いとうあさこ
いとうあさこ
1970年生まれ、東京都出身。本名及び旧芸名は「伊藤麻子」(読み同じ)。3歳上の兄と1歳下の妹がいる。
マセキ芸能社所属。
芸風は主に漫談。浅倉南に扮した漫談で人気を博す。「浅倉南、○○歳(現在の年齢)です」「南30超えたころからかな・・・イライラする」などの語りから始まり、明るく自虐ネタを披露する。あだち充には許可をとっていないものの、制作サイドからは半ば公認となっているようで、テレビアニメ『MIX』では毎話一瞬だけ映り込むモブキャラとして出演している。
ちなみにネタ中に着用しているレオタードは森三中の黒沢から譲られたもの。
50歳を過ぎ、「明るく冗談で流してきたイライラが本気のイライラになってしまっている」という理由から封印状態にあるとTBSのラジオに出演した際に語っている。
高校卒業後、しばらく大学受験に向けて浪人したあとに妹と一緒に家出する。アルバイトをしながら資金を貯め、舞台芸術学院ミュージカル別科に入学。卒業後しばらく舞台女優として活動し、1997年に舞台芸術学院の同級生として知り合った佐藤千亜紀と「ネギねこ調査隊」を結成する。
2001年からはソロで日本テレビ系列放送の『進ぬ!電波少年』の人気コーナーである「いきなり無人島サバイバル生活」に参加し、最後まで離脱せず活動した。しかし、長期間コンビ活動出来なかったことが原因でコンビ仲がギクシャクしてしまい、2003年に解散。以降は名義をひらがな表記の「いとうあさこ」に改め、ピン芸人として活動している。
実家は資産家である。父は富士銀行の行員、母はスチール家具製造業で知られる東京測器(現・日本ファイリング)の社長の娘で、兄は東大卒業後野村證券に勤務している。あさこ本人は小中高と雙葉学園に通っていた。
しかし、本人は「普通の家」「父は普通のサラリーマン」と発言しており、飛び抜けて裕福な家庭だとは思っていなかったという。また、門から家の玄関まで数分かかるような大豪邸という噂もあったが、実際には4歩で着くらしい。なお、祖父の家の方はプールやビリヤード用の部屋があるなど豪邸であったことを語っている。
2022年6月の『ファミリーヒストリー』で両親のルーツや幼少期の生活が明かされ、司会の今田耕司から「幼少期のホームビデオを(当時高価だった)8ミリフィルムで撮影している」と指摘され、本人は「うちはお金持ちかもしれません」と謙遜しつつ認めている。
森三中、オアシズとは若手の頃から親交が深い。他にも番組での共演が多い島崎和歌子や、雙葉学園の先輩にあたるかたせ梨乃とも親しくしている。モエヤンからは「あさこ姉さん」と慕われている。
20代の頃、三人の男性と恋愛し、揃ってダメ男であったため累計で1200万円ほどを貢いだことを自伝で告白している。本人によれば当時バブル経済の最中で割のいい仕事やアルバイトがたくさんあり、また本人も好きで必死になっていたのであまり気にしていなかったとのこと。