概要
マダコ科マダコ属に属する大型のタコ。主に寒い海域に生息している。体長は足(触腕)を広げると3~5mになるタコ類最大の種。記録に拠れば9mを超えるものがいたという。
餌は毛ガニやタラバガニ、魚類やウニ、果ては小型のサメすらも食べる。大型化しているのは競合する他のタコが生息圏にいないからだとされている。基本的には刺激したり無闇に近付いてたりしない限りは危害を与えないが、ダイバーがミズダコに襲われて溺死する事もあり危険なタコでもある。カナダの方面の海域では特に大型化するとのこと。
知性は他のタコと同じく高く、吸盤も大きい上に力もかなりあるようで15キロの重さのものを掴む事ができるらしい…が、それは水中での話であり、水から出るとふにゃふにゃした身体なので何もできなくなる。
他のタコ同様にミズダコの捕獲方法は蛸壺である。
その通りに身は水っぽくふにゃふにゃしている事が名前の由来らしい。日本では他のタコ同様に食用としての水産資源の重要な位置にある。味はマダコに比べて旨味が少ないとか、食感はマダコ以上と評価はまちまち。「たこしゃぶ」に使われるタコは主にミズダコが多い。