中部地方
ちゅうぶちほう
その範囲について法的な定義はないが、文部科学省や国土交通省などの指針により一般的に後述の9県で構成される。
すべての県を合わせた人口は約2,300万人。
面積は北海道に匹敵する。
中部地方を管轄する民間企業や国の官公庁は主に名古屋市に集中しているが、
新潟市(北陸地方整備局)
金沢市(金沢国税局・北陸農政局)
長野市(信越総合通信局・中部森林管理局)
なども拠点都市として機能している。
広大な地域のため、明確な範囲や適用法が決められてはいないが各地域に以下の地方名がある。
かつての一向一揆の本拠地であり一体感が強い。交通や経済圏上近畿地方とのつながりが深い。
中央本線沿線と北陸新幹線沿線地域には交流があるものの、全体としては交流が希薄。
(北陸のこともある。一部はJR西日本管内・60Hz地帯)
(一部JR東海管内)
(国の指針により定められた首都圏にも含まれ、交通や経済圏上でも関東地方とのつながりが深い)
交通や経済圏上、近畿地方の三重県が東海地方に含まれる場合も多い。
(交通や経済圏上、特に東部は関東地方とのつながりが深い)
(交通や経済における「中京圏」の中心部を形成)
「日本の屋根」とも呼ばれる3,000m級の「日本アルプス」(飛騨山脈・木曽山脈・赤石山脈)や、国内最高峰かつ世界でも珍しいスケールの独立峰として名が知られる富士山など、多くの山脈や高山を擁する。
また国内最長の河川である信濃川をはじめ、木曽川、長良川、揖斐川、天竜川などの大河が多く、水資源に恵まれた地域も多い。
気候は、
日本海側気候(夏は高音で冬は豪雪地帯)、
内陸部の中央高地式気候(年間を通して湿度が低めで、夏は暑く冬は寒くなるが、大規模な盆地での雪は比較的少ない)
の3つに大きく分けられる。
同じ県内でも県民文化上の大きな近いなども見受けられる。
中部地方は広大で険しい山地によって地理的に縦に分断されており、各地域はそれぞれ異なる歴史が繰り広げられてきた事からひとまとめに語るのは難しい。
ただし戦国時代の有力武将である織田信長や豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、上杉謙信などはいずれも現在の中部地方出身の人物であり、戦国時代から安土桃山を経て江戸時代に移る過程を語る上ではなくてはならない存在である。