概要
桑田佳祐の創り出してきた曲の中でも人気が高い曲のひとつ。
ライブではアンコール、そして多くの場合ラストに披露される。「あ、今回の最後は祭りのあとじゃないんだ」と実際に参加して思うファンの方が多いかもしれない。
なお、同タイトルの歌を吉田拓郎が先に歌っており、吉田を尊敬している桑田が敢えてこのタイトルをつけたと思われる。
ライブでこの曲を聴いて涙に暮れるファンは多い。
「すべての歌に懺悔しな!!」騒動
なお、シングルB面の「すべての歌に懺悔しな!!」は、長渕剛や矢沢永吉との確執(聞きようによっては彼らへの批判ととれる)をワイドショーなどが煽り立て、それに追随する形で長渕本人も桑田を糾弾する発言をしたため、そういうのが大嫌いな桑田は記者会見を行い報道を否定し、以降この曲を封印した。なお、矢沢は桑田を気遣う対応をし、泉谷しげるは面白がっていただけで中立的に両者を煽り、和田アキ子、吉田拓郎らは「歌で批判されたら歌でやり返せ」「謝る必要はない」という見解を示し、業界人の殆どが桑田を支持している。最終的にこの件は1995年1月24日に長渕が大麻取締法違反で逮捕されたことにより一気に沈静化した。奇しくもこの曲には「儲かる話とクスリにゃ目が無いバカヤロ様がいる」というフレーズがあったため、後年には「予言詞となった」などと評されることになった。ちなみに桑田と長渕は性格の不一致・人生観・女性観や違法薬物に関する認識の違いといった見解の相違はあったが、同じ1956年生まれ(桑田は早生まれ)であること、音楽的ルーツ(吉田拓郎やボブ・ディラン)、愛国心を持ちライブで日の丸や国歌『君が代』を肯定するといった共通点も存在する。
こういった共通点や双方の影響力の強さもあって、騒動の沈静化後は前川清、平井堅、ファンキー加藤、マキタスポーツ、AI、西内まりや、博多華丸(博多華丸・大吉)、遠藤章造(ココリコ)のように桑田と長渕の楽曲・才能・人間性を平等に認める者も増えている。
関連動画
ミュージック・ビデオ
記録(オリコン)
初動売上 | 15.7万枚 |
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累積売上 | 81.1万枚 |
最高順位 | 2位(1994年11月14日付) |
チャートイン期間 | 25週(1994年11月14日~1995年4月24日付) |
当時は全く歌番組で披露されなかったにもかかわらず、2001年に「波乗りジョニー」が出るまでは桑田最大のヒット曲だった。
1位は獲得していない(この週の1位はDREAMSCOMETRUEの「すき」)が、トップ100のチャートイン期間は約半年と「波乗りジョニー」や「白い恋人達」よりも長い。
関連タグ
静かなるドン:この曲がタイアップとして使用されたテレビドラマ。主演は中山秀征。
太田上田:中京テレビで放送されている桑田の友人・太田光と長渕の友人・上田晋也によるトーク番組。双方の話題が度々上がるほか、今後やりたい企画として「桑田佳祐と湘南バーベキュー」という実現が難しい案が挙がりそれに太田が賛成した際には、上田が「じゃあ俺は長渕さんとバーベキューやるわ」と発言し周囲や視聴者の笑いを誘った。太田は苦笑いしながら「それじゃ普段と変わんねえだろ(※1)」と突っ込んでいる。
- ※1:上田は『くりぃむナントカ』(テレビ朝日)での共演以来長渕と交流があり、近年は長渕の自宅や近所の公園で筋トレや運動を行う仲になっている。
外部リンク
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