細かすぎて伝わらない概要
「おかげです」時代のコントコーナー「博士と助手」から派生したコーナー。
『モノマネはもっとコアに、もっと深い所に入っていかなければならない』をコンセプトに、マニアックすぎるモノマネネタを披露してオチた所で落とす企画。内容は昨今の芸能人から野球選手(牧田知丈、360°モンキーズなどが有名)、プロレスといったスポーツ、更には日常の一場面(近年増加し、阿佐ヶ谷姉妹やたつろうなどが得意とする)まで幅広い。
「オチたところで落下」というインパクト、なおかつ芸人発掘の場ともなった内容が好評となり、2004年1月の初回は関東芸人のみを集めたピンネタ限定の一企画だったのが、話題を呼んで全国でのオーディションを行う方式となり、元のコンビをも飛び越えたコラボなどなんでもありの後期「おかげでした」の恒例企画となった。出場者の枠も東京・大阪の事務所所属のお笑い芸人だけでなく、ショーパブや吉本新喜劇などテレビ以外を活動のメインとしている芸人、ローカルタレント、果ては素人まで幅広い。
「おかげでした」終了後の2018年11月より特番として独立放送されることが決定し、現在も1年に1回の特番として放送されている。ただし、独立特番化の時にノリさんと関根勤は参加を見送ってしまい、バナナマンもスケジュールの都合や裏かぶりが原因で第4回以降は不参加となっている。(以降はアンタッチャブルと満島ひかりが参加)
2022年放送時山崎が「年一では足りないのでは」と意見したことに対し、石橋が「年2にできるかどうか編成と話してみます」と話した結果、2023年は年2回の開催が実現した。
意外な掘り出し者が見つかることが多く、次長課長、博多華丸、山本高広、いとうあさこ、キンタロー。、横澤夏子、阿佐ヶ谷姉妹、ガリットチュウ、アイクぬわら、チョコレートプラネットなどがここからブレイク。
特に他のコーナーでも人気だったオラキオはこのコーナーで名実共にノリさんのお気に入りとなり「スポーツ王は俺だ!」では常連となっている(一方オラキオの元相方はタカさんのお気に入りの劇団の一員と言えるポジションになったが…)。
ここでのモノマネがきっかけで様々な業界から声がかかることでも注目される。
例1:ネコ型配膳ロボットのモノマネをした大納言光子はすかいらーくグループの目に留まり、ガストなどのグループ店舗の店内映像に出演。
例2:スクールゾーンの俵山峻はドラマ・映画からのオファーが入ったり、劇団四季からも声をかけられた。
例3:ゆんぼだんぷは最初ここで披露した「まるで鏡のような水面に水が一滴落ちる音」で優勝したあと、海外の番組でも披露して爆笑を攫った。
また、有田哲平(後に設楽統など)による落とし穴の使い方はもはや名人芸と言える。
近年ではスポーツ系のモノマネに本物のアスリートが登場する事も多くなり、特にレスリングのアマレス兄弟にて2024年パリ五輪のレスリング代表・鏡優翔が出演した。因みに鏡選手はその五輪で金メダル獲得。
細かすぎて伝わらない余談
- 因みにこれがきっかけでブレイクすることはなかったが、売れる前のオードリーの若林正恭、ナイツの土屋伸之、おかずクラブ、日本エレキテル連合などが出ている事があった。また、椿鬼奴、レイザーラモンRGなども時折顔を見せており、森田まりこが第11回で準優勝してからは吉本新喜劇の座員が出場することもしばしばある(2020年に岡田直子が優勝)。過去には伊藤利尋、磯野貴理子、大泉洋、小堺一機が出場したことも(特に磯野はオーディションから参加していたことが明かされている)。また満島ひかり、山田裕貴もモノマネを披露している。
- 一般からの参加も可能で、落合博満モノマネで優勝した名古屋のサラリーマン・牧田知丈などが有名。ちなみに牧田は中日ドラゴンズの宴席にも招待された事があり、そこでもモノマネを披露したところ当時の選手達から大爆笑されたという。また当時高校生のモノマネ王子(または万引き王子)こと小川貴之は現在ロックバンド「sumika」のキーボード、コーラスを担当するバンドマンとなっている。
- 第1回では披露後に落下されずモノマネロボにチューブラーベルを鳴らされた場合は合格とされ、当時の合格者はコージー冨田(1回落下済み)と増谷キートン(1回も鳴らされていなかったが『ある意味合格』のため)の2人であり、『とんねるずのみなさんのおかげでした』時代はその名残として、モノマネロボの後ろにチューブラーベルが置かれている。現在、「合格」の扱いは「優勝」に等しいものとされている。
- ちなみにこの企画には前身があったが、2003年度からは落下システムが追加された。
- 外国人ものまね選手権(2002年6月27日)
- アクションギャグ選手権(2003年5月2日)
- フジテレビアナウンサー一芸大会(2003年11月13日・11月20日)
- 『オチた所で落とす』手法は後のお笑い革命にも活かされている。
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2億4千万のものまねメドレー選手権…みなおかで登場したものまねコーナー繋がり。
地味ハロウィン…日常の一場面を模写するという意味では、これに通ずるものがある…のかもしれない。