ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

大王烏賊。それは頭足綱ツツイカ目ヤリイカ亜目ダイオウイカ科に分類される巨大なイカ

世界最大の無脊椎動物として有名で、タコの最大種であるミズダコ(3メートル)、アンモナイトのパラプゾシア(2メートル)、大型のウミサソリ類やアースロプレウラ(2~3メートル)といった連中を遥かに凌駕する怪物。


大きさ編集

胴長1.8メートル、触腕を含めた全長は6メートルを超える事があり、近い種類のダイオウホウズキイカと共に、世界最大級の無脊椎動物とされている。ちなみに最大18メートルという記録も残っているが、大抵は数メートル程でその半分にも満たない(それでも最大級のデカさではある)。

 

生態編集

昔から知られた存在ではあるが、生体の捕獲どころか発見自体稀で、その生態は未だ不明な点が多い。

獲物は主に小型のイカや深海魚とされ、大きく丈夫なクチバシ(からすとんび)と吸盤を持つ。またとても大きな目を持ち、その大きさは25センチ前後にも達する。当然視力は良好で、目を閉じることもできるらしい。


博物館などで展示されている標本はだいたい海岸に打ち上げられたり、マッコウクジラの食べ残しが海面まで浮き上がったりしたもの(白っぽいのは皮が剥げてしまうせいで、本来は赤茶色っぽい)。

ごく近年、彼らの生きている姿の撮影に成功する事例が続いており、生態解明の一助になるのではと期待されている。

 

食べられる?編集

一応食べられない事はないのだが、食べた人の感想はと言うと……


  • しょっぱ過ぎる
  • 塩の塊を口に入れたみたい
  • アンモニア臭さが強烈
  • 生で食べるとやたら水っぽい
  • イカ特有の歯ごたえがない
  • 噛んでいる内にエグ味や苦味が滲み出てくる
  • スルメに加工しても苦味が残る
  • 不味くはないが頻繁に食べるのはイヤ

……といった具合に、総評は決して良いものとは言えない。

それでも何とかして美味しく頂こうと研究を進めている人達もおり、一部地域で開催されるイベントではダイオウイカの試食会が行われている。

ちなみにアメリカオオアカイカは巨大ながらも食用に適している。


一応、美味しくないとされる主な原因は以下(イカ)のように


  • 深海生物のため、海面への浮上による水圧の変化で身体がボロボロになるから
  • ボロボロになる過程で全身に海水が染み込むから
  • クジラの食べ残しで(味が吸われて)既にボロボロだから
  • 浮力調節のため、体内でアンモニア(ガス)を循環させているから

といった考察がなされている。


近年ではダイオウイカの体内に含まれる塩化アンモニウムが主な原因だと考えられており、実際にすり身にしたあと塩化アンモニウムを化学反応で取り除くとかなりおいしくなるようだ。

一方で、形を残したままの場合は塩化アンモニウムの除去ができないため改善が難しい。


まぁ塩化アンモニウムというのはかのサルミアッキの主成分なので合う人なら大丈夫だろう、おそらく。


余談編集

世界各地に存在する巨大な頭足類の伝説(クラーケン)はダイオウイカをモデルにしているのではないかと考えられているが、クラーケンは巨大なタコやクラゲ、果てはエビや三葉虫にヒトデなど様々な姿で描かれる。なのでクラーケン=ダイオウイカとは断定できない。


NHKのコント番組『LIFE! ~人生に捧げるコント~』では、このダイオウイカをモデルにしたイカ大王が登場する(演じているのはドランクドラゴン塚地武雅)。これは、生きたダイオウイカを世界で初めて撮影することに成功したことを記念して生み出されたキャラクターである。


ニンテンドー3DSの『すれちがいフィッシング』では、オールクリア後にごく稀に出現するさまよいの魚の1つとして登場している(ただダイオウイカは軟体動物であり、魚類の属する脊椎動物とは全く異なる生き物である)。


自然災害の前触れ?編集

ダイオウイカが水揚げされたり浜辺に打ち上げたりすると震災などの自然災害の前触れと騒ぐ一部の人がいるが台風の通過後など大量に打ち上げられているものを目撃されている。さらに最近は水揚げした漁師がダイオウイカを獲った事を報告することが多くなったので自然災害との関連性はかなり薄い。

以前は漁師が獲った場合でもダイオウイカの存在を報告していなかっただけなのでダイオウイカが網にかかったとか浜辺に打ち上げられたと言っても自然災害と結び付かない。

…というか、どちらかといえば自然災害のにダイオウイカが発見されている。


最強王図鑑では編集

『水中最強王図鑑』で登場。カバテムノドントサウルスと戦っている。


テレ東版ではアプリにメガロドンがいることから他の海洋生物と同様に登場が期待される。

特に某自然番組での特集も組まれるほど永遠のライバルとの伝説の1戦を見たいという声も多い。

その理由についてはこちらを参考すべし


関連タグ編集

イカ


デッカイカンじいさん:トロピカル〜ジュ!プリキュアに登場する体長約90mあるダイオウイカ。

ダイオウイカ・デッドマン

だいおうイカ:表記ゆれ、というかドラゴンクエストシリーズに登場するモンスター。

 

イカカモネ議長:初代『妖怪ウォッチ』のラスボス担当。本作の発売時期(2013年)と先述の「生きたダイオウイカの撮影に成功」で話題になった時期は近く、モチーフになっている可能性がある。

 

イカロス・ムッヒ:『ONE PIECE』に登場する魚人。こちらは正真正銘ダイオウイカモチーフ。ちなみに「ダイオウイカ」自体は偉大なる航路突入後の早い段階で登場していた。

関連記事

親記事

イカ いか

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 972549

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました