『一度言ってみたかったっス!! プルスウルトラ!!!自分雄英高校大好きっス!!』
『俺 ヒーローって!! 熱血だと思うんです!!! 皆さんの戦い!! 熱いっス!! 俺 熱いの好きっス!!』
プロフィール
吹き荒れる風はハリケーンの如し！！
超絶快活！超絶純粋！！良くも悪くも一直線
―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより
概要
士傑高校ヒーロー科のハイテンションな1年生の男子生徒。
人物
ヒーローに一番大切なものは「熱さ」という持論を持つ熱血漢。
大柄でガタイが良く丸刈り頭の四白眼。語尾に「～っス」と付けるなど、典型的な体育会系といった印象の青年。
瀬呂曰く『飯田と切島を足して二乗した』ようなハイテンションでオーバーアクションな男。初対面の相手にも臆さず話しかける出たがり屋で、また、お辞儀をする際に勢いがあり過ぎて頭を地面に打ち付けるという妙な癖がある。
そんな豪快さと併せて繊細な部分も多く持ち合わせており、遠目にはいつも大声で笑っているようだが、その時々で彼なりに喜んだり怒ったり傷ついたりしている。
子供に優しく学力も高い優等生だが、ふとした切っ掛けで感情的になり、力技で物事を解決しようとするなど、まだまだ子供っぽい一面もある。
幼い頃、仕事中のエンデヴァーにサインを拒絶されたことが未だにトラウマで、エンデヴァーは熱血とは正反対の「冷たい男」だと長年毛嫌いしている。
雄英高校の推薦入試で轟焦凍と出会った際には、エンデヴァーの息子とは知りつつも、「これを機に好きになれるかもしれない」と考えて、轟に対して好意的に話しかけようとした。しかしその時の轟はエンデヴァーを見返したい一心で、夜嵐はおろか他者のことなど眼中に無い状態だった。夜嵐は自身に対する轟のそのような冷たい態度を父であるエンデヴァーと重ねたため、推薦入試をトップの成績で合格するも入学を辞退し、士傑高校に入学している。
言ってしまえばそれだけの理由なのだが、それが原因で志望校まで変えてしまうのだから、前述のサイン拒否は彼としては相当ショックな出来事だったのだろう。
コスチューム
ヒーローコスチュームは各所に噴射口が装備されたコート。上空での戦闘を意識してか防寒性の高い造りとなっており、特に左腕部分が大きく作られている。
個性
個性は『旋風』。
繊細なコントロールで無数の風を操る。
巻き起こした風によって空を自在に飛び回り、爆風によって対象物を巻き上げることが可能。また同時に複数方向へ風を発生させる事ができる。
広範囲から目当ての物体だけを的確に巻き上げるほどの凄まじい制御力を持つ一方で、個性の使い方が大雑把であるという問題点を抱えており、仮免試験では瓦礫に埋もれる要救助者を瓦礫ごと吹き飛ばして自分の元まで連れてくるという荒業を披露したが、それによって減点を受ける。
必殺技
- 刃風・暴
- 青嵐・雄
- 光焔万丈（こうえんばんじょう）
ヒーロー仮免許試験にて使用した轟との協力技。自身が起こした突風に轟の炎を乗せることで炎の渦を発生させる。対象物に直接攻撃する他に渦の中心に閉じ込める。
活躍
士傑高校一年生屈指の実力者であり、仮免試験では二年生達に混ざって特例で参加している。
仮免試験の1次試験では第一通過者となっており、その際に単独で120名を脱落させるという驚異的な記録を叩き出している。
しかし2次試験で敵役のギャングオルカらとの戦闘中に轟と衝突し、チームワークが乱れた挙句、ギャングオルカの攻撃で動けなくなっていた傑物学園高校の真堂を轟の炎と共に攻撃に巻き込みかけるという致命的なミスを犯してしまう。その後、緑谷の一喝で持ち直した2人は、炎と風の連携技でギャングオルカを炎の渦の中に封じ込める活躍を見せるものの、ギャングオルカは炎の中から平然と立ち上がり、格の違いを見せつけられる形となった。
轟との衝突が減点対象になり仮免試験に落ちてしまい、同じく落ちた爆豪らと仮免補講を受けることになる。
試験後、自分の行動を反省した夜嵐は自分の非を認めて轟に謝罪しており、轟も彼に対して譲歩する形で和解する。夜嵐自身は「正直まだ好かん」と言いつつも、これを機に仲良くする糸口を探しているらしい。
その後は轟、爆豪、諸事情により途中参加のケミィ共に仮免補講を受けており、ギャングオルカの特別な試練「協力して子どもらの心を掌握せよ」の課題を通して児童らとの交流を図った。その後無事仮免を取得した。
補講後に、因縁のエンデヴァーを見かけ、息子である焦凍に面と向かい「お前が胸を張って、誇れるヒーローになる」と告げた。その言葉を聞き、以前のような冷たい目付きではない事を見た夜嵐は「応援してるッス!!」と彼に素直な気持ちを伝えた。その前に夜嵐は自分を一発殴って(心の折り合いの意味も込めて)鼻血や口から血を出しており、エンデヴァーから感謝されていたが同時にケガも大変、心配されていた。
轟とは、ギクシャクしながらも交流を続けている様子。
本誌380話にて再々登場。確認出来ている限りで現見ケミィ、肉倉精児、毛原長昌と共に、窮地にあるヒーローたちに加勢した。AFOの言葉がまるきり通じていないという脅威のレスバ力を披露している。
余談
- 個性名に関しては漫画では出なかったが、アニメで判明した。
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