概要
マダコ科マダコ属の1種で、全長が最大でも30cmほどにしかならない小型の蛸。
漢字で「飯蛸」と書く。
普通のタコと比べると体が小さく、主に煮物や串焼きなどの料理に使われる。
メスは胴体(いわゆる頭に見えるあの部分)に卵を抱えるのだが、マダコ科の中でも卵との体格比がかなり大きく、米粒の様な形をしている。
この卵に由来し、「“飯”蛸」と呼ばれる。
大変献身的に卵の世話をする種で、岩の隙間や貝殻等に卵を産み付けた後も、メスは付きっ切りで卵を護り、孵化したのを見届けると力尽きて死んでしまうという。
北海道以南の東アジアの海域に広く生息し、アマモの群生地や岩の隙間、二枚貝の貝殻などに住み着く。
漁をする際はイカ・タコ用の釣り針を用いるほか、蛤の貝殻をたこつぼ代わりにして誘い込むといった手法が用いられる。
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イイダ…イイダコがモチーフと思われるキャラクター。