を訪れ、社員の許可を得てくまなく探すことに。ここで目からフラッシュを焚き、タカシが箱の中身を透視するものと思う横で段ボール箱の数が1250箱と分析する。そしてタカシと2人でタカちゃん人形と同じものを探し始めるが、箱の中の人形を放り投げているうちに玉入れになっていた(日も暮れ空も薄暗くなり、結局見つからなかったと肩を落として歩くタカシは、タカちゃん人形を不器用ながらも縫い直すが、翌朝には家に忘れてしまい教室で上の空に)。
  • 上の空状態のタカシを尻目に、ジェームズはイムタクがプレゼントする金のブレスレットを舌を伸ばして飲み込み、太郎はきょう子に背中のハンドルを回してもらう。するときょう子のロッカーからタカシが家に忘れた不器用なタカちゃん人形が出て来る。恥ずかしい思いをするタカシが肩を掴むが、ボタンが押されてタカシの一生懸命な姿が目から投影される。きょう子はそれを見て「この人形一生大切にするね」と惚れ直し、タカシはキスをもらい赤面する。その横ではイムタクが真っ白になっていた…。

ともあれタカシは大喜び。「逆転ホームラン」と太郎も野球選手の格好で恋愛成就を祝う。その日の夕方、きょう子は自分の部屋にその不器用なタカちゃん人形とメグちゃん人形を並べる。人形のメグちゃんの顔が笑ったように見えた…。


■21話

当該記事を参照。


■22話

当該記事を参照。


■23話

当該記事を参照。


■24話(最終話)

当該記事を参照。


余談編集

アニメ版で声を演じたパンチユーホー氏は吉本興業所属の芸人であり、本作放送当時は『トランスフォーマーカーロボット』『探偵少年カゲマン』などで声優としても活躍した。


タカシから吐かれた暴言編集

  • 「お前なんか友達じゃねぇ!もう絶交だ!!」(コミックス第9巻)…自分の誕生日とは言え、何かにつけてプレゼントを渡そうとしつこく付き纏う太郎を鬱陶しく思ったあまり、激怒した際の暴言(しかしタカシは自分の誕生日をお祝いしようとしてくれた太郎の気持ちを蔑ろにしたことを反省し、後日謝罪しようと決める)。
  • 「すぐに暴力を振るう奴なんて最低だ!!決めたぜ!今日から主役は犬郎だ!!」(コミックス第10巻)…太郎と犬郎のどちらが主役に相応しいかを決めるよう迫られて迷っていると、突然太郎に強く蹴り飛ばされたことに激怒し、犬郎を主役に選んだ際の暴言(しかし、直後に自分を蹴り飛ばした太郎の行為が近くの工事現場から落下する鉄骨の下敷きになりそうだった自分を守るためだったと気づき、泣きながら太郎の元へ駆け寄っている)。
  • 「お前の顔なんかもう見たくない!もう絶交だ!!」(コミックス第14巻)
  • 「お前なんか地球から出ていけ!!所詮、地球人と宇宙人は、心が通じ合わないんだ!!」(コミックス14巻)

関連イラスト編集

ししコマタクシー 初の乗客はお調子者の主人公三人組【うちゅう人田中太郎】太郎とタカシ

田中太郎「ただいま!」田中太郎ログ2


関連タグ編集

うちゅう人田中太郎 主人公


トラブルメーカーさげ男だいたいこいつのせい:作中で起こるトラブル(騒動)及びタカシに降りかかる不幸はだいたい太郎の仕業及び理由であることから。

ストーカーヤンホモ:タカシへの並々ならぬ執着心から。


他作品の関連・類似キャラ編集

ヤマザキ:本作と同じくコロコロコミックにて連載されていた漫画作品『学級王ヤマザキ』の主人公。こちらも『作中で起こるトラブルや騒動の原因となる張本人』という点が類似するが太郎と異なり自業自得な目に遭うのが大半である。

しかし、彼の場合は普段の悪役から一転して正義の為に戦った事もあり、その時には漢気を見せており、周りからちやほやされているが争いが絶えない対象が一人しかいないため友達が少ない太郎とは対照的に彼は周りとの争いが絶えないため周りからは一見嫌われているように見えるが実は周りからは心底嫌われてはいない。

また、連鎖当時の付録漫画では太郎と対決したこともあり、挙句の果てには相手の要素を吸収して、ヤマザキの要素を取り込んだ太郎こと『ヤマザキ太郎(作画:ながとしやすなり)』と太郎の要素を取り込んだヤマザキこと『うちゅう人太郎ヤマザキ(作画:樫本学ヴ)』が誕生するという超展開になった。


リボーン:同じくかますボケのレベルがいじめの領域に近く、相方であるもう一人の主人公を不幸な目に遭わせる主人公繋がり。しかもこちらは太郎と違ってしっぺ返しを受けることはほぼなく本当に危なくなると眠って誤魔化してうまく難を逃れるため、などある意味太郎よりもタチが悪い。ただしこちらは作品自体がシリアスバトル漫画に路線変更したため、そういった展開はなくなった。


野原しんのすけ:『クレヨンしんちゃん』の主人公。太郎がタカシに執着するように、こちらも一人の男友達を「大親友」と呼んだり、「(実際には不明だが)お互いのホクロの数まで知り尽くしている」と公言するほど執着しており、その相手に対して幾度もトラブルを招いているが、こちらも相手側から心底嫌われてはいない。

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