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東北地方太平洋沖地震

とうほくちほうたいへいようおきじしん

平成23年3月11日に日本で起きた超巨大地震。
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平成23年(2011年3月11日日本の日本海溝のプレート境界で起きた連動型の超巨大地震。主に東日本に甚大な被害をもたらした。

状況が判明次第、本項記事の加筆をお願いします。
被災した方は、下記の安否確認投稿もご覧ください

概要

  • 本震の約2日前に三陸沖を震源としたM7.3の地震で、宮城県北部で震度5弱を観測した。この地震発生後にM4~6クラスの中規模地震が本震発生まで約40回以上にわたって発生した。(前震)
  • 14時46分頃に三陸沖を震源としたM9.0~9.1の超巨大地震で、宮城県北部で震度7を記録したが、宮城県北部のほかに、福島県浜通り、栃木県南部でも震度7相当の揺れを観測していたことが後日明らかになった。(本震)
  • 本震の約30分後に茨城県沖を震源としたM7.6~7.9の巨大地震で、茨城県南部で震度6強を観測した。(最大余震)
  • 本震の約1ヶ月後に福島県浜通りを震源としたM7.0の地震で、福島県浜通りと中通りと茨城県南部で最大震度6弱を観測したが、一部の地域では震度6強、あるいは震度7相当の揺れがあったとされる。


他にもM7を超える余震が多発し、3月11日以降の数日間に震源域から離れた場所で発生した地震も、誘発させた可能性が指摘されている。
この地震によってもたらされた震災は『東日本大震災』。『戦後最悪の震災』『日本の地震観測史上最大規模』『平成最大の地震』(国外を含めればスマトラ島沖地震)である。
また、余震を合わせた震度7を記録した地震が1回、震度7相当の可能性が1回と合計の震度7の回数は2回あったとされ、別の誘発地震も含めると合計3回の震度7相当の揺れがあった可能性があると後日明らかになっている。死者数は下記の見出し『被害』を参照するといい。

前震

東北地方太平洋沖地震の前のプレート境界型の地震は2005年から始まっていた。

2005年8.16宮城地震

平成17年(2005年)8月16日(火曜日)11時46分頃、宮城県沖で発生した深さ42kmのM7.2の地震が発生した。宮城県川崎町で震度6弱、北海道から西は徳島県までの広範囲で震度1以上を観測し、宮城県の沿岸に津波注意報が発表され、志津川町(現南三陸町)で40cmの津波を観測した。後の調査で宮城県沖地震の3つ程のアスペリティのうち南側の一部が滑ったもの(最初の一部割れ)で、宮城県沖地震の部分的再来であったとする研究を反映したものであった。この地震により100名が重軽傷を負ったものの、死者は出ていない。

震度都道府県市区町村
6弱宮城県川崎町
5強岩手県藤沢町
宮城県蔵王町 名取市 仙台市泉区 仙台市宮城野区 東松島市 登米市 栗原市 田尻町 涌谷町 石巻市
福島県鹿島町 新地町 相馬市 川俣町 国見町
5弱岩手県室根村 千厩町 平泉町 花泉町 衣川村 胆沢町 前沢町 金ケ崎町 東和町 矢巾町 江刺市 一関市 北上市 花巻市 二戸市 陸前高田市
宮城県山元町 亘理町 柴田町 村田町 大河原町 岩沼市 角田市 白石市 塩竈市 仙台市若林区 歌津町 志津川町 女川町 鹿島台町 松山町 加美町 大衡村 大郷町 気仙沼市 古川市
福島県飯舘村 小高町 原町市 田村市 中島村 東和町 霊山町 保原町 梁川町 桑折町 福島市
茨城県日立市
※震度4以下は省略

2011年三陸沖の地震

平成23年(2011年)3月9日(水曜日)11時45分頃、三陸沖で発生した深さ8kmのM7.3の地震が発生し、宮城県沖想定震源域の二度目の一部割れが起きた。この地震で最大震度5弱を観測し、青森県から福島県の太平洋沿岸に津波注意報が発表され、大船渡で 55cmの津波を観測した。2日後の3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の前震と考えられている。その後、M4~6クラスの有感地震が数十回にわたって頻発して発生し、2日後に本震となった。

震度都道府県市区町村
5弱宮城県栗原市 登米市 美里町
※震度4以下は省略

本震

平成23年(2011年)3月11日(金曜日)14時46分頃、宮城県三陸沖で発生した深さ24kmのMj(気象庁マグニチュード)8.4/Mw(モーメントマグニチュード)9.0~9.1という国内観測史上初のM9クラスの超巨大地震。しかし、Mj8.4は実際の地震があまりにも巨大であったために把握ができず、正確な規模ではなかった。気象庁の観測によれば大正12年(1923年)に首都圏を襲ったMe7.9の関東大震災の44.67倍、Mw6.9の“平成7年(1995年兵庫県南部地震”の1412.54倍という、明治以降の観測史上の最大値、『国内観測史上最大級の規模』、『世界史上4番目に強い地震』と判明した。東北地方をはじめ、北海道関東地方北陸地方を中心に、近畿地方にまで達する強い揺れを起こした。この地震で宮城県の栗原市で震度7(計測震度6.6)、東日本の7県で震度6弱以上を観測し、東日本では強い地震動が約6分間、激しい揺れは2分間に渡って続き、地球が震動させる程の揺れとなった。

震度都道府県市区町村
7宮城県栗原市
6強宮城県涌谷町 登米市 美里町 大崎市 名取市 蔵王町 川崎町 山元町 仙台市(宮城野区) 石巻市 塩竈市 東松島市 大衡村
福島県白河市 須賀川市 国見町 鏡石町 天栄村 楢葉町 富岡町 大熊町 双葉町 浪江町 新地町
茨城県鉾田市 日立市 高萩市 小美玉市 那珂市 笠間市 筑西市 常陸大宮市
栃木県大田原市 宇都宮市 真岡市 市貝町 高根沢町
6弱岩手県大船渡市 釜石市 滝沢村 矢巾町 花巻市 一関市 藤沢町 奥州市
宮城県気仙沼市 南三陸町 白石市 角田市 岩沼市 大河原町 亘理町 仙台市(青葉区・若林区・泉区) 松島町 利府町 大和町 大郷町 富谷町
福島県福島市 郡山市 二本松市 桑折町 川俣町 西郷村 中島村 矢吹町 棚倉町 玉川村 浅川町 小野町 田村市 伊達市 本宮市 いわき市 相馬市 広野町 川内村 飯舘村 南相馬市 猪苗代町
茨城県水戸市 北茨城市 ひたちなか市 茨城町 東海村 常陸太田市 土浦市 石岡市 取手市 つくば市 鹿嶋市 潮来市 美浦村 坂東市 稲敷市 かすみがうら市 行方市 桜川市 常総市 つくばみらい市 城里町
栃木県那須町 那須塩原市 芳賀町 那須烏山市 那珂川町
群馬県桐生市
埼玉県宮代町
千葉県成田市 印西市
5強青森県八戸市 東北町 五戸町 階上町 おいらせ町 東通村
岩手県宮古市 山田町 普代村 住田町 盛岡市 八幡平市 北上市 遠野市 金ケ崎町 平泉町
宮城県加美町 七ヶ宿町 村田町 色麻町 柴田町 丸森町 仙台市太白区 多賀城市 七ヶ浜町
秋田県秋田市 大仙市
山形県上山市 中山町 尾花沢市 米沢市
福島県  大玉村 泉崎村 矢祭町 石川町 平田村 古殿町 三春町 葛尾村 会津若松市 喜多方市 磐梯町 会津坂下町 湯川村 会津美里町
茨城県  大洗町 大子町 古河市 結城市 龍ケ崎市 下妻市 牛久市 阿見町 河内町 八千代町 五霞町 境町 守谷市 神栖市
栃木県  日光市 矢板市 足利市 栃木市 佐野市 鹿沼市 小山市 上三川町 益子町 茂木町 岩舟町 さくら市 下野市
群馬県  沼田市 前橋市 高崎市 太田市 渋川市 明和町 千代田町 大泉町 邑楽町
埼玉県  熊谷市 行田市 加須市 東松山市 羽生市 鴻巣市 深谷市 久喜市 吉見町 川口市 春日部市 草加市 戸田市 三郷市 幸手市 吉川市 川島町 白岡町 杉戸町 さいたま市大宮区 さいたま市中央区
千葉県  銚子市 東金市 旭市 神崎町 多古町 白子町 香取市 山武市 千葉市中央区 千葉市花見川区 千葉市若葉区 千葉市美浜区 野田市 佐倉市 習志野市 柏市 八千代市 浦安市 白井市 栄町 鋸南町
東京都  千代田区 江東区 中野区 杉並区 荒川区 墨田区 板橋区 足立区 江戸川区 調布市 町田市 新島村
神奈川県  横浜市鶴見区 横浜市神奈川区 横浜市西区 横浜市中区 横浜市港北区 川崎市川崎区 寒川町 二宮町 小田原市
山梨県  中央市 忍野村
5弱青森県  十和田市 野辺地町 七戸町 六戸町 三戸町 南部町
岩手県  久慈市 山田町 野田村 二戸市 雫石町 葛巻町 岩手町 一戸町 軽米町 紫波町
秋田県  井川町 由利本荘市 横手市
山形県  鶴岡市 酒田市 三川町 遊佐町 庄内町 新庄市 最上町 舟形町 大蔵村 戸沢村 村山市 天童市 東根市 山辺町 河北町 大石田町 南陽市 高畠町 川西町 白鷹町
福島県  塙町 鮫川村 下郷町 西会津町 柳津町 南会津町
茨城県  利根町
栃木県  塩谷町 西方町 壬生町 野木町
群馬県  中之条町 伊勢崎市 館林市 安中市 吉岡町 板倉町 みどり市
埼玉県  本庄市 嵐山町 美里町 上里町 川越市 所沢市 狭山市 上尾市 越谷市 蕨市 鳩ヶ谷市 朝霞市 志木市 和光市 新座市 桶川市 北本市 八潮市 富士見市 蓮田市 坂戸市 鶴ヶ島市 伊奈町 三芳町 毛呂山町 松伏町 さいたま市浦和区 さいたま市岩槻区 秩父市 横瀬町
千葉県  茂原市 東庄町 大網白里町 九十九里町 芝山町 睦沢町 長生村 匝瑳市 横芝光町 千葉市稲毛区 千葉市緑区 市川市 船橋市 松戸市 市原市 流山市 我孫子市 鎌ケ谷市 四街道市 八街市 酒々井町 富里市 館山市 木更津市 君津市 いすみ市 南房総市
東京都  中央区 港区 新宿区 文京区 台東区 品川区 目黒区 世田谷区 大田区 渋谷区 豊島区 北区 練馬区 葛飾区 八王子市 武蔵野市 三鷹市 府中市 小金井市 小平市 日野市 東村山市 国分寺市 西東京市 狛江市 東大和市 清瀬市 多摩市 稲城市 立川市
神奈川県  横浜市南区 横浜市磯子区 横浜市保土ケ谷区 横浜市港南区 横浜市戸塚区 横浜市旭区 横浜市緑区 横浜市瀬谷区 横浜市泉区 横浜市青葉区 横浜市都筑区 川崎市幸区 川崎市中原区 川崎市宮前区 平塚市 茅ヶ崎市 大和市 海老名市 座間市 綾瀬市 厚木市 伊勢原市 南足柄市 中井町 大井町 松田町 相模原市中央区 相模原市南区 相模原市緑区
新潟県  刈羽村 南魚沼市
山梨県  甲府市 市川三郷町 南アルプス市 笛吹市 北杜市 甲州市 富士川町 山中湖村 富士河口湖町
長野県  佐久市 南牧村
静岡県  御殿場市
※震度4以下は省略
※緊急地震速報を発表しているが、「マグニチュード7.9~8.0 最大震度5強~6弱」と予測し、過小評価してしまった
※福島県いわき市の一部と栃木県芳賀町にある観測点で震度7相当の揺れがあったことが後日明らかになっている。なお、芳賀町では計測震度6.5を観測している。


※南海トラフ巨大地震のシミュレーションもついています。

地震活動

本震発生後にM5~7クラスの余震が立て続けに起きているため、ここでは代表的な余震のみ詳細な情報を挙げるとする。

茨城県沖(M7.6~7.9)の地震

同日15時15分頃、本震に誘発される形で茨城県沖で深さ43kmの海底を震源地として発生した。宮城県沖の余震とされるが、最大震度は鉾田市で6強を記録する大きなものになり、特に関東地方に強い揺れをもたらした。地震の規模はMj7.6/Mw7.7~7.9で、モーメントマグニチュードでは最大でM8クラスに近い値となっており、昭和東南海地震・大正関東地震と同規模であった可能性もある。はっきりとした津波の観測記録は分からないが、震源位置や深さ、地震の規模、メカニズム等から津波が発生したと考えられ、本震による津波の後続波に影響を与えたとみられる。

震度都道府県市区町村
6強茨城県鉾田市
6弱茨城県神栖市
5強茨城県  水戸市 日立市 常陸太田市 笠間市 茨城町 東海村 那珂市 城里町 小美玉市 土浦市 取手市 鹿嶋市 潮来市 稲敷市 筑西市 行方市 つくばみらい市
栃木県真岡市
千葉県銚子市 東金市 旭市 多古町 匝瑳市 香取市 成田市
5弱茨城県高萩市 笠間市 ひたちなか市 大洗町 常陸大宮市 古河市 石岡市 結城市 龍ケ崎市 下妻市 取手市 牛久市 つくば市 美浦村 阿見町 河内町 八千代町 守谷市 利根町 坂東市 筑西市 かすみがうら市 桜川市 常総市
栃木県大田原市 那須町 小山市 真岡市 茂木町 市貝町 芳賀町 高根沢町 那須烏山市 下野市
千葉県神崎町 東庄町 大網白里町 九十九里町 芝山町 一宮町 長生村 白子町 香取市 横芝光町 山武市 千葉市中央区 千葉市若葉区 成田市 佐倉市 市原市 浦安市 八街市 印西市 栄町 富里市 いすみ市
福島県白河市 鏡石町
埼玉県加須市 川口市 春日部市 草加市 八潮市 吉川市 宮代町
東京都江戸川区
神奈川県二宮町
※震度4以下は省略

長野県北部地震(M6.7)

翌日の12日、長野県北部の新潟県との県境付近でM6.7の地震が発生し、最大震度6強を観測したが、長野県北部と新潟県中越地方の一部地域では震度7相当の揺れを観測したとみられる。宮城沖、茨城沖のプレート境界型地震とは異なり、断層による内陸直下型地震である。
東北地方太平洋沖地震とは基本的に別個に発生した地震だが、宮城県沖発生後のプレート構造の「緩み」が断層に影響したのではないかとも言われている。

静岡県東部地震(M6.4)

約4日後の15日に長野県北部だけでなく、静岡県東部でもM6.4の内陸直下型地震が発生した。この地震で静岡県富士宮市で最大震度6強を観測。この地震も長野県北部と同様の東北地方太平洋沖地震に誘発されて静岡県東部地震が発生した可能性がある。静岡県裾野市は東方向に、富士宮市は西方向に、それぞれ1cmから3cmほど移動した。また、富士山5合目の地面に長さ20mに及ぶ亀裂が生じた。これらは土砂崩落の恐れがあるため、定期的な測量が行われている。

宮城県沖の地震(M7.2)

平成23年(2011年)4月7日23時32分頃、宮城県沖を震源として発生した深さ66kmのMj7.2/Mw7.1の逆断層型のスラブ内地震が発生した。宮城県栗原市と仙台市宮城野区で震度6強を観測し、震度1以上の揺れは北海道道北から島根県・広島県までの広範囲で観測した。なお、この地震で宮城県に津波警報が発表されたが、観測されなかった。死者は4人、負傷者は296人の被害を出し、東北新幹線と東北地方の在来線で、架線柱が折れたり軌道が変位するなどの被害がでた。

震度都道府県市区町村
6強宮城県仙台市宮城野区 栗原市
6弱岩手県奥州市 平泉町 一関市 矢巾町 釜石市 大船渡市
宮城県女川町 大衡村 利府町 松島町 東松島市 塩竈市 石巻市 仙台市若林区 仙台市青葉区 川崎町 蔵王町 岩沼市 名取市 大崎市 美里町 登米市 涌谷町
5強青森県八戸市
岩手県金ケ崎町 遠野市 北上市 花巻市 八幡平市 滝沢村 盛岡市 住田町
宮城県富谷町 大和町 七ヶ浜町 山元町 亘理町 柴田町 大河原町 南三陸町 色麻町 加美町 気仙沼市
秋田県大仙市 横手市 秋田市
福島県南相馬市 飯舘村 新地町 相馬市 伊達市 田村市 国見町 桑折町
5弱青森県おいらせ町 階上町 南部町 五戸町
岩手県紫波町 普代村 久慈市 宮古市
宮城県仙台市太白区 丸森町 村田町 角田市 白石市
秋田県仙北市 湯沢市 五城目町
山形県大石田町 尾花沢市 河北町 中山町 東根市 村山市 大蔵村 舟形町 最上町 新庄市
福島県福島市 郡山市 本宮市 二本松市 天栄村 川俣町 玉川村 楢葉町 双葉町
※震度4以下は省略
※緊急地震速報を発表しています。

福島県浜通り地震(M7.0)

平成23年(2011年)4月11日17時16分頃、福島県浜通りを震源として発生した深さ6kmのMj7.0/Mw6.6~6.8の大陸プレート内地震が発生した。福島県のいわき市・古殿町・中島村、茨城県の鉾田市で震度6弱を観測したが、震動による顕著な家屋被害は無く地表地震断層の直上の建物では最大変位80cmの変位による変形や傾斜などが発生したほか、土砂崩れが発生するなどして4人が死亡し、負傷者を10人出した。また、翌日14時07分に発生した地震においても、負傷者を1人出した。なお、津波は発生しなかった。

震度都道府県市区町村
6弱福島県いわき市 古殿町 中島村
茨城県鉾田市
5強福島県浅川町 平田村 棚倉町 天栄村 鏡石町 白河市
茨城県常総市 かすみがうら市 筑西市 小美玉市 北茨城市 高萩市 日立市
栃木県那須町
5弱宮城県蔵王町 岩沼市 涌谷町
山形県白鷹町 中山町 山辺町 上山市
福島県会津美里町 柳津町 湯川村 猪苗代町 西会津町 双葉町 楢葉町 本宮市 伊達市 田村市 小野町 玉川村 石川町 鮫川村 矢祭町 矢吹町 泉崎村 西郷村 二本松市 須賀川市 郡山市
茨城県つくばみらい市 行方市 稲敷市 坂東市 阿見町 つくば市 石岡市 土浦市 城里町 那珂市 常陸大宮市 大子町 茨城町 ひたちなか市 笠間市 水戸市
栃木県下野市 芳賀町 宇都宮市 大田原市
埼玉県春日部市
新潟県阿賀野市
※震度4以下は省略
※緊急地震速報を発表しています。
※北茨城市で震度6弱相当(計測震度5.8)、いわき市の一部で震度7相当の揺れを観測したとみられる。

2016年福島県沖地震(M7.4)

本震から5年が経過した2016年11月22日5時59分頃、福島県沖震源で深さ25kmのM7.4の地震が発生した。
地上の揺れは最大で震度5弱に留まったものの、本震以来となる津波が発生し福島県や宮城県の広い範囲で一時期51万人に避難指示が出された。最大で1m44cmの津波を観測し、幸い直接的な被害は港の漁業用機材が流されたり、高齢者が転倒した家具で負傷した程度に留まった。避難に関して本震以来の津波対策が活かされた部分もあったが、上手く行かなかった分もあり大きな課題となった。

震度都道府県市区町村
5弱福島県白河市 須賀川市 国見町 鏡石町 天栄村 泉崎村 中島村 浅川町 いわき市 南相馬市 福島広野町 楢葉町 双葉町 浪江町
茨城県高萩市
栃木県大田原市
※震度4以下は省略
※緊急地震速報「マグニチュード7.3 最大震度5強~6弱」と予測し、発表しています。

2016年茨城県北部地震(M6.3)

上記の福島の地震の翌月12月28日21時38分頃、茨城県北部を震源とする深さ11kmのM6.3の地震が発生、高萩市で最大震度6弱を観測し、遠くは愛知県でも震度1の揺れが観測された。津波も無く人的被害は若干名の軽傷者で済んだ。

震度都道府県市区町村
6弱茨城県高萩市
5強茨城県日立市
5弱茨城県常陸太田市
※震度4以下は省略
※緊急地震速報「マグニチュード5.8~6.1 最大震度5強~6弱」と予測し、発表しています。

その他の地震活動と余震

上記の本震から数週間経っても余震は続き、M5~M6の大きい地震も何度か起こっている。この余震は発生から半年~数年以上続くとされており、実際に5年経っても茨城県宮城県などで稀に震度5の地震が発生している。流石に2016年以降は大規模な余震の数はかなり減り余震の無い日も多くはなってきたが上記のように無くなってはおらず、余震の総計は5年で12,000回を越えている。
ここでは「M7以上・震度5弱以上・津波警報や注意報が発表されたもの・津波を観測したもの」のいずれかに該当する地震を挙げる。誘発地震も掲載している。

  • 2011年
    地震発生日時刻震源地規模(M)最大震度
    3月9日11時45分三陸沖(最大前震)M7.35弱
    3月10日6時23分三陸沖M6.84
    3月11日14時46分三陸沖(本震)M9.0~9.17
    14時51分福島県沖M6.85弱
    14時54分福島県沖M6.15弱
    14時54分茨城県北部M5.75弱
    14時58分福島県沖M6.65弱
    15時6分岩手県沖M6.55弱
    15時8分静岡県伊豆地方M4.65弱
    15時8分岩手県沖M7.45弱
    15時12分福島県沖M6.75弱
    15時15分茨城県沖(最大余震)M7.6~7.96強
    15時18分茨城県沖M4.75弱
    15時25分三陸沖M7.5~7.74
    16時28分岩手県沖M6.65強
    16時30分福島県沖M5.95弱
    17時40分福島県沖M6.05強
    20時36分岩手県沖M6.75弱
    3月12日3時59分長野県北部M6.76強(7相当)
    4時31分長野県北部M5.96弱
    5時42分長野県北部M5.36弱
    22時15分福島県沖M6.25弱
    23時34分長野県北部M3.75弱
    3月13日8時24分宮城県沖M6.25弱
    3月14日10時2分茨城県沖M6.25弱
    3月15日22時31分静岡県東部M6.46強
    3月16日12時52分千葉県東方沖M6.15弱
    3月19日18時56分茨城県北部M6.15強
    3月23日7時12分福島県浜通りM6.05強
    7時34分福島県浜通りM5.55強
    7時36分福島県浜通りM5.85弱
    18時55分福島県浜通りM4.75強
    3月24日8時56分茨城県南部M4.85弱
    17時20分岩手県沖M6.25弱
    3月28日7時23分宮城県沖M6.55弱
    3月31日16時15分宮城県沖M6.15弱
    4月1日19時49分秋田県内陸北部M5.05強
    4月2日16時55分茨城県南部M5.05弱
    4月7日23時32分宮城県沖M7.26強
    4月9日18時42分宮城県沖M5.45弱
    4月11日17時16分福島県浜通りM7.06弱(6強~7相当)
    17時17分福島県浜通りM5.75弱
    17時26分福島県中通りM5.45弱
    20時42分福島県浜通りM5.95弱
    4月12日7時26分長野県北部M5.65弱
    8時8分千葉県東方沖M6.45弱
    14時7分福島県中通りM6.46弱
    4月13日10時7分福島県浜通りM5.75弱
    4月16日11時19分茨城県南部M5.95強
    4月17日0時56分新潟県中越地方M4.95弱
    4月19日4時14分秋田県内陸南部M4.95弱
    4月21日22時37分千葉県東方沖M6.25弱
    4月23日0時25分福島県沖M5.45弱
    5月6日2時4分福島県浜通りM5.25弱
    5月25日5時36分福島県浜通りM5.05弱
    6月2日11時33分新潟県中越地方M4.75強
    6月4日1時0分福島県沖M5.55弱
    6月23日6時50分岩手県沖M6.95弱
    6月30日8時16分長野県中部M5.45強
    7月10日9時57分三陸沖M7.34
    7月15日21時1分茨城県南部M5.55弱
    7月23日13時34分宮城県沖M6.45強
    7月25日3時51分福島県沖M6.35弱
    7月31日3時53分福島県沖M6.55強
    8月12日3時22分福島県沖M6.15弱
    8月19日14時36分福島県沖M6.55弱
    9月17日4時26分岩手県沖M6.64
    9月21日22時30分茨城県北部M5.25弱
    9月29日19時5分福島県浜通りM5.45強
    11月20日10時23分茨城県北部M5.35強

  • 2012年
    地震発生日時刻震源地規模(M)最大震度
    1月23日20時45分福島県沖M5.15弱
    2月19日14時54分茨城県北部M5.45弱
    3月1日7時32分茨城県沖M5.35弱
    3月10日2時25分茨城県北部M5.45弱
    3月14日21時5分千葉県東方沖M6.15強
    3月27日20時0分岩手県沖M6.65弱
    4月1日23時4分福島県沖M5.95弱
    4月29日19時28分千葉県北東部M5.85弱
    2月19日14時54分茨城県北部M5.45弱
    5月20日16時20分三陸沖M6.53
    7月10日12時48分長野県北部M5.25弱
    8月30日4時5分宮城県沖M5.65強
    10月25日19時32分宮城県沖M5.65弱
    12月7日17時18分三陸沖M7.35弱

  • 2013年
    地震発生日時刻震源地規模(M)最大震度
    1月28日3時41分茨城県北部M4.85弱
    1月31日23時58分茨城県北部M4.75弱
    2月25日16時23分栃木県北部M6.35強(6強相当)
    4月17日21時3分宮城県沖M5.95弱
    5月18日14時48分福島県沖M6.05強
    8月4日12時29分宮城県沖M6.05強
    9月20日23時58分福島県浜通りM5.95強
    10月26日2時10分福島県沖M7.14
    11月10日7時37分茨城県南部M5.65弱
    12月31日10時3分茨城県北部M5.45弱

  • 2014年
    地震発生日時刻震源地規模(M)最大震度
    7月5日7時42分岩手県沖M5.95弱
    7月12日4時22分福島県沖M7.04
    9月3日16時24分栃木県北部M5.25弱
    9月16日12時28分茨城県南部M5.65弱

  • 2015年
    地震発生日時刻震源地規模(M)最大震度
    2月17日8時6分三陸沖M6.94
    13時46分岩手県沖M5.75強
    5月13日6時12分宮城県沖M6.85強

  • 2016年
    地震発生日時刻震源地規模(M)最大震度
    7月27日23時47分茨城県北部M5.45弱
    11月22日5時59分福島県沖M7.45弱
    12月28日21時38分茨城県北部M6.36弱

  • 2017年
    地震発生日時刻震源地規模(M)最大震度
    2月28日16時49分福島県沖M5.75弱
    9月8日22時23分秋田県内陸南部M5.25強
    10月6日23時56分福島県沖M5.95弱

現在も東北地方太平洋沖地震の影響で余効変動が続いている。

将来の地震について

東日本大震災のM9クラスが発生して以降の余震について、他の巨大地震に踏まえ、震災当日に発生したM7.6の最大余震を上回るM8クラスの余震の発生についても警戒が必要。

  • 超巨大地震(東北地方太平洋沖型)
    地震の規模地震発生確率
    M9.0程度30年以内に、ほぼ0%

  • 岩手県沖南部
    地震の規模地震発生確率
    M7.0~7.5程度30年以内に、30%

  • 宮城県沖
    地震の規模地震発生確率
    プレート境界型M7.9程度30年以内に、20%
    プレート境界型(小)M7.0~7.5程度30年以内に、90%
    陸寄りの地震M7.4前後30年以内に、50%
 
  • 福島県沖
    地震の規模地震発生確率
    M7.0~7.5程度30年以内に、50%

  • 茨城県沖
    地震の規模地震発生確率
    M7.0~7.5程度30年以内に、80%

  • 青森県東方沖~房総沖の海溝寄り
    地震の規模地震発生確率
    Mt(津波マグニチュード)8.6~9.030年以内に、30%

  • プレート内地震
    地震の規模地震発生確率
    M7.0~7.5程度30年以内に、60~70%

  • 海溝軸外側
    地震の規模地震発生確率
    M8.2前後30年以内に、7%
(出典:地震調査研究推進本部より)

誘発地震

この地震をきっかけに関東地方などでは地震活動が活発化している状態がつづいており、今後30年以内に関東に巨大地震が襲うと考えられている。詳しくは『南関東直下地震』を参照するといい。

房総半島沖の地震について

この大地震の震源から南北へ連鎖的に地殻の破壊が進んでいったが、北アメリカプレートの下に沈み込んだフィリピン海プレートの北東端が地殻破壊の南下を食い止め、房総沖の北隣の茨城県沖で止まった。

房総沖等の海域でもM7~8クラス相当の地震が誘発される可能性がある。

地震のメカニズム

海溝型の西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型のプレート境界型・衝上断層型の地震であり、気象庁は当初マグニチュードを、Mj7.9と速報値を発表したが、16時00分にMj8.4という暫定値を発表した。その後、Mw8.8と発表し、最終的にはMw9.0~9.1という想定外の値になった。震源域は岩手県沖から茨城県沖にかけて南北約500km、東西200kmであり、およそ10万平方キロの広範囲にわたった。この地震の影響で余震や誘発地震が多発している。

連動型地震

この地震は単一ではなく、3つの地震が連動したと解析した。

  1. 宮城県沖
  2. 宮城県沖のさらに沖合
  3. 茨城県北部沖の陸に近い部分
の順に発生し、特に2番目の断層破壊では大きな地殻変動が観測され、滑り量は平均で62 mと計算された。最大滑り量は2004年スマトラ島沖地震など世界の他の超巨大地震よりも大きく世界最大である。

地震波と揺れの特徴・長周期地震動

広範囲で強い揺れに見舞われ、長周期地震動が広範囲で長時間発生した揺れの継続時間が長かったことが挙がる。長周期地震動階級は最大の階級4を記録し、青森県から神奈川県にかけての各地で、震度4以上の揺れの継続時間が軒並み2分(120秒)を超え、特に崩壊範囲の中間に位置する福島県いわき市で3分10秒(190秒)に達するなどした。
また、震源から離れた東京都では長周期地震動により、超高層ビルが最長13分間、最大1.08m程の揺れが起き、震源から数百km離れた大阪府でも長周期地震動を観測し、1995年兵庫県南部地震や1978年宮城県沖地震などより長く揺れた。
ビルそのものが長周期地震動によって大きく揺れる映像が撮影されたのは、世界的に初である
地球を自由振動させる(超長周期地震動)に至っては数十時間にわたって観測された。
長周期の地震波(表面波)が、地球を5周していたことが気象庁精密地震観測室(長野市)の観測で分かっている。もはや、漫画のドラゴンボールのような世界が現実となった。

この地震をきっかけに気象庁は長周期地震動階級を2013年に導入した。

地震波の動画についてはこちら

他の超巨大地震(M9クラス)

このようなプレート境界型の地震が、近いうちに発生する可能性が日本には現在で2つ存在している。

駿河湾~日向灘の南海トラフで起こる約90~200年の周期で起こる海溝型地震で、震源域は東北地方太平洋沖地震よりも桁違いである。同時連動すればこの地震を遥かに上回り、このような出来事が起こる可能性が高い。1707年の地震(宝永地震)は、南海トラフのほぼ全域が同時連動して破壊され、最大で東北地方太平洋沖地震を上回るM9.1~9.3という規模になっており、記録に残る日本最大級の地震として知られている。

  • 千島海溝における地震
十勝沖~色丹・択捉島沖の千島海溝で起こる約340~380年の周期で起こる海溝型地震。最大規模は2010年チリ地震と同規模のM8.8となっているが、M9クラスの超巨大地震が起こる可能性が2017年に発表された。従来の想定はM8.3となっている。

前兆活動

静穏化

「地震空白域」でよく見られており、長期的な静穏化と短期的な静穏化の複数の『静穏化』現象が生じていたことが複数の研究者により報告されている。
本震が発生する約22年前に宮城県沖のプレート境界付近で、M4.5以上の地震が半減していた(静穏期)。北海道沖から伊豆半島沖にかけての太平洋側のプレート境界付近を約5km四方に区切り、深さ60kmより浅い部分でM4.5以上の地震を分析した結果、宮城県沖付近では、1965年以降の回数は年平均3.0回前後だが、1989年以降は1.5回程度に半減していたエリアを確認した。
2011年2月中旬頃から、東北地方陸域全体の地震活動も低迷していた。

スロースリップ

この地震に先立って約1カ月前の2月中旬以降から、スロースリップイベントが発生していた。また、3月11日の本震の破壊開始点に向かう微小地震の震源移動も続いていた。さらに、3月9日の地震の発生後にもスロースリップが発生しており、これらのスロースリップによりMw7.1に相当する地震エネルギーが解放されたと考えられる。このスロースリップが、巨大地震の発生を促進した可能性が指摘されており、この地震以降、海溝型巨大地震の予測にこのスロースリップの研究が進んでいる。

電離層による影響

北海道大学教授の日置幸介によるGEONET(GPSの連続観測網)の公開データを用いた調査で、地震発生の約40分前から電子密度が増大していた。これは1994年北海道東方沖地震や2010年チリ地震でも確認されていたという。電気通信大学名誉教授の早川正士は地震発生約5日前の3月5日と3月6日電離層に振幅が小さくなる異常現象が起きていたらしい。

東日本周辺での地震活動

この地震が発生する数年前には東日本・北陸地方周辺で主に逆断層型の中規模地震が異常に増加しはじめ、2003年宮城県北部地震(M6.4)、2004年新潟県中越地震(M6.8)、2007年新潟県中越沖地震(M6.8)、2008年岩手・宮城内陸地震(M7.0~7.2)などの巨大な直下地震が発生していた。これは南海トラフ巨大地震の発生する数十年前や関東大震災が発生する数年前においても同様の現象が見られている。なお、日本海溝における前震については『前震』を参照するといい。

他にも前兆と思われる現象が発生していた。

被害

地震によって広範囲の地域と大多数の人々に『東日本大震災』を及ぼした。消防庁災害対策本部によると、2019年3月1日現在で死者・行方不明者数は2万2252人(死者数1万9689人、行方不明者数2563人)。 

津波

特に被害を大きくしたのは、地震によって引き起こされた大規模な津波である。

次々と連動して発生したことで、日本全域に「大津波・津波警報、津波注意報」が発表された。津波日本列島沿岸のほぼ全域と環太平洋沿岸の広範囲に広がり、各国は警戒態勢を取った。津波の高さは観測範囲内で相馬港で9.3m以上に達したが、相馬を含め計8地点で観測機器が破損した為、後続のより大きな津波が到達した可能性がある。最大遡上高は40.5mと、日本史上でも屈指の規模だった(これ以上の記録は、1792年5月21日の「島原大変肥後迷惑」の57m以上など。1771年4月24日の「八重山地震」の85.4m は現在では否定されている)。

その一方で、揺れは強かったものの日本海側(青森秋田山形各県)は津波による大きな被害を免れ、明暗が分かれる形となった。
津波は三陸沖(岩手宮城福島茨城の各県)の広範囲を壊滅し、内陸奥地にまで及び、田園地帯にまで到達。沿岸の各港町、仙台空港や松島空自基地のF-2戦闘機も水没、仙台空港は運用再開に一ヶ月を要した。

ちなみに、内陸でもダムの決壊による水害が発生したり、富士五湖の西湖で、津波に似た共振現象が発生した。

津波は日本だけでなく、太平洋一帯の国々まで到達した。特にアメリカハワイでは、約4m近い津波が到達した。他にもペルーチリでも、約2mの津波が到達している。

他の被害

鉄道も新幹線・在来線ともに被災4県に加えて東北全県・北関東千葉県東京都埼玉県のほぼ全域に加え、東海道新幹線も含め神奈川県山梨県静岡県の一部も運転抑止となった。
空港は被災4県のほか東京国際空港(羽田)・成田国際空港が閉鎖。この為86機の定期航空便が着陸不可能となり、空中待機したが復旧の様子はなく、14機から燃料不足のためSOSコールが発信された。この為関西国際空港に21機、中部国際空港に17機、新千歳空港14機、米軍横田基地に11機を中心に全国21ヶ所に緊急着陸した。被災した茨城空港もターミナルビルで天井が落下するという被害を受けていたが、航空自衛隊百里基地と共用という条件から緊急措置として旅客機2機を着陸させた。
沿岸の市町村は大きな損害を被り、津波で一帯が壊滅状態となった地区も多く、多数の死者と行方不明者を出し、未だに行方がわからない人も少なくない。住宅地や農地などの造成を大幅にやり直す必要の出た市町村も少なくない。
岩手県上閉伊郡大槌町に至っては役場が流されて当時の町長が津波で死亡しており、その他にも役場が流された自治体は多く行政の活動にも大きな支障が出た。
死亡者の多くが津波の犠牲者であり、逆に揺れの最も大きかった栗原市では建物の破損こそ多かったものの死者が殆ど出ていない。
さらに東北の厳冬期でもあり、辛うじて生存した人達への心身の負担も大きく、避難生活の中寒い避難所や仮設住宅、慣れない暮らしのストレスから体調を崩し命を落とす「震災関連死」も多かった。

気仙沼市の市街地がタンクから漏れた重油の引火で大規模火災となり、千葉県市原市のコスモ石油千葉製油所で爆発火災事故が発生。
各地の建物は地震や津波で倒壊・崩落などの甚大な被害が及ぼされ、東京ディズニーランドのある浦安では液状化現象が発生し、東京タワーは先端が曲がった。

福島東京電力第一・第二原発が炉心溶融(メルトダウン)という危険な状態に陥り、半径10km圏内の周辺住民に避難指示が出された。一時安定化したと思われたが、第一原発1号炉で水素爆発が起こり、避難地域が20kmに拡大、現在、避難指示が解除された自治体は住民が激減したほか、避難指示が解除されていない自治体も複数存在している。
さらに3号炉も爆発し、2号炉の火災、1号炉の空焚き状態が立て続けに起こり、30km圏内が屋内退避地域に。放射性物質漏れと拡散の危険性が高まり、ついに被曝者も出した。職員達による復旧作業が続き、74式戦車まで動員し、国内外から注目を浴びた。現在では原子炉を冷温停止状態に誘導、これにより爆発の危機は遠のいた。
現在、福島第一原子力発電所は廃炉作業に30年の計画を立てて実行しているが、汚染水の増大、溶解した核燃料の取り出しに苦心していることから、どれだけの時間がかかるか不明であり、核廃棄物の処理場探しにもめどが立たないありさまである。
2013年9月、安倍晋三首相は『2020年 TОkYОオリンピック』の招致演説において「日本は福島の事故をコントロールしている」と語った。ただし、未だに汚染水の処理についての問題は解決していない。
一方、宮城県女川町にある東北電力の女川原子力発電所は、地震と津波に耐え、被害を最小限に食い止めた。

遠く離れた大阪府でも長周期地震動を観測し、エレベータ停止による閉じ込め事故が起きたり、内装材や防火扉が破損するなどした。

被災者は現在でも増え続け、正確な被害は判明していない。全国で死者・行方不明者合わせて、最大2万8千人以上になると思われる。
更に、プレートが一度歪んだことにより新たな地震の発生が多数あり、さらに2016年には台風10号の直撃によりやっと復興しかかっていた各市町村に再度ダメージを与えている。

影響

東北各地で地盤沈下、海底の隆起など地形を変えるほどの地殻変動が観測された。

東日本の広域で、多くのライフラインや交通がまひ状態になっている。JR東日本は在来線全線の運転を一時見合わせ、地震発生当時には首都圏で多数の帰宅困難者を生んだ。

発電施設の被害で、電力不足が広範囲で続き、一部地域で電力不足により停電も発生。節電が求められ、ついに東京電力は地域毎の計画的な停電、「輪番停電」の実施を決定。市民に広く伝えられたが、計画性にあいまいな点が多い。これに関してTwitter上でヤシマ作戦と呼ばれる節電活動が広まっている。

放射性物質拡散の危険が高まり、福島県産の野菜や水産資源は出荷制限となり、関東地方の水道水から放射性汚染が確認された。それにともなって風評被害が増え、海外にも波及、根強い社会問題・貿易問題になっている。

全国各地では停電に加え、コンビニでの食料品やの買占め、逆の買い控え、ガソリンスタンドへの給油の殺到などが広まり、混乱が市民生活に悪影響を及ぼしている。

全国各地では予定されていたスポーツ試合Jリーグプロ野球、大相撲八百長調査)、学校高校大学入試卒業式)、イベント博麗神社例大祭8春コミ九州新幹線開通式典)の開催、ゲーム(『龍が如くOF THE END』・『絶体絶命都市4』)発売、選挙などが、中止や延期、自粛となった。中には再開されたものもある。
テレビ各局ではCMをほぼ中断して関連報道を続け、企業がCMを自粛し、代わりにACジャパンのCMが大量放送され、「あいさつの魔法。」に注目が高まった。

なお、テレビ放送については課題が残った。というのも、関東地方などは緊急地震速報での予測震度が4程度だったためNHK以外がこれを放送しなかったのであるFNNに至っては、地震発生後も編成組み換えに手間取って、無人の報道スタジオを放送してしまうという全国ネット局中サイテーの失態を演じてしまった(ただし、ANNの対応は更に遅かった)。これ以降、民放の緊急地震速報放送の強化、デジタル携帯電話網を使った通告(J-アラート)の整備に繋がった。

政府・交通機関などが呼び掛けたエコ対策の自転車利用は自転車利用者を国内中に増やした一方で、これまでの自転車に対する道路の不整備が祟り日本列島中をマナーの悪い暴走自転車が暴れまわり歩行者を襲うと言った別の社会問題が発生してしまっている。

NASAによると、今回の地震でプレート(岩盤)が動き、地球内部の質量分布が変わったことで自転速度が増し、1日の長さが100万分の1.6秒短くなったという。

被災“3県”ではない!

よく言われるのが東日本大震災での“被災3県”。だが、これは誤りである
震源が宮城沖で、東北地方を中心とした被害だったため、東北地方に属する宮城県・福島県・岩手県で3県……としてしまうのだが、茨城県も全域激甚災害被災指定県である

  • 観測震度はほぼ全域で6弱以上、県西地区の一部のみ5強。
  • 県央(水戸市周辺)・県北地区(日立市周辺)では老朽住宅の多数が倒壊、県南の土浦市でも全域で停電・断水・都市ガス断。
    • ……と公式にはされているのだが、後に輪番停電の際に問題になった「東京電力ですら送電網分布を把握してない」せいで、市南西部の乙戸地区では給電されていた。
  • 鹿行地区(太平洋沿岸)は津波で壊滅。

この誤った認識は震災に対して救済を行うべき行政や公共企業にも浸透しており、東北地方への救難が国家規模で速やかに行われるのに対して、茨城県は県庁が必死に県内でやりくりしていた。県央以北の殆どの地域で飲料水が不足したが、県外の組織で最初に持ってきたのはイギリス軍という体たらくだった。輪番停電では選りに選って最大の被害を被った鹿行地区を停電させ東京電力は大顰蹙を買い、ネットで大炎上した上に当時の橋本昌知事から一喝された。

皆さん、被災3県ではありません、被災4県です!! 茨城を忘れないでください!!

支援

政府は災害対策本部を設置し、自衛隊を派遣。対立状態だった与野党は協力体制をとることで一致した。現地では警察消防庁海上保安庁の救援活動も続いている。
天皇皇后陛下は被災者にお悔やみとお見舞いを、救援関係者に労いの気持ちが伝えられ、対象外であった皇居の節電にも協力された。さらに3月16日には、自ら被災者と国民に向けて、昭和天皇の玉音放送以来という異例のビデオメッセージを発表された。
上記の節電とともに、民間の災害ボランティアの派遣、救援物資の輸送、各界著名人の励ましの言葉やチャリティー、募金活動も始まっている。

アメリカロシア中国台湾韓国イギリスドイツフランスイラントルコインドインドネシアタイニュージーランド国連など世界各国100以上から哀悼の意と支援を表明し、レスキュー隊の到着や官民双方の義援金も届いている。米軍空母を派遣し、当時在日米軍海兵隊の外交政策部次長であったロバート・D・エルドリッヂ氏が立案した救援活動「トモダチ作戦」を開始した。
アメリカ・オバマ大統領やロシア・メドベージェフ大統領は「被災地を復興するための準備はできている」と語っており、日本人死者も出す地震が発生したニュージーランドでは、被災者の安否を気遣う人々もいた。

義援金

現在も義援金の受付を行っているところはあるが、寄附する前にリンク先を熟読する事。

岩手県

宮城県

福島県

茨城県


安否確認投稿

被災された後、安否確認として電話、電子メールSkype、ストリーミング配信サイト(ニコニコ動画ニコニコ生放送StickamUSTREAM)、その他インターネットサイト(自身のウェブサイト、ブログSNS(MixiTwitterFaceBook))が利用されている。

Pixivも自分で安否を出せるSNSであるため、Pixivでしか活動していない方は、パソコンや携帯端末でイラストやスタックフィードで自身の安否情報を発信しておくことを勧める。

なお、スタックフィードを使わない人がいることも考えて、閲覧者からユーザーあてにスタックフィードから連絡を送ることで、スタックフィードの存在に気付かせることができる。個人宛メッセージ送信を送る方法もあります。



関連イラスト

主に実録

震災マンガ『大事なことはいつもマンガが教えてくれた。第1話』
東北関東大震災で体験したことと皆様へのお願い
被災したので今日から被災者


震災7日間
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災害ボランティア

震度7を観測した地震

兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災):1995年(平成7年)1月17日5時46分頃に淡路島付近を震源として発生した地震。『20世紀に発生した戦後最悪の震災』となり、観測史上初の震度7を記録した。死者・行方不明者数は6437人。 
新潟県中越地震:2004年(平成16年)10月23日 17時56分頃に新潟県中越地方を震源として発生した地震。阪神・淡路大震災以来9年ぶりに震度7を観測した。死者数は68人。
平成28年熊本地震:2016年(平成28年)4月14日21時26分頃と4月16日1時25分頃にどちらも熊本県熊本地方を震源として発生した地震。国内観測史上初めて震度7を2回記録し、地震の回数も内陸直下型の中では歴代最多である。死者数は272人
北海道胆振東部地震:2018年(平成30年)9月6日3時7分頃に胆振地方中東部を震源として発生した地震。北海道内初の震度7を記録した。死者数は42人。
 

海溝型地震

大正関東地震(関東大震災):大正12年(1923年)9月1日に相模湾を震源として発生した地震。『日本災害史上最悪』となっており、日本観測史上最大の死者数を誇る。死者・行方不明者数は10万5385人(1925年時点では14万2800人)。 
※震度7は福井地震以降に導入されたたため、最大震度6となっているが、千葉県と神奈川県では現在の震度階級で震度7相当を観測したと推定されている。

発生が懸念されている巨大地震

南関東直下地震:関東地方直下を震源として繰り返されて発生している巨大地震。内陸直下型とは限らず、海溝型による直下型も推定されている。首都直下地震もこの部類に入る
南海トラフ巨大地震:東海・東南海・南海・日向灘を震源として繰り返し発生している巨大地震。歴代の地震の中には東北地方太平洋沖地震の規模を上回る規模の地震も発生している。

アニメ

東京マグニチュード8.0

東電福島原発事故関連

ヤシマ作戦 No_More_FUKUSHIMA

外部リンク

google東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) 気象庁 | 東日本大震災 ~東北地方太平洋沖地震~ Yahoo!JAPAN東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) 平成 23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)について 東北地方太平洋沖地震 - wikipedia 東日本大震災 - wikipedia 何かできることは?

激甚災害:地震や風雨などの大規模災害のうち、被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とするもの。

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2011 Touhoku Earthquake And Tsunami

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