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概要

英名:ヴェインド・オクトパス、ココナッツ・オクトパス

マダコ科マダコ属に属する中型のタコ。主に沿岸に生息している。体長は足(触腕)を広げると25~30cmにもなる中型の種類である。

九州南部以南/西太平洋熱帯海域等に分布。

沿岸から浅海、水深100~200m程に生息し、カニエビ等の甲殻類貝類を捕えて食べている。

外見はマダコのように見えるのだが、腹側は白く、腕の膜に網目のような模様があるのが特徴。

このメジロダコは二枚貝等を家にして、いつも持ち運ぶという特徴がある。家を持ち運ぶ理由としては、一つは天敵から身を守るため。ウツボサメ等の敵が近付いて来たら、素早く中に入り、しっかり蓋を閉じて通り過ぎるのを待つ。こうすれば天敵に気付かれる心配はない。二つ目の理由は、大好物の甲殻類や貝類等の獲物を捕まえやすくするため。餌を見つけたら、そっと近付き、家の中に身を潜める。そして餌が油断して近づいて来たら素早く捕まえ、家に戻ってゆっくり味わう。

持ち運ぶ家の例

ある研究によると、タコはカラスイヌと同じくらい高い知能を持つそうである。しかもメジロダコは色んな物を道具として使う超賢いタコなのである。

二枚貝

最も人気のある住まいである。上から閉じて、隠れ家にすることも出来る。

ココナッツの実

ココナッツの実も人気で、2つに割れたココナッツの殻を見つけて住まいにする。

ガラス瓶

ガラス瓶陶器等、人間が使う物も隠れやすい住まいになる。

空き缶

空き缶も蓋を開けたり閉めたり出来るので、立派な住まいになる。

プラスチックケース

体に合えば、ガシャポンのプラスチックケースにも住むことが出来る。

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