CV.藤原啓治
概要
『サルゲッチュ3』に登場する正体不明の科学者。
ある理由で人類に恨みを持っており、現状スペクターに協力した唯一の人間キャラ。
劇中に登場する敵ロボット『テレボーグ』の開発者でもある。
28歳独身。知能指数は1300。身長は190cm(頭髪込み)、体重は65kg(頭髪込み)(サトル達にこの自己紹介を行った際にはスペクターから「普通に出てこい!」と激しくツッコまれた)。
口癖は「Perfect!」「That's right!」「ラグジュアリィ」(ラグジュアリィとは説明書曰く素晴らしい、贅沢なの意味)
巨大なアフロヘアーとスペードのマークをあしらった白いスーツが特徴。また、トモウキシティには彼の姿を模したトモウキタワーが建てられている。
主人公二人の保護者であるアキエとは「ア・タ・マ よかったわねぇ」と親しげに声をかけられ、彼女の声を聞いた途端に固まってたじろぐ等、何らかの関係があるようで……?
ボスとして
トモウキシティの最奥部にたどり着くと彼が操るトモウキそっくりのロボ『トモウキング』と戦闘になる。
主人公の攻撃は変身も含めて一切通用しないので、こちらもアキエが用意してくれだロボットに乗って戦うことになる。
雑魚敵のテレボーグと同様背中についているネジが弱点で、タイムアタックではこれを狙うことで30秒くらいのタイムを叩き出せる。
ちなみに戦闘曲はDr.トモウキのテーマ曲にバッハが作曲した「インベンション第13番 イ短調」を加えたもの。
トモウキらしい豪奢な雰囲気の曲である。
攻撃方法
- ミサイル
上空に向けて無数のミサイルを発射した後、地面に出現したマークに向けて落とす。
- ライフル
移動しつつ、手に持っている光線銃で狙撃する。
- ラグジュアリィビーム
トモウキング最大の技。
専用のカットインが入った後、口からビームを発射しながら回転する。
ビームを放っている間は無敵状態なので攻撃してもダメージを与えることが出来ない。
関連タグ
スペクター:唯一の協力者だったが……?
アキエ:後述する理由から知り合い。互いに「トモウキくん」「アキエさん」と呼び合う。
サトル(サルゲッチュ) サヤカ(サルゲッチュ):敵対関係。
ウッキーホワイト:ロボに掲乗して戦うボス。
その正体(ネタバレ注意)
トモウキとの戦いに勝利後、煙の中から現れた彼が膝をつくとアフロがずれ落ち、そこからピポヘルをかぶった頭が現れた。
実は彼はかつてアキエと共にハカセのもとでピポヘルの開発・研究に取り組んでいた科学者だったのだが、その実験中の事故によって頭にピポヘルがくっ付いてしまい、外れなくなってしまったのだった。
上記の人智を超えた知能指数はこれが原因であり、サルゲッチュシリーズ唯一のピポヘルを着用した人間である。
人生の歯車を狂わされた彼はスペクターやピポサルと手を組んで世界征服のために悪事を働くことになり、コンプレックスとなった頭を隠す目的でアフロのカツラを被っていたのである(因みに事故に遭う以前は結構なイケメンだったりする)。
尚、トモウキの頭にピポヘルがくっついてしまった時の回想シーンではアキエは心配そうな顔で彼を見ていたものの、責任者であるハカセ本人は「いやぁスマンスマン」と言わんばかりの軽い調子で笑っている。
自らの過去をサトルとサヤカに話した後、今まで同志と呼んで信頼していたスペクターから自身の頭を嘲笑されるも直後にサトルが必死に自分をかばう姿を見て改心。以後サトルとサヤカに協力し、スペクターのいる宇宙ステーションまで2人を案内してくれる。
これ以降サトルからは「カツラのおじさん」と呼ばれるようになる。
そうしてサトルとサヤカが宇宙ステーションの最奥部にたどり着くと、スペクターから「二つの楽園計画」という計画の詳細が明かされることになる。
それは宇宙ステーションに付属された「ロケットチョップ」で地球を真っ二つにし、二つになった地球の半分をピポサルの楽園にするというとんでもない計画だった。
当然こんなおバカな作戦が上手くいくわけもなく、サトルとサヤカからもツッコミを入れられているのだがスペクターはこの作戦に対して何の疑問も抱かず、本気で「二つの楽園計画」が成功すると信じ込んでいた。
元々そういうおバカなところはあったものの過去二作と比べてもあまりにも荒唐無稽な内容であるため、計画を考案したのはスペクターではなく、人類を滅ぼすことを前提としていたトモウキと考えられる(実際、ロケットチョップを作ったのはトモウキである)。
尚、真っ二つにした地球の片方は本来はトモウキにあげるつもりだったが、裏切ったので人間たちで勝手にしてくれとのこと。
その後スペクターがサトルとサヤカにゲッチュされるもロケットチョップはすでに地球のすぐ手前まで迫っていた。
トモウキはロケットチョップの開発者である自分ならチョップを止められると語った後、サトルとサヤカを宇宙船に乗せ、先に地球に帰還させる。
だがロケットチョップを止める方法は本体連動式の自爆機能を用い、ステーションごとチョップを爆破させる以外に無かった。
それでもトモウキは躊躇せずにその自爆スイッチを起動させ、爆発する宇宙ステーションと運命を共にした。
…と思われたが、エンディングでテレボーグ「1182号」と共に無事生還。脱出前にサトルと約束した「またね」を果たし、アキエとも再会したのであった。
真のエンディングではサトル達と共に集合写真が飾られている。
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