番組概要
2009年4月1日〜2021年3月17日まで放送。放送日時は基本水曜22時台だが、2016年4月からの2年間は金曜20時台にて放送されていた。
番組名の通り歴史の秘話について語られる。本番組における「秘話」とは、歴史上の人物の心境や決断など「これまであまり知られていなかった部分」のことを指し、人々の交流や生活、社会に与えた影響などについて詳しく解説している。再現ドラマとニュース風のアニメーション、アナウンサーによるレポート、語りなどで進行するが、時々歴史上の人物にインタビューを試みるという演出や、有名芸能人を起用した現地レポートなども行われていた。
『その時歴史が動いた』の後継番組にあたり、「アナウンサーがナビゲーターを務める」・「人物の心情や物事の大きなターニングポイントに焦点を当てている」といった構成が引き継がれている。
NHK所属の女性アナウンサーがナビゲーターを務めた。『その時歴史が動いた』では番組開始から終了まで松平定知が務めたのに対し、こちらは2度交代している(渡邊あゆみ→井上あさひ→渡邊佐和子)。
音楽は主に梶浦由記が担当。一部、梶浦が過去にNHKの番組で手がけた楽曲が流れる(『ツバサ・クロニクル』のサウンドトラックなど)こともあった。
初代オープニングを除き、オープニング・エンディング曲はKalafinaが歌唱している(※初代オープニングのメンバー編成は梶浦のプロジェクトの一つ「Fuction Junction」に近い)。Kalafinaの事実上の活動停止→解散後も、番組終了まで継続して起用されていた。
2021年3月17日に番組は終了、12年の歴史に幕を降ろした。後番組は『歴史探偵』。
ネタ
過去NHKで放送された番組から映像などが紹介されることもあり、たとえば古田織部を紹介する際には、同じくNHKで放送された『へうげもの』の映像や音楽が取り上げられていた。このほか、ごく稀に大河ドラマから映像を抜粋することもあった(『その時歴史が動いた』でも時折見られた)。
源義経の屋島の戦いを紹介する際「ヤシマ作戦」と表現するなど、なかなか尖った感性の演出がなされている。
再現ドラマパートではたまに有名俳優を起用することもあり、特撮出身の俳優のこともたびたびあった。その中でも2016年6月10日に放送された『新撰組』を題材にした特集では、主要5人のメンバーに歴代平成ライダー俳優を起用する超展開を生み出した。
大阪放送局制作ということもあって、関西を拠点とする劇団の俳優が出演する機会も多い。
「歴史」と銘打っているが、アニメ・漫画・ゲームなどのサブカルチャーの「歴史」を取り上げることもあった。
2018年4月2日には『全ガンダム大投票』とタイアップし、特別番組としてガンダムシリーズ40年を振り返る『歴史秘話ガンダムヒストリア』がこの番組のスタイルで放送された。その後も大投票企画に合わせて、『歴史秘話マクロスヒストリア』、『歴史秘話プリキュアヒストリア』、『歴史秘話るーみっくアニメヒストリア』、『歴史秘話ファイナルファンタジーヒストリア』、『歴史秘話エヴァンゲリオンヒストリア』なども放送され、大きな反響を呼んだ。
また、放送終了から半年後の2021年10月10日には大投票に先んじて『歴史秘話仮面ライダーヒストリア』、2022年7月30日には『歴史秘話ウルトラマンヒストリア』が放送された。
ちなみにパイロット版では池澤春菜がナビゲーターを務めるなど、基本的に「NHKの本気」的な要素が強い番組でもあった。
pixivでは
2015年12月2日前後から、同日放送分の「お菓子が戦地にやってきた~海軍のアイドル・給糧艦「間宮」~」にちなんで「艦隊これくしょん」の「間宮」ネタが多い。(2015年5月6日に「幻の巨大潜水艦 伊400 日本海軍 極秘プロジェクトの真実」も放送されたが、馴染みが深いからか圧倒的に「間宮」ネタの方が多い)
関連イラスト
給糧艦間宮特集放送前
放送後
番組中からのネタ
関連タグ
ヒストリア…こちらのみの登録も見られるが、『進撃の巨人』の同名キャラとの混同を防ぐため『歴史秘話ヒストリア』と正式なタイトルでの登録が好ましい。