曖昧さ回避
- 主に素人が歌の上手さを競うコンクールの事。のど自慢大会。
- NHKの長寿番組『NHKのど自慢』のこと。(TBS『ナショナル10人抜きのど自慢』など、かつては他局にも多くののど自慢番組があった)
- 1999年公開の映画。『NHKのど自慢』に出演する人たちを描く⇒のど自慢(映画)
NHKのど自慢
1番、歴史!
NHKののど自慢番組で、太平洋戦争終結直後の1946年1月19日にラジオ番組「のど自慢素人音楽会」として公開放送されたのが始まり。
1947年から「のど自慢素人演芸会」として23年間放送され、歌手を志望する者たちが数多く出演した。
1953年3月15日にテレビ放送がスタートした。
1946年から始まっている為、結構息の長い番組。なお、テレビ放送よりもラジオ第1での放送が現在でも長い…と、いうか放送開始当時はまだラジオが主流の時代であり、ラジオでの内容をテレビでも放送していると言うべきか。
1970年から「NHKのど自慢」にタイトルを変更して素人の面白さを引き出す方向に転換し、現在も放送されている。「ベレー帽を被り歌を歌うスズメ」が描かれたおなじみのタイトルロゴもこの時登場した。ただしカラー放送になったのは1971年4月からと意外に遅い。
1975年頃のカラオケブームから若年層の出場者が増えたり、2010年代以降のSNS普及により中高生が昭和歌謡を歌うなど、「素人の音楽への興味・対応」の歴史を追うことが出来る貴重な番組でもある。
2番、本編!
NHK総合&ラジオ第1放送で、毎週日曜日の12時15分~13時00分に放送されている。
毎回どこかの地方におじゃまして生放送でお送りする。歌っている途中で判定の鐘(正式名称は「チューブラー・ベルズ」。)が下され、鐘が1つか2つだと不合格、鐘が3つ(イントロ8音、後ろ3音で計11音鳴らされる)だと合格なのだが、合格をとることは思っている以上に難しい。
これを20組前後繰り返し、合格者の中から1組だけが「今週のチャンピオン」に選ばれる。特別賞もある。
毎回ゲストとして2組の歌手が出演しており、歌唱の感想をコメントしたり、出場者の歌唱が終了した時に若手から順に歌を披露する。
また、出場者のうち最低2組はリスペクトの意を込めてゲストの持ち歌を歌う。
3番、コロナ禍で!
2020年の放送は、新型コロナウイルス感染症の流行により、3月以降生放送は中止となり、チャンピオン大会も中止になった。
というわけで、のど自慢ロスになっている人を救うべく、のど自慢~おうちでパフォーマンス~企画が立ち上がった。
詳しくはリンクを参照のこと。
10月4日にようやく生放送は再開されたが、ソーシャルディスタンスが難しい会場での放送は中止になっている。当面、出場者の応援はオンライン中継という形で行われる。
4番、その後!
2023年3月12日に行われた(@青森県八戸市)『テレビ放送70周年日テレコラボ企画』では、『行列のできる相談所』から、吉田沙保里が本選出場し、北村晴男は本選出場はできなかったものの、応援に駆け付けていた。また、特別枠で王林が歌唱した。
意外にも、芸能人がのど自慢の予選・本選に出場したのは、これが初めてだという。
その後、番組の裏話を小田切千アナウンサーと秋山気清鐘奏者が、コラボ先の番組で披露している。
同年4月から、鈴木邦彦作曲の番組テーマ曲が葉加瀬太郎アレンジにリニューアルした。
番組出身の歌手や声優
美空ひばり 若原一郎 坂上二郎 北島三郎 五木ひろし 森進一 島倉千代子 牧伸二 田中星児 荒牧陽子 岡咲美保 北川理恵