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概要編集

デデデでプププなものがたりのエピソードの一つ。単行本20巻収録。


ストーリー編集

ある日、デデデ大王が大量の消しゴムを買い占めていた。

財テクの達人、チックが消しゴムが宝の山になるという。

なんでもプププランドでは今、消しゴムの原料が不足しており、しかもプププランド唯一の消しゴム職人がメジャーリーグ中継に夢中でサボっていて消しゴムが品薄なのだという。


供給不足になるのは時間の問題と考えたチックは、消しゴムをあらかじめ買い占め、欲しい人に高く売りつけるという算段を立てた。

やがて予想通り消しゴム不足が起こり、人々は消しゴムを手に入れるためにラジカセを交換するという割りに合わない物々交換から始まり、石や砂入り、中があんこ等偽物の横行、オークションにて高額で落札、宝石のように着飾り、貴重品としてケースに厳重に保管するようになり、さらには自分の家を売ってまで一つの消しゴムを手に入れる人も現れるようになる。

こうして消しゴムバブルの到来にはしゃぐ大王だが、やがて消しゴムを盗まれたり、政治家の賄賂の道具に使われたり、中毒症状を起こす人まで現れるなどプププランドの治安は悪化。

このような社会にみんな嫌気がさし始める。


消しゴムの相場は今がピークだと判断したチックは今のうちに欲しい人にどんどん売ってしまおうと大王に提案するが、欲を出した大王は「惑星が買える程の価値になるまで待つ」と拒否。


が、ある時カービィは貴重品となった消しゴムを惜しむことなく使用するのを見た住人たちはそれをきっかけに消しゴムの本来の使い道を思い出し、皆普通に使い始めるようになる。

やがて消しゴムが安定して供給されるようになり、消しゴム不足も少しずつ解消されていった。

こうして消しゴムバブルは崩壊。

欲を出したために大量の在庫を抱えることになってしまい泣き崩れる大王を前に、カービィは消しゴムでドミノ倒しを楽しむのだった。



余談編集

2020年に新型コロナウイルスが流行してから転売ヤーがマスクや消毒液、トイレットペーパーを大量に買い占めて高額で転売するが、やがて規制や安定供給されて爆死するという流れでこの回を連想した人が多いようだ。

また、2024年にマクドナルドのハッピーセットにカービィのぬいぐるみが出てくるや否や転売ヤーたちが買い占めたことで予定より早く終了することになったという事態が起きたが、SNSでの呼びかけで結局だれも購入するものはおらず爆死したという似たような展開になっている。


関連タグ編集

デデデでプププなものがたり

社会風刺

消しゴム

転売

バブル経済

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