県全体が急峻な山岳地帯に属し平地が少なく、旧国名の「甲斐」は「山間」を意味する峡(カヒ)に由来するといわれている。県名の由来は諸説あり、山梨県の公式HPによれば果物の「ヤマナシ」が取れたから、山をならして平地にした山ならしから取った説などがある。また山梨県道路公社によれば8世紀頃には山ならしを由来にして、既に山梨と呼ばれていたという記述もある。

静岡県との境には日本最高峰の富士山があり、西部を走る南アルプス(赤石山脈)には日本2位の高峰・北岳が位置する。

盆地も多い事から全体的に夏と冬の温度差が激しく、昼夜の寒暖差も大きい。

北部や西部の山岳地帯は寒冷で積雪も多い。

産業は農業や食品工業の他、精密機械、宝飾品・貴金属加工、山野や湖をなどを生かした観光が盛んで、キャンプ場も多い。

地域文化圏

一応首都圏に属しているが、民放テレビ局の放送対象地域とされる関東広域圏に含まれてはおらず、民放テレビは山梨放送（日本テレビ系列）とテレビ山梨（TBS系列）のみとなっており、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京が片乗り入れしている。

文化・スポーツ面でも関東ブロックに所属するケースが多く、学生競技によっては関東の強豪と当たってしまうことも結構ある。

政府機関に関しても関東地方整備局や関東運輸局等、関東の出先機関管轄とされている。

NTT東日本など関東や東日本に拠点を置く企業の管轄エリアであることが多いが、JR東海やNEXCO中日本のように中部地方に拠点を置く企業による管轄も見られる。

文化

海なし県である一方、古くから静岡県との取引が多く海の幸も多く取引されていることからマグロの消費量がトップ3以内に入り、また寿司屋の数も人口あたりの店舗数がトップである。但し魚介類すべてが好きかというとそうではなく、マグロとサーモン以外は下位である。ちなみにサーモンはニジマスの養殖場が数多くあり地産地消している。
コンビニの人口あたりの数が北海道に次いで2位である。理由は地元商店街の反対運動などで大型店が進出しにくい土地柄（人口あたりの大型店舗の数が最下位）で、代わりにコンビニが多く進出したためである。そのため店舗数だけでなく1人あたりの購入額も多い。
ガストやバーミヤンなどファミレスの人口あたりの店舗数がトップクラスである。元々無尽など祝いの催しが多い土地柄であるうえ、共働きが多く家事に時間を割くことが難しいためである。
高校生の原付免許保有率が全国一位である。これは公共交通機関が乏しい一方で山間部が多く自転車では通学が難しい地域が多いためである。